くららば
あらすじ
ベートーヴェン、ショパン、バッハ、モーツァルト…高円寺の安アパートで、貧乏ながらもいつかメジャーになることを夢見て、日々研磨するロックバンド【マイスターシンガーズ】のメンバーたち。金に任せて彼らを囲おうとする悪徳プロデューサーの妨害をもろともせず、ひとつ屋根の下、恋に、バイトに、練習に、日々明け暮れちゃってます!?
しじんてるゆき
あらすじ
「漫画アクション」新人賞作家の人気作をまとめた、記念すべき著者初の単行本。自称・詩人の藤田てるゆき(36歳・独身・父妹と同居)の、詩作にふける日常が、時にはしっとりと、時には激しく描かれます。読み手によって、ギャグ漫画と捉える人もいれば、シリアス漫画と捉える人もいます。さあ、あなたはどちらでしょうか?
ころんでたまへ
あらすじ
大学教授の一人娘で、花嫁修業中のたまへ。取り柄は何もないけれど、毎日を明るく逞しく生きる乙女!そんなたまへの家に下宿しているウラナリの正三と、近所に住む黒岩重箱は、美人で知的で控え目で、それでいてまったりとしている様は、日本近代女性の鑑だと、たまへの親友・ツル子を誉めりぎる。ちょっぴり嫉妬のたまへと、ツル子たちの青春昭和ロマン!
なんとなく詩をテーマにした漫画(『ほしとんで』の詩版みたいなやつ)が読みたいなと思って調べたら出てきた。内容としてはこれは詩の話ではなく自称詩人の生活なのだが、モラトリアムが長かった自分を見ているようで背筋が凍る。これをギャグとして素直に笑えるのは幸せかも知れない(初出が10年前というのは考慮した方がよいだろう)。あとがきに書かれた作者の思いも含めて1つの作品。