大事なことは、タヌキになったら見つかるかも。タヌキのこがね丸は、今日も山の住人を増やそうと人間たちをスカウトしに街へ繰り出す。「お前、タヌキにならねーか?」仕事に疲れたOL、性格に難ありのホスト、親との関係に悩むいじめっ子など、様々な問題をかかえた人々が、タヌキになってみたことで人生で本当に大切なことを見つけなおしていく。がんばりすぎてるあなたの心にふっかり寄り添うハートフルタヌキストーリーの開幕です。
ここは、悩みを「食べられる」レストランよ。もぐす(『恋と呼ぶには気持ち悪い』)ファンタジー最新作! とある絶海に浮かぶ孤島のレストラン。メニューにはこう書いてある。・ここは悩みを食べられるレストランです ・まずはお客様の悩みを店主にお伝えください。それを料理としてお出しします ・メニューはおまかせのみ。さらに魚介料理限定となります 不思議なレストランの店主は、黒猫と暮らす孤高の魔女。そこに訪れる客もまたどうやら訳ありのよう。さて、本日のお客様は――?
永らく嫁もとらず、土地を見守ってきた神様のもとに嫁いできたのは、なんと35歳の未亡人。要望と違い困惑しながらも一緒にすごしているうちに土地神様は彼女の純真な魅力の虜になっていき…。twitterで1話、300000fav のピュアな神様とその奥さんがおりなす神近感MAXラブコメ。描き下ろしでは初めてのデートや土地神様のあんな姿も…!? 皆様の願いにこたえて待望の書籍化です。
「あたしって死んだの…?」「キミはまだ、死んでいないのかもしれない」突然、行方不明になった転校生・月代(つきしろ)。クラスメイトの如月夜宵(きさらぎやよい)はなぜか彼のことを思い出せずにいたが、帰宅途中の駅で列車事故に巻き込まれる瞬間、迷い込んだ無人のホームで月代に助けられる。自分の身に何が起きたのか理解できない夜宵を保護しようとする彼は、ヒトの魂を運ぶ“カミサマ”だった――。『死にたがり少女と食人鬼さん』と同じ世界で繰り広げられる、死者と輪廻を繋ぐ者たちの物語。
遮断器の降りた踏切の中に入り死のうとしているOL、彼女の目の前に1匹のタヌキが現れてこう言います。 「人間やめるなら タヌキにならねーか?」 この作品はこのように人間社会に疲れた人々と、そんな人を見つけては「タヌキにならないか」とスカウトしていくタヌキのこがね丸との物語です。 スカウトした人々をタヌキに変化させて"タヌキ体験"させることで数が少なくなってしまったタヌキを増やそうとしているこがね丸。 それに対し"タヌキ体験"によって人間社会から離れることで心の疲れを癒やした人々がそれぞれの道を見つけていく、というハートフルな作品です。 結果的にこがね丸の「タヌキを増やす」という目的はあまり達成できていないのですが、その様子も含めて可愛らしい作品です。 1巻まで読了