むじなちゅういほう
むじな注意報 !
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あらすじ

月白中学1年4組に転校してきたのは、風の中から、ふらりと現れたような不思議な少年、「むじな」クン。月白中学1年4組。優等生の島博文はいつも騒ぎを起こす柳原一秀、勝ち気でうるさいクラス委員の山野辺水葵(やまのべ なぎ)、頼りにならない同じクラス委員の芝浦圭司(しばうら けいし)たちに囲まれながら落ち着かない日々を過ごしていた。夏休みの登校日、暑さにフラフラしながら歩いていた島は見たことの無い男の子に話しかけられる。そんな時、1年4組では又も大騒動が持ち上がっていた。学校に着くや否や大騒ぎに巻き込まれ、疲れと暑さで倒れる島。そんな島の前に再びさっきの男の子が現れると、彼は島に問題解決のヒントを与えて立ち去った。不思議な男の子「むじな」こと無品誠と1年4組の、それが最初の出会いだった…。その他、ボーイフレンドの転校に落ち込む春日愛美(かすが まなみ)の前にふらりと現れたむじなが彼女に元気をお裾分けの「雨待ちむじな」、クラスでいつもひとりぼっちの女の子、内山礼子(うちやま あやこ)がむじなに名前を覚えてもらい涙する「あなたはだあれ?」、むじなに意外なストーカー!?の「追いかける人」など、等身大の中学生たちのハートフルなストーリーで圧倒的な支持と共感を得た「すくらっぷ・ブック」から16年、小山田いくが再び中学生たちを描く学園ドラマの名作! みんなをホッとさせるニコニコ顔で心のオブラートを溶かし、友情を紡ぎ出してゆきます…。 小山田いく先生の当時の単行本コメント『たまには空を見上げていますか?たまには雲の形を追っていますか?たまには花の顔をながめていますか?──毎日笑っていますか?むじなは今日も笑っています。』

あおいろがっきゅう
青色学級
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あらすじ

私が通う学校は後ろにちょっとした森を背負った静かな学校。水色と白の綺麗な校舎を持つそんな学校が私は好き…でも今の私は今までのクラスメイトとはもう触れ合えない…。今の私のクラスは「青色学級」。それは学校で死んだのに体が見つかっていなかったり、供養してもらっていなかったりしている子たちを集めたクラス。…授業は楽しいけれどみんなどこか寂しげで…。 表題作の他、人に見えない禍々しい物から飼い主の家族を守ろうとする猫の物語「カロン」。かつて木の下で一緒に遊んだ女の子の正体は…「樹木子」。自分のイメージの中の「人魚」を多い求めた男の末路を描く「転生人魚」。図書館で話しかけてきた男、その男から渡された本は…「彼の本」。引っ越し先の町で家の鏡に映る恐怖の人影「私がいた街」を収録した小山田いく初のホラー作品集! 小山田先生の当時の単行本コメント『一度でいいから、ホラー誌に描いてみたいと思っていたら、いつの間にか、コミックスになるほど描いてしまいました。はじめてのホラー短編集は、ほとんどファンタジーに近くなってしまいましたが、僕の気に入りの一冊になりそうです。』

ふぉーながはしる
フォーナが走る
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あらすじ

東京都内の冥王高校に通う1年生の小此木春日と2年生の川瀬は、ある日学内にある地下室で不思議な少年と出会う。「フォーナ」と名乗るその少年は生物資源局の一員として都内に生息する生物の変異体を追っていたところを空洞に住む変異体のコウモリに襲われ、地下室に転がり込んで来たのだった。それはこれから続く変異体との戦いの序章に過ぎなかったのである。フォーナを助けた事で事件に巻き込まれて行く春日と川瀬。コウモリの大量死に事件の匂いを嗅ぎ付け、フォーナを執拗に追い始めるTV番組制作会社「ナン・ロラン」の日月由清(たちもりゆきよ)。そしてフォーナをサポートする生物資源局の上司、田所分室長と「N」こと能瀬調査部次長。人々を巻き込みながら、いま、異変は彼等の足下で静かに進んで行く…。 「ウッド・ノート」で鳥たちの生態を生き生きと描いた小山田いくが動物の生態系の破壊に鋭い警鐘を鳴らすサスペンスストーリー第1巻! 小山田いく先生の当時の単行本コメント『ある、ひとつの地域には、さまざまな種類の動物、植物が住んでいます。これを動物相(フォーナ)、植物相(フローラ)と呼びます。今、そのバランスが確実にくずれはじめています。あなたのまわりでも、ちょっと注意すれば、それが見えるのです。生態系がくずれきらないように、願いをこめて、この作品を描きます。』

きみはぼくのうそ
きみは僕の嘘
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あらすじ

血の繋がらない兄弟、大学生の光基と高校生の侑李。光基にとって、自分を受け入れてくれた「家族」は何よりも大切なもの。だから、どうしようもなく、侑李を「好き」という感情は、誰にも知られてはいけなかった。この想いを忘れられるなら、誰でもいい。まさか、キスしているところを侑李に見られてしまうなんて。 弟×兄、溢れた秘めごとは漏れていく──