ちょうせんしかく
あらすじ
下町のバーに一人の男が立ち寄る。汚れた身なりの男は、隣の席でたむろしていた男に喧嘩を売られたが、圧倒的な腕っぷしでねじ伏せた。その喧嘩を見ていた猪又の老人に拾われ、佐伯組の用心棒をやることになった。記憶喪失だという男は、次第に自分の名前、そして記憶を失った場所をを思い出していく。そこは南の荒れ果てた土地にある―― 地獄門だった。
たんげさぜん
あらすじ
それは一本の豪刀として、戦国乱世で人々を切り続けた業物を二振りに打ち分けたのが、妖刀・乾雲と坤竜。離れれば互いを引きよせあい、所有者に災いをもたらす二振りの妖刀をめぐり、独眼隻腕の剣士、丹下左膳(たんげさぜん)が江戸を舞台に熾烈な戦いを次々繰り広げる、ノンストップ剣術アクション!! 果たしてその刀を手にするのは一体……。
せんごくさるまわしのぶながひでよしとはちすかころく
あらすじ
永禄元年…… 尾張は織田信長の時代。この蜂須賀小六(はちすかころく)という男、斎藤道三に組みしては負け、織田信賢に味方しては負け、流れ流れて今は織田信清に仕えていた。戦に敗れ乱心する信清から、信長の妹君お市の方を救ったことを見初められ、木下藤吉郎の臣下となった小六であったが……。さて、今度の賽は吉と出るか凶と出るか――― 豊臣秀吉の家臣であり、名参謀と謳われた蜂須賀正勝の活躍を描く活劇絵巻!