ドラハチ

幼馴染と結婚のするため入団1年目MVP&優勝を目指す!

ドラハチ あじな優 夏川勇人
名無し

主人公の八郎がまずおもしれー男。レトロな丸メガネをかけてて朴訥としたヤツなのかと思えば、クールで頭がキレる。そのうえ物凄く大胆。 幼い頃に幼馴染が「結婚するならお父さんみたいなプロ野球選手がいい」と言っていたから、「幼馴染と結婚して爺さん婆さんになるまで一緒にいたいから」という一昔前の少年漫画のような素直さと熱いラブで、「入団1年目MVP&球団の優勝」という常人なら躊躇うような大言壮語を吐く。 けど決して、一昔前の猪突猛進少年漫画主人公みたいなガムシャラなやる気でバリバリしているわけでなく、淡々と覚悟を決めて理性的に取り組んでいるという令和な主人公でおもしれー男。 そしてヒロインもおもしれー女。 「結婚できるほど生涯を暇にする予定はない」と言ってのける、ミスターカーボンズと呼ばれた偉大な野球選手だった父が稼いだ年俸を元手に事業を起こした天才女子高生社長・鈴。 万年最下位に落ちぶれてしまったカーボンズを、父がいた頃のような常勝球団にするため1年後に買収するという。 結婚する気はないものの、幼い頃に言ってしまったということで1年で八郎がMVP達成&優勝を成し遂げれば結婚してもいいと条件を出す。 キャラがいいとやっぱ漫画は面白い。どんな1年になるのか期待。

たいようのマキバオーW

文太ことヒノデマキバオーの物語、完結!

たいようのマキバオーW つの丸
酒チャビン
酒チャビン

初代から続いてきたマキバオー一族の物語ですが、こちらの作品で文太ことヒノデマキバオーの物語は一旦完結です!!! 前作「たいようのマキバオー」のラストでいよいよG1馬となった文太が、今度は国内最強からの世界最強を目指します!!! 初期に相手にもされてなかった強力なライバルたちも、すっかり衰え、立場も逆転し、引退していくなか、文太はさらなる高みを目指します!! 全般を通して上質なスポ根マンガなのですが、つの丸先生特有のギャグエッセンスも効いていて、心地よいです。 最終巻のめちゃ緊迫している引退レースの本馬場入場のシーンに、渾身のギャグがぶちこまれてるのがすごくギャップがあり、面白かったです。引退レースの結果もすごく良かったと思います。 読み終わった後は、上質のサウナと水風呂からあがったような心地よい疲れとやりきった感があり、毎回読破後はしばらく呆けてしまいます。 一点、★をマイナスするほどではないのですが、たれ蔵が結構有能なトレーナーになっていてちょっと違和感というか、寂しいです・・・ 「んあ〜〜?〇〇なのねん。」的な部分に愛くるしさを感じていた身としては、親戚の子供がちょっと見ないうちに身長170を超え、声変わりしていたときの気持ちになります。成長といえば成長で、それ自体良いことなのかもしれませんが、何か複雑です。

たいようのマキバオー

俺たちのマキバオーの続編

たいようのマキバオー つの丸
酒チャビン
酒チャビン

皆だいすき、マキバオーの続編です!!! こういった往年のジャンプマンガの続編が一時期雨後の筍のように現れては消えていきましたが、その中でも完成度はトップクラスではないでしょうか。 ブランド力抜きで勝負できる数少ない続編だと思います!!これが手塚賞に応募されてきたら多分賞とってデビュー決まると思います!! 内容は競馬×スポ根です。初代のたれ蔵もそうでしたが、どん底からのスタートです。たれ蔵が一応中央でずっとやっていたことを考えると、高知に飛ばされてしまった文太のがキツい状況です。しかも高知でも不本意な扱いをずっと受けてしまっています・・・・ ですが、あるきっかけから上を目指して頑張るようになります。いいですね!!!!すごく良いです!!!! 余談ですが、わたしスポ根ものの他に、白い動物が出てくるマンガが好きなので、そこもストライクです。がんばっている文太と昔飼っていたウサギのフッサンをどうしても重ねて見てしまって感動が倍増してしまうのです。 ですので、白い動物に興味がない方は、こちらのレビューは5割引で読んでいただけると良いのかな、と思います。 ちなみに本作は、文太が初G1をGETするところで一度完結しますが、すぐに続編の「たいようのマキバオーW」がスタートし、そちらも同じくすごく良いマンガですので、セットで読んだ方がいいと思います(全36巻になってしまいます)。

送球ボーイズ

おもしろすぎると思うマンガ

送球ボーイズ フウワイ サカズキ九
酒チャビン
酒チャビン

全然知らないマンガだったのですが、甥っ子がハンドボールをやっているので、うちに来たときの暇つぶし用に買っておいてあげました。 ただ最近の子供にとってのマンガは、我々の頃の小説に該当するので、全然読むそぶりを見せず、しょうがなくわたしが読むことにしました。 おっ、おもしれえ・・・ このマンガ、おもしろ過ぎませんか??正直クラスに30人いたらこのマンガ知ってる人は0人だと思うのですが、もったいな過ぎます!!プロモ担当の人コレどうなってるんですか?作者がかわいそうすぎる・・・ 内容はハンドボールを題材としたスポ根ものです。正直、今話題のスラムダンクに影響を受けてる部分も目立つのですが、パクリというよりも、オリジナリティの中に自然に取り入れられている感じで、二番煎じ感は自分は感じなかったです。 キャラも皆魅力的で、敵やモブも含めて嫌いになれる人がいません。それでいて敵を倒したときのカタルシスみたいのもしっかりと感じられます。 1〜2巻あたりは肩に力が入ってる感じもあったのですが、その後は伸び伸びと描かれている感じがして、すごく読んでて清々しい気持ちになってきます。2022年に知ったマンガの中でもトップ1になってくる可能性が結構あるマンガです。 本当に個人的にはオススメできるマンガなので、死亡する前にもし時間があれば読んでみてほしいです。

ちはやふる

ついに完結した名作・・

ちはやふる 末次由紀
酒チャビン
酒チャビン

終わってしまった・・50巻と区切りも良かったですし、ちょっとマンネリ化もしてきてないとは言い切れない状態でしたので、これで良かったのかもしれませんが、続きが読めないとなるとものすごく寂しいです・・ 元々は全然知らないマンガだったのですが、甥っ子が学校で百人一首大会があり、それに向けて練習をしていると言っていたので、「百人一首スペースマンガ」で検索したところ、こちらのマンガがヒットし、甥っ子に読ませる用に購入したのが出会いでした。 それで、表紙や絵柄が完全に少女マンガ的なこともあり、甥っ子が全然興味を示さなかったため、わたしが先に読んでみようと読んだんですが、これが面白い!!! 久しぶりに1日に3回も4回も本屋に行ってしまいました(続刊買い増しのため)。 その後、コロナとかあり、個人的にも一市民なりにいろいろなことがあったのですが、その度に読み直しをさせてもらってます。総武線で危うく落涙しそうになり、マスクで顔を覆ったこともありました。 マンガ一時好きだったのですが、いろんなソシャゲとかも出てきてほぼ読んでない時期があったのですが、やっぱマンガ読んだ方がいいな、と気付けたきっかけの作品でもあります。 内容的には百人一首に打ち込む高校生達の物語で、少女マンガの雑誌に連載されているものですが、正統派スポ根ものです。努力と友情と勝利も全部マシです。柔道部物語やマキバオーが好きな人は絶対に好きだと思うので、50巻ありますが、なんとか理由をつけて読み始めてみてください。