エッセイマンガの感想・レビュー1010件<<1112131415>>実録も面白いおにぎり通信~ダメママ日記~ 二ノ宮知子名無し二ノ宮先生=のだめなのかと思うくらい先生はキャラが立ってる方なんですねw ダメママというよりは旦那さんが優しくて理想すぎる! 仕事もしてらっしゃるしダメで仕方ないんだとは思いますが、仮にダメママだとしても旦那さんがよく動く方で釣り合いとれているんだと思います。 お二人に加え子供さんも面白い。 漫画にするとすごく楽しそうな家庭だなと羨ましく思ってしまいますね!妊娠、出産、バグすぎる! #1巻応援わが子ちゃん 峰なゆかstarstarstarstarstarnyaeアラサーちゃんでおなじみ、峰なゆか氏の妊娠〜出産のエッセイ漫画。 2巻以降、育児編もあるのかわかりませんが、1巻だけでも読み応えがすごいです。 こういうテーマのエッセイ漫画って、妊娠を望んでる夫婦とか、妊娠中の人とか、もしくはそのパートナーとか、または妊娠出産経験者とか、そのへんの人がメインターゲットになるかと思うのですが、自分はそのどれにも当てはまらない読者で、そんなわたしでも面白い!と思えました。(笑える!という意味の面白い!とは違いますけど、作風を知ってる方にはわかると思いますが笑える面白さもあります。) クチコミタイトルにも書いたように、人間の体において、妊娠と出産はバグである。なぜこんなにも母子ともに死と隣り合わせなんだろう。なのに世間は妊婦に優しくない。シンプルに、怖いです。まあ、あらすじにあるように、リアルを知るという意味ではバイブルになるんだろうと思います。 妊娠出産育児エッセイ漫画が数ある中、この峰なゆか氏のエッセイにしかないものでいうと、なゆか氏のパートナー"チャラヒゲ"さんの存在です。この方、まさにファンタジーといっても過言ではないほどの理想的な存在です。妊娠中の描写はリアルだが、チャラヒゲ氏はファンタジー。どうやって生きてきたらそんな考え方・立ちふるまいができるんだろうか。巻末にチャラヒゲは架空と書いてますがなゆか氏のInstagram等を見る限り、チャラヒゲ氏は確かに"居ます"。こんなかっこいい大人になりたいミカコ72歳 新久千映野愛理想のおばあちゃん像とはちょっと違って、ミカコさんはミカコさんとしてかっこいい。 親とか祖母とかお年寄りとか言っても、人は人なんですよね。 亡くなった夫のスマホにメッセージを送り続けるおばあちゃんなんて聞くと孤独な生活を想像してしまうけど、ミカコさんは毎日を適度に楽しく元気に生きています。お仕事してるしエスニック料理食べるし友達もいる。子どもや孫との関係もちょうど良さそう。 ミカコさんを見ていると、年齢に合わせて落ち着いたり心配させないようにふるまったりなんて、必要ないなと思えます。 大人はなろうとしてなるもんじゃなくて気づいたらなっているものなのかもしれません。 新久千映先生作品に登場するワカコさんもタカコさんもミカコさんも、自分のご機嫌の取り方を知っているからかっこいいんですよね。 ミカコさんみたいなおばあちゃんじゃなくて、ミカコさんみたいな人になりたい。「渡辺明」の見方が変わった将棋の渡辺くん 伊奈めぐみ六文銭小生、将棋が好きで、少し前まで将棋ウォーズ(将棋アプリ)に入り浸り、ニコニコやアベマで将棋放送やればみていたよう人間なんです。 棋士の情報も、多少知見があるレベル。 おそらく将棋を知らない人にとって将棋=羽生さん、最近だと藤井聡太くらいなのかもしれませんが、この渡辺明という方もかなり有名、そしてすんごいだということを声を大にしていいたい。 私レベルのにわか知識でもいいたい。 (知っていればもういいです。) 最高位のタイトルホルダーなのも、もちろんそうなのですが、史上4人目の中学生棋士になったこと、初の永世竜王(竜王は名人と並ぶ将棋の二大タイトルで)当時の羽生さんに勝ち越していて「羽生キラー」とも言われたくらい強い。 羽生さんに勝ち越していることの何がスゴイのかというと、これはよく言われているやつなので 「羽生の凄さを表現しているコピペ」 とか検索してもらえればよいかと思いますが、10回くらい転生したような最強と誉れ高い羽生さんに勝ち越しているってのは強さのイチ指標だとご認識いただければ。 藤井聡太がくるまでは、羽生さんの一個下の世代以下では最強とまで言われているのが、この「渡辺明」なのです。 少なくとも私はそう思ってます。 そんな彼の漫画。 さて、ここまで熱弁奮っておいてなんですが、私、今まで読んでなかったのですね。こんな語るんだったら、もう何度も読んでいるんだろと、そう思われるかもしれないですが、実際は全く読んでこなかった。 その理由なんですが、実は・・・正直、当時から羽生さんのほうが好き(強さもさることながら人格面でも)な人間だったので、渡辺明には良い印象もってなかったのですよね。 1つには、羽生さんが最後までとれなかったのが永世竜王なのですが、それを防衛し続けていたのが彼だったからです。 何度もその挑戦をかけたタイトル戦をみていて、そのたびにヒリヒリして、羽生さんが負けたときはガッカリのほうが強く、反対に渡辺明になんとも言えない不快感を持っていたんですね。(すごい言いがかりですが) だから漫画が出ていたのは知っていたのですが、どうにも食指が動かず、今日まで過ごしました。 が、ちょっと将棋から離れて、熱が冷めたこともあり、ふとした瞬間に今回読んでみたら、もうーーーたまげました。 ドライで冷たく、たんたんとこなす機械のような人かと思っていたのですが、全然違う。 びっくらこいた。 びっくらポイントの例を挙げると ・19歳で結婚(奥様が漫画書いている) ・ぬいぐるみ好き ・漫画好き ・虫が嫌い 特に、ぬいぐるみが好きで、会話したり人形遊びをしている。 ・・・まじかよ。 その風貌から「魔太郎」とか呼ばれてたりもしてましたが、その印象と全然違かくて、良い意味でギャップ萌えしました。 作品内の、絵柄も可愛いから憎めないキャラとしてたってます。 (もっとも、作品内に、読者からの質問に本人が回答するコーナーがあるのですが、そこはキレキレで無駄がない淡白な感じも顕在です。) また、それだけでなく将棋に対する姿勢、情熱、また羽生さんに対する敬意の念(これは私が知らなかっただけで、随所でいってました) プロ中のプロ、一線級のプロはやはり格が違うなと改めて感じさせられました。 2022年4月現在もA級に位置し(いちど陥落してからの復活)、名人含む二冠で、通算タイトル獲得数も歴代4位。(現役棋士なら羽生さんに次ぐ2位) そんな、渡辺明氏の日常生活や価値観が垣間みえる稀有な作品として、将棋ファンはもとより、ちょっとでも将棋に興味がある人にもおすすめしたいです。 個人的には、上に羽生さん下に藤井聡太がいて、将棋界をこえた世間的な注目・評価がイマイチついてこない不遇な天才として(大きなお世話)、この本を通して応援したくなりました。 ホントにすごいんだよ、将棋の渡辺くんは。 余談ですが、藤井聡太も、渡辺明が対面した、現役ゴリゴリの羽生さんと戦ったらどうだったのかなとか考えちゃいますよね。 「わかる」となってしまう少女漫画深夜のダメ恋図鑑 尾崎衣良starstarstarstarstarNano初めて読んだとき衝撃を受けたな… あと表紙のインパクトがすごい。 こういうダメ男いるいる~wwってなる。 今読むと初めて読んだ時より彼女たちの年齢に近づいているからか、更に共感できる。 一話一話が短いしサクッと読めてオススメ。庶民なお一人様にちょうどいい指南書ひとりぶらりごはん 柘植文starstarstarstarstarかしこ1人旅と1人飲みって憧れるけどハードルが高いですが、この漫画を読むと「あ、自分でも出来そう!やりたい!」と思えるのがいいです。まず事前にネットで入念に下調べをするところから始まり、現地で店構えを確認して何か違うと感じたら別の店に行くのも全然あり!なところが「常連でもない店にスマートに入れないのはしょうがない!無様でもいいじゃない!」と肯定してくれます。そもそもそんなに高い店に行ってないのでとっても真似しやすいんです。 たま〜に「思ってたより美味しくなかった…」っていう感想があるのも、誰ともシェアしないで食べる1人ご飯だからショックが残るのよね〜と共感しました。後半はコロナ禍になったのでお取り寄せして自宅で食べる話も多かったですが、ぜひぜひ続編も刊行して欲しいです。絶対買います!優しくて懐かしい家族のお話コトブキ荘の食卓 魚乃目三太野愛訳ありの人たちが暮らす昔ながらのシェアハウス・コトブキ荘。 現代のお話なのにどこか懐かしく、優しい気持ちになる作品です。 お肉屋さんのコロッケにキャベツだけの炒めもの、卵を落としたみそ汁。第一話に登場するご飯に心を掴まれました。 手が込んでるわけではないけど、お家ご飯らしいあたたかさに溢れた献立。なぎささんが思わず泣いちゃう気持ちがわかります。 年齢も性別も境遇も違うけれど、コトブキ荘のみんなは家族なんですね。 干渉し合わないのが美徳とされる世の中になってきましたが、人と人との繋がりが強い関係性も素敵だなあと思いました。 うらやましい…!世界ともだち部 週末北欧部chikaむ寿司職人を目指してて寿司職人になれたとかそんなツイートを見かけた気がします。 フィンランド、いいなあ! 海外の友達、いいなあ! そんでキャラクターが癒し画風で好きです。はしゃいで英会話力を上げたいフィリピンではしゃぐ。 はしゃさいろく一番の問題はそんな時間がないということ。 大半の人はそうだろう。でも世界って広いし、常識だと思って働き詰めでやりたいことやらずに幕を閉じるのはもったいないって思っちゃう。 そういう時、こういうマンガ(というかほぼエッセイ)があると代わりになってくれるか、背中を押してくれるかするのだ。 10代だったら、20代だったら・・・とかそんなのは言い訳でしかない。 自分に言い訳しても納得できるわけがない。言い聞かせるのももちろん大人として大事、時間を使うということは代わりに失うものがある。それが長期であればあるほど当然大きい。 本作では24歳のイラストレーターである著者がフィリピンに語学留学し、フィリピンのバギオのカレッジで過ごすフィリピン生活のお話。 日本人の感覚で考えると、東南アジアは物価がとても安い。 消耗品というか燃料が要るものはそこまで極端に安くはなさそうだけど(それでも安い)食べ物やマッサージなんかは本当に安い。 6時間のバスでマニラからバギオ。日本で6時間のバスだと5〜7000円ぐらいはかかるけど、自分でチケットを買っても1500円ぐらいだから大体1/4ぐらい。 90分のマッサージは日本だと10分1000円ぐらいがベースと聞いたことあるけど、フィリピンやタイなら90分で1000円ぐらいのところが多いので日本のをもっと安く見積もっても1/6〜1/9ぐらいの値段。 というのもあって、慣れたら楽しいだろうなーっていうのを実際にレポしてくれているのだ。 数ヶ月スパンで「暮らし」たことはないけど暮らしたいなと思える魅力もあるし、かっちり英語力つけたいなっていうのもあるしで本当に行きたい。 だが日本に家族を残して仕事をほっぽって行くことも出来ない、言い訳が出来ない。つまらない大人になってしまう前に「がんばりゃ行けるんじゃね」って人は是非お試しを!寂しがりの父、◯◯◯◯をなくす父のなくしもの 松田洋子さいろくさみしさ。 ごく普通のような、ノンフィクションな家庭の話。 読んでいたらわかる、お父さんの苦悩と寂しさ。 もっと不幸な人はいる!そんなの贅沢だ!と思うかもしれないけど、本作はそういう話じゃない。 ちなみに冒頭20Pぐらいで泣きそうになった。 「うおおおん」と泣く男の姿に、心奪われる。 生きとし生けるものは全て分け隔てなくいずれ死ぬ。 そのために生き、その間に葛藤があり、頑張って生きてきた証として誰かの思い出として残る。 それを実感することが出来た。 "恋多きマンガ家"のままならない恋愛を描くコミックエッセイ #1巻応援女×女のうまくいかない恋愛エッセイ parlor 藤生sogor25この作品は恋愛対象が女性である著者の藤生さんが日常のいろいろな場面で遭遇する恋の様子を描くコミックエッセイです。 自らのことを"恋多きマンガ家"という藤生さんが様々な場面で出会うトキメキの数々を、最短で2ページのマンガでテンポよく、でも彼女の恋や人生の核心にある部分は逃さず描いていく作品です。 また、彼女がルームシェアしている"同居人先生"やこの作品の担当編集、彼女の夜遊び友達の先輩など様々な人物が登場し、彼女の恋についてあれやこれや語り合う、そんな様子も楽しい作品です ちなみに前作『えりちゃんちはふつう』を連載していた関係だと思いますが、同時期に楽園で『ろみちゃんの恋、かな?』を連載していた武田春人さんとのエピソードも登場するというちょっとしたサプライズもあります。 1巻まで読了パンチのあるタイトルにつられてアラフィフ漫画家 更年期かと思ったら妊娠してました 東條さち子六文銭※ネタバレを含むクチコミです。つかれたときに読む海外旅日記の感想 #推しを3行で推すつかれたときに読む海外旅日記 五箇野人マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと 本当になんか疲れたな~って時に読むと最高だった ・特に好きなところは? 多少誇張などもあるかもしれないが文化圏での差や優しさが描いてあり面白い ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! たまにTwitterとかで見かけるが単行本でまとめて一気に読んだ方が面白いので是非読んでほしい つしまを中心に猫たちとおじいさんの日常俺、つしま おぷうのきょうだいさいろくおじいさん(女性)っていうのがインパクトありすぎて最初ビックリしたが(髭だと思ってたら鼻毛ってことか) ツシマヤマネコに似てるからという理由で「つしま」と名付けられた大柄の猫さんと、その近所の猫たちのお話。 ネコ好きさんは延々と猫の世話をするし、猫のための人生になっていく。 それぐらい魅力があるんだろう。 私は今は犬派なのだけど、いつかは猫を飼ってみたいと思っている。 そして飼ったら猫たちがこんなことを考えてたりするんだろうと妄想するのだ。きっとずっと楽しい。 そんな日常が描かれている素敵な漫画。90%実話らしい90年代のフィリピンの実態ココ・ロングバケーション 近藤令さいろく今でもデンジャーな香りがする東南アジア諸国、日本人からそう見えるのは90年代のイメージが強いからではないか。 私はいわゆる安旅行でタイの僻地やマニラなんかには行った事があるものの、物騒なのは間違いないし危ない目にも実際合う可能性はあった。といっても4〜5年前の話なので本作の当時の「錦糸町は危ない(フィリピンパブが)」という認識はもはやなかったし、描かれているほど引ったくりがいるイメージもない。 この20年ぐらいで変わったところなのかなーと思いながら読んでいた。 読了後に90%実話、というのを知りちょっと驚いているが、妙にリアルさはあったのでそういうことかと納得。 貧国の貧困層がどうやって生きていくか、その選択肢にある日本への出稼ぎという実態は、出稼ぎしてくる彼女たち本人の目にどう映っているのだろう。刑務所を楽しんでる刑務所の中 花輪和一starstarstarstarstarかしこムショ仲間の中には刑務官に可愛がられようとする人もいるんだけど、そういう人の話を聞いて「…ああおとなだわな心にグラインダーかけてるわ」「ちゃらついてるムショオタクとはえらいちがいだわな毎日火花散らして生きてるわな」と思ってる花輪さんの姿が印象に残りました。心にグラインダーかけてたらこんなに面白い漫画は描けないだろうからこれでいいんじゃないだろうか。続けて「刑務所の前」も読もうと思います! プロフェッショナル仕事の流儀(元)ナンバーワンソープ嬢が教えるアソコの裏側 泡野紐太郎野愛ポップでコミカルに描かれていますが、内容はほぼ『プロフェッショナル仕事の流儀』です。 漫画家の旦那さんが原稿が終わらない!ネームが終わらない!と嘆く ↓ 元ナンバーワンソープ嬢の奥様が実体験を通してプロの流儀を説く という流れからわかるように、これはもはやビジネス本です。 ビジュアルやテクニックだけじゃなく会話や気配りも大事な世界なんだろうなとは思っていましたが、ナンバーワンは想像以上でした。 ここまでできれば何の世界でもトップ取れるだろうなあ。 どんな仕事をする上でも参考になる部分があると思います。ビジネス書や啓発本より読みやすいし笑えるしおすすめです。故郷が“被災地”になってしまった人々のその後を描く #1巻応援星の輝き、月の影 じんのあいnyaeじぶんが生まれ育った場所や今暮らしている場所がある日突然“被災地”になって、長い期間、もしくは一生離れなければならなくなったら、自分ならどう思ってどうしていただろうとあらためて考えるきっかけになる一冊です。 2011年3月11日に起こった東日本大震災を描いているのでフラッシュバック等が心配される方にはお勧めできませんが、リアルな津波描写はなく、津波被害地域外にいて怪我もなく無事だった女性が主人公の物語です。しかし彼女は恋人が震災によって亡くなっている可能性が高いという設定です。 主に、東日本大震災によって故郷が被災地となってしまった人々のその後の生活や知られざる苦労、どうにかして再生しようともがく姿を描いています。 あれから11年経ちましたが、20年30年経っていようがこういう漫画の存在は必要だなと思います。優しい世界祖母と猫 ジビ野愛「おばあちゃん猫好きじゃない」と言っていたのに気づいたら猫を溺愛しているおばあちゃんがかわいいです。もちろん猫もかわいいです。 まるっこくて可愛らしい絵柄と、ほのぼのした日常に癒されます。 猫ちゃんの存在によって元気になっていくおばあちゃんとのんびり自由な猫ちゃんの日々、永遠に続いてほしいです。 動物×おじいちゃんおばあちゃんの組み合わせはそりゃかわいいよなズルいよな……なんて捻くれた考えもよぎるのですが、読んでしまえばそんな気持ちも浄化されます。優しくなれます。 ブラックと言われることの多い証券会社の労働実態とは雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった 雨宮鬱子starstarstarstarstarひさぴよニュースなどで何かと世間を騒がせる証券業界のブラック労働の実態を描いたエッセイ漫画。作品の時期は2014年頃と、少し古い部分もあるが、いま令和の時代に読んでもゾッとするほどリアルで引き込まれる内容だ。 作者の方は、執筆時はアマチュア同然ながら、退職後に会社で体験したことをマンガで描きはじめてこの作品が生まれたとのこと。お世辞にも絵のレベルは高いとは言えないものの、上司や同僚に追い詰められ、自分を責めて心が壊れていく過程を客観的かつ冷静な視点で捉えており、細かいプロセスまでも丁寧に描いているのが凄い。 話を追うごとに話のボルテージは上がり、後半の長時間会議のエピソードなどは、本当に気が滅入るような話で、読むだけで身体がどっと疲れる読書体験をさせてくれた。幼稚園中退著者によるエッセイ幼稚園から不登校の私が、大学生になるまで(分冊版) ひろさきりこ名無し※ネタバレを含むクチコミです。疲れている人に読んで欲しい♬しあわせは食べて寝て待て 水凪トリstarstarstarstarstar干し芋読んでいると、気持ちがほぐれます。 ギスギスした社会で生きていると、知らない間に自分の心の声を聞けなくなってしまうことがあります。 その時に、自分のリセット方法が分かっていれば、どんなに助かるか。 心と体は繋がっているので、心の安らぎは、健康にも繋がりますよね。 そんなことを、思い出させてくれる緩やかな時間の中に自分を解放できるそんな素敵な作品です。 人間ならいけすかない 餓鬼ならかわいい丁寧な暮らしをする餓鬼 塵芥居士野愛丁寧な暮らしをSNSで発信だなんて背筋がゾワっとしちゃうんですが、餓鬼がやってると何故だかかわいいです。 綺麗な布とかガムシロとか割り箸とか大事に取っといてるのもかわいい。はりきってサイフォン式コーヒーメーカー買っちゃうのもかわいい。梅干してるのもかわいい。 これを人間がやってるといけすかないのに、餓鬼のガッキーがやってると人間味が感じられて素敵なんですよね。認知の歪み……ガッキーを通して自分の悪いところが見えてきます。 人の承認欲求に指差す前に自分の認識を改めなければ。 ビニール袋三角に畳んで心穏やかに暮らしたいと思います。有名ではないけど『百年の系譜』も傑作犬を飼う そして…猫を飼う 谷口ジローstarstarstarstarstarひさぴよ表題作『犬を飼う』が有名ですが、他にも犬猫を題材とした短編が収録されている作品集の完全版です。中でも『百年の系譜』は、知名度はあまりないものの、傑作と呼べる短編じゃないでしょうか。戦時下の日本で、飼い犬を軍用犬として徴用され、家族と引き離される物語。犬と人の最も美しい瞬間と、谷口ジロー先生が考える戦争への思いが絵に込められていて、言葉は少なくとも胸がいっぱいになる名作です。 もちろん、『犬を飼う』も名作中の名作で、何度読んでも感動しか呼ばない。自分を含め、犬を飼ってた人、看取った経験のある人、主に親戚たちに読ませたことありますが、不思議なことにみんな口を揃えて「ウチと同じだ!」と言いますね。飼ってた犬と全然似ても似つかないのにです。ネットでも時々同じような感想を目にします。そのたびに谷口ジロー作品の普遍性の凄さを感じるのです。<<1112131415>>
二ノ宮先生=のだめなのかと思うくらい先生はキャラが立ってる方なんですねw ダメママというよりは旦那さんが優しくて理想すぎる! 仕事もしてらっしゃるしダメで仕方ないんだとは思いますが、仮にダメママだとしても旦那さんがよく動く方で釣り合いとれているんだと思います。 お二人に加え子供さんも面白い。 漫画にするとすごく楽しそうな家庭だなと羨ましく思ってしまいますね!