怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<8687888990>>暗殺漫画!ダークヒーロー好きにオススメ!夜の料理人 たがわ靖之名無し主人公が法で裁けないような悪人に対して「暗殺」という手段で世直しをしていく漫画です。見どころとしては、料理のテクニックを暗殺に活かしている場面もあるので料理が趣味の人にオススメです。ダークヒーロー者が好きな方は楽しめる作品だと思います。あり得そうでコワイ。ヒル 今井大輔名無し誰かが家の鍵を使い、住人が不在の間に上がり込み、居室で勝手に過ごしている。現実にもあり得そうな設定で、しょっぱなから怖い。 住人の留守中を過ごす家無しの女の子の、無人のはずの居室での出会い。過去も垣間見えて、女の子のこれまでの境遇とか、出てきた元同級生との関係が気になる展開です。かわいらしい主人公で…愛されるより○されたい ユーキあきらaicoかわいらしい主人公で読みやすいけど、実はとても狂気的。予想のしなかった本意でした! 琴音に翻弄される朝日出くんのキャラはなんかかわいい。笑他のゾンビ漫画とはひと味違うパニック漫画感染者 OBU名無し町中がゾンビだらけになってしまったら人間たちはどう行動するのか。パニック漫画ですが、人間の本質を問われる作品だと思います。主人公にまだこどもの兄弟2人をもってきたのも斬新だと思います。途中で出会うチュッパチャップスを舐めてる兄ちゃんの行動力には感動します。 王様ゲームの原点にあたる話王様ゲーム 起源 金沢伸明 山田J太名無し『王様ゲーム』シリーズの起源となった話のコミック版です。『王様ゲーム』本編よりも数十年前、1977年を舞台に、『臨場』の本多奈津子の父親・本田一成が主人公です。 とてもきれいな絵柄なので、ホラーでも読んでいてつらくなく、シリーズ一気読みしてしまいました。サスペンスやミステリーが好きな方にもお勧めしたいです。キャラ描写がしっかりできている地獄変 日野日出志名無しぱっと見ではB級ホラーものっぽい感じですが、よくよく読んでみると、結構しっかりできています。特にキャラ設定の部分。主人公の生い立ちみたいな部分が、割と深く掘り下げられていて、妙に心を揺さぶられたりします。個人的には絵がもう少し生々しい(グロイ)感じだったら、よかったのになあ、なんて思うも、とても楽しめる作品です。化け猫ってこんなに可愛いんですね‼︎苦悩!化け猫おはし 日日ねるこ名無し猫って本当に可愛いですよね。特に自分の飼い猫なら、他のどこの猫よりも可愛いです。たとえ、実は彼(彼女)が化け猫であっても…。これは、そんな猫好きならどハマりすること間違いない漫画です。 飼い猫のおはしはある日自分が化け猫であることに気づきますが、家族に知られては困ると苦悩の日々を送っています。果たしておはしの正体は家族に知られてしまうのでしょうか? とにかく、化け猫であることがバレまいと必死に誤魔化すおはしがかわいすぎます。時々、本性が出てホラー漫画さながらのおどろおどろしい形相になるのですが、それすら愛らしいと感じてしまいます。飼い主家族のおはしへの飄々とした接し方も微笑ましいし、続話が登場するのがいつも楽しみです。 この漫画が連載されていた週刊プレイボーイの発売が愉しみでしたワニ分署 篠原とおる名無し82分署と書いてワニ分署の火野三夏とリンのコンビが巨悪に立ち向かう、篠原とおる原作のアクション・バイオレンス漫画に位置付けられる作品です。映画化もされましたが、そちらは興行成績優先のお色気先行が目立ち面白さに欠けました。漫画の方は、もちろん色気も無くてはならない要素ですけど、ストーリーがそこそこしっかりしていて読める漫画です。余談ですが、歌手「日野美歌」の唄がヒットした際に、この漫画の主人公「火野三夏」を連想したのは私だけではなかった筈です。麻薬取締官と犯人のW視点が面白いマトリズム 鈴木マサカズ名無し有名な映画のタイトルに語感が似ていることと、オカルトっぽい絵柄に興味を持ち読み始めました。 しかし、実際に読み始めると、SFもオカルトもなく、逆にリアルな漫画でした。 麻薬取締官たちが麻薬の売人などを逮捕する物語で、荒っぽいマトリとクールなマトリのコンビの掛け合いが面白かったです。 犯人ごとにエピソード分けされていて、犯人視点からの考えや生活が垣間見れる展開も面白く興味深かったです。ああ、懐かしのケイブンシャ大百科シリーズ恐怖!トラウマ漫画 つなん京助まさみその昔、ケイブンシャ大百科シリーズという文庫本がありまして、子供の頃に読んだ大百科として見覚えがある方も多いと思いますが、その中で、1980〜1990年代に掲載されていたホラー短編を描かれてきたつなん京助氏の作品を集めて、デジタル版で復活させたのがこの本です。身近なテーマを用いて、子どもが起こしがちなちょっとした残酷な行為を描いており、当時どれだけ多くの子どもに衝撃とトラウマを植え付けてきたか。しかし、この作品の目的は題名にあるトラウマを読み手に与えるというよりは、人としてしてはいけない行為描くことにより、人間以外の生き物を大切にしたり、自分がされたくないことは友達にはしない、というような人として最低限持つべき思いやりや礼儀を漫画を通じて伝えようとしているように思えます。画の雰囲気やテーマから、ホラー漫画のレベルとしては、基本は子どもに向けてのものですから、怖い世界の入門書としていかがでしょうか。 60年代のユニークな怪奇漫画完本 地獄くん ムロタニ・ツネ象名無し交通事故死した太郎くんは、死後に天国へ行くか、地獄に落ちるかをさばかれる"さばきの広場"で閻魔大王と対面します。太郎くんは、あと一回だけお母さんに会いたいという願いを叶えてもらう条件として閻魔大王から与えられた、地獄から人間界へ逃亡した110匹の地獄怪獣を退治するという使命を果たすめ、地獄太郎として人間界へと戻ることに。 その人間界には、地獄へ落ちる予備軍とも言えそうな悪者もたくさんいるのですが、彼らが地獄怪獣と遭遇して危機一髪のところを地獄太郎に助けられ、最後は一団となって怪獣退治するという場面は、太郎くんの心の美しさと勇敢さに悪者を改心させる力があることを感じさせるものでした。 この作品は1967〜1968年にかけて発表された怪奇漫画で、古臭い画風とおどろおどろしいタッチで、表紙を見ただけで嫌厭してしまう人も多そうですが、実際にはコミカルでユーモア溢れる場面もたくさんあって、楽しく読み進めることができます。もとはハンサムだったのに、事故により醜い様相に変わってしまった地獄太郎も、次第に可愛く見えてきてしまうのは、作者のキャラクター作りの巧みさのなすところでしょう。ちょうど同じ頃に発表された楳図かずお先生の"猫目小僧"と太郎くんの容姿が重なるのも、猫目小僧ファンの私にとっては興味深い点でした。相変わらず美しい。秘密 -トップ・シークレット- 清水玲子名無しシビアなSF少女漫画好きの方に、是非ともお勧めしたい漫画家さんです。この作品は一編ずつ独立したお話が多いので、読みやすいと思います。舞台は近未来、死亡後に取り出した脳で、記憶がモニターで再生されるようになっている世界(死んだ後に脳内丸裸ですよ)と、非常に恐ろしい設定なのですが、描かれる1コマ1コマが美しく、少々グロい世界も幻想的に昇華してしまいます(笑)きっと「青空」は変わらない俺と悪魔のブルーズ 平本アキラナベテツアメリカの痛ましいニュースが届いた日に、久々に単行本を手に取りました。黒人が明確に差別されていた時代の伝説のブルース・ギタリスト、ロバート・ジョンソン。 RJが生きた時代のアメリカでは、リンチが普通に行われています。それは人々の差別意識が社会における「常識」だったからです。当然、現代においてそれは否定されるものです。しかし、その意識というのは地下茎のように隠匿されているだけなのかもしれないと、悲報を聞く度に突きつけられているような気にさせられます。 ブルーハーツの永遠の名曲に、「青空」という曲があります。十代の頃にこの曲を聴いて、多少は他人に優しくなれただろうかと、四十代の中年は自省をします。RJの生きた時代も、空はきっと青かったのだろうし、100年先でも空は青いままだろうと。 作品についてあまり触れていないのですが、この作品は音楽マンガとしてもアクションマンガとしても歴史マンガとしても超一級の作品です(描くのが難しい作品であることも容易に想像出来るのですが…)。 どれほどの時間がかかろうと、この作品がきちんと完結することを願っています。 マンガとは関係のない蛇足ではありますが、故・石田長生さんがRJを唄った「汚職」という曲があります。悪魔との取引を「汚職」という言葉に込めた言葉のセンスの素晴らしさがとても光る曲なのですが、トリビュートアルバムでヒロトがカバーしていることも併せて記しておきます(「青空」は石田さんもカバーしてます。以下、本当に蛇足でした) 美しい!着物ミステリー下鴨アンティーク アリスと紫式部 込由野しほ 白川紺子 御山ひわ名無し京都を舞台にした、亡くなった祖母のアンティーク着物にまつわるお話。原作は未読ですが、着物のモチーフが持つ古典や歴史に関係する意味や、そこに込められた持ち主の想いが紐解かれていくのは、なるほどなーと感心するし、面白かったです。着物の柄はもちろん、鹿乃たちが住む洋館の外観やインテリアなども丁寧に描かれていて背景も綺麗で、目で見て楽しめました。ポップなエロとバイオレンス加減がちょうどよい皆様の玩具です 石井康之名無し主人公の男子高校生が謎の美女たちに拉致・監禁されるお話。 エロティックでバイオレンスな美女たちは、一人一人キャラが際立っていて素敵。 主人公との繋がりが明らかになっていく過程と、非日常的な日常に、だんだん慣れていく主人公も面白い。 エロとバイオレンスな要素が両方有るので苦手な人は注意ですが、絵と話の流れがポップなので、抵抗なく読めると思います。小学生と老人のドタバタ名推理!爺さんと僕の事件帖 しかくの名無し主人公の小学生男子・逸実と、同居する祖父がコンビを組んでご近所の事件を解決していくミステリーです。登場人物が魅力的で、逸実は基本的に冷静だけど、たまに見せる笑顔が可愛い。祖父は普段は寡黙なのに、事件になると冴えた面が出るという意外性があります。年齢差のある2人が同居や捜査をしながらさまざまな姿を見せてくれるのが読んでいて楽しいです。 事件の内容にはぞっとすることもありますが、笑える場面もあって中和されます。基本的に1話完結なので、読みやすいのも嬉しい。 耽美的なエロスヴィーナス・パーティ 森園みるく 中村晴子名無し女性向けの漫画ですが、かなりエロいです。現代では男性漫画も女性漫画も全体的に線が薄く、輪郭も淡い感じになっているのが主流ですが、私はエロに関しては、本作のような昔の劇画的な絵の方がエロスを感じます。 萌えではなく、大人のエロスを感じたい人、一昔前の雰囲気が好な人におすすめです。雨の日に「人殺しの履歴」が見える少年の話天泣のキルロガー 菅原敬太 井上菜摘名無し※ネタバレを含むクチコミです。ドジっ子弁護士がお悩み解決!新米女性弁護士ものがたり 伊万里すみ子名無しお仕事マンガが好きなので読みました。主人公の白石碧がキャラが面白いのですが顔立ちが幼いせいか依頼人からなかなか信頼してもらえないという弱点があります。弁護の経験も浅いので先輩からもよく叱られていて、ちょっと気の毒になります。 しかし、自分の容姿を活かして逆転するという展開もあり、推理ものとしても面白かったです。土壇場での勝負強さが魅力です。年季や経験はなくても元気と押しの強さがある主人公らしい主人公で、読んでいてとても痛快でした。 真夏の怪談話にちょうどいい最後の写真 夏目りく さくや一名無し題名と表紙に惹かれて読み始めましたが、ホラー漫画でした。夏の怪談話にちょうどいい感じの怖いストーリーが6作品入ってます。少し怖いけど後味は悪くない作品です。人生に後悔を残して死んでいった人たちの魂が少しでも残った人たちに伝わって、成仏していく姿に感動できました。このマンガの第1話がすごい!絶対予測不能のSFドラマ!星のポン子と豆腐屋れい子 トニーたけざき 小原愼司starstarstarstarstarひさぴよ2013年、アフタヌーンの短期集中連載枠でトニーたけざき(作画)、小原愼司(原作)というまさかのタッグが爆誕しました。新旧のSF要素を取り入れ、見事なコラボレーションを生み出した漫画で、全体の完成度はとんでもなく高いです。まず1話目がすごすぎます。何がすごいかは一切言えません。が、表紙のイメージ通り、何の変哲もない豆腐屋と子ども達の冒頭マンガだと思って丁寧に読み進めれば必ず楽しめると思います。バイオレンスなプリズンライフチカーノKEI~米国極悪刑務所を生き抜いた日本人~ マサシ KEI名無し米国最悪の刑務所で唯一の日本人・ケイと、対立派閥の抗争を描く漫画。キャラクターがみんな魅力的でカッコイイ。刑務所内にスーパーがあって囚人が普通に買い物できるとか、日本では考えられないシステムにびっくりした。 寄生生物パニックものオキテネムル 連打一人名無し寄生生物が登場するところから物語が始まります。序盤の雰囲気は寄生獣に近い印象を受けました。 作者の画力が高く「いわゆる気持ち悪いキャラ」(キリン男や蛇女等)が多く登場するのですが「気持ち悪いキャラを凄く気持ち悪い」と感じさせてくれます。 ストーリーは序盤から面白く、どんどん次が気になる展開で、画、話ともにレベルが高く、パニックものが好きな人におすすめ出来る作品だと思います。親と子が離れた世界隔離都市 綺咲 柚子月秋Pom 母親と喧嘩して、お互い”いらない”と言った瞬間に子供は子供だけの世界へ現実世界から消える。 子供達がたどり着いた所はセパレートワールド=子供達だけの世界。 中々、興味深い話でした。セパレートワールドでは、現実に帰りたい派と永住派に別れ、戦いが始まってしまって、、セパレートワールドを作った人達がいそうなので真の目的が何なのか気になりますね。 子供の世界と、子供が居なくなった後の親の世界と描かれてるし、セパレートワールドのルールも難しくなく、何があったのか等も捉えやすく、話も分かりやすいので読みやすかったです。<<8687888990>>
主人公が法で裁けないような悪人に対して「暗殺」という手段で世直しをしていく漫画です。見どころとしては、料理のテクニックを暗殺に活かしている場面もあるので料理が趣味の人にオススメです。ダークヒーロー者が好きな方は楽しめる作品だと思います。