怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<128129130131132>>高齢者が8割の社会で若者が老人を襲う老人の町 アスノタカシコロラドさん月マガ連載中のマンガ。65歳以上の高齢者が8割を超えた超々高齢化社会が舞台に、老人たちを襲う若者たちを描いている。しかし、若者VS老人という単なる二項対立ではなく、もう一つでかいホラー要素が入り込んできて、話をかき混ぜている。 主人公の忍が、ある日老人を襲い金を強奪するグループと遭遇してしまい、老人ごと襲われたため、正当防衛を兼ねて撃退。しかし次の日学校へ行くと昨日襲ってきた奴らが…という第一巻。 2巻では「アイツ」がどういう風に話を動かして行くのか楽しみ。相原コージ原作 地獄のアイドル養成所マンガ愛のバビロン 相原コージ 藤田かくじ名前はまだない相原コージ原作のアイドル養成所の漫画。これまでの相原コージ作品では『ムジナ』に似たものを感じます。 作画は『放課後少女バウト』の藤田かくじ先生が担当されていて、女の子がとてもかわいらしいです。 アイドル養成所「パンダの穴」はグーグルアースにも映らない絶海の孤島にあり、銃を持った警備員が監視の目を光らせています。脱出を試みれば容赦なく処刑されるような地獄に拉致されてきた主人公の花。彼女は外に出るための条件であるデビューのためにトレーニングを積んでいくことになりそうです。 「パンダの穴」の実体、アイドルを育てる目的、後半に出てきた一際目を惹く少女の存在など気になるところはたくさんあります。幸か不幸か、花にはアイドルの才能があったようなので、成長していく姿が楽しみです。 『ムジナ』や『真・異種格闘大戦』にもみられた相原コージ先生の解説語りは健在でした。 綾辻行人と佐々木倫子のコンビが魅せるコミカルなミステリー月館の殺人 佐々木倫子 綾辻行人渚ブルーミステリー作家の綾辻行人が原作、『動物のお医者さん』の佐々木倫子が漫画を担当するコミカルなミステリー。 女子高生の空海(そらみ)が夜行列車「幻夜」の車中で起こった殺人事件を、乗り合わせた鉄道オタクたちと真相を解明していきます。2005年に月刊IKKIで連載していたらしいです。 「犯人は誰か?」「殺した方法とは?」この二つの謎を巡って物語が進んで行きます。鍵となるのは走行中の列車に忍び込む方法ですが、綾辻行人によるミスリードが仕込まれています。これにハマってしまうと、読者は空海とともに大前提から認識を改めなければなりません。私もまんまとやられました。 また、事件が起きる前はもちろん、人が死んでからも鉄道オタクたちのギャグが連発されるので「みんなが空海を騙そうとしているだけで、殺人事件に見せかけたドッキリでは?」という疑問が何度か頭をよぎりました。 鉄道ギャグは「乗る」「撮る」「時刻表」など多岐にわたっています。鉄道に明るければオタクたちに共感できると思いますし、そうでない人も勉強になると思います。殺人やミステリーが苦手な人でも、クスリと笑える佐々木倫子のギャグが豊富なので楽しめますよ。レナーーー!!ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 竜騎士07 鈴羅木かりんとしととにかくレナ! 世界軸ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 竜騎士07 鈴羅木かりんとしと首を搔きむしるのが本当ちょっと、、やめて。・゜・(ノД`)・゜・。仲間がテーマ!なるほど!!ひぐらしのなく頃に解 目明し編 竜騎士07 方條ゆとりとしと複雑でわからん!ってところもありますが、うわ騙された!!!といい感じにのこる謎が絶妙!こわっひぐらしのなく頃に 綿流し編 竜騎士07 方條ゆとりとしとちょいちょいトラウマレベルの作画。・゜・(ノД`)・゜・。ページめくるのどきどきします! 鳥肌が立つほどのリアリティを感じるマンガリウーを待ちながら 朱戸アオ鳥人間マンバ通信の記事を読んでみて興味が湧いたので読んでみた。 実在する病気って名なんだろう?と思いながら読み進めていたら、なるほど確かに知ってはいるけど実態はよく知らない病気だった。 でも手強い病原体とはいえ昔からあるものだし、治療法や対策は確立されていそうだから、パンデミックといっても人為的なミスや、政治や組織の問題で感染が広がっていって大規模になるのかなぁ?と想像していたら……それだけではないなるほどそりゃオソロシイわという展開で1巻が終わり。実際に起こりうるんじゃないか?と思わせる巧みな設定とストーリー展開に恐怖感を覚えざるを得なかった。 パンデミックを取り扱った作品はマンガに限らず数多くある中で、今後どういったストーリーが描かれていくのか?何か新し切り口が描かれるのか?いろいろと楽しみ。 続きをはよ!賞金だけで生きていくザ・プライザー 末田雄一郎 山田芳裕starstarstarstarstarひさぴよ荒事専門の賞金稼ぎとは一味違い、地味な大会に出張っては賞金をぶんどるという仕事。 入念な準備をして勝負に挑むタイプの主人公、中郎(あたろう)は、 運にはあまり頼らず、天性の情報収集能力・計画力・実行力を活かして次々と賞金を攻略していく。 いくら勝算があっても常にギリギリの展開となるが、最後に勝敗を分けるのは、一度きりの勝負に賭ける覚悟か。 世の中に楽々ゲットできる賞金大会などありはしないのだ、と思わせてくれる。 ヒロインのビッキーは日本語をあまり話せない外国人なのだが、不思議と作中に溶け込んでいて、主人公と拳で語り合う愛憎の念が入り混じったロマンスも見どころのひとつだ。9月号の別冊マーガレットに新作掲載決定!!岸辺露伴は動かない 荒木飛呂彦片桐安十郎ジョジョの奇妙な冒険のスピンオフ。岸辺露伴は動かないがなんと別冊マーガレットに掲載されることが決定しました。 気になるその内容は精子バンクを舞台にした話だそうで、そんな話やっていいの?と思いながら楽しみにしてます。 神話と科学が融合した独特な物語イワとニキの新婚旅行 白井弓子鳥人間表題の「イワとニキの新婚旅行」から始まり「神託と灰色の髪の少年」「アンドロメダ号で女子会を」「さよなら私の兵馬俑」「海の女神と旅立つ船」の全5編。宇宙から飛来した“帝国”が地球を占領して、人類の心を掌握すべく帝国が作り出した、各地に残る神話や宗教を用いた"統治システム"を軸とした独特な切り口の短編集。 あとがきにも書いてあるように「もしも空気の読めない宇宙人がやってきて地球を支配し、各地にある神話を真に受けたらどうなるの?」というのがテーマのようだ。“帝国”が地球を支配するというかなりの大事を「ごくありふれた全面戦争なので詳細は省く」と何度か書いてあって笑った。 短編集とはいえ微細な繋がりがあってニヤリとできる。もちろん短編の良さもあって、それぞれ微妙にテイストが違ったりもする。「アンドロメダ号で女子会を」がコミカル寄りで好みだった。 ファンタジーっぽい描写が多いものの、帝国の人類を超えたテクノロジーによる仮想世界やAIの表現もされていて、SFとしての読み応えもあって満足度が高い。この世界観で長編も読んでみたい気もするな。テンプレでもいいのだ面白ければトモダチゲーム 山口ミコト 佐藤友生mampuku デスゲームが流行りだしてから〇〇ゲームみたいな名前の漫画が粗製乱造され、バナー広告映えするので「面白そうだな」と興味がわいていざ読んでみるとうーん…ってことも多いです。 勿論なかには面白いのもたくさんあって、そのうちのひとつがトモダチゲームですね。ストーリーやゲーム性などはライアーゲームに近い感じですが、ライアーゲームよりはルールがすっきりしていて読み易い印象。ときどき悪魔じみた友一の底知れなさに裏で眺めてた運営の人が「こいつ何者だ…」みたいな感じでざわつくのが、お約束ではあるんですが楽しいですw 「神さま」「アクマゲーム」が終わってマガジン本誌にはこういうのリアアカくらいしか残ってないので、そろそろ補充してほしい頃ですね。お客様は仏様死役所 あずみきしやむちゃタイトルに興味を惹かれて読みました。 死人が行く先を決めるため訪れる「死役所」。短編で、その人の生前、死んだ場面を紹介していく感じです。1話ずつが短くてさっぱりしています。 私はいまいち物足りないかなと思いましたが、徐々に役所職員の謎が明らかになってきたのでとりあえず早く最後まで読みたいです。 将来有望な精神科医とテロ組織のリーダーの運命がクロスする第1巻殺さざる者、生くべからず 中丸洋介名無しヤングマガジンで連載中のクライムサスペンスだが、1巻を読み終わる頃には少し違った印象になっていると思う。 主人公は顔もよければ将来有望な精神科医の桜井。国会議事堂自爆テロを皮切りに続く爆破テロの首謀者ユキオの精神鑑定を請け負ったことから、大変な事件に巻き込まれていく。 1巻の後半で「え?なんで?」ってなる超展開が待っている。それまではクライムサスペンスとして普通に面白いなって感じだったけど、そこからが色々な謎がどんどん深まっていったり、状況がどんどん悪くなっていってもっと面白くなる。廃れない名作BANANA FISH 吉田秋生やむちゃ名作ですが、連載が少女漫画なので読んでいない男性も多いのでは?と思いオススメします。 アメリカのストリートで生活する少年達とそれを仕切るマフィア、少年に取材をしに来た日本人のライターと弟子。もうこの時点で期待できると思いませんか。ここにBANANA FISHの謎が絡んで、問題は複雑に…。 まずストーリー云々より、主人公アッシュ(容姿端麗・頭脳明晰・銃の腕、身体能力最高・仲間想い)の魅力がとんでもないんです。可愛くもあり、かっこよくも、哀れでもある。こんな友達がほしいです。 大友克洋が好きな方にも是非読んでほしい。モロに影響を受けている1巻→最終巻までの絵の変化も楽しめます。詩と哲学VERSION 坂口尚影絵が趣味魂の詩人こと坂口尚のおくるSF冒険活劇。 短編では漫画で詩を描くという前代未聞の試みを大成功させ一躍孤高の人になり、これがもうほんとうに凄まじい、色のない白と黒の漫画から色彩がほとばしり、部屋で読んでいながらそよ風がふわりとよせて、しかも草の匂いまでただよってくるという……。 そんな魂の詩人が長編を描いたらどうなったかといえば、哲学になった。詩と哲学はコインの裏表とよく言われるけれど、その言葉に反せず、白と黒のコマの連続がグイグイと真理に迫っていく。詩に書かれたものとは真理そのものであり、哲学とは真理に至る過程である。描かれた人物や風景はほとんどその意味を失って白と黒とに回帰していき、しかし、そのギリギリのところでかろうじて物語がすすんでゆく。 これどこまで重くなるの僕たちがやりました 荒木光 金城宗幸名無し※ネタバレを含むクチコミです。祝完結!血まみれの思い出を語ろう血まみれスケバンチェーンソー 三家本礼地獄の田中※ネタバレを含むクチコミです。妖怪は出てきませんルー=ガルー 忌避すべき狼 完全版 京極夏彦 樋口彰彦mampuku 京極夏彦先生まさかの女子高生がSF(謎のキャッチコピーw)。一見普通なJKがハッキングするやら火器ぶっ放すやら、ディストピア感が最高やら、京極堂とはまた全然違う方向性の傑作。 漫画版はキャラの動きや表情が豊かでかわいいです。話がかなりシリアスなので、読み易くて漫画としてはこれで丁度いいかなと感じました。あとこれ伊藤計劃の「ハーモニー」でも思ったんですが、文章力が素晴らしい小説と高い画力のコミカライズが合わさると、読みながら脳内で想像してた通りの世界が紙上に広がってて感動しますね。 小学生時代のお楽しみ地獄先生ぬ~べ~ 真倉翔 岡野剛アジフライに醤油最近ぬ~べ~NEOが連載されたりしていますが、元祖は私が小学校時代にジャンプで連載していました。これを密かに楽しみにしていました。なぜ、楽しみにしていたかと言うと、、、たまにエロいからです!!たまに、いや結構頻繁にエロい回があって、小学生の私は、ジャンプを読んでいる体でエロ本を読んでいる感覚でした。平成の作品なんですが、なんというか昭和の香りのする昔ながらのエロでいいんですよね、、、。 エロ要素ばかり書いてしまいましたが、妖怪退治のシーンがカッコよかったり、感動できる話もあって盛りだくさんです。 今思えば、私の巨乳好きって、ぬ~べ~の影響がデカい気がします。。。少年少女の何気ない日常が恐怖の扉を開く感じの楳図かずお作品集ねがい 楳図かずお地獄の田中お手製の人形に愛着が湧き友達になってほしいと願う少年や、恐怖映画を撮るためにすごく怖い仮面を作った中学生、彼氏にデブって言われて絶食してダイエットを行った女の子など、少年少女としての行動としてはどこでも見られるようなものばかりだが、それがバケモノなどを呼び寄せてしまい恐怖体験に結びつく感じの話の短編集。 どれも楳図かずおらしいホラーマンガで面白いんだが、「Rojin」は近未来SF的な設定が背景にあるようで、バケモノの怖さではなく管理統制社会に殺される恐怖のマンガで、社会像をを前面には押し出さないながら、キャラクターの行動やセリフの節々から恐怖が伝わってきて1番好きだった。 楳図かずおの独特の間の取り方とかセリフのチョイスとか急激な展開とかについては今更だけどやっぱりすごく好きだな。世界の変革が抉りだす人間の本質『預言者ピッピ』預言者ピッピ 地下沢中也兎来栄寿一体、これは何なのか。 ページを捲り、フキダシの中の台詞を追う度に、脳髄を殴られるような衝撃。 初めて『預言者ピッピ』を読んだ時、あまりにも面白過ぎて目眩がしました。 私はマンガソムリエ活動の一環として、日々漫画のレビューを行っています。 その中で100点満点で80点を超える作品は稀で、90点台ともなると年に1冊出るか出ないかという位です。 しかし、この『預言者ピッピ』には1巻90点、2巻95点という最高の評価をしています。 今世紀刊行された漫画の中でも個人的ベスト1候補の、最高に物凄い作品です。 『預言者ピッピ』が掲載されていたCOMIC CUEという雑誌を知っている方は、かなりの漫画好きでしょう。 マイナーではありますが、大友克洋先生、松本大洋先生から安野モヨコ先生、羽海野チカ先生まで実に幅広く錚々たる大家が寄稿していた、特濃の漫画雑誌です。 1999年に出たその6号目。 『火の鳥』のロビタを表紙に据えた、「手塚治虫リミックス」という特集号から『預言者ピッピ』はスタートしました。 実際、初めて単行本で読んだ時に「手塚治虫作品クラスの圧倒的な領域に達している」と感じたので、この表紙を見た時は感慨深いものがありました。 そう、今作は『火の鳥』で描かれているような、人間や生命、社会や世界に対する深い洞察に満ち満ちているのです。 それまでギャグ漫画をメインに描いてきた地下沢中也先生が、こんなにもシリアスで重厚なSFを描くのか! と非常に驚愕しました。 手塚治虫先生の諸作品も、何かが取り憑いて描かせたのではないかと思うような超越性を半ば感じますが、それに似た印象をこの『預言者ピッピ』からも受けるのです。 同じ99年開始の『愛人[AI-REN]』以上の曰くつき作品でもあります。 CUEに五話目が掲載されたのが、2001年。 そして、そこまでを収録した単行本第一巻が出たのは、2007年。 何と、実に六年の歳月を要しました。 その段階で未掲載分が二話分ありながらも、連載が止まってから四年も経っていては続刊は絶望的かと思われていました…… が、2011年10月に奇跡の2巻が刊行! しかも、84ページの描き下ろしを伴って! これには私を含むファンが熱狂的な喜びを以って迎え入れました。 そして、4年ぶりの新刊、実に8年ぶりとなる続きが、また想像を超えてくる出来でした。 息もつかせぬ、とは正に『預言者ピッピ』の為にあるような言葉。 途方も無い領域まで話は突き進んで行き、ただただ圧倒されます。 アイザック・アシモフが50年前に想像した2014年の様子が現在に照らしてみると驚くほど的中しているように、この作品で呈示されているものも本当に実現するのではないか、と思わされます。 今、世界で一番続きが読みたくて狂おしい漫画です。 それにしても、岩手県出身である地下沢中也先生が、2011年にこの物語の続きを刊行したことは、大変に意義深いことです。 3.11から今日で丸三年。 あの災禍、そして断続する余震や原発事故。 私も、親しい人を喪いました。 世界の関節が外れ、当たり前が当たり前でなくなり、それまでとは理が一変してしまったように感じました。 ともかくもう二度と、こんな悲劇が起こらないで欲しい…… そんな願いがある種実現されているのが、現代を舞台にした『預言者ピッピ』で描かれる世界です。 ピッピは地震予知の為に開発された予言ロボット。 彼のお陰で3ヶ月前に大地震が起こると予知された地域の住民は避難し、死傷者ゼロという快挙を成し遂げます。 しかし、喉元過ぎれば熱さを忘れるように、予知できるようになった災害はやがて世界的な見せ物へと変貌して行きます。 人口350万人都市ロサンゼルスが一瞬にして滅び行く中継映像を狂騒的に見つめる者達と、故郷が瓦礫の山へと変わって行く姿を涙を流して悲しむ者達の対比は、非常にそら恐ろしいものです。 「忘却も能力」と作中の科学者が言いますが、辛い記憶と共に大切なことすらも忘れてしまう愚かさ。 どんなに科学技術が進歩しても、変わらず自分の信じたいものだけを信じる愚かさ。 自らのポジションに利することにしか興味のない政治家やマスコミの愚かさ。 作中では、様々な人間の愚かさが抉り出されて行きます。 そして、地震予知のみに制限されていた能力を、そんな人の愚かさ故に解除されたピッピは、やがて人間や世界の全ての未来を演算してしまいます。 そこに使える技術があるのに使わない、救える命があるのに救わない、人間にはそんな選択はできません。 その結果として全ての運命が予め判明してしまった世界で、人はどう生きるのか、生きるべきなのか…… 先の見えない未来こそが、逆説的に人の希望その物なのだということも、本を置いた時に実感として噛み締められます。 一つ一つの会話も哲学的で味わい深く、読むことで自らの深淵と向き合うことをも可能にする稀有な書です。 かといって難解になり過ぎることもなく、可愛い絵柄とのバランスが絶妙と言えます。 こういう作品がある限り、私はこれからも漫画を読み続けるでしょう。 「第3巻は、そこまでお待たせしない予定です」 という担当編集者の言葉に期待を高まらせつつ、今年で3年目を迎えますが…… 是非とも読んで、そして「早く3巻を」という声を一緒に発して欲しいです そして、地下沢中也先生になるべく早く続きを描いて頂きましょう。 この作品は間違いなく現代漫画界の掛け替えの無い財産です。 3月11日ということで、『預言者ピッピ』とは関係無いですが、以下の作品も推薦します。 売上の一部が義援金に回されるので、募金と思って購入するのも良いのではないでしょうか。 アマネ†ギムナジウムの最新話を語ろうアマネ†ギムナジウム 古屋兎丸名前はまだない※ネタバレを含むクチコミです。本当にありそうで嫌になる程怖い白異本 外薗昌也 高港基資名無しまず表紙からして怖いんだが、外薗昌也の怪談を高港基資が見事に作画していてとても怖い。 自動車整備をしている男がまだ新しい車を廃棄するように頼まれたり、製薬会社の営業マンが配置換えされた途端に給料が上がったりとか、どれもたまにありそうな出来事から始まるんだが、呪いや祟りにかくじつん繋がっていて、本当にありそうでとても怖い。 一応、ハートフルっぽいのも一個だけあった。それ以外は全部怖かった。 <<128129130131132>>
月マガ連載中のマンガ。65歳以上の高齢者が8割を超えた超々高齢化社会が舞台に、老人たちを襲う若者たちを描いている。しかし、若者VS老人という単なる二項対立ではなく、もう一つでかいホラー要素が入り込んできて、話をかき混ぜている。 主人公の忍が、ある日老人を襲い金を強奪するグループと遭遇してしまい、老人ごと襲われたため、正当防衛を兼ねて撃退。しかし次の日学校へ行くと昨日襲ってきた奴らが…という第一巻。 2巻では「アイツ」がどういう風に話を動かして行くのか楽しみ。