魔法少女・オブ・ジ・エンド

「魔法少女」ものに非ず

魔法少女・オブ・ジ・エンド 佐藤健太郎
mampuku
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 ポストまどか☆マギカな漫画のクチコミも幾つか書いてきましたが、なんかもう、ここまでくると魔法少女大喜利みたいになっちゃってますよね。侵略する側になっちゃったし、もっと言えば"魔法少女"である必要すらあるのかないのかって感じで、ちょっとGANTZ要素やタイムスリップ要素の入ったパニックホラー、それ以上でも以下でもない感じです。第1話でいきなり変な侵略者にクラス全員殺される──とかどっかでみたことありまくりすぎてネタバレにもならないオープニングですが、読み進めていけばいろいろごった煮で狙いすぎな中に、どれかひとつ自分にとってフックになるものがあるかも、というある意味飽和攻撃みたいな漫画かもしれません。  感心するのは、実にバラエティに富んだ方法で残虐に人間をぶっ殺しまくるところですね。見てて飽きないです。  ちょっと残念なのが、言葉選びが全体的にあんまり上手くないところですね。報道にパニックになった民衆が「日本はどうなっちまったんだ…!」「日本は…」「日本…」ってざわつくんですが、なぜ「世界」でも「この街」でもなく日本という単語を選んだのか、とか、お巡りさんのことを「ポリ公」呼びとか、シリアスな置手紙に手描きで三点リーダーとか……まぁツッコミながら読むのもバニック漫画の醍醐味かもしれませんね、彼岸島然り。。。

鋼の錬金術師

名前は聞いたことあるけど、結末は知らないってヤツに最後まで読ませたい

鋼の錬金術師 荒川弘
名無し

漫画好きでなくとも一度は名前を聞いたことがあるであろう超大人気作品。 アニメ化も二度され、実写映画化までも! 幾度となく日の目を浴びた本作ですが、名前を知ってるけど結末は知らないんだよね〜〜なんて声をよく聞きます。 そんなやつらには、馬鹿野郎!結末まで見てやんないと!お前の中のアルフォンスはずっとデケエ鎧じゃねえか!なあ!?の心の中で強めの一喝を入れて 「最後まで読んでみたら?感動するよ〜」といった具合にソフトにソフトに全巻読破をすすめています。 少年漫画の王道の中の、そのまたど真ん中をバリバリ140kmくらいで最終話まで進み切っているのに、自分が成長して大人になって読み返しても心を動かされるセリフやシーンが沢山ある本当に素晴らしい漫画だと思います。 だから名前は知ってるけど結末はね〜〜なんて、もったいない!!!頼むよ!!!結末まで!!見てくれよ!!!! それで、あのシーンよかったよね!とかの話させてくれよ… こんな感情的な文章を書きたくなるくらい語り合いたい名作です。 いつか言ってみたいマスタング氏の言葉を添えて、締めたいと思います。