包丁人味平 カレー戦争
味平は、板前塩見松造のひとり息子。松造は築地の一流料亭「かつらぎ」の花板である。味平は高校へ進学してほしいという親の反対を押し切り、中学を卒業するとすぐに家を飛び出した。料理人としての原点、だれにとってもおいしい大衆料理を目指して味平が向かった先は横浜。その港でカレーの屋台を開店する。そんな折、ひばりヶ丘では二大デパートが進出し、カレー商戦を繰り広げようとしていた。
包丁人味平 包丁試し
味平は、板前塩見松造のひとり息子。松造は築地の一流料亭「かつらぎ」の花板である。味平は高校入試に合格したその日、コックになるため、親の反対を押し切って家を飛び出した。味平は、洋食屋「ブルドッグ」の北村チーフのもとで見習いとして働き始める。そんなある日、北村チーフの代理として仲代圭介が調理場に現われたことで、思いもよらぬ事件が起こってしまう!
包丁人味平 点心礼勝負
包丁人人生を賭けた仲代との勝負は終わった。しかし次に味平をまっていたのは、全国から集まった包丁人たちの挑戦状であった。味平が選んだ相手は、包丁貴族と呼ばれる団英彦。団もこれに応じ、”点心礼”で勝負することを誓った。”点心礼”を知らない味平が、その意味を知り、団に勝てるという自信がついた時が、勝負の日となる。その後味平は、団が料理部長を勤める超一流ホテル「東洋ホテル」にボーイとして働くことになる。
包丁人味平 荒磯勝負
点心礼の大勝負が終わったのも束の間、味平は、会場にいた無法板の錬二にかけ包丁の挑戦状をつきつけられた。賭け金は一千万円。味平のスポンサーとなったのは、焼津の料亭「いちはし」のひとり娘、一橋久美子であった。勝負の舞台は荒磯の板場。荒磯料理は焼津の名物である。しかし味平には魚アレルギーという大きな弱点があった…。
包丁人味平 ラーメン勝負
塩見味平は料理人になるため、中学を卒業するとすぐに家を飛び出して行った。そんなある日、ラーメン屋で井上洋吉というトラック運転手と出会う。本物のサッポロラーメンを食べさせてやるという洋吉が連れていった先は、なんと札幌!そこでは全国の有名ラーメン店が一堂に会し、その腕を競う”ラーメン祭り”が開催されようとしていた。
日なたへ日かげへのロマンス
幸せとはなんだろう、愛とはなんだろう、と問いかけながら、木原まんがは限りないロマンを求めて狩人の旅を続ける。その獲物を盛ったロマンの饗宴に参加するのはこの本を手にしたあなたの自由です。表題作の他「落葉だらけのロマンス」「ラストタンゴ」など4編を収録。
ナオミ あ・ら・かると
私立星華学院に通う才色兼備のマドンナ・中原奈美。実は彼女の中には、自身では気付いていないもう一人の人格・お調子者でハレンチな狭山ナオミがいた。奈美とナオミが同一人物である事を知らない転校生の大内昇は、時おり起こす奈美の変な行動に困惑しながらも彼女にゾッコン★ 不思議な恋の三角関係を描くラブ★コメディ♪
にくいあんちきしょう
滝昌人は人力飛行機オタクで『大空バカ』と呼ばれている。そんな男が学園一の美女・小沢七枝にキスして以来、どうもついてない。原因不明のツルッパゲになったり、カナダからの転校生・メイビスと七枝の決闘に巻き込まれたり、新興宗教のハレンチ教祖に祭り上げられたり、難題が次々と降ってきて…!? 【同時収録】デビュー作「ジェムと10億ポンド」