ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6175件<<197198199200201>>オトナのストレス解消漫画ケンペーくん ならやたかしマウナケアオトナのストレス解消漫画といっていいのかなあ、これ。主人公・南部十四郎は、世を乱す不埒な輩をばったばったと斬り殺すというバリバリの愛国主義者。タイトルから連想される通り、その正体は第二次世界大戦時に東京憲兵隊に所属していた旧帝国陸軍の大尉で、時の首相と政界の実力者によって降霊された、世直しの使者なのであります。そりゃあ軍人さんの眼から見たら、20世紀末の日本人は万死に値する存在なのでしょう。この作品は、ケンペーくんの正義の鉄槌を襟を正してしかと見届ける漫画…などと思ったら実は大間違いなんですけどね。だって制裁を加える相手が巨悪じゃなくて小物ばかりなんですもの。うるさい暴走族や、軽薄なサーファー、後先を考えずに行動する若者に、日本語もろくに使えない適当な大学生。はてはパンクロックカーや嫌煙活動家、六本木ギャルまでもが制裁の対象になる。つまりは疲れたオジサンがイラっとくる相手ばかりなんですよね。で、これが意外とツボにハマって爽快に感じてしまうという。あ~あ、こんなんじゃ私もすっかりオジサンですなあ。2巻で華麗なる変身を遂げるTwitter発マンガ可愛いだけじゃない式守さん 真木蛍五sogor25不幸体質の和泉くんとその彼女の式守さん。普通にしてると式守さんはすごく可愛いんだけど、降りかかるアクシデントから和泉くんを守ろうとする時、彼女は"可愛いだけじゃない"顔を見せる。 当初はTwitterに掲載されていた4ページマンガで、4ページ目の式守さんの表情が4コママンガでいうオチのような役割をしている。その構成のまま1巻は130ページほどで17話収録という内容で、それでも絵の魅力が高いのでラブコメとして充分に面白い内容。 しかし、2巻に入ると少し様子が変わってくる。式守さんと和泉くんだけじゃなく、和泉くんの友人の犬束くん、式守さんの友人の猫崎さんと八満さん、そして和泉くんのご両親などにもフォーカスが当たり、1話12ページ前後のストーリーマンガに華麗なる変身を遂げる。1話あたりのページ数が増えても、キーとなるキメ絵の威力は変わらないので物語に大きな波がなくてもしっかりと起承転結がある。式守さんの表情にも幅が広がり、なにより登場人物の中に悪意が存在しないので安心して読めるラブコメになっている。 きっと「からかい上手の高木さん」や「疑似ハーレム」などの作品が好きな方には気に入ってもらえるはずだし、「うたかたダイアログ」のような1話ごとにストーリーのあるようなラブコメが好きな方にも薦めたい作品。 2巻まで読了。人類には早すぎたかもしれないマンガ救国のメシア ぐんたおsogor25自らを「天の声に導かれて世界を救うために召喚された救世主」と名乗る仮面の女子高生、飯屋ちふる。彼女が成績優秀スポーツ万能のイケメン・藤原龍之介とともに、目からビームを出したり空を飛んだりしながら身の回りに起こる地球の危機に立ち向かう物語。 ここまで読んで頭の中に1つでもハテナが浮かんだ方。きっとそれが正しい反応です。そしてそのままの勢いで是非試し読みを読んでみてください。1話を読めば…いや、最初の2ページを読めば色々と察することができると思います。この作品が上の紹介文通りの作品であること、そして言葉ではこれ以上説明のできない作品であることを…。 1巻まで読了。独自の世界観アフリカのサラリーマン ガムstarstarstarstarstar_border干し芋不思議な世界に連れて行かれます。 サラリーマンなのに、仕事全然してません。 個人的には、ライオン先輩が好きです。 トカゲくんのしっぽ切りは、痛いのか・・・。 食、衣の漫画ときたら次は住でしょ!!間取りはどれにする? 高尾じんぐニワカくーねるまるたの作者、高尾じんぐの作品。 漫画のムーブメント的に「食」が爆発的に流行り、次に「衣」がプチ流行りした。そんな中で訪れた「住」漫画のひとつがこれなのではないだろうか(適当) 物件探しや間取りの漫画というと地味になりそうだが、そこはキャラの強さと動きのある構成で、楽しく仕上げている。これ実は漫画力がないと難しいんじゃないか? 普通に物件探しに役立つような情報も盛り込まれてるのが、またいい。今も昔もアウトな表現だらけ燃える!お兄さん 佐藤正starstarstarstarstarマンガトリツカレ男昔からのマンガ好きなら知っていると思いますが、ジャンプで連載して用務員を馬鹿にする回を書いて回収騒ぎを起こしたりした表現に色々問題があるマンガです。 回収騒ぎに隠れていますが個人的には雪合戦おじさんのテツリン部隊の表現がやばすぎてこれなんで文庫版に収録されてんだろうって思ったくらいです。 主人公が浮浪者と一緒にデパートを襲撃する回は文庫版には収録されていないのに... 現在の表現の基準では月に一回は回収騒ぎを起こしそうなマンガとは思うが面白いのは間違いない できるかなできるかな 西原理恵子マウナケアルポしてきたことを、面白おかしく書く(描く)ということは非常に難しいです。私も昔は取材記者をしていましたからわかりますが、まずそうそう良いネタには出くわさない。そこをうまく書くのが至難の業。…なのに、このルポ漫画は、一話あたりたった数ページでどうしてここまで面白く描けるかな。おそらく、もんじゅに行っても、事故で怒られ過ぎた係員が訳のわからないことを呪文のように繰り返したり、大学の人がセシウムを素手でさわらせる、なんてことはないはず。この場の雰囲気でこれをやったらヤバイだとか、この人がとんでもない行動にでるととてつもなくヘン、といったことを違和感なく漫画にしていて、そんな訳ねーだろと思っても勢いでついつい読んでしまう。この著者はやっぱり踏んで来た修羅場の数と持って生まれた感性が我ら凡人とは違いますよ。こんな表現力が昔の私にあったらな。エンターテインメントというのはこういうことなんだな、と今さらながら感心してしまいます。ってギャグ漫画を読んで思うことでもないかな。 神様のいる本屋さんでボーイがガールとミーツする話キューナナハチヨン ヤマモトマナブmampuku タイトルの「978-4」とは、書籍や雑誌コミックについている13桁のISBNコードの、共通するアタマ4桁の数字のことでしょう。出版や書店関係者にはわかる数字w タイトルが示す通り本屋さんの話ではありますが、普通の本屋さんではありません。神社の敷地内にあり、神様の不思議な力で不思議なことがたびたび起こります。 本に詳しく書店でバイトを始めたがスピリチュアルは一切信じていない少年が、神社と神さまを愛する本好きな少女と神社で出会い、さまざまな「本」と「不思議」を通じて交流する本屋de青春ストーリーです。ラヴに発展していくのか、神話にまつわる壮大なファンタジーに発展していくのか、今後の展開が楽しみです。同人少女JB同人少女JB 一本木蛮マウナケア島本和彦の「アオイホノオ」と同様、自身を投影した主人公が活躍する漫画家漫画。ただし「アオイホノオ」の焔燃がゴリゴリのプロ志向なのに対し、こちらの八吹ジューベエが向かうのは同人誌の世界。高校の漫画研究会の延長のような、素人っぽさの抜けないアマチュアなのです。漫画化を目指す、というよりさらにマイナー、しかも設定は80年代で、今よりもさらにおおっぴらにできない趣味の分野。青春時代にそんな世界と関わった著者ならではのけっこう赤裸々な話が興味深いです。また、著者はコスプレアイドルのはしりでもあり、女性じゃないとわからにエピソードもあって、ここまで描いちゃうのかーと思うくらい。いろんな意味でよくぞ漫画化してくれたというところです。もう時効だと思うのでついでに書いてしまうと、この著者は私の大学の先輩。で、ある日、同じ授業に出席したことがあって、そこである事件が起きて、その日から彼女(著者)の姿を学校で見なくなってしまって…。そのへんもちゃ~んと描いてくれますかね。まるちゃんが可愛い(*´∇`*)ちびまる子ちゃん さくらももこ名無し「ほっこり」と、「笑い」と、「感動」を始めて漫画で味わった経験でした。 今でも大好きです。 さくらももこ先生のおかげで活字も読めるようになりました。 食事は自由!めしにしましょう 小林銅蟲まさおご飯を作るって自由って頭に雷が落ちた漫画です。美味しいものや好きな物、まとめて食べたら美味しいやん!って理論をブンブン振り回す主人公は読んでて気持ちいい!「しょうがないなぁもう」って甘やかされたいマコさんは死んでも自立しない 千田大輔さいろくなんだか読んでて惨めな気持ちになる。 相思相愛なのに付き合ってないけど一緒に暮らしてる2人。 大学生のマコさんと高2のリンくんの絶妙にホワイトな距離感に爆発しろと言わざるを得ない。七女第七女子会彷徨 つばなマウナケア『進撃の巨人』の超巨人や『ハカイジュウ』の怪生物など、漫画界は最近やたらクリ―チャ―流行り。人気になる理由のひとつになっています。けれど、そんな存在感ある怪物ではなくて、この作品に出てくる何をするわけでもない名もなき怪物のほうが、私は「おおっ」と思ってしまうから困ったもんだ。この作品、怪物目当てで読む人は少数派だとは思いますけど…。舞台は金やんと高木さんという漫才コンビのような女子高生が暮らす近未来。とはいっても私たちの住む世界とは微妙に違っている世界のよう。便利な道具もあれば、かなり強引な食べ物、一風変わった建造物など、まるで「不思議の国のアリス」の未来版といったふうです。で、なぜか時々この世界には怪物が現れるのですが、これが内容と相まって非常にツボにはまる。第2話に出てくる怪物なんかデザインの秀逸さといい、目的意識の希薄さといい素敵すぎます。本作の内容はゆるゆるのファンタジー。ハードなSFに疲れた人はちょいとつまんでみてはいかがですか。 読んであらすじの完成度の高さを知ってほしい男ぞ!ケンノ介 小山ゆうマンガトリツカレ男漫画のあらすじって印象に残らなかったけどこの漫画は違う。 あらすじではばあさんを褒めまくっているのでバアさんではなくバアさん以外にフォーカスを当てると、この漫画はむちゃくちゃ面白い。小山ゆうの漫画自体大好きだから余計感じるのかもしれないが、俺の好きな小山ゆう漫画の要素がすべて詰まってる。主人公のケンノ介はむちゃくちゃ良いやつで強さだけでなく精神的な成長もあり、周りの大人も主人公を導く師匠なる人物と反面教師の人物がわかりやすく書かれている。バアさん以外にフォーカスを当てると書いたがやはりこの漫画は「バアさん」がいないと成り立たない。バアさんのリアクションもだが、ケンノ介の成長を喜ぶバアさんも必見!! 今までの推理ものとはパターンが違う探偵プロビデンス 迷宮事件解明録 外木寸starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。表紙から見る体型の個人差ヴァンピアーズ アキリやむちゃすごい。性格的なキャラで見ても女ウケする女と男ウケする女をきっぱりわけたよう。もちろんどちらも綺麗で萌えますが。 どんな展開になるのか続きが気になる漫画。 血を吸われるシーンは少しえろいですね。ちなみに蚊は血を吸いながら唾液を注入してきますよね。これには局所麻酔効果もあって、痛みも感じなくなっているのだそうです。 ニヤニヤ必至凸凹カップルのショートラブコメポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話 横田卓馬nyaeカタブツくそ真面目の風紀委員、桜大門統悟(さくらだいもんとうご)に、スカート丈と髪の色が不適切だと目をつけられたギャルの小日向微笑(こひなたぽえむ)。2人は、統悟が補習授業で微笑から数学を教わってから少し仲良しに。 微笑のキラキラネームをバカにしなかったり、下校が遅くなったときには文句1つ言わずに家に送ってくれたり(その時めちゃめちゃご近所さんであることが判明)、突然かわいいと言ってきたりと微笑は少々心乱され気味。 微笑は見た目は少し派手だけど普通の子なんだなとわかる、お母さんとの電話の一コマでニヤニヤが止まらんです。ラッキースケベなど存在しない謀略のパンツァー 古田朋大名無しラッキースケベっていうご都合主義に対するアンチテーゼとして、皆が恣意的にラッキースケベを起こそうとしているっていうコンセプトが好き「私、プロレスの味方です」アグネス仮面 ヒラマツ・ミノルマウナケア「私、プロレスの味方です」という、直木賞作家の著書を知っている世代なら、この作品にも絶対ハマれるはず。舞台は昭和、格闘技ブームが到来する前のプロレスがおおらかだった時代。海外武者修行から帰国するも所属団体はすでに潰れており、成り行きでライバル団体のマスクマンとしてデビューすることになった男のアクションコメディです。とはいえ決してプロレスを茶化しているのではありません。血が滴り、肉が裂け、骨が軋むハードな試合場面や、興行の裏側にある大人の事情、アウトローの切なさなどを描くのが本筋。それに行き当たりばったり、意味不明なハッタリ、過剰すぎる演出などが挟み込まれる構成。娯楽要素が満載ってわけです。ドタバタもシリアスもひっくるめてこれがプロレスの醍醐味、と料理して出してくれるところが、私のような昭和からのファンにはたまりませんよ、ホント。しかしアグネスの名前の由来にはあきれましたね。ブラジルからの刺客だから…、ってそこで間違えるか! しかも実は何で間違えたかというとトホホな理由が。ま、それもプロレスですな。 激烈バカの方が好きあたまがビッグバン 斉藤富士夫マンガトリツカレ男連載中以来に読んでみたけど、面白いとか面白くないとか言う話ではなく、「斉藤富士夫」のマンガのノリを楽しめるかどうかにかかってるマンガだ。 激烈バカと同様に同時期に連載していたマンガをパロディ化したキャラが出てきたけど、途中まで全く気づかなかった... 一家全員がワダベンのページは夢に出そうなくらい不気味だった 息子に萌えちゃうお義母さんお義母さんスイッチ 櫻太助名無し人気読切が連載になった! 初回は2話掲載で母視点と息子視点の同ストーリーが楽しい。連載版もいい先輩が忍者だった件 クサダ名無し一巻読みました。読切の時から掛け合いもいいし、キャラもいいなと思っていたけど、連載版はさらにストーリーラインがしっかりと作られていると思った。 忍びの里の面々もキャラが立っていて、ちゃんと続きが読みたくなった。次巻も楽しみ 簡単にワンパンマン 村田雄介 ONE名無し※ネタバレを含むクチコミです。ロックってなに?パンクティーンエイジガールデスロックンロールヘブン ハトポポコ名無しハトポポコ先生の漫画、キマってるよなぁ。いや、ヤク的な意味で。そもそもパンクティーンガールデスロックンロールヘブンは声に出したい日本語だよね。日本語じゃないけど。 まぁ女子3人がロックとはなんぞや?している漫画です。一人ほんとにやべー奴いるけど。そんなわけでパンクティーンデスロックンロールヘブン読んでみて、読んでみてください <<197198199200201>>
オトナのストレス解消漫画といっていいのかなあ、これ。主人公・南部十四郎は、世を乱す不埒な輩をばったばったと斬り殺すというバリバリの愛国主義者。タイトルから連想される通り、その正体は第二次世界大戦時に東京憲兵隊に所属していた旧帝国陸軍の大尉で、時の首相と政界の実力者によって降霊された、世直しの使者なのであります。そりゃあ軍人さんの眼から見たら、20世紀末の日本人は万死に値する存在なのでしょう。この作品は、ケンペーくんの正義の鉄槌を襟を正してしかと見届ける漫画…などと思ったら実は大間違いなんですけどね。だって制裁を加える相手が巨悪じゃなくて小物ばかりなんですもの。うるさい暴走族や、軽薄なサーファー、後先を考えずに行動する若者に、日本語もろくに使えない適当な大学生。はてはパンクロックカーや嫌煙活動家、六本木ギャルまでもが制裁の対象になる。つまりは疲れたオジサンがイラっとくる相手ばかりなんですよね。で、これが意外とツボにハマって爽快に感じてしまうという。あ~あ、こんなんじゃ私もすっかりオジサンですなあ。