怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3335件<<129130131132133>>うずまきに取り憑かれた町うずまき 伊藤潤二むずむず霊やバケモノではなく「うずまき」に取り憑かれた町の話。 はじめはうずまきに取り憑かれた人々がうずまき状のものを偏愛したり製作したりする気持ち悪さだったが、だんだんヒトマイイマイという人間がカタツムリ化したやつが出てきたり、最後は異世界に迷い込んだ怖さにたどり着いて恐怖のスケールが大きくなっていく。 ところどころで笑えて怖いだけじゃないところも好き。夏になると読み返したくなる。『制服ぬすまれた』 衿沢世衣子 モーニング2017年34号制服ぬすまれた 衿沢世衣子名無し35周年読み切り祭り【CARNAVAL】第17弾 「うちのクラスの女子がヤバイ」「シンプルノットローファー」の衿沢世衣子が描く、 ミステリーテイストな読切。 5巻になって双亡亭を壊さないといけない理由も少しわかった双亡亭壊すべし 藤田和日郎名無し「双亡亭を壊すべし」って1巻からずっと言われてきたけど、今のところ近づかなければ実害はないこと方が多かったので、なんで壊さないといけないのかなってところが少しふわふわしていたんだが、5巻でそれが少し明らかになった。 青一の過去も全部語られて、ロクロウと共に双亡亭に向かっている。6巻ではたぶん到着する(長かった) 双亡亭内部でも凧葉が活躍しているが、なんかどんどん凧葉が好きになる。藤田和日郎的主人公ではあるんだけど、腕っ節はからっきしなのに今のところ一番強いっていうのがとても良い。 そろそろ第一部の完結が近づいているらしいと次巻予告であったので楽しみだ。26年ぶりの新作がヤンマガに登場ハロー張りネズミ 弘兼憲史名無しハロー張りネズミの新作が26年ぶりにヤンマガに登場。ドラマ化のつながりで前後編の前編が今週掲載。後編は次号になるよう。 ブロー、グレさん、所長の3人が出てきて、スナックのママさんからの依頼を受けてはり込むという感じの話。 前編の終わり方から見ると人情系の話になりそうな気配。 上下巻読んで雑談百万畳ラビリンス たかみちxiaome※ネタバレを含むクチコミです。2感発売、結構全容が明らかになってきたLIMBO THE KING 田中相地獄の田中1巻の終わりがかなり気になっていたから2巻も楽しみにしていた。 1巻の最後にダイブした眠り病の治療の続きだけでなく、眠り病とは?という話まで踏み込んでいってる。 もともとスケールの大きい話ではあるけど、軍の闇的なところにも踏み込んでいきそうな感じで、スケールの大きさに一本筋が通った。 3巻が早くも楽しみ 急展開の4巻!次の巻が待ち遠しい約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすか名無し物語はどんどん佳境になっていってますね。ママとの激闘がどんどん盛り上がっているところです。ノーマンは出荷されてしまうのか?ママの目をどうかいくぐるのか?この辺りが見どころじゃないでしょうか? 特に4巻の後半ではあっと驚く展開が待っていて、そこからは最後のページまで一気に読んでしまうほどのスピード感があって4巻は最高でした。次の5巻発売が待ち遠しいですね。 双(石直球)賭ケグルイ双 河本ほむら 斎木桂mampuku 「賭ケグルイ」本編は変態同士のマジキチ変顔バトルといった様相である一方、前日譚にあたる外伝の主人公・金髪ツインテールこと早乙女ちゃんは(比較的)人間らしいキャラクターで、作品内では珍しく庶民育ち。もうこっちが本編でいいんじゃないか・・・ ときにカッコよくときに無様で、本気で悔しがる姿が最高にキュートな早乙女ちゃん、、本編序盤で夢子にぶち転がされた後もしぶとく活躍する彼女をこれからも末永く見守りたい自分にしか見えない幻覚だと思っていたが実は…虚ろう君と 白土悠介 古川一名無し久野知理には自分にしか見えないため幻覚だと思っていた秘密の友達さなかがいたが、実は虚人という特定の人間にしか認識できない存在で、その虚人(さなかとは別の)に襲われたことをきっかけにさなかとともに友達とかを守るために行動を始めるというストーリー。 イメージとしては「亜人」の少年誌版という感じのマンガ。さなかはわりと友好的で話ができるが、話が通じなかったりちょっと精神構造が歪な奴もいたり、虚人を使って悪いことしようとする奴らも出てくる。アクションシーンも派手なので楽しくチャンピオンで読んでるマンガ。4巻発売!どんどんドロドロしてきました!骨が腐るまで 内海八重名無し脅されている相手の情報はまだ全然つかめていないけど、新しい情報の入手先は手に入った。まだ全然脅してくる奴の情報はわからないけど明つながりでこれから少しずつ明らかになってきそうな感じがある。 一方で仲間割れフラグがぷんぷんでこれまでは外に敵がいる状態だったけど、これからは身内に敵がいる感じで話が進んでいくのかなと思う。4巻になって新しい展開も出てきたし楽しいね。 しょむたんもいいがチャイナパンツがすごく好き野ばら 高田築名無ししょむたんは未知の生物とのほっこりする交流って感じで しょむたんがいい感じにかわいくて面白いけど でっかいノーパンチャイナ娘フィギュアにパンツ履かせてあげようとするおっさんの話がすごくいい完結、ということで読了したのだけれどもクダンノゴトシ 渡辺潤名無しさん※ネタバレを含むクチコミです。夢に潜り奇病に立ち向かうSFLIMBO THE KING 田中相名無し田中相の新作。これまでは人文っぽい雰囲気のある作品を描いていたがSFに挑戦しているので初めて読んだときは驚いた。主人公が負傷して退役寸前の軍人だったりして、これまでとモチーフも大きく変わっていて、色々な面でこれまでの田中相作品とは違う。 ストーリーは眠り病という奇病が蔓延した世界で、夢に潜り病と立ち向かうSF。映画だと「インセプション」とかに近い雰囲気がある。1巻では初めて夢にダイブしたところで終わってしまったが、これまでの田中相には見られない不気味さが全開でとても面白かった。早くも続きが気になる。 あと、おじさんの色気がムンムンなので眼福である。 幼馴染5人の罪が暴かれ新しい事件に巻き込まれる骨が腐るまで 内海八重名無しあらすじの範囲のネタばれ込みだと幼馴染の5人がかつて人を殺し遺棄した罪を共有している。しかし、誰にも知られていないはずだったのが、それをネタに脅迫をされ、姿の見えない敵?に追い詰められていく。 基本的に話、過去に犯した殺人の秘密を守る、敵を見つけるの二つのことをこなそうとするんだけど、敵からの要求がだんだんハードになっていったり、仲間内の友情が揺らいだりしていってハラハラする。 エロ・グロ描写は結構あるので、苦手な人は注意奴隷区新シリーズ!大奴隷区 君と1億3千万の奴隷 オオイシヒロト 岡田伸一まーくん映画化もした奴隷区が新シリーズスタートしました。今回の舞台は高校で学校ならではの勝負が期待できます。 前作同様グロや裏切りの連発でハラハラ、わくわくが止まらないです。 まだ1巻しか出ていないですが、今後の展開がかなり期待できそうです。 愛嬌のある名探偵名探偵夢水清志郎事件ノート はやみねかおる えぬえけいさかえはやみねかおる先生の「夢水清志郎シリーズ」のコミカライズであるこの作品ですが、 原作の夢水清志郎よりも全体的に明るめのテイストになっています。 えぬえけい先生のポップながら丁寧な絵柄が一役買っていることもあり、 高身長で黒ずくめ、いかにも怪しい細身の男の小説イメージから どこか憎めない、生活力はないけどなんだかすごい!と感じる男に。 原作を読了した方もそうでない方も、ぜひ一度読んでほしいです。 是非アニメ化をフラウ・ファウスト ヤマザキコレmampukuヤマザキコレ先生の描くローファンタジーは本当に雰囲気が最高。「魔法使いの嫁」とはまた違ったダークな世界観。 主人公のヨハンナも良い。貪欲でずる賢くて慈悲深くもあって、重たい陰を背負っている。ハガレンのエドをずっと大人びさせたような性格という印象。見ていて気持ちいいです。三家本礼を知るならうってつけの1冊マジョンナ 三家本礼 Extra Works 三家本礼地獄の田中三家本礼ってどんなマンガを描くの?っていうのを知りたければこの1冊がおすすめ。 自殺をした娘のためにいじめっ子家族を懲らしめる「クレイジーママ」や給食費を払わない家族を懲らしめる「給食の飯田さん」なんかは、世間でまかり通ってしまっている不条理や不義理に行きすぎた制裁を加える三家本作品的な勧善懲悪具合がよく現れている。 単なるスプラッタホラーではなく、独特の価値観のもとにスプラッタが展開されるのが三家本礼作品の魅力で、三家本作品に出てくるヒロインたちの魅力だと思うので、これを読んで気になったら、「ゾンビ屋れい子」とか「血まみれスケバンチェーンソー」とか「サタニスター」とかを読んでもらいたい。ドラマ化するのか僕たちがやりました 荒木光 金城宗幸名無しまさかのドラマ化 話題度的にはドラマ化もおかしくないと思うけど、内容的に大丈夫なのかな?っていう気もしている 17年の夏に放送らしいからもうすぐだな https://mantan-web.jp/2017/04/03/20170402dog00m200033000c.html 1巻を読めばきっとハマる僕たちがやりました 荒木光 金城宗幸ゴマだれいつものメンバーで放課後遊んで満足している「そこそこ」な生活を送っている高校生たちのマンガかなと思ったら、1巻を最後まで読めばガラリと印象が変わる。 完結する9巻までずっと重たい調子が続いていくけど、最後の最後まで業の深さを味あわせてくれる。リアルな人間の汚さがどんどん癖になってくるのでオススメです。思春期の性の矛先はクラスメートか兄貴の彼氏か、それとも…美しい犬 オオイシヒロト ハジメマンドリン松本※ネタバレを含むクチコミです。シリアス百合花と嘘とマコト あさの名無しシリアスなゾンビもの。設定を追及しない故モヤっとした部分もあるが1巻で綺麗にまとまっていて良作。 散りばめられた伏線が見事に繋がっていくこぐまレンサ ロクニシコージ名無し「こぐま」という謎の少女と、色々な人が出会い、不思議な出来事に巻き込まれていく物語。 ヤンマガで連載していたので、読んでいたはずなのだがまったく記憶がない…。 あらためて読み直してみたらストーリー構成の巧みさがキラリと光る良い作品だった。 各話に伏線や繋がりがあるので、一度読んだあともじっくり読み返すのも良い。最新生理学を含めたミステリーホラーギフト± ナガテユカアーネスト佐藤ひとりの謎多き女子高校生が、行きがかりに受けた依頼で社会のクズを解体し、臓器を取り出し、分配するミステリーホラー。実際にあった事件をモチーフにしたエピソードや闇ネット社会ネタがあり、キャラが美人やイケメンの為にそのギャップで鳥肌が立つ。物語の進行上、最新生理学技術も出てきて、生に対する倫理感を考えされられる。果たして人造人間を創り出そうとしている人類は、神を超えられるか!<<129130131132133>>
霊やバケモノではなく「うずまき」に取り憑かれた町の話。 はじめはうずまきに取り憑かれた人々がうずまき状のものを偏愛したり製作したりする気持ち悪さだったが、だんだんヒトマイイマイという人間がカタツムリ化したやつが出てきたり、最後は異世界に迷い込んだ怖さにたどり着いて恐怖のスケールが大きくなっていく。 ところどころで笑えて怖いだけじゃないところも好き。夏になると読み返したくなる。