アクション・バトルマンガの感想・レビュー4912件<<6566676869>>設定の盛り盛り具合がすごいC0DE:BREAKER 上条明峰名無し力をセーブするためになにか身に着けてますとなったときに普通は「黒い手袋を付け外しします」というところに収めると思うが、この漫画の主人公大神は手袋にプラスしてその中に指輪までつけている2段構え。 そんな感じで基本ずっと「もうお腹いっぱいです!」って言ったあとに更にお見舞いしてくるようなすごい漫画だった。Wikipediaを眺めているだけでもその圧力は十分感じられると思う。 26巻続いてアニメ化までしただけあって中二的かっこよさのひとつの到達点であったことは間違いないと思うので、出来れば中学生の時に読むことをおすすめしたい作品です。ギャンブルしなくても楽しめるモンキーターン 河合克敏starstarstarstar_borderstar_bordermotomi父親がこの漫画を読んいたので読みました。 ボートレースを舞台とした漫画です。養成所から始まり競艇の世界とはどのようなものかを面白く書かれています。 ボートレースの基礎知識を学ぶのにもすごくいいんですがこの漫画がボートレースの面白い部分をギュッと凝縮していいるのでボートレースの事、少し興味が湧きました。赤いペガサスの続編!赤いペガサスII 翔 村上もとか 千葉潔和starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン世界一面白いF1マンガ・赤いペガサスの続編です。舞台は1988年のシーズン。そして主人公は前作の主人公ケン・アカバの甥であり、ケンの最大のライバルであり親友のぺぺ・ラセールの息子です!!!(名前はショウ・アカバ) 前作中でケンの妹が妊娠している描写があったのですが、その子がまさに本作の主人公です!!! これは燃える展開!!!! 1988年ということでセナなど私にも馴染みの深い実在F1ドライバーが多数登場します! ストーリーは安定感ありますが、80年代後半という時代を反映してか、前作よりも少し明るく・ライトな感じですね(深刻なシーンはありますが)。前作の暗く・重たく・シリアスな作風が好きだったので少し残念ですが、全く同じことをやってもしょうがないので、これはこれで良いのかな、と思っております。 全5巻とそこまで長くないので、前作を持っている人は併せて揃えた方がいいと思います!!!休載も多いがすごい長く続いている漫画HUNTER×HUNTER モノクロ版 冨樫義博starstarstarstarstarmotomiどうしてこんなに楽しい漫画が描けるのか不思議なくらい面白い! 一気に読めます。 残酷なシーンもちょいちょいあるけれど伏線も満載で、途中までは、読み始めると先が気になってやめられなくなりました。 キャラクターが魅力的です。休載も多く再開する度、読み直してしまいます。 生まれ変わっても、あなたたちと・・・最果てのパラディン(ガルドコミックス) 奥橋睦 柳野かなた 輪くすさがstarstarstarstar_borderstar_borderママ子※ネタバレを含むクチコミです。爪隠してるよね俺はまだ、本気を出していない 三木なずな さくらねこ リキタケstarstarstarstar_borderstar_borderママ子中二病のようなタイトルだけど、実は頭の回転が速く何事も面倒なだけの主人公。突然隕石が落ちてきて上兄たちが亡くなってしまい、彼の実力を信じる姉の策略で当主となることに!! 使用人たちも放蕩息子と思いあきらめていたが、彼の放つ言葉が惰性でなく真に領地のことを考えた発言ととられ忠誠心も芽生えてくる。 やる気のない演出のつもりが確信をついてしまうところは、真の実力者たるところですね。 姉のブラコンぶりが半端ない笑ぎらつく若者ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで(ガルドコミックス) 内々けやき KWKM 鵜吉しょう 篠崎芳starstarstarstarstar_borderママ子いやーいいですねぇ。 復讐から来る生への渇望 モブ高校学生だった主人公がクラスごと異世界召喚された。 周りはA級やS級が出ている中、底辺のE 級スキルだったからと召喚した女神とクラスメイトたちから見捨てられる。 謎の遺跡に廃棄されたが、そこはハイレベルモンスターたちが住まう奈落の底… 女神に一発くれてやる!!その気持ち一つで「状態異常スキル」をどう使うか試行錯誤し、力をつけていく。 遺跡を出られたら復讐のはじまりだ! マトリと囮捜査と警察とマトリと狂犬 ―路地裏の男達― 田島隆 マサシ名無し※ネタバレを含むクチコミです。ビッグコミック創刊号から連載!!地球を呑む 手塚治虫starstarstarstarstar_border酒チャビン手塚先生が青年誌向けに書かれた初の作品ということになりましょうか。テーマは「幸せとは?」という感じです。 お金を滅ぼし、法律・道徳を狂わせ、男に復讐することをめざすゼフィルスの娘さんたちと。お酒のこと以外は一切興味のない関五本松さんたちの物語です。 ビッグコミック創刊号の他の執筆陣は、白土先生、さいとう先生、石森先生、水木先生なのですが、いずれも読切タイプの連載だったのに対し、本作は途中短編形式のものが何話か挟まりますが、基本的には長編ものとなってます。 ご本人は長編ものは中弛みしてしまう可能性があるので、皆と同じく読切タイプで行きたかったようなのです。 ちなみに手塚先生は、ビッグコミック誌上で本作の後、「I.L」「きりひと讃歌」「奇子」「ばるぼら」「シュマリ」「MW」「陽だまりの樹」とエグいくらい名作を発表し続けます。凄か!!! わたし如きが神の作品になんだかんだ言うのも烏滸がましいのですが、確かに本作は中盤まではスリルとサスペンス溢れたおもしろマンガなのですが、中盤以降物語が広がりすぎたのか、最後少し物足りない締めくくりとなっているような気がします。 ただ、駄作とかでは全然全くなく、すごく楽しめる作品ですし、死ぬまでに一度読んでおいて損はない作品だと思います。当時評判だったのでマンガ喫茶で一気読みしました!キン肉マンII世 ゆでたまごstarstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビン初代のキン肉マンは、完全に世代でした!!アニメは毎回欠かさずみてましたし、当時ビデオデッキなど家にはなかったので、音だけをカセットに録音して繰り返し聴いてました!!! それでこちらの続編も読んでみたのですが、正直読み終わるのがしんどかったです・・ なんか主人公たちを変に若者っぽく見せようとしてたのも違和感でしたし、味方キャラも正直あまり魅力的でなく・・・。あとは読んでて体感、めっちゃ長く感じました。 同じ作者の方で同じ世界観でやってるはずなのですが、どうしてこうも違うのだろう・・・と。その後、タッグ編を経て、正真正銘「キン肉マン」の続編が開始され、そちらは結構楽しく読ませていただいているので、本当にマンガの「面白さ」というのは不思議で、「面白い・面白くない」は本当に紙一重なのだな・・・と勉強になりました。 めちゃくちゃ好きでした!!新のぞき屋 山本英夫starstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビン確か大学生くらいの時だったと思いますが、この作品に出会い、相当シビレて、全巻を毎日のように読み返していた記憶があります!!! 懐かしくなり、電子書籍で再購読して読んでみたのですが、こんな感じでしたっけ??なんかもっとシビレる展開だったような気がしていたのですが・・・ 最近はそういう刺激的な作品が多々あり、それに慣れてしまって感じ方が変わってしまったのでしょうか。。キラキラ輝く本でしたプロレススーパースター列伝 梶原一騎 原田久仁信starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン小学生の頃、こちらのマスカラスの巻を持っていて、すごく大事にいつも持ち歩いていました! 昔はネットもなかったので、プロレスラーについても情報を入手する機会がかなり限定されていた中で、こちらのシリーズだけが頼りでした。 今調べると、本書中のアントニオ猪木さんの解説も、本人が書いてないとか、嘘が多いとかそういう記述も見つかるのですが、それでも子供の頃はこれを読んで、限りなく想像を膨らませて心をウキウキさせたものです! 最近はググれば大体のことがわかってしまうので、限られた情報から想像力を膨らますということがなくなってしまっているので、良くないなと思いまして、googleは一日10分までとしたいと思います。 今読んでも面白かったです!!歴史好きなので購入しました!テンゲン英雄大戦 坂ノ市クバル 裕本恭starstar_borderstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンどこがどうってわけでもないのですが、わたし個人的にはイマイチピンときませんでした。 好きな歴史上の人物がたくさん出てくるようなのですが、特に心が躍ってくるようなこともなく、先が気になるということもなかったです。すいません。 でもまだ1巻なので、先々面白くなってくるのかもしれませんので、期待しています!! 個人的には聖闘士星矢より好きです!リングにかけろ1 車田正美starstarstarstarstar_border酒チャビン世代的には聖闘士星矢の車田先生なのですが、今回、ご縁があってこちらの作品を読みました。 面白か!! ちょっと明日のジョーを彷彿とさせる「ドヤ街ボクシングもの」テイストで始まるのですが(そういえば中学の入学式当日にアンパンやってた女の子、いつの間にいなくなったのでしょうか・・)、途中から聖闘士星矢っぽい感じに進化していきます! 終盤はほぼボクシング関係なく、必殺ブローで空中に飛ばされ、頭からリングに落下しても特にダウンカウントがとられることも無くなりました。 ただ、それが小気味良いテンポを生み出していて、ものすごくサクサク話が進んで、どんどん引き込まれ、次の巻をとる手が止まりません!!! そのくせストーリーは心に迫ってくるので、ストーリーの良さとテンポは両立できるのだなと気付かされました。 丁寧に描くというのと冗長に描くというのは違うのですね。伝説のマンガ家による伝説的作品!新宝島 手塚治虫starstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンいろいろなところで伝説的に取り上げられている、手塚治虫先生の「新宝島」です!「新宝島」の冒頭が、まるで映画を見ているようだというのは、みなさんおっしゃられています。 さすがに今から見るとそんなことはないのですが、当時は相当衝撃的だったのでしょう!!! 実はこちらに収録されている「新宝島」はオリジナル版とは異なるようです。なぜ異なったバージョンが収録されたのかとか、そもそも新宝島を全集に収録したくなかった話なども書かれており、大変興味深く拝読しました!!! この本には表題作以外に、以下の初期作品が収録されています!! ■マアチャンの日記帳:はえあるデビュー作!4コマ作品 ■ぼくのデビュー日記:手塚先生のまじの日記です。終戦1~2年後くらいで、ちょうどデビューされた後くらいの暮らしぶりがよくわかります! ■珍年と京ちゃん:4コマ作品 ■AチャンB子チャン探検記:時事ネタ・SF・ミッキーなどなんでもありの中編 ■あんてな一家:4コマ作品 ■ぐっちゃん:4コマ作品 ■電子夫人:4コマ作品大河ドラマにもなった傑作武田信玄 横山光輝 新田次郎starstarstarstarstar_border酒チャビンわたし加入している動画配信サービスがNHKオンデマンドだけという無類の大河ドラマ好きなのですが、当時大ヒットして最高視聴率となっていた「独眼竜政宗」の跡を受けて放映された「武田信玄」の原作小説(新田次郎先生)の横山光輝先生によるコミカライズ版です! 当然大河ドラマは全話見ましたし、小説版も読了済みです!!! こちらのコミカライズ版は、さすが横山先生というか、大河ドラマの中井貴一(武田信玄役)&柴田恭兵(上杉謙信役)による、ちょいトレンディ入りかけの、でもしっかりした歴史ドラマ感とは異なり、完全に横山ワールドです!「ジャーーン ジャーーン」という銅鑼が鳴り響けば気分は三国志なのですが、戦国時代の日本に銅鑼はなかったので、そうはなりません。 大河・小説・マンガと読んでみてわかったのですが、横山先生の話のまとめ方が異常なくらいすごいですね。ものすごくテンポ良く進むのですが、決して先を急いて端折ってる感じではなく、幹の部分と枝葉の部分をコントラストをつけて描かれているので、全10巻を読み終わったときは大河ドラマ50話見終わった際と同等の感慨がありました。 これは本当に奇跡的な筆力だと思います。 圧倒的に美しく力強い水墨画のような漫画 #完結応援東周英雄伝 鄭問 徳田隆たか前に原正人さんが主宰される「世界のマンガについてゆるーく考える会」で知った作品。積読していたのをふと思い出し読んでみたところ圧倒されました。 昔の映画の看板のような画風の表紙からは想像できませんが、本編の作画は伝統的な中国の水墨画と日本の漫画表現のハイブリッド。 筆の強弱がとにかく魅力的で、力強い荒々しさと繊細な美しさの両方が楽しめます。 春秋戦国時代の故事がテーマなので全体的に古風で硬い雰囲気があるのですが、ところどころに如何に漫画っぽい表現がありクスリとさせられます。 (第二話の「おれの舌はまだあるか? 張儀」の、旅館のオッサンが竹槍を片手にパンパン打ち付けながらプンスカ憤ってるところとか大好きです) 表紙の「モーニングKC」の文字に驚いたのですが、こんな超絶技巧の美しい芸術作品のような漫画が週刊連載でモーニングに載っていたとは信じられません。すごすぎる。 先程Wikipediaを読み、鄭問先生(台湾出身)が2017年に亡くなられていると知り好きな人がもうこの世にいない寂しさを今噛み締めています…。 久々に「この作品に出会えて良かったな」と思える素晴らしい漫画を読みました。やはり積読は解消するものですね。アニメ版とは少し違います!機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン 矢立肇 富野由悠季 矢立肇・富野由悠季 左菱虚秋 柳瀬敬之 出渕裕 さびしうろあきstarstarstarstar_borderstar_border酒チャビンそう思って少しweb等で確認したら、ベルトーチカチルドレンという小説が先にあり、そちらのコミカライズとのことでした。ですので、微妙にストーリーがアニメ版とは異なります。 まぁ大筋は違わないので、バリエーションといった感じで楽しめました!クェスにイライラされる方もいらっしゃるようですが、わたしはまぁ天才児がゆえのトンガリなのかな、とあまり深く考えずに受け入れることができました。 面白かったです。閃光のハサウェイのコミカライズに続いていくようで、そちらも楽しみにしたいと思います。ウラ話第二弾!!機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより- 矢立肇 富野由悠季 ことぶきつかさstarstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビン同じ作者の「機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-」の第二弾です。 えぐいくらいタイトルが似ているので、購入の際はお気をつけください。 さて、前作はZガンダムの時代をカイさんの視点で、という趣向でしたが、本作は時代を少し遡り、ファーストガンダムの時代のウラ話です。前作は少し大人になったカイさんが主人公だったので、結構重厚なお話が多かったですが、こちらにつきましては、ファーストガンダムの頃の、少しひょうきんめなカイさんが語り部となっているので、それに合わせて、作風も少しライト感が出て読みやすくなっていると思います。 話の内容は、想像をすごく膨らませられるもので、ファーストガンダムを骨の髄までしゃぶりつくしたい!!!!という諸兄には、まさにうってつけかと思います。私も楽しませていただきました。ご馳走様でした。 重厚なウラ話!!機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより- 矢立肇 富野由悠季 ことぶきつかさstarstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビン一年戦争時代、ホワイトベースの乗務員としてがんばり、おもにガンキャノンのパイロットとしてご活躍の、カイ・シデンさんの視点から見たZガンダムとなっております!! Zガンダム自体はもうすでにアニメでしっかりとしたストーリーが決まってしまっているのですが、その範疇で、歴史の裏側をカイさんの視点で辿っており、原作を知っていればニヤリとするシーンや、「へ〜そんなことが裏側で・・」など感心するシーンが盛りだくさんです! 後半かなり重厚で難解なテーマが話されたりするので(ガンダム全般そういった部分がありますが)、ライトに読むにはしんどい部分が出てくるかもです。見せ方としても、コマ割りは4コマっぽくすごくシンプルになっていき、キャラの動きもそこまでではないので、主役は文章という趣になってきます。 ただ、そういう部分が好き!という方(私も体調が良ければそういうの好きです!)には、うってつけの本であるといえようかと思います。 めちゃおしゃべりなミライさんも見れます。 虫の絵がリアルテラフォーマーズ 貴家悠 橘賢一starstarstarstar_borderstar_bordermotomi虫設定に苦手意識があったけど友達に進められて読んでみると 各登場人物にそれぞれ何かしらの昆虫の能力が備わっていて、最強化してるゴキブリと闘うという話は面白いです。 ゴキブリがどんどん強くなっていくのも先がわからない展開もハラハラドキドキします。前漢の初代皇帝「劉邦」を高橋のぼるが描く!劉邦 高橋のぼるりょー1※ネタバレを含むクチコミです。 最近始まったファンタジーで一番楽しみ最果てのソルテ 水上悟志starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)『惑星のさみだれ』、『スピリットサークル』をはじめ素晴らしい数々の作品を生み出してきた水上悟志先生が新作を連載開始! 孤児のソルテがすべてを手に入れ、仲間と共に冒険しいまに至るまでを描くファンタジー巨編! https://comic.mag-garden.co.jp/solte/ 壮大なファンタジーを予感させる1話目で、後半にかけて加速度的に話が展開していく1話にテンションめちゃくちゃ上がった! さすが水上悟志先生…これは、ただのファンタジーじゃないな・・と思わせられます。 第1話読み終わったあと、みんなまた最初から読んでるんじゃないかな? 『スピリットサークル』でも過去や未来、輪廻として時間の流れを独自の視点で描かれていていつもワクワクする。 今作は、時空なのか2周目的な何かなのか、まだまだ分からないけど絶対に面白い作品になるのは間違いなさそうだ。 「魔界」「魔法汚染」「霊宝」あたりがキーワードなのかな。 不定期連載で次回が4月頃。単行本が出るのもまだまだ先になるのかー。 水上悟志先生の漫画はスピード感もあるので一気に単行本で読みたい気持ちもある・・。 いやでも結局気になって読んじゃうな・・。 しかし第1話で大ボリューム74p!! 去年ずーっとこれ描いてたそうで・・。 https://twitter.com/nekogaeru/status/1219131610089443329?s=20衝撃のラストからの続編希望ガンニバル 二宮正明六文銭巻数もそこまで多くない(13巻)なので一気読みにふさわしい作品でした。 まるで一本の映画をみているような充実感がありました。 人を食べていると噂されている村。 そこに赴任した駐在が主人公。 村には後藤家という権力者が君臨していて・・・ というだけで、なんとも物語に期待値が高まりますよね。 こういう限界集落の村意識、外部から断絶していることで、社会の非常識が常識になってしまう感じゾクゾクします。 物語としては、主人公は人食いの謎・村の秘密をおいつつ、その過程で村といざござが起きたり、家族が狙われたり、最終的には娘が人食いの生贄にされ・・・という流れ。 この村の背景、なぜこんな因習が起きたのか?後藤家とは? そういったことも、少しづつ明らかになっていて、続きが気になり先へ先へとすすめてくれます。 個人的にグッときたのは、こうした古い慣習を終わらせるのが若い力、新しい命という点。 暴力による破壊も、根底には次代に残さないという強い意志と愛によるものだと感じ、こうして悲しみの連鎖は断ち切られていくんだなと思いました。 キレイに終わって、村も人間関係も少しづつ立ち直っていくかと思ったら、まさかのラストです。 (これはぜひ読んで欲しい。ヒエーってなりました。) まだ続きそうな雰囲気?だったし、個人的にはぜひ続いてほしいなと思いました。 数年後、主人公の娘や後藤家の子孫が主人公になったら胸アツです。 <<6566676869>>
力をセーブするためになにか身に着けてますとなったときに普通は「黒い手袋を付け外しします」というところに収めると思うが、この漫画の主人公大神は手袋にプラスしてその中に指輪までつけている2段構え。 そんな感じで基本ずっと「もうお腹いっぱいです!」って言ったあとに更にお見舞いしてくるようなすごい漫画だった。Wikipediaを眺めているだけでもその圧力は十分感じられると思う。 26巻続いてアニメ化までしただけあって中二的かっこよさのひとつの到達点であったことは間違いないと思うので、出来れば中学生の時に読むことをおすすめしたい作品です。