ゲーム業界の情熱
かつては憧れましたよ、ゲーム業界。実は私、憧れただけじゃなくて初めて就職したのは大手ゲーム会社だったのです。ただ、オリエン時に「新しいゲームセンター」というお題で、「海上を移動する島状施設」というのを考え、移動は島を大巨人が頭に乗っけて行う、というのを絵付きでプレゼンしてしまうような輩がごろごろしていた世代で…。で私はドロップアウトしてしまったわけですが、今でもゲーム業界ものを読むといろいろと思うことがあります。この作品でもそうですけど、モノを作っている人たちにはある種の”熱”がある。困難にぶつかっても安易に流れず、理想を求める気質がある。本作の主人公的存在の天川は、前作よりそんな青臭い部分は控えめだけど、魂のある仕事っぷりはあいかわらず。つい、昔のあいつらはまだこんな気持ちをもち続けてるかなあなんて思ったりしてしまいました。また、一般サラリーマンにも当てはまることも多く描かれているので、こういうことはどんな仕事してても忘れちゃいけねえなあ、と自分にも言い聞かせてみたり。少し元気が出る作品です。
こじまさんどうなるんだろう……