とうきょうまうんとがーるずおんなたちのころしあむ
あらすじ
マウンティング。それは笑顔の裏で繰り広げられる、女子たちの命がけのバトル!27歳・独身オタクの地味子。吉祥寺住みのインスタ子。大企業受付の港区子。既婚・子持ちの幸せママ子。それぞれの尊厳を賭けて、彼女たちは今日も「ランチ」という戦場へ赴いてゆく――。
あらすじ
私はかわいい。だって男の人はみーんな“かわいいワタシ”に夢中になるから。それはどこへ行ってもかわらないし、もはや社会の常識じゃない?モテ無双な人生を歩んできたあざとかわいい女子の琴音の前に、上級あざとかわいい女子のなず奈が現れる。何をしても、どんな時でも、全部なず奈に持っていかれて焦る琴音。あれ、あのイケメン先輩も…!?なんで!?こんなこと今までなかったのに~!しかし、なず奈も琴音だけは侮れないと感じており…あざとかわいいVSあざとかわいいバトルが勃発!
かんとりーくらっしゃー
あらすじ
「ねえ…知ってる?壊れた陶器は元には戻らないのよ――」ある日突然、夫から義両親のいる田舎で暮らさないかと提案される。しかし結婚の挨拶の際に、田舎特有の古臭さや女性を見下す部分を見てしまい躊躇するも落ち着けば悩んでいたセックスレスも解消できるかもしれないと移住を決める。しかし、田舎に戻っても友人と夜中まで飲み歩き、挙句の果てに義両親や義兄と同じように自分を見下しこき使おうとする。さらには、幼少期母と妹と作った大事なお皿まで割られてしまう。そして解消されるかもと期待していたレスも何度提案しても受け入れてくれず、ついには「セックスは子作りの時だけでいい」そんな時、スマホ画面にうつる女からのメッセージを見つけてしまう。
りこんだいさくせんふりんおっとよくびをあらってまっていろ
あらすじ
「許さない!たっぷり慰謝料とってやる!!」結婚10周年の記念日に知らない女と笑顔でホテルに入っていった夫。私には急な仕事のフリをしておきながら、何喰わぬ顔で不倫していたなんて…。 絶望のどん底で手を差し伸べてくれたのは元サレ夫で離婚経験者の同僚。彼のアドバイスを元に探偵社に頼らない自力の証拠集めをすることに!! きわどいメッセージのやりとり、ホテル密会、匂わせSNS…。スパイ顔負けの難関ミッションをくぐり抜け、2人に動かぬ証拠を突きつけて不倫の代償をしっかりと払わせてみせる──!
うちのひめはぶすごうよくしこめにだいふくしゅう
あらすじ
杉崎千夏はAIの研究をするという夢を抱いて理系の大学へ入学した。しかし、そこで出会った星野輝子という女に人生を狂わされてしまう。輝子は女子の少ない大学で姫扱いされ、男子にちやほやされている魔性の女だった。巧みな話術で男性を魅了する輝子は、意のままに操っては自分の意に沿わない人物を酷い目にあわせていた。人のいい千夏は輝子に利用され、内定していた就職先を奪われてしまう。卒業後、別の会社に就職していた輝子が再び千夏の前に現れ、またも千夏を陥れるのだった。輝子の本性に気づいた千夏は輝子への復讐を誓い、動き始める。
しまいぎゃくてんげーむずっときらっていたうつくしすぎるあね
あらすじ
「だってブスの妹の顔がドブスになるのが面白いんだもん」人気モデルの姉・スミレの婚約パーティで妹・ノバラが知った衝撃の事実。それはスミレが【妹が好きになった人を落とすゲーム】と称して、ノバラが今まで恋した相手をわざと奪い、あざ笑い続けていたことだった。さらにスミレが結婚相手に選んだのは、ノバラがずっと憧れ支えてきた大切な人・光で…。すべてを知ったノバラは復讐のため、スミレに【ゲーム】を仕掛ける!!
自分が他人に誇れるポイント(マウントとれるポイント)を、カードにして、カードバトルのように展開される様は、コミカルなのですが、実際やっていることはエグい感じが読んでいて楽しい作品でした。 友達同士でそんな練習なぞしてたりしますが、 ホントに友達なのか?と思いたくなることもしばしば。 しかし、SNSみていると、誰と、そして何のためにそんなことやっているのか不明な人いますよね。 特にツイッターとか。 どこどこ大学出身(大体、偏差値高い) どこどこ住み(大体、東京23区の高級っぽいとこ) どこどこ業界勤務(大体、高給とりなとこ) そして、モテる、モテない などなど なんか、疲れないのかな~? ネットでそんなことしてないでマンガでも読もうぜ! と自分なんかは思っちゃうのですが、 この本を読んで、どうしてそんなことをするのかわかりました。 そう、皆、自分の心を守るために必死なんです。 そうでもしないとやってられない現実と、 自分のイヤな部分と向き合うために必死なんす。 本作はそんなことを教えてくれました。 まぁ、正直、現実でそういう会話には加わりたくはないですけどね。