しもがもあんてぃーくありすとむらさきしきぶ
あらすじ
京都・下鴨――。高校生の鹿乃は、ぐうたらな兄の良鷹と兄の友人で准教授の慧の三人で暮らしている。ある日、鹿乃は亡くなった祖母のアンティーク着物の整理をするために「開けてはいけない蔵」を開けてしまい…!? 集英社オレンジ文庫の大人気作品をコミカライズ!
もみいろ
あらすじ
美大を卒業したものの就職先が見つからなかった江南多朱紅(えなみ たすく)は、京都で知り合った着物の染屋、二代目・野宮蒼光(ののみや そうこう)の影響で、京友禅の染色師になろうと決意する。蒼光の知人・澪の家に下宿し、伝統工芸の専門学校で、同級生の比良たちと染色の勉強をする多朱紅だが、師匠である蒼光の元へは、芸妓の紅栄や茶道宗家の娘・静が足しげく来るし、更に、ここ嵯峨野では、よく不思議な事件に遭い…!?
にょうぼうきつねじたて
あらすじ
「不思議」もどうぶつも人間も 自然に寄り添い暮らしていた そんなむかしの、物語。 ちょっぴりヘタレな着物屋の息子・吉太郎はある日ボロボロに弱った子狐を拾って助けた。ところがその狐、いわくありげな化け狐!? 吉太郎と子狐はある取り引きをして…!?
ふるぎぬやもんようちょう
あらすじ
インテリアコーディネーターの女性・伊都子が猫に導かれるようにして辿りついたのは古い着物を扱う「ふるぎぬや」。そこには着流しが似合う男性の店主や、美しい妖艶な店番の女性、しっぽの生えた悉皆屋の少年らが…。伊都子はそこで着物にまつわる不思議な“想い”を体感する。*着物に秘められた人々の想いやエピソードを通じて感動を届けます。「雨柳堂夢咄」で知られる波津彬子先生の和の世界観満載の最新シリーズです。
京都を舞台にした、亡くなった祖母のアンティーク着物にまつわるお話。原作は未読ですが、着物のモチーフが持つ古典や歴史に関係する意味や、そこに込められた持ち主の想いが紐解かれていくのは、なるほどなーと感心するし、面白かったです。着物の柄はもちろん、鹿乃たちが住む洋館の外観やインテリアなども丁寧に描かれていて背景も綺麗で、目で見て楽しめました。