怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<8586878889>>ディストピアファンタジーがジャンプでスタート!約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすか名無し※ネタバレを含むクチコミです。普通ではない、普通になれない人間の物語ヒミズ 古谷実六文銭小生「稲中」も読んだことない勢だったので、 本作が世にいう「今までの古谷実とは違う」というのを先入観もなく読んだ。 そんで、読んだ感想だが、率直に言うとよくわからなかった。 主人公・住田が結局何をしたいのかわからず、周囲の人間、女子中学生・茶沢がなぜ彼に好意をよせ、友人・夜野はなぜ彼に尽くすのか、時折でる主人公にしか見えない化け物は何を象徴しているのか?など不明なまま4巻駆け抜けた。 自分の読解力がないだけかもですが…。 ただ登場人物たちの、何気ない瞬間にわきおこる殺意や欲の吐き出し方は、すごく唐突でこの表現には驚いた。 こういうのは衝動的で、細かい動機なんてないのか?と考えると、妙にリアルだと思う。 普通ではない、普通になれない少年・住田のどこまでも救いがない悲哀に満ちた物語。 なんとなくわからなかったが、読後もひっかかかるものがずっとあるので、時間をあけて何回か読み直したくなる魅力があると思います。動物好きにすすめたい霊感動物探偵社 山内規子名無し霊感と動物と話せる特殊な能力を持っている主人公。動物たちとダイレクトに話ができるのはすごく羨ましい。その能力を活かした探偵をするという展開も面白い。 ミステリーですがちょっとギャグっぽいところもあり、思ったよりもずっと奥深い内容で楽しめました。絵もきれいで動物の描写も上手いので、動物好きの人には相性が良さそうだなと思います。ミステリーなのか、本当の狂気なのか...狂室 フジツナ名無しイラストが好みだったので読んでみました。作品タイトルの「狂室」が、本筋としっくりくる作品です。 主人公はまともな思考を持っている一般人ですが、ヒロインや友人がサイコパスにしか見えません。死人が出ますが嫌悪感をもつようなグロテスクな描写はなく、ストーリーも分かりやすい漫画です。 ミステリーやホラーが好きな方にはお勧めです。 こんな刑事がいたらいい。赤ハナ刑事 松田一輝 小川酔生名無し人情刑事がおりなすヒューマンドラマ。 52歳の四方田が犯人を口説いて改心させる王道の話ですが絵柄もどこか懐かしく、犯人たちの哀しい事情も読んでいてほろりとします。 現実でもこういう刑事さんがいて欲しいな、実際にこういうお話とかあるのかな、と思いながら読みました。いきなり自殺未遂している探偵と、つっこみが上手な女性刑事のミステリー自殺探偵~開幕式~ 晴十ナツメグ名無し自殺探偵という、どんな探偵なのか想像もつかないところに興味をひかれて読み始めました。 絵のタッチが繊細できれいで好きです。美人で警視庁でも屈指の推理力を持つけど周りからはうとまれている女性がとてもアクティブにストーリーをひっぱっていくのでさらっと読めるテンポの良さがあります。 自殺探偵は、出会った瞬間には首をつっているし、何かと自殺スポット認定したり、とにかく自殺にうるさい探偵で、見た目の不気味さもあいまって、相棒の警視庁の女性との今後の関係がとても気になります。 自殺か殺人かを判断し自殺に傾倒している探偵が独自の視点で事件を解くという、ミステリーとしてもとても魅力的な作品です。 もっと長編でもいいなと思ったんですが、続編があると知ったので読んでみようと思います。金田一少年の事件簿のここが好きだ!金田一少年の事件簿 天樹征丸 金成陽三郎 さとうふみや 大下賢一郎けんたろう※ネタバレを含むクチコミです。 人間の本質に迫るモンキーピーク 志名坂高次 粂田晃宏名無し山登りに出かけたある会社の社員旅行で起きた出来事で、最初は意味がわからずただ大きな猿が人間を殺していく話だったのですが、途中から猿が人を殺すより、究極に追い詰められた時の人間の醜さや汚さがもろに出てきます。人間の本質に迫る作品でとても面白かったです。一気読みウロボロス―警察ヲ裁クハ我ニアリ― 神崎裕也名無し続きが気になって仕方が無い。一度読み始めたら止まらないタイプの作品。テンポも良いので一気に購読した後でも、疲れたって感じがあまりしないです。 ヤクザと警察って題材はありふれているのに、まだこれだけの物語を作れるのかって色んな意味で驚きました。漫画として単純に絵も上手く構成力もありクオリティが高いです。虐めに立ち向かう勇気を教えられた新不思議のたたりちゃん 犬木加奈子名無したたりちゃんが、いつも虐められている姿を見ると、自分の子供時代にタイムスリップしてしまう。自分自身は、特にいつも虐められていたわけではないが、小学校のクラスでは、こんな漫画みたいないじめが横行していたのは確かだ。たたりちゃんの漫画を通して虐めに立ち向かう勇気も教えられたけれど、それ以上に、たたりちゃんの孤独に胸がキュンとしてしまった。 2巻でた!ランド 山下和美ラララ2巻がでましね。もう読んだ人、います?独特の雰囲気を持つジャンプ漫画ベルモンド Le VisiteuR 石岡ショウエイ名無し独特の絵柄とストーリーで雰囲気ある漫画です。良い意味でジャンプらしくない作品だと思います。拷問を題材にしてるのも特徴的です。 ある意味で癖が強いので合う合わないはありそうですが、ヒットしたら最高にはまれると思います。個人的には普遍的な漫画よりも尖っていて好きです。嘘に嘘を重ねた愛憎劇私たちはどうかしている 安藤なつみ名無し伝統と格式ある和菓子屋をめぐる愛憎劇。 母親を無実の罪で失ったヒロインは、真実を知るため名前を変え、嫁として潜り込むのだが、そこで泥沼の人間関係に巻き込まれる。 とにかく誰でもいいから、信頼できる人を見つけて協力を仰げばいいのに、愛し合っている旦那にすら嘘をついて結局裏切りの種を蒔くあたり、見ていて息苦しい。 本当に『どうかしている』というタイトルがぴったりだと思う。 独特すぎるエロトラブルバスター七色小町ゴージャス派 花小路ゆみ 峰たかあき名無し汚い男とかを懲らしめる勧善懲悪ものなんだけど、トラブルや依頼の解決方法がすごい独特だったw 主人公のモットーが「華麗に派手に」なので あんなブッ飛んだソリューションになるんだろうな。 エッチっぽいストーリーで、お色気あり、笑いありのスカッとする漫画だ。売れない歌人・石川啄木が謎を詠む!啄木鳥探偵處 佐木郁 伊井圭 南晋也 南普也 東北新社名無しアニメ放送とほぼ同時にコミカライズの連載を開始したと知り読んでみました! 時は明治後期、まだ有名とは程遠い、石川啄木や金田一京助が巷で噂の事件に挑むミステリーです。 無職で万年金欠の啄木は、事件の謎を解いて記事を書き、新聞社に売って金にしようと目論んでいますが、友人である京介は彼の歌人としての才能を買っており、謎解きより歌を詠んで欲しい…と願っている関係性が切実であり、少し滑稽です。 アニメでは夏目漱石や芥川龍之介など誰もが知っている著名な作家が出てくるようなので、漫画版でもそのへんをとくに期待しています。きわどい。。娘の友達 萩原あさ美名無し物議を醸したほどの際どい作品ですが女性作家です。 この主人公の娘の友達である少女の小悪魔ぶりは凄まじいです。 もちろん、賛否両論あるでしょうし否定をする方の気持ちもわからないわけではありません。 しかしどちらにしろ読んでからそれぞれ意見を決めたらいいと思います。 絶対ドキドキしちゃいます。 面白い!金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿 天樹征丸 金成陽三郎 さとうふみや 船津紳平名無し推理ものが好きな方もそうでない方にもオススメです。 たしかに、あれだけの大掛かりなことをしているのに少しずつダメだしされたりバレたりしてしまう犯人は大変ですね(笑) 金田一少年の懐かしの事件がああ、犯人はこうだったんだとわかって嬉しいやら、可哀想やら。。 色々な立場で楽しむのもいいですね。新感覚の不倫ゲーム夫婦交換~今夜、妻は誰かの隣で~ 早川ナオヤ 青宮アシ名無し同じマンション内で夫婦交換による集団種付け、などという、かなりあり得ないというか、うらやましいというか、斬新なテーマを扱った作品です。リアルでは到底真似できない不倫ゲームなので、誰しもが始めは自分の夫婦が1番、どこまでも信頼しあってると思うのですが、人間の性の本能ってものがあるなと。 そしてそこに、少子高齢化とか、特殊法とか、国家プロジェクトとか、お堅い文言と現実的な文言が加わることによって、話全体に何とも言えない緊張感みたいなものが張り詰めドキドキハラハラしながら読めます。何事も、ギャップ(緊張と緩和)が大切であり、この作品はそれをよくわかっているなと感じました。展開にハラハラドキドキしてました。僕だけがいない街 三部けいPom もし発売当初に読んでたら、続きが気になってしょうがない、待ちきれない!と、思うくらいのめり込みました。 とある事件がきっかけで主人公の悟が現代を変えたいために、小学生時代に戻り、過去を変えていく話だけど(現代に戻ったりもしますが)とにかくハラハラドキドキさせられる。 真犯人が判明して終わりかと思ったが、そこで初めてタイトルの意味がわかりました。 どんどん話も深くなっていくし、何ページか戻らないと理解し難い部分もあったけど、ずっとドキドキさせられて面白かったです。 あっという間に終わってしまう。 同時進行の様な悟の母の愛情が垣間見える場面にはハラハラさせられる展開の中、唯一ほっこりした。 将棋と記憶とミステリー盤上の詰みと罰 松本渚なかやまある対局をきっかけに、1ヶ月毎に記憶を失ってしまうようになった主人公 霧島都 当時女子高生だった彼女は、5年間 1ヶ月しか持たない記憶と5年前の棋力で、その対局相手を探し出すために、今日も全国を旅するのだった 全2巻でキレイにまとまっている作品 結果的に「俺強えー」作品ではあるのですが、軸足を記憶・対局相手の捜索に置いているので違和感なく読めます。 特に後半の相手がわかりそうで分からない、ザリっとした気持ち悪さが、読了後の気持ちを引き立てます。 とんでもないハンディを背負っている主人公が純粋に対局をしているシーンは読んでいてもコチラが元気をもらいますし、周りのサポートも良い。悪い人がいないんですよね。 唯一の敵は例の対局相手 将棋は分からなくても大丈夫、謎解き要素がある訳ではないのですが、短く何かの謎と立ち向かってみたい人にオススメですダークな世界観が面白い!DINER ダイナー 河合孝典 平山夢明名無し映画化もされたのも記憶に新しい作品です。設定は殺し屋が集まる食堂を舞台にした作品で、食堂の名前が「ダイナー」です。そこに集まる殺し屋は全員クセが強すぎる危ない人物ばかりで読んでいて飽きません。 バイオレンス要素が強すぎる作品なので暴力シーンが苦手な方にはお勧めできません!でも面白いです!!これにて闇を浄香せん!!超香少年サトル 上田悦starstarstarstarstarマンガトリツカレ男昔にチャンピオンで連載していたトラブルなどを調香で解決する1話完結式マンガ トラブルを解決しながら、本家や分家との対立も並行して進んでいく これだけ書くと青年誌もでもおかしくない感じだが、トラブルを解決する際に調香をするのだがこの効果がやばい。自白/催眠/幻覚/虫が襲ってくるなどの効果が発生する。この辺が少年誌っぽい。 あと主人公の服装が独特で好き いい意味で淡白な絵デジタル完全版永久保怪異談 永久保貴一名無し内容はいずれも秀逸で、どれも背筋がぞっとするものばかりです。夏の暑い日なんかにはもってこいですね。あと個人的に気に入っているのが、画力です。とはいえ、めちゃくちゃリアルってわけではありません。むしろ逆。非常に淡泊な仕上がりなのですが・・。これが、いい意味でホラー感を醸し出していて、個人的には好きなんですよね。ペロ…フグの毒だ…!居酒屋舌偵 土山しげる野愛体は子どもだけど頭脳は大人な著名な探偵さんが青酸カリ舐めて世界を震撼させたことがありましたが(あれって結局コラなの本物なの)、この探偵もめちゃめちゃ危ないことしよる。 死体の服や持ち物についた食べ物の汁とか平気で舐めちゃう…危ねえ!! こういう大胆な設定は土山先生ワールドでグッとくる。グッとくるものの、主人公の料理人探偵アラカンは人情家だし真人間だし割とちゃんとしたひと。 もっとむちゃくちゃしてもいいよう…!!なんて思いながらも料理の蘊蓄を交えながらサクサク事件が解決するので読みやすかったです。<<8586878889>>
※ネタバレを含むクチコミです。