2人の前に現れた救世主はまさかの…! 優奈との破談で、未来が断たれたと思い込み自殺未遂までしてしまった一弥! だが、そんな一弥に師匠は、思いがけない未来を提示する。「俺と養子縁組して、息子になってくれ」「俺の跡継ぎは、お前しかいない」師匠の思いに涙する一弥は、期待に応えようと立ち上がるが、自殺未遂で奈落から転落したことで、歌舞伎役者・澤山一弥として最も大切なものを失って…? 一方、恭之助は、ひたひたと迫り来る恐怖におびえていた。父の病状が、隠しきれない程に悪化して来ていた。父の死も、木嶋屋の歴史も、受け止めきれない恭之助は…? そんな2人の前に現れた救世主はまさかの…! 老いとは衰えることではない。熟すこと。たゆまぬ努力に涙する第15巻!! 「私は信じてる あのコは必ず這い上がってくると」
少女マンガ好きでベターな展開にちょっと飽きてきた人に押したいマンガ。最後の方はBLマンガ!?みたいになってしまうのですけど、歌舞伎と少女マンガの融合としてはすごい楽しんで読める気がします。 盛り上がるところに歌舞伎のシーンを持ってきてあって、そのときの登場人物の心情とリンクしたりします。歌舞伎ってなかなかとっつきにくい気がしますが、確かに歌舞伎俳優を追っかける一定のファンもいるわけで。女形もやるわけだから美男も多いのかも…。全く興味なかったのに一回歌舞伎見に行ってみたいなという気持ちになってしまいます。昭和元禄落語心中の影響で落語も見に行ってみたいので両方おすすめしたい!