ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6117件<<160161162163164>>あらゆる超能力者を持つ、へんな子へんな子ちゃん 週刊女性版 赤塚不二夫名無しへんな子ちゃんは、超能力などのスーパーパワーを持っている不思議な女の子です。そんな女の子が透視能力、予知能力、破壊能力などの超能力パワーを駆使しながら世の中の悪をぶった斬るという爽快な内容です。子供なのに大人のような、変わった子どもに見えますが実は精神的には大人顔負けの冷静さがあり、そのギャップが面白かったです。あらゆる角度からミステリをネタにしたギャグ漫画メフィストの漫画 喜国雅彦 国樹由香名無し本格ミステリ好きの「漫画家夫婦」が自分達が ミステリを愛して尊重して一喜一憂した経験と知識を元に ミステリを分析したりパロディ化したり、 褒め称えたり、重箱のスミをつついたり、ディスったり。 そういった、あらゆる角度からミステリをネタにした漫画の選集。 実際の経験談をネタにしたのだろーなー、という話や、 ミステリ作家と交友があって仲がいいから描けるんだろーなー、 という話も多い。 こういうマニアックなネタをエセやニワカのファンが描いたら どこかしら嘘くさかったり嫌味っぽい感じが漂うもの。 だがこのコミックからは全くそういう香りがしない。 自分はけしてミステリに詳しくないのだけれども、 それでも、喜国先生がホントにミステリ好きで、 (古書マニアでもあられるようで) マニアならではの読書歴や知識がなければ産み出せなかった であろう各短編漫画だろうということは感じとれます。 付け焼刃のミステリ知識じゃあ絶対にこんなギャグやオチの 発想は出来ないよな、と感心します。 喜国先生がミステリのイチ読者として経験した衝撃とか、 ミステリ作家と漫画家という同じくともに作家として、 自分の作品のネタやアイディアがかぶったりとか 見透かされたり、ばらされたときの、作家としての苦悩とか、 そのへんをギャグにしている話とか 読者(第三者)という気楽な立場から読ませてもらうと 堪らなく面白い(笑)。 しかしまあ恐ろしく効率の悪い漫画とも言えるでしょうね。 ミステリ・パロディのギャグ漫画一作、 それを描くために肥やしとなった喜国先生の それまでの読書量はいかばかりだったか? 一つのネタ、一つのオチが、どれだけのマニアックな時間を 過ごしたことから産み出されたカケラなのか? もしもこういう漫画を描こう、だから今からミステリを読もう、 などと考えてそこから取り組んだら、 絶対に完成しない漫画ですね。 まさに超ミステリマニアが優秀な漫画家でもあったから出来た 奇跡のマニアック趣味コラボ漫画(笑)。 ビジネスマンが読んでも面白いかも?世紀末リーダー伝たけし! 島袋光年名無し絵のタッチやキャラクターデザインからすると、もろにギャグ漫画ですが、 主人公であるたけしはただのお調子者ではなく「リーダー」。 道理に反したことはせず、クラスメイトを助ける芯のある男です。 大げさかもしれませんが、ビジネス書で言う所のコーチングの技術を持っています。 惜しむらくは当時、連載が急に終わってしまったことですが、その後、作者の島袋さんは「トリコ」という漫画で見事に復活されたので良かったです。ゲスの極み漫画ヤラセテおじさん 赤塚不二夫あほえもん赤塚作品の中では、最もゲスい部類の漫画じゃないだろうか。 その名も「ヤラセテおじさん」。 ハーメルンの笛吹きのように、尺八を吹くと人を意のままに操ることができるエロアイテムを使い、飲み屋などで下世話なエロ話をしては、最後は女性に対して「ヤラセテ!!」と無邪気にお願いして持ち帰るまでが一連の話のパターンとなっている。 ときには若者を諭すようなチョット良い話もあるのだが、大抵はゲスの極みとしか言いようがないネタばかりである。 絵面がゲスいわけではなく、とにかく発想がヤバいのである。 一体どういう考え方をしたら、こんな酷いネタを思いつくのか…。(褒めてる) まさかこれが少年誌に?と心配になり、掲載誌を調べてみたところ、1987年の「週刊大衆」であった。 なるほど。 ラブコメの元祖翔んだカップル 柳沢きみお名無し柳沢きみお先生といえば「特命係長 只野仁」を筆頭に男性週刊誌の少しお色気の入ったストーリー漫画しか連想できない方も多いでしょう。 今の作風とは真逆の存在がこの『翔んだカップル』であり、「月とスッポン」と並んで80年代のラブコメブームの基盤を作った作品だと言えます。 ドラマ、映画化もされ薬師丸ひろ子さんの初主演作でもあり、当時のマガジンの顔として認知されていました。 今読むとよくある話だなと思う方もいるでしょうが、それはこの作品が“時代の先駆者”だったからだと言えるでしょう。 後年の青春群像劇に大きな影響を与えた作品です。 「新・翔んだカップル」や「続・翔んだカップル」、21世紀に入ってから連載された「翔んだカップル21」と勇介達の後日談を描いた作品も充実しているだけに、まとめて読んでみるのもオススメです。いろんな愛の語り方があることを教えてくれるマンガリストランテ・パラディーゾ オノ・ナツメTKD@マンガの虫老紳士たちの色気に男の僕も やられてしまいました… 老眼鏡をかけた初老の老紳士だけが働く レストランで働くことになった 主人公ニコレッタの視点で進む今作 ノーマルな彼女が次第に老紳士に ハマっていく過程が描かれているので 最後の方には男の僕も思わず 「キャー!!」と黄色い歓声を心の中で 挙げてしまいました… メインのクラウディオも素敵な紳士ですが、 僕が好きなのはソムリエのジジです! 多くを語らず、ワインで愛を表現する 彼の美学に思わず酔いしれてしまいました しかし、よくよく考えるとジジに ワインで愛を語らせているのは 作者のオノ・ナツメなので、 「やっぱりオノ・ナツメスゲェな!」 となってしまいました。 男性が読んでも勉強になる モテ学が満載なので 素敵な紳士になりたい男性は必読です!孤独のグルメ、女性編集者版これ喰ってシメ! 久住昌之 武田すんさいろく神保町がイッパイ出てくるのがほんとにたまらん。 そして飯を食うのが美味そうなんだ。。 久住さんのコラムもちょうどよく入っていてまさに話のシメのようだ。 そして2巻が出てたのを知らなくて今読んだんだが、1点だけどうしても気になるところが…10年以上神保町でマンガ編集者やってて「エチオピア」を初めて食べるというのは無理がある。だろう! 雑誌名までさぼうるから取ってるというのに! うおおおん アホで笑える漫画幕張 木多康昭名無し主人公達がどこまでもアホで笑えます。自分の青春時代を思い出して読むと面白いと思います。感情が伝わってくるところが好きですね。思春期の頃って特別な思い出。色々と自分の昔を思い出させてくれるような漫画で面白いです。辛い時に読むと辛さを忘れてしまいます。テーマが難しかったGUN BLAZE WEST 和月伸宏名無し和月伸宏先生のGUN BLAZE WEST‥。 3巻で打ち切られた西部劇マンガです。 しかし今考えると、るろうに剣心であれだけヒットしたあとに盛大にドスベリするっていうのはちょっとした事件でしたよね‥。 そもそも西部劇っていうのは難しかったんじゃないかなあと思います。負け=死亡ということになると、少年マンガ的にねえ。 作者自ら、後半は西部劇じゃなくなってたと言ってたから、やっぱりテーマ選びを誤ったのかな‥。ハナさん可愛い!高嶺のハナさん ムラタコウジ名無し素直になれないハナさんがとにかく可愛い!気持ちと態度の温度差ありすぎて風邪引きそうです…。明るくて楽しくて大好きな漫画になりました。 赤塚不二夫ワールド炸裂大日本プータロー一家 赤塚不二夫あほえもんその日暮らしのプータロー一家の生活を、おもしろおかしく描いたまさに赤塚不二夫ワールド炸裂といった感じの作品。 家族全員が仕事を持たないプータローという設定なので、どのキャラも全員ぶっ飛んでる。 食べていく為に、常識では考えられないような方法で金を稼ごうとする家族は、たくましくも可笑しくて仕方なかった。バレーボール使い郷田豪バレーボール使い郷田豪 高橋一郎名無しバレーボールの典型的なスポ根ものだと思いきや、実際に読み進めるととんでもないギャグ満載のスポーツコミックでした。それぞれのキャラが独特な感性を持っていて、予想の斜め上を行く展開が繰り広げられるので楽しいです。早々と打ち切りになってしまっているのが残念なところ。クセが凄い純情パイン<完全版> 尾玉なみえ名無し尾玉なみえは本当にクセが凄い。でもいったんハマるとしばらく抜け出せません。思春期には目をそらしたくなるようなデリケートな問題に、無理やりフォーカスして面白おかしく馬鹿にする感じ。つまりワリと酷いギャグなのですが、ずっと読んでしまう、そんな魔力があります。まだ読んだことがなければ、是非一話お試しください。自分に合うかどうか分かると思いますw エロと筋肉は裏切らないちん×トレ!【描き下ろしおまけ付き特装版】 うみぼうず野愛明るくてアホでトンチキなエロ漫画です。期待以上予想以上にアホで好きです。 筋トレ以外に興味も知識もない主人公ニクオが急所を鍛えるべく、隣人の可愛い女の子ひなと「ちんトレ」に励むお話。 エッチなトレーニング♡ってノリではなくまじでトレーニング。まじで強くなりたいからトレーニング。 何故女性の裸を見ると興奮するのか?えーぶいは何をしているのか?好きとはどういうことか? 今までどうやって生きてきたのそうか筋トレしてたのかそうかそうか…というレベルのニクオがトレーニングを通して恋や性を知っていくのがバカバカしくも微笑ましいです。 ご都合主義すぎて最高です。元気出ました。 紙やすりで擦るシーンだけ冷や汗かいた。ヒュンッてした。わかりみがつよい働かないふたり 吉田覚やむちゃ許されるならずっとおうちにいたい、インドア代表の自分にはバイブル的な漫画。 でもこんな素敵なお兄ちゃんがいたら養いたくなるな…すごく興味深く読める妖怪などへの新しいアプローチオカルトちゃんは語れない ペトス 橋本カヱ 本多創starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)『亜人ちゃんは語りたい』のスピンオフ作品ってだけじゃなく単体として面白い漫画になっている。 ヨーコには他の人には見えないものが見え、感じることができる。 一般的にそれは霊感と言われるようなものだが、この亜人がいる世界では違うように考えることができる。 むしろ、幽霊や妖怪、怪奇現象などはすべて亜人で説明できるのではないか、と。 その発想をきっかけに、ヨーコの周囲で起きる不可解な出来事、存在を分析しその姿をあらわにしていく。 このアプローチは素直にとても面白い。 オカルトめいたものを亜人なんじゃないかという仮設をもとに科学的っぽい切り口で検証、実験し、そして姿を現す亜人の存在によって、あれも亜人なんじゃないかこれもといった具合に可能性がより開けてくるのだ。 僕たちはその世紀の発見を目の当たりにすることができるのだ、一人の女子大生ヨーコの傍らで。 亜人と普通の人間を繋ぐ存在として描かれるヨーコの先入観の無さというか偏見やバイアスがかかっていない感じがとてもいい。 これは現象や妖怪が尽きない限りずっと読んでられるなーと思う。 好きだった親友の娘がグイグイくる。草薙先生は試されている。 安田剛助あうしぃ@カワイイマンガ昔恋していた親友(女性)の、中一の娘を担任することになった草薙先生(女性)。気にしないようにしていたのに、親友の娘の久保田一姫は初っ端から「先生が好き!」と攻めてくる。拒み続けるも、なんかもう敵いそうにない……陥落寸前!どうしよう……? ♡♡♡♡♡ 先生と生徒の秘めた恋模様、という定番テーマのほかに、この二人の間にはもう一つのテーマがある。それは「かつての想い人の娘は恋愛対象にしていいのか」ということ。 草薙先生は一姫に親友の面影を見出し苦しむ。忘れられないかつての恋と、目の前の一姫への日毎に増す恋と……。一方、強気でありながら、草薙先生の中にいる自分の母親の存在感に苦しむ一姫も切ない。 それでも一姫は、様々に逡巡する草薙先生を強い想いで押して、目の前の一姫と、草薙先生の本心に向き合わせようとする。幼き者の純粋で向こう見ずな意思は、こんがらがった大人を解きほどくのか……。 二人の物語はしかし、二人だけの問題ではない。二人に恋する女性は他にもいたし、一姫の母親はどこまでも親友として、草薙先生を惑わせる。安易に恋愛を謳歌させない、喜びも苦しみも正面から描いた物語。読後の心には甘さと共に、若干の重さが残る。3話くらいから中盤までは面白かったゼクレアトル~神マンガ戦記~ 阿久井真 戸塚たくす名無し裏サンデー初期の連載作。自分が主人公であると知ったメタヒーロー漫画。最初の何話は退屈だったけれど、ストーリーが加速的に面白くなっていく。 が、原作原画が仲違いしたのか演出上の問題か、作画がネームになって、つられるようにストーリーも荒くなる。最終的になんともいえない感じになった。けどまぁ僕は結構好きです。頭おかしくなりそうなコンセプトのスポ根マンガ競女!!!!!!!! 空詠大智名無し単行本18巻使って、女同士で胸と尻をぶつけ合うだけの漫画。最強クラスの敵は尻に聖剣が刺さってた(自分でも何を言ってるのか分からない) 主人公が本当に救いようがないとこがいい声優ましまし倶楽部 小林尽 目黒ひばりいろはるファン倶楽部ジャンプ+で愛読していた。連載時は、放課後ましまし倶楽部、声優ましまし倶楽部の二部構成だったが、単行本ではこれに両方まとめられている様子。 内容は努力しないし、自分のことしか考えてない主人公がひたすらに、自己承認欲求からアイドルを目指すという話。友人キャラとかが普通にいい人だったりして、主人公どうしようもなさが際立っていて……。そのどうしようもなさがクセになる。 ちなみに原作者の小林尽さんはスクールランブルの作者で、最近Twitterも始めた露出セクシーなシーンが多いプリティ フェイス 叶恭弘名無しセクシーシーン多めの漫画です。主人公は元ヤン男子校生ですが、とある事故が原因で好きな女の子の姉として生活することになります。露出度の高いシーンが多く、当時中学生だった自分には衝撃的でした。特に主人公が人工乳を付けるシーンや、上半身ほぼ裸で胸に包帯を巻くシーンは、際どいほどエロかった記憶があります。この絵柄の変遷がスゴイ!1巻から最新新刊まで見ていって欲しい恋愛ラボ 宮原るり名無し「僕らはみんな河合荘」の宮原るり先生の作品。なんか巻数をすすめる毎にまともなラブコメになっててビビる。けどなにより巻を重ねるごとの絵柄の変化になによりビビる。 先生、上達速度エグくないですか? 変な漫画ほど記憶に残る阿部のいる町 宮島雅憲 井上菜摘あほえもんとにかく阿部が異常にモテる!という設定の一点突破だったギャグ漫画で、常軌を逸したモテモテぶりが面白かった。連載1話目では、これはラブコメでもなく、ハーレムモノでもなく、ギャグ漫画と気付くまでに少し時間がかかった覚えがある。天然な阿部と、おとなしいツッコミ小林、阿部ファンたちの異常さに「そんなアホな」と笑えてしまう。なんとも変な漫画だったが記憶に残る作品。阿部をどこまでもカッコよく描き、おびただしい数の追っかけファンを描いた作画の力も大きかったと思う。なんだかとても好きだったあまねあたためる 佐渡川準名無しチャンピオンに乗っていたほのぼのできる作品。作者の方が亡くなるという残念極まりない終わり方をしたけれど、作品のゆるい暖かさは、いまも記憶にしっかり残っている<<160161162163164>>
へんな子ちゃんは、超能力などのスーパーパワーを持っている不思議な女の子です。そんな女の子が透視能力、予知能力、破壊能力などの超能力パワーを駆使しながら世の中の悪をぶった斬るという爽快な内容です。子供なのに大人のような、変わった子どもに見えますが実は精神的には大人顔負けの冷静さがあり、そのギャップが面白かったです。