名無し

ロボットだから感情がないっていう設定だけど
人間と関わったりロボット同士で関わっているうちに、人間よりも人間らしい愛情みたいなのが生まれてきて、読んでよかったなぁって思う
たまにブラックな話もあって、それとのバランスもちょうどよかった

読みたい

むしろブラックな話の方が人間の醜さとかが描かれてて好きかもしれない
偽札を作って貧しい人に渡していたロボットが波打ち際を漂う虫にされてしまった話とかすごい好き

むしろブラックな話の方が人間の醜さとかが描かれてて好きかもしれない
偽札を作って貧しい人に渡...

言論統制されてた話はオーウェルの「1984年」っぽさがあって好きだった
内戦中の国の話は3~5回に1回ある

愛という言葉は「深く好き」「広く好き」で代用できるからいらないっていうディストピア感深く好き

愛という言葉は「深く好き」「広く好き」で代用できるからいらないっていうディストピア感深く好き

たまに出てくる、いい人間も味がある
ホームレスで俳人のおっさんの「あのヤロ〜〜〜」がすごくいい

たまに出てくる、いい人間も味がある
ホームレスで俳人のおっさんの「あのヤロ〜〜〜」がすごくいい

ロボットは基本的に与えられた仕事をしているだけなんだけど
人間の方がそこまでやらなくていいよっていうレベルまでやっていると人情みたいなものが生まれてくる感じで、感情がないけど感情みたいなものがあるようにみえて、いいロボットの描き方だ

機械仕掛けの愛

人間賛歌の究極形

機械仕掛けの愛 業田良家
兎来栄寿
兎来栄寿

第17回手塚治虫文化賞短編賞受賞作。NHKでラジオドラマ化もされ、名実共に業田良家先生の代表作と言って良いでしょう。 こちらも、一話完結型の短編集です。上記の、『ゴーダ哲学堂』や『ロボット小雪』などでも描かれて来た、「心を持ったロボット」というテーマに今一度踏み込んだ物語群となっています。子供や老人と触れ合う、感情を持った純粋無垢なロボット達のお話は、ハートフルでとても感動的です。 しかし、この作品が凄いのは、そういった従来の「心を持ったロボットとのコミュニケーションによって生ずる感動」のみならず、戦闘用に作られたロボットや尋問用に作られたロボットたちが送るハードな物語も同時に描かれることです。その双極性によってそれぞれのテーマが立体化し、どちらもより痛烈に刺さって来るのです。業田先生は、ロボットを描くことによって、間接的にどこまでも人間を掘り下げて行きます。 今この瞬間に飢えている人に法を犯してでも食べ物を分け与えることは不正義なのか? 何かを築き上げてもいつかは天災などによって無に帰ってしまう不条理を前に、人間は諦観するしかないのか? 様々な哲学的な問い掛けに、業田先生は果てしない希望と愛情を以って筆を尽くします。誰かの為に何かを為すことの尊さは、決して失われることのない永遠性を持つのだと。そう、この作品は、負の面も含めた人間賛歌の究極形なのです!

本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
マスク総理

マスク総理

『世直し源さん』から35年――業田良家が描く、“いま”の物語!! 景気が悪い。円は安い。支持率ずっと低い。派手なのは裏金の額だけ……そんな、とある国。右にも左にもブレない、まっすぐな若造がおりました。 政治家の愛人の子として生まれた清崎健太は、総理となった父親のもとで、素性を隠したまま秘書として働くことに……“当たり前のこと”を本気で考える新米秘書・健太にふりかかる困難とは…!?(ビッグコミック2024年14号より短期集中連載)

機械仕掛けの愛 ママジン

機械仕掛けの愛 ママジン

手塚治虫文化賞受賞作、新シリーズ開始! 手塚治虫文化賞短編賞を受賞した『機械仕掛けの愛』から、ロボット親ママジンと家族の物語が完全連載化! おいしい“ごはん”と家族の物語! 集められた孤児たちを家族として育てる 母親ロボット・ママジンは―― ・ココロを持っていません。・自分の作る料理の味がわかりません。・手動スイッチで目から水を流せます。だけどママジンは、たっぷりの愛情と絶品料理で 家族みんなを包み込んでくれます。普通なようで、とっても特別な、あったかくておいしい家族の物語。

世直し源さん

世直し源さん

ある時代、あるところに、ステテコ姿の「世直し源さん」がいました――。その男・本田源太郎(52歳)は、現職の内閣総理大臣。守旧派・丸井大臣の献金問題が浮上した時、「国会議員性根たたき直し法案」を閣議で提案する。法案を検討した党幹事長は、丸井大臣らを引き入れ、妨害工作に乗り出す。源さんはさらに、国会演説で「国民のためになる独裁政治を行う」と宣言。孤立を深めるかにみえた源さんに、若い議員の中から応援者が現れ…。『自虐の詩』に続く業田ギャグの大作、始動!

源さん刑事

源さん刑事

源さん、華麗に転身!ステテコ総理大臣の源さんこと本田源太郎は、国民の欲望と聖職たる政治家とを切り離すという究極の政治改革策「国会議員性根たたき直し法」の公布に尽力し、直後に在任中の罪で自ら刑務所に入った。正義の心に燃える源さんが、今度は刑事となってこの世の不正を正してゆく!相棒のハチを従え、女性が絡む事件をいくつも解決。総理直属刑事となり、さらなる難事件に挑むのだった…。『自虐の詩』『世直し源さん』に続く、業田ギャグの大作、初の完全版刊行。【巻末に短編『子育て源さん』を併録】

世直し源さん

世直し源さん

ある時代、あるところに、ステテコ姿の「世直し源さん」がいました――。その男・本田源太郎(52歳)は、現職の内閣総理大臣。守旧派・丸井大臣の献金問題が浮上した時、「国会議員性根たたき直し法案」を閣議で提案する。法案を検討した党幹事長は、丸井大臣らを引き入れ、妨害工作に乗り出す。源さんはさらに、国会演説で「国民のためになる独裁政治を行う」と宣言。孤立を深めるかにみえた源さんに、若い議員の中から応援者が現れ…。『自虐の詩』に続く業田ギャグの大作、始動!※竹書房文庫『世直し源さんヨシイエ童話(1)』を分冊しています。

人間とロボットのハートフルな短編にコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。