ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6175件<<194195196197198>>「敬語」を巡る甘酸っぱい攻防戦!年下の先輩ちゃんには負けたくない なめたけあうしぃ@カワイイマンガ先輩には敬語を使いたい大学生・坂上良太郎に、「年下なのでタメ口で」と迫る高校生の先輩・山下かをり。バイト先での「敬語」を巡る攻防が、今日も静かに繰り広げられる……。 先輩であるかをりは、高校生なのにやたらと仕事のできる、頼りになる存在。助けられてばかりの坂上は、気後れしてつい、色々遠慮してしまう。一方かをりは、そんな彼をからかうように、「敬語禁止!」などと言っては坂上に、打ち解けることを要求する。 クールに坂上を手玉に取るかをりと、年下の彼女にどうしても敵わない坂上。この構図、ちょっと『からかい上手の高木さん』っぽいと思いません? さらに二人と共に仕事をしつつ、二人の仲を(主に坂上の方を)いじってくる、女子高生の若菜と真中のおかげで、二人の仲がじわじわ進展していく……ようでいかない感じが、もどかしくも楽しい。 ホームセンターが舞台なので、コンビニやスーパーではなかなかお目にかかれない商品と、それにまつわる顧客対応の模様なども目新しい。結構特殊な商品知識が問われる場所なんですね……。 遅々として進まない二人の先を見たいと願うよりは、いつまでも二人でああでもない、こうでもないと駆け引きして、拗らせる様子を眺めていたい。その先に少しでも進展があるといいな……という感じで楽しみたい漫画。 クールなかをりの静かな笑顔、マジ天使!シュールすぎやしないかアダチケイジ大全集 The DRIFTERS アダチケイジ名無し「グラゼニ」のアダチケイジ、デビュー作とのことで、興味があって読んでみたところ、想像以上にシュールな世界観のギャグ漫画だった…。主人公は見てのとおり小林よしのり作品の影響を明らかに受けている。東大一直線ほどのキレはさすがにない。が、語彙の数はすさまじく、意味のわからないワードをぽんぽん出しながら勢いで突っ切ってしまう。これが新人時代の勢いというものか…。などと思いながらよく見ると、グラゼニでたまに見せるギャグっぽい動きを色んな箇所で見ることができた。ともだち○こ、を使ってボーイズラブをイジる、という今の時代から見るとちょっと微妙じゃないか?という描写も入ってるが、昔のギャグ漫画だから仕方ないところもある。衝撃的授業を叩き込め!ハンマーセッション! 棚橋なもしろ 八津弘幸 小金丸大和マウナケア表紙とタイトルだけではいまいひとつ内容がわからず、ドラマ化されてから読み始めて好感をもった作品です。ハンマーセッションとはメキシコ系ギャングの俗語で、新入りがきた時、しきたりや掟を脳天に叩き込む、という意味だそう。ですが、この作品では「衝撃的授業」という言葉が当てられています。つまりは教育モノ。型破り教師が生徒を更生させていくという定番の設定ながら、その教師が脱走した詐欺師というところに新味があるわけです。この教師、問題のある生徒に接する時は、詐欺のテクニックを使う。それは人心掌握術だったり、調査の上でのハッタリだったり。ほか法律も知っているし、簡単な心理トリックも仕掛けられる。これらプロの技がビシッと決まるのがいいんですよね。で、この辺の能力って、現実の生活や仕事上でも重要なことなのでは、て思ったりしてしまうのです。知識を蓄えたり、頭を使って行動して人の心をつかんでいるわけしょ? ビジネスマンでもナルホドと思うことだらけですよ。少年向けと侮ることなかれ。よかったねカナコ、殺し屋に転職できて…!幸せカナコの殺し屋生活 若林稔弥名無しブラック企業を辞め、転職先を探していたところ、気づいたら殺し屋になっていたカナコ。 ところがまさかのそれが天職…!! 前職の上司から始まり、狙った獲物は逃さないプロの仕事を今日も遂行します。 仕事にやりがいを持て、幸せに暮らしているカナコをみて私も嬉しいです。 仕事が板につきすぎて、こんな悩みまでできてしまいました。社会人ってたいへん!☆ もうほんとに最高だから腐女子のつづ井さん つづ井やむちゃ腐女子ってこんなセンス高いん!??って驚愕するレベルの笑い。 「裸一貫つづ井さん」から読み始めた者だけど、もう読み始めたら止まらん。 よくある感じの自虐じゃない。そういうネガティブな要素はない!!! だから明るい気持ちになれる!!!下手な自己啓発本よりよっぽど人生楽しくなるヒントに満ちてるからとりあえず知り合い全員に読ませたい。全ての生物はカワイイろくでなしメリーちゃんと羊 竹田エリ名無しメリーちゃんの世界は 人間系ー生物系ー人間系の 隔世遺伝で成り立っている。 ようするに、人間同士が結婚すると生まれた子供は 羊、ライオン、ヘビ、バッタ、などの各種生物系。 ただし知能や体格は人間並みで社会に溶け込んでいる。 その生物達が結婚すると生まれる子供は人間系。 なのでメリーちゃんの小学校の級友は 「父親がライオンだから怠け者で」とか 「父親がパンダで可愛さを利用して詐欺行為を」とか 悩んだりしている。 独特な世界を舞台にシュールなギャグが連発される。 どちらかというと「雄ライオン=怠け者」とか 「パンダ=可愛いが根は凶暴」とかの 色々な生物のネガティブな印象を強調したギャグが多い。 人間と動物のギャップをギャグにした漫画というよりも、 動物を擬人化することで動物のろくでもない部分を 強調した漫画のようにも感じる。 そういう目で見ると、登場人物の殆どが 人間系とか動物系以前に、それぞれハタ迷惑で かなり「ろくでなし系」に見えてくる。 雄ライオンは警察官なんだけれど 「雄ライオンだから怠け者警官」だし、 カッコウは他所の家庭に乗り込んで 「カッコウだから乗っ取り託卵当たり前」だし、 バッタは殴る蹴るの暴行をはたらくも 「バッタ(仮面ライダーのモデル)だから正義」だし。 何らかの生物であること以前に ハタ迷惑なロクデナシなキャラばかりの漫画だ。 これはもう異生物の共棲をギャグにしたというより、 ろくでなしを動物化することでギャグに仕立て上げたような、 そんな感じの漫画でもある。 面白いからいいけれど(笑)。 ゾンビはエモいゾンビ少年と殺人鬼少女 田村ゆうきたか人を切り刻みたくてしょうがない衝動を抱えて生きる優等生の女の子と、ある日ゾンビになってしまい異臭を気にして公園でコソコソ生きる男の子の話。 も〜〜!!このあらすじだけでエモい…!! 死なないゾンビと殺人衝動。 まさに破れ鍋に綴じ蓋の関係性…!! 決して死なないゾンビ君だけが、彼女の殺人鬼としての性を受け止めてあげることができる…! そして、異臭を放ち、切り刻まれては縫われツギハギだらけで人混みに行けない(と強く思っている少年の慎ましさ、健気さがたまらない…!)少年を受け入れてあげられるのは、少女だけ………!! 積極的に迫るヒロインと、元は快活だったろうに自分の臭いに劣等感と羞恥心で奥手な少年。 同じ時を重ねるに連れ、二人は互いを強く必要とし合う。 ひゃ〜〜!尊い……無理……。 サディスティックで猟奇的なゾンビの恋(全2巻)にキュンキュンしてください!! YG〜!先生、〆切ですよ!! 浜岡賢次名無しYGと若葉先生の関係性が素晴らしい。2話目とか多分100回読んでも飽きない。 巻末に作者による各話の批評(というより裏話)が書かれており、連載でそれなりの苦労があったことがわかる。これ最初読んだ時主人公が誰なのかわからんかったやあ<YEAH!> 山田芳裕starstarstarstarstarマンガトリツカレ男中学生くらいの時は主人公が「加藤」なのか「源」がわからなかったが主人公が今読むと誰が主人公とかいう話でないのかなと思う。 「90年代に生きる武士道一直線のクレイジーな男」の加藤と「対照的な社員」の源ジェームス頼和のバブル時代のサラリーマンギャグという扱いだけど、俺は加藤の生き様に共感する。 あとなんでか知らんけど初期の山田芳裕が書くスーツが異常にかっこよく見えるんだよなやっぱりスペリオールの新連載には期待してしまう!筆とあいつがいればいい。 中田アミノstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)主人公の女の子がかわいくてこじらせてていい感じに意地が悪いのが良い!! 人から良く見られちやほやされることを生きがいにしている女子高生の瓦木叶(かわらぎかのう)ちゃん。 クラスメイトに乗せられうっかり絵が上手い発言をしてしまうが、実際はクソど下手な叶ちゃんのもとに現れた他の人には見えない手のひらサイズの小さなじじい。 寝てる間に身体を乗っ取り凄まじい絵を描くそのじじいの正体は葛飾北斎!? 葛飾北斎は満足するまで絵を描きたい。 叶ちゃんは完璧でありたい。 互いに利害が一致し利用し合うことに! 他人にはいい具合に無害な女の子の小ズルさというか、本質は置いておいて良く見られたいという浅ましさが出ていてとてもいいし、たまに出すかわいくない顔芸も素晴らしいし、じじいがちょうどちょっとキモくて絵が凄くて生活に小波乱を起こしそうないいバディ感を醸し出している。 女の子は良く見られたいという理由で頑張っている基本的にはちょっとアホで残念な女の子なので必然的に幽霊であるじじいがいいツッコミ役になっていて、誰がツッコミやってんだよ感はあるものの、何も知らないアホな小娘よりすべて知り尽くして無茶苦茶やるじじいのほうがまともだわなと納得。 2話目で早速葛飾北斎が大いにやらかしているので、叶ちゃんのその場しのぎのカバー力が試されていて面白かった。 今後、絵画の素材や技法がたくさん出てきそうなので単純に面白くなりそう。 ブルーピリオドなどと合わせて読みたい。 もしも葛飾北斎が人生の続きを現代で生きたらという妄想はロマンがあってとても好き。 シオリエクスペリエンスのジミヘンや、少し違うけど刃牙道での宮本武蔵然り。 現代で無双するのか、どこの時点で成仏するのか、いやそもそも絵に終わりははいから満足しないでしょ?とか、ヒカルの碁的に叶ちゃん自身も成長するのか、どう展開するのか楽しみ! 少し気になるとしたらタイトルが葛飾北斎目線っぽいところ。 いや、どっちとも取れるか・・。 「なろう」の常識を逆手に取った元異世界人の日常ギャグ異世界おじさん 殆ど死んでいるmampuku流行りに流行った異世界転移のあるあるを皮肉った、あるいは逆手に取ったギャグになってます。この発想にはやられた!って感じです。 ・17年の昏睡から目覚めて浦島太郎状態なおじさん ・言語も文化も異世界に染まり切ってしまい、魔法まで使える このズレ具合がものすごく絶妙に面白く、今でこそ当たり前の共通認識になったお約束(「ツンデレ」とか)が17年前の人には通じないというジェネレーションギャップが新鮮でした。 ちなみに表紙の女の子は、異世界に居たころの旅の道中、人格否定や罵倒を繰り返しながらまとわりついてきたんで適当な町で撒いて逃げたそうです。ラブコメ?いやいやこれは社畜コメディマンガです孤島部長 八海つむsogor25新人研修のさなか、なんやかんやあって無人島に漂着。島には部長♂とと新入社員♀が2人きり、何も起きないはずがなく… と思ったら、何も起きないどころか部長は会社での働きぶりと変わらずだし、というかサバイバル生活なのにずっと社会人精神を全面に押し付けてくるし、しかもなぜか取引先の社長が現れて接待が始まるし、会社にいるのと全然変わんないんですけど!? という予想外の切り口で真っ直ぐにコメディしてる作品。 ニクいのは一応牛歩のようなペースでラブコメ展開も進んでいること。しかも部長が新入社員の小松をちゃんと女性として意識してる描写が(超小出しだけど)あったり、展開が進むごとに部長が微細ながらツンデレの波動を放ち始めたりして、「あれ、この作品ってもしかして本当にラブコメだったりする?」と思わせてくる。そんな仄かな期待を抱きつつ、当分は全速力の社畜コメディマンガとして楽しく読んでいられそう。 1巻まで読了。吾妻ひでお先生・・・カオスノート 吾妻ひでおstarstarstarstarstar干し芋お亡くなりになって、初めて読みました。 凄い才能が、消えてしまった。 りぼんのレジェンド・池野恋のまんが道ときめきまんが道 ―池野恋40周年本― 池野恋まるまる※ネタバレを含むクチコミです。昔の俺はなんでこの面白さがわからなかったんだ?おれは直角 小山ゆうstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男小学生くらいの時に読んだけど、あんまり面白くなくて途中で読むのをやめてしまった覚えがあったが最近小山ゆうの面白さに目覚めたので読んでみたがむちゃくちゃ面白い。 あらすじは最下級武士の息子「石垣直角」が、名門の学校萩明倫館に入学して、周りを巻き込みながら成長していくというのがメインだが各エピソードに登場する「石垣直角」の周りが自分の身を顧みずと直角と向き合って成長を促していくのがすごい良い 途中の選挙編、生徒会長編とか多少とかマンネリを感じするところはあるが最後のエピソードはそんなことはどうでもよくなるくらいすごい良い内容だった。 そういや石垣直角の名前で思い出したけど小池一夫原作の「御用牙」に登場した「大野木玄蕃」が石垣直角ってあだ名だったな。小山ゆうが昔小池一夫のところにいたのに関係あるのかな 大人の青春、貴女となら。羽山先生と寺野先生は付き合っている 黄井ぴかちあうしぃ@カワイイマンガ生物の寺野先生と体育の羽山先生は、昨日から、お付き合いを始めました。ドキドキして、嬉しいことが、これからいっぱい! 二人は付き合いたての甘酸っぱさと遅れて来た青春を謳歌するように、毎日気持ちを確かめ合って、唇を重ねる。真面目な二人は多少のすれ違いも、きちんと気持ちを伝え合うことで解決し、絆を深めていく。 学校では同僚の先生方や、生徒達、さらには校長先生まで、二人の恋を大プッシュ!たくさんの人に背を押されて、二人はさらに絆を強固にしていく。 特に百合大好きな同僚の坂東先生が、二人を掻き回さないように距離を考えつつ見守る姿は、同志としてとても共感する。(坂東先生の目の中に書いてある文字に注目) 出てくる皆が思いやりに溢れている、夢のように平和な世界が描かれており、読んでいて安心するので、疲れている人にオススメしたい。 全編に渡る百合キスのおかげで、どこから読んでも速攻で甘い気持ちにしてくれる、恋のときめきを思い出したい人への特効薬のような作品。 2巻までの感想。 猫飼いの良さが詰まってるねこだまり 郷本nyae普通のOLと3匹の飼い猫の日常を綴っただけの漫画なのに、飽きずにイッキ読みした。 猫を飼ってない自分でもなんとなく「これが猫との暮らしのリアルでは」と感じる。 一巻のあとがき?に“3匹のうちの1匹は著者の飼い猫をモデルにしている”とあり「やっぱりな」と思うほど猫の描き方がかなり上手いし、説得力がある。 全部読むまで気づかなかったけど、主人公の名前が一切出てこない(猫の名前はある)。 いわゆる年頃の女の子のひとり暮らしだけど、将来の夢とか結婚願望とか別にない。今が幸せだからそれでよし。 自分も早くこうなりたい。 二十一世紀科学小僧二十一世紀科学小僧 唐沢なをきマウナケア多作で知られる唐沢なをき。むかしN○Kとのやらせトラブルがニュースになってしまいましたが、本当のところ、トラブルの元凶であるインタビュアーは著作をちゃんと読んだことがあるのか、今でも疑問に思います。特撮をテーマにした近作しか読んでないのでしょうね。ちょっと近いSFというテーマでも、この作品のように、ユーモアが詰まっている作品が、それこそ山のようにあるのですから。主人公は1(ピン)太郎という少年で近所でも有名な天才科学者。でも彼は相当マセてます。こんな顔してしょっぱなから「虚構と欺瞞に満ちた社會に鉄槌を」とか「若い女性を肉奴隷として調教する」などなんとも勇ましい。そんな高尚?な心意気で数々の名発明をするものの、やはりろくでもない結末に。この適度に気の抜けた感が著者の持ち味。ここがわからないようなら、そもそも唐沢を語る資格などないでしょう。そんな、オバカなお話をオールカラーでお楽しみください。押切ワールド全開の脱力ホラーギャグ!でろでろ 押切蓮介猫あるく押切先生の絵はなんだかあったかくて読んでると楽しい気持ちにさせてくれる。ゴリゴリのギャグマンガだけどたまにちょっとキュンとさせられたり、大事なこと言っていたりと何かと忙しいドタバタ感が楽しい。そして犬が全漫画の中で最高に可愛い。 笑えるラブコメはお好きですか?恋愛の神様 鈴木マサカズstarstarstar_borderstar_borderstar_borderかしこなぜか森高千里ネタが多くてウケる。主人公が渡良瀬橋渉なんて無理やりすぎるのに名前が出てくるだけで笑っちゃう。ストーリーとしては奥手なサラリーマン渡良瀬橋渉が恋愛の神様にアドバイスされながら同じ会社の森高里子と恋を育んでいくラブコメ。社会人恋愛モノによくある一話ごとに女の子が変わるんじゃなくて、ずっと同じ相手なのもいい。あとタイトルにもなってる恋愛の神様がそれほど役に立ってないのもいい。恋の渡良瀬橋を渡れ!渡良瀬橋渉!は名シーン。ゲコにケロッを指南するカエル似の酒妖怪ゲコガール 魚田南名無し私はそこそこに酒は飲める。 だがかつて先輩社員が新入社員に酒を強要して 急性アルコール中毒にして病院送りにして、 さらに私を下手人に仕立て上げて以来、 下戸な人に酒を勧めることは一切しない。 酒は美味しいし気分が良くなるし、 料理の味も引き立ててくれるし酒席を和やかにしてくれる。 とはいえ、酒に強い弱いは体質的な面が大きいし 下戸な人にあえて酒を勧めるよりは勧めないほうを選んできた。 なのでこの漫画は凄く面白いしタメになるのだけれども それをそのまま現実に実践する気は無い。 ましてや下戸の主人公に獲り憑いたのが ゲコっと鳴くカエル似の妖怪だとか 酒の妖怪なのに自身も一杯しか飲めないとか、 「ヒネリも深みもまるで無いじゃねーか」 「舐めてんじゃねーぞ」 という第一印象しか受けなかった。 だが下戸相手だからゲコッと鳴くカエルの妖怪かよ、 という軽すぎる印象も、後々に ケロッと鳴くシーンが登場して 「・・だからカエルか、上手いこと言うじゃねーか・・」 と妙に納得した(笑)。 このカエル似の酒妖怪の酒指南は 「いいから呑め」だけではない説得力がある。 現実にはそこまで上手く(そして美味く)は いかないかもしれないけれど うーん、そういうものなのかも、と思わせる面は感じた。 下戸な人にも酒ドリームを抱かせる美味さのある漫画 なのではないかと思った。 私は下戸ではないので、この漫画の通りに飲めば 下戸の人も酒を克服できるかどうかは判らない。 基本的には体質とか生物学的な問題だし。 というか下戸の人がこの漫画をどう思うか判らない。 だが、下戸の人でも他人に強要されずに飲むことが可能な時間とか 最悪、翌日に夕方まで寝込むことになっても大丈夫な時間とか あるならば、試してみたら、というか、 この漫画を読んでみたら、くらいにはオススメしたい。 自分も卓を囲みたくなるスーパーヅガンアダルト 片山まさゆきマウナケア今でこそ打つ機会は減りましたが、20代のころはよく徹マンをやっていたものです。麻雀とは不思議なもので、どれだけ注意深く他家の捨て牌を確認しながら打っても、危険牌ばかり寄りついてきて負ける時はバカ負けする。そう、「スーパーヅガン」の豊臣くん状態です。対して夜の2時もすぎるころになると、やけに神経が研ぎ澄まされてきて、ヒキだけで勝ちまくるなんてことも。こちらは明菜ちゃん状態ですね。よく雀荘でこの漫画を読んでたなあ、役作りのこととか、美しい牌の待ち方とか考えなくてゆる~く読めるからいいんだよねぇ…と懐かしんでいたら、続編があることに気づきました。あの豊臣、ヤス、信太郎、明智も社会人になってるんですね。しかしながらやってることは一緒で、豊臣が3人にカモられるという構図は変わらず。しかしながら明菜は最初は登場せず、豊臣の彼女らしき人物がいて…? 読んでる途中から自分的には盛り上がってしまいました。あのころの面子を集めて久しぶりに卓を囲みたい~。 まぁあるよね元カレが腐男子になっておりまして。 麦芋やむちゃきっと、あるよね。 世の中にはいろんな趣味の人がいて、一般的に女性の趣味だと思われている編み物だって男性のプロがいるんだし、逆に釣りだって女性のプロもいるわけで。なのに、腐男子という言葉の不自然さがすごい。 この漫画をきっかけにBL文化が男性にも広まればいいと思いますが難しいでしょうね。私はBL読んだことないのでわからないですが。面白いし可愛い金のタマゴ カツヲ名無し編集者もの好きな人一定数いそうな気がします。 正直編集者漫画読んでると恨みで「くそ〜漫画描くぞ!」となって共感は無理ですが漫画に対する姿勢はやっぱしみんなこういう考えでやってるのか、とうなづくしかありません! 作中で「ちゃんとダメ出ししたのか」って言うシーンがあるんですがやっぱダメ出しって大事なんですね! なぜあんなにも出会い頭に高圧的でいられるのか不思議だったりするんですけど編集とはそう言うものなのかもしれません。上から言われたりするのかも。 いや知ったことじゃないんですけどね… 可愛い絵柄とキャラだけどやってることは編集の仕事なので4コマ構成なのに熱いです!<<194195196197198>>
先輩には敬語を使いたい大学生・坂上良太郎に、「年下なのでタメ口で」と迫る高校生の先輩・山下かをり。バイト先での「敬語」を巡る攻防が、今日も静かに繰り広げられる……。 先輩であるかをりは、高校生なのにやたらと仕事のできる、頼りになる存在。助けられてばかりの坂上は、気後れしてつい、色々遠慮してしまう。一方かをりは、そんな彼をからかうように、「敬語禁止!」などと言っては坂上に、打ち解けることを要求する。 クールに坂上を手玉に取るかをりと、年下の彼女にどうしても敵わない坂上。この構図、ちょっと『からかい上手の高木さん』っぽいと思いません? さらに二人と共に仕事をしつつ、二人の仲を(主に坂上の方を)いじってくる、女子高生の若菜と真中のおかげで、二人の仲がじわじわ進展していく……ようでいかない感じが、もどかしくも楽しい。 ホームセンターが舞台なので、コンビニやスーパーではなかなかお目にかかれない商品と、それにまつわる顧客対応の模様なども目新しい。結構特殊な商品知識が問われる場所なんですね……。 遅々として進まない二人の先を見たいと願うよりは、いつまでも二人でああでもない、こうでもないと駆け引きして、拗らせる様子を眺めていたい。その先に少しでも進展があるといいな……という感じで楽しみたい漫画。 クールなかをりの静かな笑顔、マジ天使!