SF・ファンタジーマンガの感想・レビュー6030件<<7879808182>>手塚先生が「創作」について語ります!!!ばるぼら 手塚治虫starstarstarstarstar酒チャビン1973〜1974にビッグコミックで連載された作品です。ヅカ先×ビッグコミックは何らかのニックスが発生しているのか、かなり安定して高品質のマンガができるので、読んでて非常に安心感があります。 物語の骨子は、芸術や創作について描いたものですが、それを彩るスパイスとして、酒や異常性癖やヴードゥなどが登場します。 一話目から主人公の妄想が描かれ、それが数ページ後になって妄想だったとわかる作りになっていて、それが何回か繰り返されるので、後半もどこからどこまでが妄想なのか現実なのかよく分からないような不思議な感覚になってきます。 「のんだくれでで グータラで うすぎたなくて あつかましくて・・・ 無責任で 気まぐれで おせっかいで 狂気じみてる <略> 芸術ってもんは もともとそういうものさ・・・」 という芸術観が披露される場面があるのですが、この部分、なんか知らないけど異常なまでにめちゃカッコ良いので、いつか飲み屋でパクって語ってみたいと思います。チャンピオン創刊号から連載の由緒ある作品!!ザ・クレーター 手塚治虫starstarstarstarstar_border酒チャビン1969年の創刊から1970年にかけて少年チャンピオンで連載された作品。 同時期に同じ秋田書店のプレイコミック(青年向け)に空気の底シリーズをやってました(手塚先生がです)。 ちなみに単行本の収録順は、連載順とは異なっていて、「二つのドラマ」(私も気に入っている話です)が第1話だったようです。「二つのドラマ」冒頭には、連載を開始するにあたっての簡単な導入部があったようなのですが、カットされています。 導入部は以下のとおりですが、これによると人間の心をテーマにした連作だったようです。三百億話まで続く可能性があったかと思うと、手塚先生のストーリーテラーとしての天賦の才に畏敬の念を禁じ得ません。 『ーたった一キロ四百グラムの人間の脳髄の中に 心のトビラがある もしかりにこのトビラの中をのぞけば そのおそろしいほどのひろがりと深さに おそらくゾッとなるだろう 人間は 心の中をあらわすのに よろこんだり悲しんだりおこったり苦しんだりする・・・ だが 世界三十億の人々が・・・みんなそれぞれ・・・ 別々の気持ちを持ったとしても・・・ もし心の中をのぞくめがねをかけさせたとしても 自分とまったくおなじ心を持った人間はひとりとしていないことがわかるだろう だから 人間の心をテーマにした物語は 三十億か あるいはその十倍もできるはずである そのうちのほんのいくつかをえらんで・・・皆さんに紹介するのだ・・・』 仮面ライダー913(カイザ)感想トピック仮面ライダー913 石ノ森章太郎 井上敏樹 かのえゆうし 村上幸平通りすがりの流星塾生※ネタバレを含むクチコミです。ハリウッド映画のようなドンパチ作品ブラック・ラグーン 広江礼威starstarstarstarstar_borderママ子アニメも漫画もどっちもいい! ロックとレヴィと町の人たちが、いい具合にぶっ飛んでます(笑)。 アニメオープニング曲は疾走感があって作品にぴったりでした。 なかなか続きが出ないから、新巻が出るたびに読み直ししています。 中二病っぽいとか痛いとかいろいろご意見あるみたいですが、ハリウッド映画のわかりやすい非日常のような感じを楽しめて私は好きです。 「愛星団徒」とか「コスモスストライカー」のノリが好きな人にはオススメ蹴魂 伊織マンガトリツカレ男「愛星団徒」とか「コスモスストライカー」のノリが好きな人にはオススメ 命と少年少女と巨大ロボぼくらの 鬼頭莫宏starstarstarstarstar宮っしぃ世界系ロボマンガの超名作 少年少女の葛藤や青春とロボット物が絶妙にマッチ 命をかけて地球を守るロボット物と思いきや、重いかつ悲しい物語は単純な面白さだけでなく、喪失感も非常に大きい むしろ喪失感がすごく読んでて鬱々した気持ちになる時も... ただそれを超える衝撃があるので、何度読み返しても楽してる名作になっている アニメも高クオリティで、結末がマンガと違うがどちらも最高なので合わせて楽しんで欲しい画力の上がり具合を是非見て欲しいRAVE 真島ヒロstarstarstarstarstar宮っしぃ真島先生の画力の上がり方が本当に凄いんですよ... 1巻と最終巻の差がヤバイ、そして先生の漫画への愛もヤバイ 本当に漫画描くのが好きなんだなぁと伝わってくる良ファンタジー作品 絵だけでなく、ストーリーも骨太なファンタジーで少年漫画の良い所もありと見ていて全く飽きがこない 伏線もしっかりしていて通して読むと、おおぉぉ!と思う所もあり最初から最後まで楽しめる ヒットメーカーである真島先生の初期作品だが、その中でも冒険ファンタジーとして完成されているのでオススメ 読むならFAIRY TALEやEDENS ZEROを読む前に必ず読んで欲しい なんだかすごい「余白」の話ブランクスペース 熊倉献さいろく最終話を読み終わって映画を一本観たような感覚になれた。 充実感の得られる作品でした。 このぐらい完成度高い作品だと人にオススメしやすいし、ちょうどいい長さでもある。 読みやすいと思うしぜひ読んでみてほしい。鉄朗の成長とメーテルの母性銀河鉄道999 松本零士starstarstarstarstar宮っしぃ小学校の図書館にあって初めて衝撃を受けたのは忘れない 漫画ってこんなに面白いんだ!と自分の漫画観を変えたとも言える作品 ただ図書館には途中の巻数がなく、どこに行ったら買えるかも分からず、数年間完結を知る事が出来なかった苦渋の作品でもある... 機械の身体を得る為にメーテルと色々な星を巡り成長していく鉄朗と、ミステリアスでもあり母親の様でもあるメーテルとの銀河の旅は、まるで綺麗な映画を見ている印象を覚えた 悲しいストーリーやキャラクターも登場するので、感情の起伏を与えられる良作 数年越しに鉄朗とメーテルの旅の終着を見られた時は感動したよなぁ...色々な意味で面白い!面白いんだけど...トキワ来たれり!! 松江名俊starstarstarstarstar_border宮っしぃ松江名先生好きなので読んでいたが、面白い!確かに面白いんだけど... 最後の急に話を畳んだ感じがやっぱりどうしても納得出来なかった(実際はそうじゃないのかもだけど) 異なる技能を持つ英雄が集まって異形の敵等と戦っていくのは、学園バトル物としては評価高かったが、やっぱり松江名先生は中長期連載して本領発揮するんだなと思える 面白いけど、後一歩届かないのが惜しい作品 ファンタジー×西部劇水のリボルバー 佐藤駿光名無し西部劇風の舞台がいいし、演出がすごくかっこよかったとんでもない世界観に感動🎵サンダー3 池田祐輝starstarstarstarstar干し芋二次元の世界から三次元の世界へ。 現実と異世界が絡み合ってとんでもない世界観が完成された。 ぴょん太郎の父親が描いている漫画の世界から、現実世界へ移動。 担任教師から借りてきたDVDから出てきたトンボを追いかけて、妹のふたばが、現実世界へ入り込んでしまった。 それを知った、兄のぴょん太郎と隣同士の同級生ひろし、つばめと一緒にふたばを助けにDVDの世界に入り込んでいってしまう。 二次元の世界では、さえないスモール3が、現実世界でどのように動くのか?! 想像するものよりもとっても面白い作品なので、多くの人に読んで欲しい!!国ごと転移日本国召喚 高野千春 toi8 みのろうstarstarstarstar_borderstar_borderママ子実際に他国と交渉するときはこんな感じなんだろうかと思いながら読んでました。 突然異世界に転移してしまって保有する資源が限られている中で、いかに交渉を有利にしていくか。 日本側と、異世界の理性的に進められる国と力で渡り合おうとする国との間で起こる戦争にまきこまれてしまう。 ちゃんとしたと大人たちが生きていくため、未知との闘いを強いられるが発展途上の世界なので、自衛隊が無双状態。 先駆け的な作品ReLIFE【フルカラー】 夜宵草starstarstarstarstar_borderママ子comicoで初めて世に認知された作品だった気がします。 就職失敗して人生ゲームオーバー的な状態だった新太が、新薬の実験でいカプセルを飲んだらあら不思議、肉体が若返り高校生としてまさに「ReLIFE」する。 現実であったら役所関係が難しいところですが、物語としてはとても面白かったです。 学生時代にしか感じられない様々な出来後ことや空気感 実験が終われば仲間から忘れられてしまう悲しみ ラブコメ要素もあるけど、大人になって振り返ってみるとより深いとこに気づきがある作品です。令嬢が病院で働くのはタブー?外科医エリーゼ mini KIDARIENT yuinstarstarstarstarstar_borderママ子転生の繰り返しで元居た世界の過去に戻るはあまり聞かない設定。 外科医となっているけど、〇ラック・ジャックみたいに細かいわけではないので内容的には読みやすい。 王族同士の争いに巻き込まれ、病院内では自信の持てる医療知識を今ある環境適応させて処置していく。 転生を繰りかえすごとに、主人公が成長していき周りの人々と心を通わせていく。 命を救おうと一生懸命な姿はだれの目にも輝いて見えたことでしょう。 お話がどう終わるのか楽しみです。実にエレガントですわ。悪役令嬢転生おじさん 上山道郎starstarstarstar_borderstar_borderママ子事故から転生、そこは娘のやっていた乙女ゲームの中?! 悪役令嬢の設定なのに、どうしても元のおじさんの心で接してしまう。 おじさんらしい丁寧な応対が、「エレガントチート」なる能力のおかげで優雅な令嬢に仕上がる面白い。 転生して悲しんでいるかと思いきや、目がよく見えたり指が乾燥してないことや物忘れがないことなどに喜んでいる順応性がすごい。 作者さんは読みたい転生ものを書いたとありましたが、視点が面白いので手に取ってしまいました。 少年よ、境遇にあらがえ!そして恋もせよ!三番町萩原屋の美人 西炯子starstarstarstarstar_borderママ子西先生の絵の感じって男性も女性も色っぽいんですよねぇ。 時代の変わり目を感じる設定で、亡くなった奥様を「カラクリ」で蘇らせようとする呉服屋のご隠居と、恋愛ごとより理論が気になる理系青年のお話。 着流しのご隠居が、息子より若く美しくこれがまたセクシー。でも時々作画壊れたかなって思うぐらいのアホ顔書かれます。 それなりに巻数出てますがオムニバス形式なので、重くなく読めますね。子供も大人も非日常が日常デュラララ!! ヤスダスズヒト 成田良悟 茶鳥木明代starstarstarstarstarママ子アニメからだったので、チャットの画面とかなんだか新鮮でした。 日常から抜け出したくて、非日常を求め東京の池袋に来た帝人。 旧友の正臣と池袋の街を知っていく、街には街のルールがある。そしてみんな表と裏の顔がある。 主人公ではないですが、好きな場面は静雄とイザヤのところですかね。人ラブ! スピード感あり、どんでん返しありのストーリーたまりません!鉄腕アトムと同時期の手塚アンソロジー!!SFミックス 手塚治虫starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン1956〜1964年までに週刊少年サンデー・別冊少年サンデー・少年ブック・冒険王・別冊冒険王・Xらに掲載された短編集となります! 手塚年表でいうと火の鳥前の作品なので、まだ少し絵柄等が古めで、今読むと少し読みづらいと思いました。 宇宙からのSOS、バックネットの青い影、悪魔の音などじわっと良さが伝わってくる作品もありましたが、子供向けということでSF描写も抑えてることもあり、全体としては中の中といった感じに思いました。 御本人のあとがきによると「内容は子供っぽく、至って無邪気な作品ばかりですが、当時の少年雑誌の漫画のレベルや、SFへの理解度の低さなどを考えると、こんな程度のものでも「SF味が強くてわかりにくい」などといわれたもの」だそうです。 同じあとがきに「アンソロジーです」と出てきたので、急いでアンソロジーの意味をGoogったのですが「異なる作者による作品を集めたもの、または、同一作家による作品集」とのことで、「短編集」というよりも「アンソロジー」の方が語感的に圧倒的にカッコ良いので、以後こちらを使用します。 ギャグだけじゃない面白さ荒川アンダー ザ ブリッジ 中村光starstarstarstarstar_borderママ子中村先生って感じのギャグ漫画。 ドラマやアニメ化もされた作品で、どのバージョンも私は好きです。 途中キャラも話もぶっ飛びすぎて内容に追いつけなかったりもするんだけど、各々がポリシー持って生活している。 奇妙な住人達とエリート御曹司 リクのやり取りがカオスなのに最後にはまとまってる不思議。 大人になって読み返すと少し心の距離が有るところはありましたが、笑いあり涙ありの楽しい作品です。 パロディ白雪姫オネェ女王と白雪姫 あずさきなstarstarstarstar_borderstar_borderママ子※ネタバレを含むクチコミです。胃袋は心を開く鍵異世界料理道 こちも EDAstarstarstar_borderstar_borderstar_borderママ子見習い料理人が異世界転生し、森の民のアイ=ファのところに身を寄せることになる。 原始的な調理しかいないので、不味い食事に耐えかねて自身で料理をすることに・・・ 未知の食材をもとの世界の食材に脳内変換して自分の居場所を作っている。 料理を通して、人と分かり合える通じ合えることを実感する主人公のアスタ。 おいしいものを食べてもらいたい一心で作る彼とおいしく調理されたのもを始めて食べる異世界の人々。 不味かったものが、美味しいものに変わったとき、周りの反応はいかほどに!! 泣ける漫画の最高峰最終兵器彼女 高橋しんstarstarstarstarstar宮っしぃ滅びゆく地球で少年少女の青春が終わりに向かっていく描写は涙が止まらない 綺麗な絵と崩壊していく地球が絶妙にマッチしていて、読んでいて物悲しくもなっていく... 最初は少年少女の青春グラフィティ的な作品かと思っていたが、彼女が文字通り人類の最終兵器になっていき、ただ心だけは主人公と共に在ろうとする姿で泣かないわけないよね... 初めて読んだ時、こんな悲しい作品あるのかよ...と思ったが、何度読み返しても感動を得られる作品は稀有 ストーリーも上手くまとまっていて、読後感も良い意味で気持ちの良い物になっているので、読んでいない人は是非何で映像化しないの?と今でも思っているエデンの檻 山田恵庸starstarstarstarstar宮っしぃ当時初めて読んだ時は衝撃的などんでん返しで、テンション上がりまくって色んな人に勧めた 誰も読んでくれなかったですが... 閉ざされた無人島に古代生物が闊歩している中、少年少女の生き様と成長が垣間見え、サバイバルサスペンス物として逸品 何度も何度も読み返す作品とまではいかないが、初回の衝撃は必ず楽しめるので必見です この作者の他作品読んでる人は知ってると思いますが、女の子が可愛いくちょっとエロいので少年漫画ではないかも...?ただそんなの関係なく楽しめますよ!<<7879808182>>
1973〜1974にビッグコミックで連載された作品です。ヅカ先×ビッグコミックは何らかのニックスが発生しているのか、かなり安定して高品質のマンガができるので、読んでて非常に安心感があります。 物語の骨子は、芸術や創作について描いたものですが、それを彩るスパイスとして、酒や異常性癖やヴードゥなどが登場します。 一話目から主人公の妄想が描かれ、それが数ページ後になって妄想だったとわかる作りになっていて、それが何回か繰り返されるので、後半もどこからどこまでが妄想なのか現実なのかよく分からないような不思議な感覚になってきます。 「のんだくれでで グータラで うすぎたなくて あつかましくて・・・ 無責任で 気まぐれで おせっかいで 狂気じみてる <略> 芸術ってもんは もともとそういうものさ・・・」 という芸術観が披露される場面があるのですが、この部分、なんか知らないけど異常なまでにめちゃカッコ良いので、いつか飲み屋でパクって語ってみたいと思います。