井上雄彦と桜木花道の同一性
なぜ不良の主人公がバスケをするだけの物語が傑作となったのか? それは桜木花道がバスケがどんどん上手くなると同時に、作者の井上雄彦の線とコマ割りがどんどん上手くなるこの内容と線の一致による快楽によるものである。井上雄彦の作品全てに共通する‘成長’というテーマが線とコマ割りで惜しげも無く体現されているのだ。
アニメ主題歌になっていた大黒摩季の歌を耳にする機会があり、急に一気読みしたくなりました。連載当時も楽しかったけど、やはり今読んでも懐かしいだけじゃない良さがありますね。
花道のまっすぐでやんちゃな性格は若さ故のものだなぁ…と切なくなったりもしました。
中学3年間で50人の女の子にふられた桜木花道。高校生となった彼は、ふと声をかけてきた女の子・赤木晴子に性懲りもなく一目惚れ。その「バスケットはお好きですか?」との問いに花道は…!?