ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6150件<<1617181920>>紫式部が出てくる漫画といえばパープル式部 フォビドゥン澁川starstarstarstarstar_borderかしこ今年の大河ドラマ「光る君へ」を観るのが楽しみです。主演の吉高由里子も好きだし、衣装も豪華ですごいんだろうな!…と、その前に紫式部がモデルの作品繋がりで「パープル式部」を読んでみようかな〜っと安易な気持ちで手を出したら強烈でした。大河を視聴中もパープル式部が脳裏に浮かびそうです。 パープル式部は結婚相談所のアドバイザーという設定ですがもちろん活かされません。読者から婚活してる男性キャラを募集したり1巻は迷走してるようにも感じられましたが、2巻からは脇役キャラが安定して面白かったです。ライバルキャラである清リトル納言の結婚&出産の話は最高でした。これだけでも読んでよかったと思えました。最強伝説 黒沢について語ろう!最強伝説 黒沢 福本伸行なまこデラックス※ネタバレを含むクチコミです。「最強伝説 黒沢」各巻を読んだ感想最強伝説 黒沢 福本伸行starstarstarstarstarかしこ読んでいくうちに黒沢への気持ちが変わっていくのか記録していこうと思います。地縛少年花子くん地縛少年 花子くん あいだいろ理解していないことを理解した人間!?花子くん、やばい!ハマりました!www 部長が少女漫画家部長は少女漫画家 西村マリコ 古都かねるstarstarstarstarstarゆゆゆ第一話で課長は部長の副業調査を任命される。 タイトルで少女漫画家と言ってるから、どんな感じに暴露されるんだろうと、ワクワク。 このおじさんが少女漫画家か。 と部長チェックも欠かさない。 課長は実は漫画が好きそうなフラグが建ったから、人知れず部長のサポートでもするのかな?と期待値MAXからの、意外な展開。 やられた〜と読んでたら、部長が左遷されて、もう一回やられた〜と、続きの話をどんどん読んでしまった。 少女漫画が好きなおじさんでいいじゃない。 でも無理をしすぎたら寿命が縮みますわよ。やさぐれた心に刺さるヒーラーこのヒーラー、めんどくさい 丹念に発酵starstarstarstarstar_borderゆゆゆこれはもしかして、「めんどくさいなあ、自分でやりなよ」と、日々に疲れた読み手を回復してくれてくれているのか。 ベテラン初心者のアルヴィンだけでは、やさぐれた心には刺さらなかっただろう。 落とし穴に落ちたり、負けないと思ったら負けたり、ボケ役のような振る舞いをする彼はツッコミ役。 毒舌と思ってなさそうな喋りっぷり、めんどくさいヒーラーの彼女がボケ役。 言えないことを言ってくれるのが清々しい。 そして毒を吐いても、アルヴィンが期待する回復も支援もしない。 やってくれてもちょっと違う。 日々一生懸命にならなくても、こんな感じでいいんじゃないのと思えてくる。 癒やされてるよ、カーラさん。 ファンタジーもので考えると、ダークエルフかつヒーラーは相性が悪そうだけど、ベテラン初心者よりは冒険が得意そうだ。やっぱり色々とぶっ飛んでる少年エスパーねじめ<完全版> 尾玉なみえstarstarstarstar_borderstar_borderカイ尾玉なみえはヤバい人 独特の世界観で下品でファンタジー 純情パインの方がギャグは面白かった るきじ家族のネーミングセンスがヤベェ カムバック新連載「地域の相楽さん」地域の相楽さん 花木アツコstarstarstarstarstar_borderかしこ短期集中連載されていた「地域の相楽さん」がシーズン2として新たにスタート!これまでの計4回のお話がとても面白かったので、連載復活は嬉しい限りです。だいぶお隣さんと仲良くなりましたが、まだ設楽さんの素性?は知らないようですね…。 ちなみにこれまでのあらすじ。町内会に新しく入ってきた相楽さんは中性的な見た目でかっこいい。引っ越してきた当初は一軒家にひとり暮らしなんて…と、近隣住民に不思議がられていましたが、町内のゴミ拾いでの仕事っぷりのよさ、回覧板まわし騒動で見せた意外な熱血さ、大晦日に神社で配る豚汁作りでの機転のきかせ方、を経て徐々に受け入れられてきた模様。 実は…という程でもないかもしれませんが相楽さんは女性です。あまりにもクールなので、第1話では町内会の全員が「男性なのかな?女性なのかな?でもすごく聞きにくい」と悩んでいて、そこがすごく面白かったです。私も正直どっちなんだろうって思いながら読んでいました。相楽さんはあらゆる物事を推理するクセがあることがずっと描かれていましたが、それも職業がミステリー作家だからということがシーズン1の最終話で判明してます。そのことをお隣さんはまだ知りません。 毎回クスッと笑えるところがあって個人的に激推しの新連載です!!コミカルラブコメ。勢い素晴らしい。ドントクライ、ガール ヤマシタトモコstarstarstarstar_borderstar_borderカイ短編2本で前半は表題のドントクライ、ガール いたって正常なJKが裸族であること以外完璧なイケメンの叔父の家に居候 常識ってなんだっけ?正しいんだけど何かがズレてる違和感とのギャップが面白い 後半の漫画はお堅いヒューマンドラマ。前半とガラッと印象変わります。 サクッと読めて良い漫画ただひたすらぶっ飛んでる純情パイン<完全版> 尾玉なみえstarstarstarstarstarカイ最初から最後までぶっ飛んだギャグの連発 シュール、下ネタ、パロディ、打ち切り ハマる人にはハマるであろう漫画 勧めづらいがディストピア漫画の傑作で間違いない狂四郎2030 徳弘正也芥川塵太郎絵は癖があるし、エロシーン多いし、ギャグも独特だし、下ネタ多いしで人に勧めづらいがやっぱり面白い ていうか、あのくらいギャグとか差し込まないと鬱になって途中で読めなくなっていた気がする勢いあるくだらないギャグ漫画タイマンズ 設楽清人starstarstarstarstar_borderカイ世紀末リーダー伝たけし!と同じ匂いを感じるテンポ良いギャグ 絵もめちゃくちゃ動きあって迫力ある上手い絵 スカッと一冊で読みやすいオムニバスギャグ漫画かっこいいスキヤキ 泉昌之starstarstarstarstar_borderカイぶっ飛んだ発想のシュールな笑い 世にも奇妙な物語の原作も何本か収録 Arm Joeは超オススメ 平凡な男の子が努力して武道を極めていく姿がいい史上最強の弟子ケンイチ 松江名俊starstarstarstarstarこめつぶパロディとして異種格闘技戦のストーリーをうまく作っていると感じました。笑いあり、感動あり、お色気あり読み進めていても展開に飽きません。師匠が多種多様で一つ一つ場面やストーリーによって変わり、主人公がヘタレのまま成長していくのは楽しいです。師匠達の教えを受けて強くなる主人公を応援したくなります。空手とか格闘技が好きなら是非一度読むのはアリです!心理学のテクを学べるギャグ漫画サイコろまんちか 小出もと貴starstarstarstarstar_borderカイ〇〇効果、〇〇現象など心理学の例をなんともくだらない笑いで読むことが出来る 3冊で終わるのでネタ切れになることなくスッと読めるのが最高 小出もと貴は他作品も面白い恋多き超進学校男子ラブコメのコメがすごい #1巻応援かしこい男は恋しかしない 凹沢みなみstarstarstarstarstar兎来栄寿『星子画報』の凹沢みなみさんによる新作です。目に見えて画力が上がり、とても読みやすく魅力的な絵になってきています。 「東工大の彼氏を尊敬していたが、東京工業大学だと思っていたら東京工芸大学(偏差値37)で100年の恋も醒めた」という笑い話も漏れ聞きますが、実際に『純猥談』などでも語られていた通り高学歴の男性に欲情する女性は存在するようです。ただ、それは生存戦略的には実に真っ当なことで、高学歴であるということは現代社会においてはイコール経済力の高さに非常に結び付きやすい要素。昔でいえば、大きなマンモスを狩る能力に匹敵するわけで、それは遺伝子レベルで惹かれることも不自然ではありません。 しかし、この日本の最高位とされる進学校にはひとつ問題があります。それは、中高一貫の男子校であるということ。何なら、開成だけではなく他の御三家である麻布と武蔵も、関西の雄である灘も、全部男子校です。世界には、男と女が半々でいるにも関わらず、思春期の6年間の長い時間を男性のみがいる場所で過ごす。そして見事に東大に進学し、突如普通に女性がたくさんいる環境に置かれたときに何が起こるかは火を見るよりも明らかです。 個人的には、割とこれは根深く重大な問題だと思っています。日本最高の頭脳である東大理Ⅲの男性が、異性とのコミュニケーション能力に乏しかったり免疫がなかったりする状態は大変によろしくないのではないか。 そういう意味では、この作品の主人公・大沢正直(おおさわまさなお)のように、少々痛々しく見えてもいろいろな経験を若いうちにしておくのは大事なことだと思います。 本作は、コメディ成分が多く見た目以上に男性でも楽しく読めるであろう進学校男子のラブコメ。 「使われてる…! 他人の青春のダシに使われてる…!」 というフレーズで開幕し、他校の男女から動物園の見世物的な扱いを受けつつも、偏差値や将来性などで心の中でマウントを取りながら何とか精神の安寧を保っている普通の賢い男子高生たち。そんな彼らが慣れない女の子たちとの関わりを通して味わい深さをもたらしてくれます。 この作品の特徴は、何といっても凹沢みなみさんの卓抜したセンス。 ・「青春陳列剤」 ・「トロミをつけてクラフトビール飲むサブカルジジイ」 ・青臭いことを語ったり距離が縮まりがちな「放課後ファミレス」の言い換え→「アオハル阿片窟」 ・「目クソ鼻クソ世界王者決定戦」 ・「公立…内申点という邪教を拝する異教徒!!」 などなど、語彙力が天才的でパワーフレーズが大連発されます。架空のマンション広告のキャッチコピー「都心、開闢」などさり気ないところにも好きポイントがたくさんあります。 性格の悪いシグマ、実家が太く聖人な樹太郎らいつも3人組でつるんでいる同級生や、昂ると薩摩武士のような表情になり誤解を招くヒロインのちほねなどサブキャラクターたちも漏れなく魅力的です。 ギャグは冴えに冴えわたっているのですが、恋愛の部分や人間ドラマ的な部分もギャップで見せてくれるところが多々あります。 巻末には、外山薫さんによる外伝小説付き。サブキャラの魅力を補強する1篇となっています。 普段、少女マンガを読まない男性にもお薦めします。進学校あるあるが楽しめる方はより楽しめることでしょう。 尊いもどかしいの詰め合わせ恋せよメオト。 立葵starstarstarstarstar_border宮っしぃ幸せな恋あつめました、の作者の新作 こちらもオムニバス形式で進むが、今回は1つのテラスハウスに住む夫婦それぞれに焦点を当てた物語に 前作のキャラも登場しつつも、独立した作品としても読めるが、前作読んでるとさらに楽しめます ひたすら夫婦が尊く、もどかしい気持ちも味わえ、ひたすら夫婦の可愛らしさを愛でる作品で、頭空っぽにしてただただひたすら胸キュンが味わえる 前作同様にオススメできる良作ラブコメですので、未読の方オススメですよ異世界美少女動物園スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました シバユウスケ 森田季節 紅緒starstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ異世界に転生した社畜が不老不死の力を得て300年ひたすらスライム倒してたら最強になった、という物語 登場キャラはロリから真面目キャラからお姉さんまで色々な美少女キャラが登場 異世界物ではあるが、冒険やバトル要素よりスローライフコメディ要素が強め 個人的には4コマのきらら枠の様な読み応えでした のんびり異世界ライフ好きなら楽しめる良作だと思います設定ですでに面白いカッコウの許嫁 吉河美希名無しカッコウってそういうことか〜! 子供取り違えからの顔合わせで婚約者の流れが自然ですごすぎます。 ラブコメとしても面白いし女の子が可愛い。 ウィルスによりネコに触れられるとネコ化してしまうパニックSFニャイト・オブ・ザ・リビングキャット メカルーツ ホークマンstarstarstarstarstar_borderキャロ と見せかけて、ただただ猫が可愛い漫画 バンド・デシネ風の力のある描き込みとゾンビ映画の様にシリアスな雰囲気で話は進んでいるが、ゾンビの様に撃退するわけにはいかない。なんたってネコはカワイイから。 真面目な場面のはずなのにウンチク挟んで来るギャップがたまらなく面白い 現在4巻まで発売してるが、月刊連載のためか絵柄が変わってしまってるのが少し残念 とは言え完結まで見届けたいと思うぐらいのポテンシャルがあるネコ好きにオススメの漫画「銀の匙」の原体験的な作品百姓貴族 荒川弘六文銭『銀の匙』の著者であり、『銀の匙』→本作という流れで読んだ身としては、漫画がリアルになった感じです。 『銀の匙』のエピソードって一部脚色ありのフィクションかな?程度で読んでいたのですが、どっこい、本作を読むとリアルのほうがもっとキツイ&生々しいのにたまげました。 あ、あの話マジなんだ と、謎の説得力が増す。 そんな副読本として読んでも面白い作品でした。 農業、畜産の過酷さ。 特に、家畜を動物ではなく食料としてとらえて処理していく姿は、そんな感情はエゴだとわかっていても、胸にクルものがある。 時に面白おかしく、あっさりと書いているけど、だからこそ、読んでいて行間に残るものがある。 ただ切々滔々と農業の過酷さやエグさを語られるよりも、よっぽど残る。 普段の食卓にのる食材はすべて、農家の方々のおかげなんだとあらためて感謝したくなる、そんな本でした。 読みやすいし、小さい子供の食育にもいいんじゃないか?と思いました。「寿々木君のていねいな生活」感想寿々木君のていねいな生活 ふじもとゆうきニーナ心温まる素敵な話でホッコリした。と同時に考えさせられもした。いかつい見た目により誤解されがちな寿々木君は、周囲の言動により自信を失い、自分らしく振る舞うことも出来なくなっていた。それが春名と出会った事により、徐々に自信を取り戻し、周囲との関係も変わっていくのだ。人を傷つけるのも救うのも、きっかけはきっと些細な事…だがその些細な事が大切なのだと感じた。 さすが、「不穏系ほのぼの」コメディーこどもどろぼう 山吹starstarstarstarstar_borderゆゆゆ読んでいて、ほのぼの平和な気持ちになった直後に、いたたまれなくなってくる。 人は見た目ではないというけれど、少女が禿げたおじさんになってしまったら、いろいろ大変そう。 おじさんが若い奥さんと手を繋いで寝たり、奥さんと砂場で泥遊びをしていたり…。 発言も幼い。 存在しないおじさんなら、まだ旦那さんの心も穏やかだろうに、彼は存在する上に空き巣だったから心穏やかになれない。 娘に空き巣のおじさんが入っているのだから、なおさら心は穏やかでない。 母は、おじさん化してしまった娘のことを心配していつも通り接するけど、人知れずはらりと涙もこぼれる。 みのりがご機嫌のときはほのぼのしているのだけど、ふとした瞬間、読んでいる方も我に返る。 不穏な展開を感じて、その思いは一層強くなる。 早く戻って! へんな仮面が悪かったの? 早く戻ってーー!! あらすじを読んでも意味がわからず読み始めたのだけど、あらすじに書かれていた「不穏系ほのぼのコメディー」の表現はだてじゃない。 ほのぼのなのに、ほのぼのできない不思議な世界観。あなたもご堪能ください。世界でただひとり空を飛べない少女の物語 #1巻応援片翼のドロップス sorastarstarstarstarstar_border兎来栄寿『墜落JKと廃人教師』のsoraさんが、並行して短期連載していた作品です。 舞台は西暦3015年。温暖化と海面上昇により海が地球の90%を占めるようになったころ、人類は建物をどんどん高層化しながら自然と空を飛べるように進化したという世界。そんな世の中で唯一空を飛べない人間、「旧世代(ドロップ)」として差別を受けながら生きるのが本作の主人公・深海ツバサです。 「飛べない人間って人間なの?」 とまで言われてしまう世界。階段が設けられている学校すら希少で、移動のために常にマイハシゴを持ち歩いているヒロイン。まず、この設定が独特で面白いです。独自の理がある世界で必死に生きるツバサは白泉社の良きSF感を覚えさせてくれます。 そんな彼女が出会うのは、何やら謎めいた事情を抱えているイケメン・鷹月レン。彼との関係性も見所です。 ファンタジックな設定ですが、ツバサの抱える疎外感や無力感は現実の私たちと地続きであり共感できるものです。そんな中でも、ツバサだから見ることのできる世界の美しさ・素晴らしさもある。設定を上手く利用しながら実に良いシーンを描いているところもあって、好きです。 soraさんの画力がそれらをより引き立てているのもありますし、1話と最終話の対比構造も綺麗で素敵な物語です。 巻末には短編の「アブダクション」も収録。命の危機にあるときのツッコミたくなるところへのツッコミが好きです。<<1617181920>>
今年の大河ドラマ「光る君へ」を観るのが楽しみです。主演の吉高由里子も好きだし、衣装も豪華ですごいんだろうな!…と、その前に紫式部がモデルの作品繋がりで「パープル式部」を読んでみようかな〜っと安易な気持ちで手を出したら強烈でした。大河を視聴中もパープル式部が脳裏に浮かびそうです。 パープル式部は結婚相談所のアドバイザーという設定ですがもちろん活かされません。読者から婚活してる男性キャラを募集したり1巻は迷走してるようにも感じられましたが、2巻からは脇役キャラが安定して面白かったです。ライバルキャラである清リトル納言の結婚&出産の話は最高でした。これだけでも読んでよかったと思えました。