溺愛の誤算
一度きりでいいんだ。僕のために汚れて すれ違う恋情と一途な愛の迷宮――。 弟を喪ったばかりのエミリーは、弟の文通相手である伯爵・ルイに会いに行くことに。しかし、ある事件が発覚し、ルイはエミリーに力を貸す代償に体を求めてきた。「いやらしい顔を僕に見せて」屋敷に囲われ、蕩けるような愛撫と甘い言葉で満たされるうちにエミリーはルイのことばかり考えるようになってしまう。だが、ルイに婚約者がいると知り――。
これで君は僕だけのもの。――もう逃げられない。仮初めの花嫁を溺愛する王子の真意は―!? ■「そんなことを言うかわいい子は、僕に犯されてしまいなさい」恋人がいる姉の代わりとなることを自ら申し出て《ウィルネリア侯爵家の娘》を望む王太子ロイの花嫁となったリヴェット。完璧な王子に毎夜、甘く愛されながらも自分は美しい姉の身代わりだという気持ちがぬぐえない。けれどロイは次第に彼女に対する独占欲を露わにするようになってきて!?
お前の男は俺だ。傲慢な覇王の激しい執着に囚われて…◆「答えろ。お前を抱いているのは誰だ?」亡国イーリーンの王子レオンハルトによって、制圧されたエウリア王国。大神殿の巫女姫であるシグリットは、彼から夜伽を命じられ、民を守るために純潔を捧げる。冷たい言葉とは裏腹に、激しく、そして甘く束縛される日々。ふと、レオンハルトの面差しに、かつて想いを寄せた少年の面影が重なって──!?
どうして?恋人同士は普通にやることだよ?かりそめの恋人の蕩ける愛撫に抗えない――■親しくしている王女から兄ヴィルフリートを誘惑するよう頼まれてしまったアンネリーゼ。実は初恋もまだな彼女は美しい王子に流されるようにして関係を深められてしまう。「だってきみは俺の恋人だろう?」とまどいながらも一線を越えてしまい彼に傾く想いを否定できない彼女。けれどある日王子に最初から彼女の思惑は知っていたと告げられて―!?
お前も、感じてきたか?不機嫌な皇子様にイタズラされて…■「怯えるな。お前は俺にこうされて気持ちがいいだけだ」療養のため地方の城を訪れた皇子のクライヴは常に不機嫌な人嫌いだが、領主の娘リリアーナにだけは傍にいろと命じてくる。皇子の不器用な優しさに惹かれていくリリアーナ。しかし時折、瞳が金色に変わるクライヴは別人のように奔放で彼女に淫らな行為をしかけてくる。どれが本当の彼なの!?
お前の身体は、どこもかしこも美味そうだ 強面王は愛しき王女を溺愛したくて囲ってしまい……!? 国を失った王女・キャロリーナを救い出してくれたのは、自国を滅ぼした強国の王・ザイードだった。敗戦国の王女とは思えないほど丁重に扱われ、ザイードはキャロリーナを妻として過剰なまでの庇護欲をあらわにしてくる。蕩ける愛撫と濃密な愛の日々に翻弄されるうちにキャロリーナは自国を想う気持ちと芽生えたザイードへの恋心に惑い始め……。
もう一度聞くぞ。何をしてほしい? 年上の教え子(貴族令息)に強引に迫られて…… 家計の助けにと大金持ちのブルーム家の息子の家庭教師になったミレーヌ。その息子、エルベールは、頭はよいのに勉強嫌い。難問を解けたら褒美をくれという彼に頷いたミレーヌは、毎回淫らな行為をされることに。「どうした? 気持ちいいのか?」ダメだと思うのに、続きを望んでしまう心。お互いに惹かれあう二人の行為は徐々にエスカレートして!?
もっと――僕に堕ちてくれ お妃候補と知らぬままドS王子に毎晩愛されて…… 父の不貞が許せず家を飛び出した公爵家末娘のエミリーは、サントーザ王国の王太子ルイスと偶然にも再会し、姪の教育係として無理やりサントーザへ連れて行かれることに。社交会デビューの時、突然唇を奪った男――ルイスとは会いたくなかったのに! 何も知らされないままルイスのお妃候補となったエミリーは、与えられる甘い愛撫に抗えず……。
貴女は私だけに泣かされていれば良い。秘密を抱えた王女と国王のすれ違い一途婚。婚約者である隣国の国王・ユリウスに嫁ぐ日を迎えたディレイナ。だが、今まで必死に隠してきた本性をユリウスに暴かれてしまう! 嘘をついていたディレイナを責めるよう、「本当の貴女はこんなにも可愛らしいのに」と言って執拗な愛撫を繰り返すユリウス。幼いころ憧れていた時とは違う意地悪な彼の本心が見えず、ディレイナは困惑するが……。
そんな顔をするな。興奮するじゃないか 誘拐(!?)した王子様に、毎晩襲われてます―― 男爵家末娘のアリシアは、見るからに高貴で美しい男・ライナスの顔に傷を付けてしまい自分の屋敷で手当てすることに。「俺はお前に誘拐されたんだ」脅迫まがいの仮病で居座るライナスに振り回される日々。気付けば初心な身体に淫らな愛撫を与えられ、初めての快感を…。戸惑うアリシアだが、実はライナスの正体が本国の王子だと知ってしまい…!?
お前の泣いている顔は興奮する 政略結婚の身代わりなのに――意地悪な王に愛されて!? 隣国の王女の一時的な身代わりとして国王・ウィルフレッドに嫁ぐことになったプリシラ。城に上がったその晩に正体を暴かれ、問い詰められながらプリシラは純潔を散らされてしまう。冷たい言葉で責め、嬉々として快楽と愉悦を与えてくるウィルフレッドに、プリシラは困惑を深めていく。でも彼が時折見せる優しさに、惹かれる気持ちが高まり――。
君の恥ずかしそうな顔、かなりクるね。恋した人は妹の婚約者―― 他の男性に恋する異父妹を庇い彼女の婚約者エリオットを繋ぎ止めるため彼の愛人になることを承知したローレル。次期侯爵である貴公子エリオットは不実な婚約者よりローレルに興味を示し、なぶりながらも溺愛する。「ねえ、どっちの方が気持ちいい?」彼の指先に翻弄され変わっていく身体と心。エリオットの愛を感じながら己を肯定できないローレルは!? ★SS付き★