歌舞伎をテーマにロマンスもありつつなおもしろい少女マンガ
…なのは前半のみで、後半は恭之助と一弥の切っても切れない関係というか友情というかもうホモとしか形容できない関係にヒロインおいてきぼりなラスト。
でもおもしろいんだよなあ。
もういっそあやめなぞ出さずに描いても十分おもしろかったのでは?と思うんだけど少女マンガだからダメだったのかな。
とにかくこの作家はBL好きなんだろうなぁと、今連載している『僕の輪廻』を読んで思うのであった。
歌舞伎、面白いのでは!?
少女マンガ好きでベターな展開にちょっと飽きてきた人に押したいマンガ。最後の方はBLマンガ!?みたいになってしまうのですけど、歌舞伎と少女マンガの融合としてはすごい楽しんで読める気がします。 盛り上がるところに歌舞伎のシーンを持ってきてあって、そのときの登場人物の心情とリンクしたりします。歌舞伎ってなかなかとっつきにくい気がしますが、確かに歌舞伎俳優を追っかける一定のファンもいるわけで。女形もやるわけだから美男も多いのかも…。全く興味なかったのに一回歌舞伎見に行ってみたいなという気持ちになってしまいます。昭和元禄落語心中の影響で落語も見に行ってみたいので両方おすすめしたい!