もう恋愛だの結婚だのは煩わしいと思っている独身女性ヨリ(39歳)の前に、突如として幼なじみと名乗る怪しいイケメンが現れる。新手の詐欺かと思いきや、本当に少年の頃からヨリを慕っていた精神科医・真木。しかし彼は妻帯者だった……。避けよう避けようとするヨリを追い詰める真木。さらに真木の妻はヨリにそっくりの容貌だった。同居する妹の心配をよそに事態はだんだん泥沼に。この恋愛(?)の行く末はどこに落ち着くのか?
手嶋織斗(おると)は、ヨーロッパから帰国した天才調律師。最後まで和解できなかった父も死に、日本で調律の仕事を引き受けながら、幼いころに失踪したピアニストの母の行方を追う!織斗が出会うのは、思い出のピアノ、見放されたピアノなど、どれも因縁のあるピアノばかり。ピアノの調律を通して、持ち主たちの心の傷やわだかまりも、織斗はやさしく癒し、解きほぐしてゆく!
ゆえあって女装して国王の女官を務めるラファエルだったが、愛するマリーと駆け落ちする決意を固めた!しかし、その彼女が国王ルイ15世の花嫁候補に選ばれてしまい…。野望と陰謀が渦巻くフランス宮廷に咲いた可憐な純愛の行方は…!?収録作品…ヴェルサイユのシンデレラ/少年王の恋/レジャン―摂政のダイヤ―/プリ侯爵夫人
海面が上昇し、大地が小さくなりはじめた世界。人々は巨大な「空挺都市」を海上に作る。しかし、その憧れの都市に「一番大切な人を忘れてしまう」という病が流行し…?華やかな発展都市の光と闇を描く、どこか懐かしい近未来ファンタジー。原作付きコミックで筆力は証明済み!石据カチルの初オリジナル作品!
お待たせしました!西炯子のお蔵出し大放出です。幻のショートショート「ちるちる!」や抱腹絶倒の4コマ「ひとりで生きるモン!」など、普段の西炯子作品では味わえない作品群が目白押し。西炯子作品の神髄が詰まってます!収録作品:学生の生涯/私の若葉マーク時代/水元兄弟/ひとりで生きるモン!/スパイの手帖―泣く男―/花はどこへ行った/墨の香り/辻ウラDIARY/ちるちる!/黒猫が…見てる
中国美術に造詣が深い、ミステリアスな美女レディ・シノワズリ。一度出会った人に忘れがたい印象を残しながらも、幻のように姿を消してしまう、謎に包まれた彼女の素性とは…?ファム・ファタール、骨董趣味、そして遠い異国への憧れ…。波津ワールドのエッセンスがいっぱい詰まった、ファンタジーの名手による待望の最新シリーズが登場です。通常コミックスより大きなA5判、そして美麗なカラー口絵付きで、優雅にして不可思議なその世界をご堪能ください!
フツーレベルの進学校の、女子バスケ部所属の寅子(とらこ)は、バスケより彼氏がほしいお年頃の、ごくごくフツーの女子高生。女子高生にとって、「卒業」は「この世の終わり」のようなもの。女子高生の自分が死んでしまう前に、できることは全部やりたい!そんな寅子たちの前にある日、「神」と名乗る男が現れ、「あなたたちが県大会で優勝しないと地球が滅びる」と予言(?)。カナリ胡散臭いけど…よ~し、とりあえず地球が滅びる前に、一撃必殺のスリーポイントシュート、決めてやろうじゃん!
タイトルに「姉」が付いてる割には姉感のない主人公だよな〜と思いながら最初は読んでいた。年が離れていてタイプも正反対の妹はいるけどよくある「長女あるある」な話もないし…と思ったら、7巻でその謎が解けた。同時に、一見すると地味だけど仕事も出来るし美人だしかなりモテる主人公なのに愛されることを拒否しているのはそういう理由があったのかとも納得した。西炯子作品は大人になってから読むと更に面白い。「娚の一生」も読み返したくなった。