主役は「ナス」!?老若男女、国籍を問わず繰り返される人のいとなみ。家族、恋愛、友情、勉強、仕事……。なにげない日常のなかの人間関係を、ナスのある風景を交えて描いたヒューマンドラマ。――ある夏の夜、ナスの化身から「タマネギよりもメジャーにしろ!」という使命をうけた作者が描いたナス漫画の金字塔!!
主役が茄子
イヤな女?カワイイ女?純情青年が大学の写真部で出会った先輩は、部の「要注意人物」だった。やがてふたりは付き合い始め──。大ヒット野球漫画『おおきく振りかぶって』の著者が、注目の新人時代に放った、普遍的で深刻なテーマをシリアスに描いた初単行本。切なさに体温があり、甘さには血が通う。告白にも似た傷つけ合いは成長すら痛々しい。リアルな人間像を熱く描く、悲しきジェットコースターラブストーリー、開幕!
酒・暴力・ギャンブル・SEX……あらゆる快楽と自由のある街・ヘヴン。そんなヘヴンで奔放に生きる男、トーマ。四六時中“臨戦態勢”で、抱いた女は数知れず、戦った男も数知れず! 男に、女に、そしてヘヴンという街に愛される男――限りない強さと愛とやさしさを持ち、トーマは刺激と興奮に満ちた活躍をみせる!
現実(うつしよ)は夢、夜の夢こそ真実(まこと)――。名門女子校・葩坂(はなびらざか)女学院で数ヵ月の間に女生徒が次々と妊娠するという事件が起こる。しかし彼女らのお腹に胎児の姿は認められず、その全てが想像妊娠だと判明する。火曜星の夢使い・三島燐子(みしまりんこ)は、彼女たちと同級生の中島蕙(なかじまけい)の依頼を受け、調査にのりだした!植芝理一が描く、摩訶不思議恋愛大活劇!夢使い、遊び奉る!!
「この世界」は、かくして生まれた――『BLAME!』の世界から遙かに時をさかのぼった時代。まだ確立されたばかりの超巨大ネットワーク世界で、謎の組織「教団」はシステムの僅かな歪みを利用し次々と魔物を生み出していた。不可解な児童連続誘拐事件への「教団」の関与を突きとめた女刑事・裾野結の追跡が今、始まる!!
強烈な個性の怪物俳優・北晴郎。――崇拝、憧憬、嫌悪、反発。息子・享一や、隣の名門俳優一家・星山の面々は、晴郎に呪縛され、本性を暴かれ、彼らは地獄の様と化すのだった! 天才女流監督・怜子のもと、享一主演、星山一家共演の映画が撮られる。だが怜子は、役者の人格を破壊し屈伏させるのだ! 晴郎は、家族らが廃人と化そうと、あくまでも我が道を突き進む! 誰も晴郎から目が離せない!!
科学系漫画でも名をはせる、あさりよしとおが贈る、唯一無二の三葉虫漫画!! プールにつけてみたり、鉄板で焼いてみたり、カブトムシと対決させてみたり、魔法で変身したり、地球の守護神になってみたり、プロレスしたり、怪人になってみたり、電子レンジに入ったり、爆死したり、地球外生物と出会ってみたり。膨大な資料をもとに三葉虫の生態を妄想してみたら……、うっかり珠玉の10編が誕生してしまいました!!
母が死んだ。遺されたのは、高校生の兄妹・トオルとメグ、そして悲劇の中心は、周囲の猛反対を押し切って1ヵ月前に結婚した若い義父、小学校教師・ケンジ、26歳。共通する思い出を糧に、未来へ向かう急造家族のぎこちないコミュニケーションが始まる。ひぐちアサ、初めての連載作品であり、新感覚ファミリードラマの決定版『家族のそれから』他、高校生の同性愛をあつかい反響を呼んだ読み切り作品『ゆくところ』を収録!
元実在OLよしえ。現在は専業主婦。ダンナは実在マンガ家S。脳ミソがヒュ~ヒュ~のためすぐ忘れてしまう。子供たちは、どうしようもない男の子(ガキんちょ)で、「女の子が欲しいわ~」とよく言う。よくホホホなことを言って、周りをおじぞうにする。実家に帰ると、よくおととをいじめる。音痴なのは、実母の「母だがね」譲り。これは、そんなよしえとダンナの実在日記である。
男の名前はシロウ――。毎日が退屈で、イラツいて、何もかもに意味を見出せなかったシロウの前に、ある日突然、空から女の子が降ってきた。シロウはルーシーと名乗る不思議なその彼女と過ごす時間に充実したものを感じていた。しかしある夜の事件をきっかけにルーシーは姿を消し、シロウ自身も巨大な運命の波にのみこまれてゆく……!!
この作者の作品をちゃんと読んだのはわりと最近のことです。初めて絵を見たのはドラマの「セクシーボイスアンドロボ」の企画書に載っていたカット。絵のうまいスタッフが描いたのかな、なんて思っていたのですが、これは原作漫画で何かの賞をとっていて、各界の評価が凄く高いらしいと聞いて、読む気になったわけです。それでとりあえず読んだのがこの作品。何でもありというか見てきたような嘘をつくというか、ペテン師だなこの作者は、という印象でした。ありそうでたぶんない、日常っぽくみえる話なんて、まるっきりの嘘より難しいし、またネームが巧みで。まんまと乗せられてしまいました。時々すばらしく切れるフレーズが入ってくるんですよね。それが淡々としているように見える画風とよく合います。評価が高いのも納得。しかし「茄子」をモチーフというのは企画倒れかと。作者もあとがきで書いてはおりますが。その辺気にせずに読んでみてはと思います。