怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<121122123124125>>巨匠コンビの短編告白~コンフェッション~ かわぐちかいじ 福本伸行霧兵衛良かった点 ・密室内の命がけの心理戦が面白い 総評 原作:福本伸行 作画:かわぐちかいじという巨匠コンビで面白くないはずがない。 後半に行けば行くほど緊迫感が増していき結末も含めて良かった。 巨乳のパピコGIGANT 奥浩哉starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)「GANTZ」も「いぬやしき」も丁寧に描いたリアリティの上に成り立っているけど起こることは急だ。 一話目からやりたいことは分かる。 しかし、GIGANTは立ち上げから一体話がどこに転がっていくのか、何マンガか分からない怖さがある。 高校生の恋模様があれば、AV女優に出会い、近所に変な人がいて、世間では不可解な事件が頻発。 それでも1巻では、これから確実に何かが起き、それと対抗していくであろう何かを目的までゆっくり描いてくれている。 徐々に分かりつつある事実と溜めたフラストレーションはどういう形で発散されるのか。 タイトルからもなんとなく予想はできるけども。きっと超えてきてくれるんだろうなとどうしても期待してしまう。"夢に出そうな"謎の男を追えThis Man その顔を見た者には死を 恵広史 花林ソラmampuku 『BLOODY MONDAY』とも『ACMA:GAME』とも原作者が異なる、恵広史の完全新作。 都市伝説「This Man」をモチーフとしたサスペンス。「This Man」と同じ顔をした連続殺人鬼と、その背後に潜む巨大な陰謀に「似顔絵捜査官」天野 斗(あまのはかる)が立ち向かう。 ただでさえ不気味な「顔」が、漫画のなかで動いているのを見るとなおさら恐ろしい……。今のところ元ネタの都市伝説とのつながりは「顔」だけ?これは考察がはかどるやつかも春の夢ポーの一族 ~春の夢~ 萩尾望都大トロ昔のやつよりアランが可愛いです。 新連載も始まったのでそちらも楽しみですね! 意外と文豪ストレイドッグス 朝霧カフカ 春河35大トロBLっぽいタッチだけどそれより女の子が可愛い! 話はよくわかりませんが、文豪ネタ?がたまに笑えますムシブギョー作者の新作・絶望に抗うタイムリープ5分後の世界 福田宏mampuku 『ムシブギョー』の福田宏先生の新連載。 一度だけランダムで未来に飛んで戻ってくることができるというアイテムを偶然手にした主人公が、「5分後の世界」でとんでもない破滅と悲劇を目にしてしまう。 「一度だけ」というのがこの作品最大の特徴かもしれません。『シュタインズゲート』や『リゼロ』のように真綿で首を締められるような絶望感もたまらないですが、絶対に失敗できないという、ループものにはない緊張感がとても新鮮です。同じ三大少年誌の『東京卍リベンジャーズ』に伍する作品になることを期待しています。 (最近の三大誌でカタストロフィでヒロイックなジャンプの『ジガ』は少し物足りないかな)3つの顔を持つ男のオシャレな日常名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム) 新井隆広 青山剛昌mampuku映画まだ見てないので、「お前こんなかっこいいキャラだったんかお前」って感じではありますが、料理上手でウィットに富んでいてよく気が付くデキる男な部分だけをうんと凝縮したようなスピンオフになっています。 「ゼロの執行人」見た人がこぞって安室透抱いて!みたいなこと言ってるのでさすがに気になってきて今度見てこようかと… 『交響詩篇エウレカセブン』や『デッドマン・ワンダーランド』の作者が描く、人の魂についての物語リヴィングストン 前川知大 片岡人生名無し桜井祥蔵は魂石から死亡時の記憶を読み取ることができる人情派。相方の天野はクール過ぎて人間とは思えないほど謎な人物だが…魂石を抜き取ることが仕事。 この2人が人間の運命はたましいの9割によって定められている世界のなかで、たましいの消え行く危機に陥った人々と出会うストーリー。殺伐としたなかに生きる意味を考えさせられる、作者を知らない人にもおすすめの作品です。もしもパンデミックになったら?エマージング 外薗昌也無用ノスケ子新種の出血熱ウイルスが日本を襲い、未曾有の危機に国民はパニックに陥ってしまう、というお話。 もし致死性の感染症が国内で発生したらどうなってしまうのか? 医療機関や研究機関は果たして正常に機能しうるのか?政府の対応は? 我が国の危機管理の脆さを暴きつつ、スリリングかつドラマチック(そして少々グロテスク)にシミュレートしてみせた衝撃作。 ド迫力の絵で読者を惹きつけながら、人物描写は程々にしつつ問題提起に徹していき、2冊でサクっとオチまで駆け抜けます。 なので、パンデミック映画のような濃厚パニックホラーを期待して読むと肩透かしを喰うかもしれません。 とはいえ表紙からも覗えるように、発症から大量出血で命を落とす描写はかなり怖いです。犯罪者を専門に扱う天才外科医のメディカルサスペンスバカレイドッグス 矢樹純 青木優 津覇圭一マンバ【掲載誌】 ヤングマガジン2017年44号(2017年10月2日発売)より連載開始 【代表作】 『あいの結婚相談所』矢樹純 『シンギュラー』青木優 『終末の天気』津覇圭一 【公式ページなど】 WEB ヤンマガ http://yanmaga.jp/contents/backalleydogs 矢樹純 Twitter https://twitter.com/yagi_jun 青木優 Twitter https://twitter.com/a_o_q 苦境のサンデーを救うかもしれない男名探偵コナン 安室透セレクション 青山剛昌mampuku今年の映画で人気爆発中の安室透。初登場が75巻とだいぶ遅く、ぽっと出のくせにスピンオフにまでなってしまった男です。 コナンって正体不明のまま数十巻引きずるような意味深キャラ多すぎなんで、とりわけ重要人物っぽい赤井あたりとくらべて特別スペシャル感のあるキャラクターだとは本編読んでる限り感じないんですが、そこはやはり映画を観るべきなんでしょうかね。 ちなみに黒ずくめ関係のエピソードに出てくる人たちで一番スピンオフが読んでみたい好きなキャラはキャメル捜査官ですキューティーハニー自身よりもキューティーハニー 天女伝説 永井豪大トロ探偵の早見さんがてやんでい口調なのがめちゃくちゃ面白いです 5巻完結で読みやすいヒル 今井大輔大トロなさそうでありそうだけどなさそうな不思議な話。 絵も上手だしさらっと読めます。 エグくて面白い漫画プラチナエンド 小畑健 大場つぐみ名無しバクマン。の作中で類似した設定の漫画をシュージンが考えていた!という点に興奮してる読者も多いはず。 プラチナエンド。 絵の尋常じゃないクォリティと話のエグさはジョジョ以来なんじゃないかと思う。 メトロポリマンとの対決は、とにかく熱く必見。 アイドルの世界の闇、そして光君はゴースト 染谷みのる名無しフィーヤンにて最終話まで読了。アイドルの世界の闇を描ききった感。敵キャラがあまりにも雑魚かったことはさておき、主人公の恋愛、または成長という意味では爽やかで読後感のよいラストだった。タイトルがダブルミーニングになっていること、それを最後の一コマに匂わせるという手法も秀逸。気持ちの良いざまぁ展開もあり、ドラマ化されてもおかしくなさそう。早く3巻読みたいミステリと言う勿れ 田村由美starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)2巻まで読んだけど面白かったー!グイグイ読ませられる~! 大学生の久能 整(くのう ととのう)くんが事件の容疑者として巻き込まれるところから始まるある種の推理ものなんだけど、なにがいいって整くんのキャラがめちゃくちゃいい! ものすごくおしゃべりなんだけど、全部相手の痛いところ突いてたり、なんでそんな考えに至らなかったんだろうとハッとさせられる言葉の数々! 整くん、キミは次に何を話し始めるんだい?と一言一言が楽しみになってくる! ビジュアルや、お話の筋、言葉の刺さり具合から、ある程度話が溜まったらすぐにドラマ化されそうだなーとという感じも。 監獄学園の作者が描くサスペンスが面白い俺と悪魔のブルーズ 平本アキラなまこデラックスブルーズでのし上がっていく話かと思いきや、悪魔との契約?とかが絡んできて展開が読めない。 ギャグは一切ないけど、本当に面白い絶望ゆえの積極的な死十二人の死にたい子どもたち 熊倉隆敏 冲方丁starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。読み応えのある1巻完結インハンド 紐倉博士とまじめな右腕 朱戸アオstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)面白かった。 同作者の「ネメシスの杖」にも出てくる寄生虫の権威で天才的な紐倉博士が主人公の1話完結病気サスペンスもの。 「リウーを待ちながら」が秀逸すぎたので作者の過去作品を辿っていく形で読んでいるが、1話完結型でも内容が濃くて満足感がかなり高い。 このシリーズでの連載をずっと読んでいきたかったのだが、もう出ないのだろうか。 この漫画で扱っているテーマは、 ・水際対策を越えて入ってきた致死性のウィルスに対する初期対応 ・いきすぎたアンチエイジングブームからの不老不死への欲望 ・遺伝がもたらすものと環境因子 といった感じの濃厚な3話。 話の内容もかなり掘り下げられていて面白いが、登場人物の関係性も良く描かれている。 かなり変人だが天才の紐倉博士と、元医者の優秀な助手のやりとりがいい。 紐倉博士は目的のためには手段を選ばないタイプで、助手は倫理観、正義感から融通が利かない堅物なので当然衝突するのだが、二人とも優秀なので平行線ということもなく会話は案外建設的だ。 紐倉博士は興味で動き、助手は高い給料で釣られ正義感で動くのも対照的だ。 ドラマで見たいなとも思う。 インハンドというタイトルだが、全ては神の手の内ということだろうか。 ヤングガンガンでスタートした異世界(副都心)転生デッドマウント・デスプレイ 藤本新太 成田良悟mampuku 1話からあっと驚く仕掛けがされていて、「バッカーノ!」や「デュラララ!!」の成田良悟氏らしいエンターテインメントな作品ですね。女の子ウケしそうな小ぎれいな絵柄ですし、デュラララの池袋に続いて新宿という副都心が舞台ですし、そういう狙いなのかなー? 成田良悟ならではの解釈での異世界転生ということで、そのテのを読み飽きてしまった人でも楽しめるのではないでしょうか。日野日出志版「変身」毒虫小僧 日野日出志マンガトリツカレ男読めばわかるけど、全く救いがない話だ... 帯に書いてある通りの残心怪奇譚とこよかくりよ 伊藤静マンガトリツカレ男盛り上がりそうなところで、終わってしまい残念。 1巻の最後の伏線も気になるので、どっかで続きを書いて欲しい。 1巻の「縋る女」/「捩る女」/2巻の「這う女」が好き イアライアラ 楳図かずお影絵が趣味たった一巻のマンガに数千年の時が描かれ、それでいて内容の薄さを感じるどころか、このずっしりと来る後読感はいったい何なのでしょうか。 「愛」と「死」という、人生におけるもっとも壮絶な2つの体験の交錯が、こうまでも人を惹きつけてやまない、その秘密がこのマンガには描かれているのだと思います。最初は、ま〜たデスゲーム?って思ったよ奴隷遊戯 ヤマイナナミ 木村隆志名無し違った!!! この男のための漫画だった!!! 殺し屋1の垣原のようになってくれ!!<<121122123124125>>
良かった点 ・密室内の命がけの心理戦が面白い 総評 原作:福本伸行 作画:かわぐちかいじという巨匠コンビで面白くないはずがない。 後半に行けば行くほど緊迫感が増していき結末も含めて良かった。