ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6175件<<159160161162163>>リアクション表現の追求焼きたて!!ジャぱん 橋口たかし名無し料理系漫画であるが、1番の大きな魅力は食べたものに対するリアクション表現がこの作品の評価すべきところである。ある1話ではパンを食べてそのパンの感想を述べるだけで丸々1話使う時もあるんです。そして主人公「東一馬」の作るぱんの発想やデザインは面白くもあり、学ぶことも多い。ギャグ要素はもちろんあるがこの作品は日本人による日本人のためのパン「ジャパン」というブレない企画のお陰で、読者に安定感のあるギャグ料理漫画を提供してくれました。ダイビングの漫画なのにダイビングではないぐらんぶる 井上堅二 吉岡公威名無し建前上はこの作品はダイビングについての作品のはず。 しかし実態はダイビングというよりも大学生活に重点を置いた青春漫画というのが近い。 それでも面白いのはシリアスな笑いを誘うようにデフォルメして書かれているからだと思います。 そしてとにかく脱ぐのがウリの漫画にもかかわらずいやらしさがなくむしろ笑いや感動を誘うというのも珍しいと思います。 純真無垢(?)な学生がこのように「染まっていくのだな」というのも感じました。 系統の近い作品は「新テニスの王子様(テニプリ)」をおいてほかにないでしょう。 「ダイビングがあまりないダイビング漫画」と「テニスとは名ばかりの格闘漫画」。そう考えると似ています。 また主人公たちがテニスの試合をする場面があったのですが、まさにテニプリを彷彿とさせるような感じがそこにありました。 何をしでかすかわからない、そういうシーンが多くこれも引き込まれる理由だと思います。地味に面白い食の軍師 久住昌之 泉昌之 和泉晴紀xiaome謎のテンションの高さがじわじわくる。ただ一人で騒ぎながら食うだけの漫画だけど面白いんだよなあ。オタ語が半分くらいわ…ヲタクに恋は難しい ふじたaicoオタ語が半分くらいわからなくて逆に勉強になる笑 飾らないキャラが好感度大。オタクに詳しかったらきっともっと面白く読めるはず。 ちょっとだけ社会と合わない女性の話 #1巻応援ちょっと社会不適合者さん ウシハシルsogor25小犬丸さんは、ちょっと不器用でちょっと臆病な女性。なので就職先でも仕事が上手くできず、人間関係も上手に立ち回ることができず、でも不満を誰にも打ち明けることができない。そんな彼女と同じアパートに住む男性・木下さんが偶然アパートの屋上で出会うところから物語が始まる。 社会に上手く迎合できない主人公の女性とそんな彼女を助ける男性という構図は、どことなく「アスペル・カノジョ」を彷彿とさせる作品。違いを挙げるとするなら、小犬丸さんは特別奇怪な行動をするわけではなく、あくまでちょっと人より不器用で、自己肯定感が低くて、引っ込み思案な女性だということ。それが極端にデフォルメされて描かれているように見えるけど、誰しもがどこかしらに彼女への共感を覚える部分があるはず。公式のあらすじには"「コミュ障」なのか「アスペ」なのか…"とあるけど、私には彼女そういう病名ではなく、等身大の1人の女性のように見える。 そして彼女に対する木下さんの振る舞いはというと、場面場面で臨機応変に立ち回っているけど、基本的には"全肯定"で一貫している。これが小犬丸さんの自立へと向かう物語なのであればもっと違った方向性があるかもしれないし、そういう意味でこの作品は全ての人に好まれるような作品ではないのかもしれない。それでも、この小犬丸さんのこと、延いてはこの作品の存在を認めてもらえるような世界であればいいなと思う。 1巻まで読了テンポよく進むJK2人のショートコメディ好奇心は女子高生を殺す 高橋聖一さいろく非常にテンポがよくてどことなく黒田硫黄っぽさと石黒正数っぽさにCOMIC CUEのSFっぽさを(硫黄先生はCUEに載ってたけど)足して4で割った感じの作品。 完成度もそこそこだけどアングラな感じもあって未完成なところも愛嬌と思える。1巻読むだけでも最初の1~2話から大きく成長しているのがわかるのでそこもまたニヤニヤポイントかもしれない。 全2巻で終わるのは残念だけど絵もうまくなってってたしこれからに期待したい。お笑いで天下取りを目指す(人を怒らせる)天才格闘家バカビリーバー 市川マサ名無しアンチだってファンだ。 ブーイングだって声援だ。 戦え。 はつめちゃん初登場いろんなやつ 大沖さいろくコミティアに出した同人誌だそうで7話+あとがきで出来ている。 はつめちゃんは最初からブレのないはつめちゃんだった スゲエただの異世界ハーレム物じゃない結婚指輪物語 めいびい名無し最初はタイトルからロード・オブ・ザ・リングかな?と期待していなかったのですが、いい意味で予想を裏切ってくれました。 異世界ラブコメものですが、ストーリーが面白くてどんどん次が気になっていきます。深淵王との戦いの行方も気になる良質なファンタジーだと思います。 あと、作者めいびいさんの描くヒロインはやはり上手い&可愛い。これは可愛い!!くーねるまるた 高尾じんぐむ異文化ご飯漫画いいですね! マルタさんが可愛くて作る料理も全然知らないものばかり。 でも日本にある安価な食材で作れるという! 癒され&料理の知識が増え、充足感得られる一冊! とりあえず凄いハラハラドキドキ 清野とおる野愛清野とおる先生凄いなあと思いました。あと100年くらいしたら理解できるかもしれないし、できないかもしれない。でも面白いか面白くないかで言ったら面白かったです。 ハトババアに絡んだせいでお腹に人面瘡ができてしまった少年・水樹シゲルが人面瘡をどうにかしようと奔走したり、同じく人面瘡ができた幼なじみ・面子と恋愛したりするお話です。 とにかく凄い勢いとハイテンションで話は進んでいきますが、何ひとつ解決しないしハトババアも後半全然でてこなくてとりあえず凄いです。ラストなんかもう投げっぱなしバッドエンドです。凄い。 この作品がヤンジャンで連載されていたというのも凄い。 人生に疲れたときに読むといいと思います。いい感じにどうでもよくなるし何故か体温が上がりました。 面白いか面白くないかで言ったら面白いし、好きか嫌いかで言ったら割と好きです。未完ツキヨホシヨ物語 みつはしちかこ名無し母が好きだったみつはしちかこさんの漫画だったので読んだのがきっかけですが、内容が良い意味で素朴な感じで、クスッと笑えて、それでいて優しい気持ちになれる漫画です。純粋に人を好きになるっていう気持ちだったり、素直にこんな恋愛がしたいな、と思わせてくれます。残念ながら物語は途中で終わって続きが気になりますね…。強くて表情がよく変わる主人公の出てくる漫画はいいスキップ・ビート! 仲村佳樹む懐かしい〜!と思いつつ読んだことあったかな、と記憶が怪しいです。 昔も今も強い女子、強い主人公は読んでて気持ちがいいですね! あと表情がコロコロ変わって、次のコマでいきなりデフォルメになったりするのは昔の漫画は多かった気がします 今読むとここまで1ページに情報詰め込まれていたのかと驚きます。 今だと15冊も読めるそうなので是非! 空気な存在でも「味方」にはなれる理不尽のみかた 柳原望名無し誰もが「理不尽なしうち」は経験する。 仕事でも、私生活でも。 そして漫画やドラマの中では、それらの理不尽を スカッと解決してくれるヒーローが多数登場する。 頼れる家族や仲間、プロフェッショナルな弁護士や医者。 仕事人や魔法使いやドラえもんなど。 だがこの漫画「理不尽のみかた」の主人公・佐倉縁は、 凄腕だとか敏腕だとか豪腕だとかの解決人ではない。 検察審査会事務局員。 ザックリ言えば裁判所の事務員さん。 不起訴になった案件について、その判断が適当だったか 再検討をする場の運営に携わる公務員だ。 佐倉自身が理不尽に白黒をつけるわけではない。 はなからそんな裁量や決定権がない。 むしろ、徹底して第三者でいなければならず、 被疑者側・被害者側、どちらにも利益を提供しては いけない立場の人間だ。 あえて言うなら問題に対して無力だ。 その場の空気でいなければならない存在だ。 普通ならドライな感覚に徹して、 仕事を事務的にこなせばいい。 いっそ、他人の不幸は蜜の味、と楽しむことも可能。 だが佐倉は自身も過去に体験した理不尽を引きずっており、 毎日毎日、目の前で繰り広げられる理不尽群像劇を 見せつけられ、かなり疲れていた。 そんな佐倉のアパートの隣の部屋に、 イケメン外国人留学生が越してきて、 成り行きでボランティア的に観光案内をしたり、 天然ボケに振り回されることに。 より疲れてしまう佐倉だが、偶然の作用もありながら、 迷惑をかけたりかけられたりしたときの 心の持ち方など色々なことを考えるようになる。 そして「なにもしない」とか「できない」とか、 「仕方ない」ということにたいしての、 自分なりの答えを見出していく。 主人公は理不尽に対してオールマイティな解決策や 必殺技を持っているわけではない。 だからといって無気力無関心には逃げない。 空気の立場で出来ることを模索し、 カン違いや結果オーライなだけなこともあるが 理不尽なめにあって心臓がいたい人を 空気な立場で「味方」になって支える。 また、その空気感が適度に(自虐的だったりもするが) 明るくて前向きで良い。 理不尽話を少しだけれど笑い飛ばせる。 ちょっと独特な「理不尽の見方」をする個性的な漫画。 奥さんなんでいなくなっちゃったの~父子コロッケ 藤みき生 大沼朔名無し作る、そして食べる。この当たり前が人間の生活においていかに大事か。ある日突然、奥さんに出ていかれたタベさんですが、さまざまな食を通して、奥さんが出て行った理由を模索する。なぜ奥さんが離婚届を置いて出ていったのか…最終的にその理由に辿り着くようだが…主婦の方は奥さんの気持ち、けっこう共感できるのでは。それにしても太陽くん、賢く優しい少年だな。タベさんが料理コンテストで優勝できなかったときの太陽くんのフォローは素敵すぎて泣ける。心が癒された。妻ではなく子どもが主役の育児奮闘記妻と僕の小規模な育児 福満しげゆきnyaeとても悲壮感のある表紙で、実際に福満しげゆき先生のお子さんは生まれてから度々病院のお世話になってますが、読み心地としては「僕の小規模な生活」などの私漫画とそう変わらないので楽しく読めます。あとがきも相変わらずいい。 夫婦のバトルは少なめかもしれません。 福満先生の“妻”は読者にとって最初からずっと“妻”でしたが、そこに“母”という肩書が増えたことにより妙に寂しさというかなんというか、変わらないことなんてないんだな…みたいな、よくわからない感情になりました。 全身整形してみた結果カンナさん大成功です! 鈴木由美子名無しおブスで暗い毎日を送っていたカンナさんという女性が外見も性格も良い男性に出会って一念発起して全身整形、美女として生まれ変わり美女として振る舞おうとするものの今までのトラウマなどでなかなか上手くいかない。。よくある女性向け転落もののストーリーではなく、テンポの良いギャグ漫画でめちゃくちゃ笑えます! 古い漫画ですので、ゴーマンな女性の恋愛観のようなものもあるので苦手な方もいるかも(苦笑) 一巻だけでも、試しに読んでみてください。マルタさんはその辺に…くーねるまるた 高尾じんぐ野愛マルタさんはその辺にいそうでかわいい。 日本人以上に日本文化に造詣が深く、宅配便のお兄さんと水着姿で踊り出すポルトガル人留学生は本来なら稀なのに…マルタさんはすごく身近な感じでかわいい。 大人の女性たちがオンボロアパートに集まって所謂ガールズトーク的ではないおしゃべりに花を咲かせてご飯を食べて…というこの平和さに浸れます。一緒に絵本のお話とかしたい。 登場する料理も美味しそうだし、レシピ本としても活躍します! ・クリームチーズ入り石狩鍋 ・スモークサーモンのケークサレ ・豚肉の紅茶煮 は実際に作ってみましたがとても美味しかったです。くすっと笑えて勉強になる聖☆おにいさん 中村光名無し仏教のブッダとキリスト教のイエスが東京は立川でバカンスを楽しむお話。 設定がまずパワーワード過ぎてびっくりして手に取ったのが始まりでした。読み進めていくとくすっと笑えるネタが盛りだくさん。笑いとシュールの絶妙なバランスが最高。 それでいてなんとなく勉強になってしまう恐ろしい本です。 仕事で疲れた人にお勧めです。 耕作はつくづく幸せ者1ポンドの福音 高橋留美子名無し 自分は現在必死にダイエットに取り組んでいるが、近くに好きな人やはっきりした目標が無いとどうしてもダレがちになってしまう。その点常にシスターアンジェラに温かく見守られつつ、彼女への愛(というほど大袈裟ではないか…)を目標に日々減量に取り組める耕作はつくづく幸せ者だと思う。ボクシングシーンやその技術に関する描写が深ければなお良かったが、あくまでこれはラブコメディなので…推しがいる世界で生きる幸せ推しが武道館いってくれたら死ぬ 平尾アウリ野愛あなたには推しがいますか?担当がいますか? いる、と答えた人すべてに読んでほしい。わかるから。絶対わかるから。 リアコだったり同担拒否だったり崇拝してたりいろんなタイプのオタクがいるのでなんとも言えないですが、結局推しが健やかに生きていればいいですよね。えりぴよの気持ちわかる…。 推しのために働いてるし推しのために仕事辞めたし推しのために転職したしな…推しには言わないけど…。 えりぴよはなかなか報われていないようにも見えますが、好きな人がいること、好きな人がいるから生きていられること、それって本当に幸せなんですよ。推しが生きているだけで幸せ。わかる。 (余談:わたしの推しはプロレスラーなので怪我せず生きてるだけでまじで奇跡だし幸せなんですよ) 推しがいる人は読んだらわかる。推しがいない人は読んだら推しが欲しくなる。わかる。 まさか、まさかの…壮大なオチ人魚姫のごめんねごはん 野田宏 若松卓宏名無し※ネタバレを含むクチコミです。 OLが異世界で大健闘薫子 イン ワンダーランド 唐沢千晶名無しごくごく普通の企業OL・大和薫子が、なぜか異世界へまぎれこんでしまうというファンタジックな作品です。始まりはいわゆる異世界転生的な展開です。薫子が会社の制服のまま、異世界で活躍してなじんでいくのがシュールで面白いです。題名で示されているとおり、ところどころ『不思議の国のアリス』のパロディもあります。異世界に行っても自力で生きていく薫子が、健気で逞しくて読んでいて楽しかったです。空腹時に読むとキケン!めしぬま。 あみだむく名無しとにかく食べ物を美味しそうな表情するので食欲をそそられる作品です。 カツ丼、生姜焼き、唐揚げなどなど、あったかご飯をバクバク平らげていく飯沼は見ていて気持ちが良い! 普通の卵かけご飯ですら最高に美味しそうに見えてしまいます。 小龍包の汁をごくんと飲み込むシーンなんて風味が感じられるようでたまりませんでした。 読むとご飯を食べたくなる作品ですが、自分は逆にダイエット中に読んだりして気を紛らわせていたこともあります笑 美味しそうに食べるマンガが好きな方におすすめです!<<159160161162163>>
料理系漫画であるが、1番の大きな魅力は食べたものに対するリアクション表現がこの作品の評価すべきところである。ある1話ではパンを食べてそのパンの感想を述べるだけで丸々1話使う時もあるんです。そして主人公「東一馬」の作るぱんの発想やデザインは面白くもあり、学ぶことも多い。ギャグ要素はもちろんあるがこの作品は日本人による日本人のためのパン「ジャパン」というブレない企画のお陰で、読者に安定感のあるギャグ料理漫画を提供してくれました。