絶対に逃がさないと言ってあっただろう 積年の恋情を果たそうとする王の腕に捕まって――。 人質として隣国での生活を強いられていた王女オフェーリアは、クーデターを起こし国王となった王子・ギルベルトの花嫁になることに。かつて彼の優しさを裏切るような真似をしたオフェーリアに、苛烈な愛撫と目も眩むほどの快感を与え独占欲をあらわにしてくるギルベルト。不安定な情勢と自分の立場に戸惑うけれど、ギルベルトを拒めなくて……。
お前の泣いている顔は興奮する 政略結婚の身代わりなのに――意地悪な王に愛されて!? 隣国の王女の一時的な身代わりとして国王・ウィルフレッドに嫁ぐことになったプリシラ。城に上がったその晩に正体を暴かれ、問い詰められながらプリシラは純潔を散らされてしまう。冷たい言葉で責め、嬉々として快楽と愉悦を与えてくるウィルフレッドに、プリシラは困惑を深めていく。でも彼が時折見せる優しさに、惹かれる気持ちが高まり――。
ある日、前世の記憶を取り戻した伯爵令嬢のルチア。彼女は目前に迫った「絶対に幸せになれないであろう結婚」に頭を悩ませていたが、自分の幸せを目指すため美しい青年騎士シルヴィオを恋人に偽装し、婚約破棄を狙うことに! しかし生真面目に見えたシルヴィオは暴走気味で、事態は思わぬ方向に進んでいくのだった――!?
リリアーヌは誰もがうらやむ玉の輿に乗って伯爵夫人となった。 ――望んでいない、政略結婚。美丈夫で名君と名高い夫・クロードに対して、凡庸で何もできない自分に落ち込む日々。しかしクロードは、毎晩のように訪れ、執拗に激しくリリアーヌを求める。そこに愛などないはずなのに――。 気弱な伯爵夫人×怜悧な伯爵のノーブルラブロマンス!
行儀見習いで王城メイドをしている商家出身のコレットは、貴族階級の同僚から辛く当たられる日々。ある夜、堅物と評判の騎士団長・リオネルに色仕掛けするよう強要され、彼に助けを求めようとするが、団長はそのままコレットを抱こうとして……!? 事なかれ主義の見習いメイド×不器用な騎士団長の、どんどん大変なことになっていくエロラブコメディ!
堀井舞耶(28歳)。激務の仕事に辟易して転職サイトに登録したことがきっかけで、“異世界の女神”からオファーがかかる。『誰にでもできる聖女のお仕事です。配下の騎士はイケメンです』年齢、経歴に関係なく実力主義の職場で、部下は有能。女性も働きやすく、やる気があればなんでもできる。現職よりも高い報酬、役に立ちそうな魔法の能力も授けてくれる――と女神は言うけれど、なにもかもが怪しすぎる!“滅びかけている世界を正しく導く仕事”を強制的に任され、“聖女”として採用されてしまった舞耶。いきなり飛ばされた異世界で最初に出会った配下の騎士は、イケメンだけど口が悪いうえに舞耶の仕事に非協力的。それどころか「黙って脚を開いてヤられてろ」などと、セクハラをしてくる始末。女神曰く、業務を全うすれば無事に元の世界に帰還できるらしい。そのためにはイケメンセクハラ騎士から必要な情報を引き出さねばならなくて――。こうなったからには“聖女”として世界をディレクションします!
アビゲイルは没落寸前の子爵家を立て直すため、血のつながりのない美しい妹シャーリーを王妃にしようと画策する。「あなたなら出来るわ!」「思うより思われる方が女は幸せになれるのよ。羨ましい限りだわ」と言ってはっぱをかけるが、実際はそんなことこれっぽっちも思っていない。王妃の実家として王家から援助を受け、独り悠々自適に暮らそうと考えている。そして第二王子のノエルと協力し、遂に二人を結ばせることに成功する。だがホッとしたのもつかの間、ノエルが言った。「思うより思われる方がいいのだろう」超強引な愛を向けてくるノエルにアビゲイルは愕然となる!――クヤビクをこよなく愛する園内かな渾身の因果応報ラブコメディ!
鈴音は姉の綾音から政略結婚の相手である惣一郎とうまくいっていないと相談される。同時に、会社が危ないとも…。そして惣一郎との仲をうまくいかせるため、協力してほしいと頼まれ、驚く。性格や考え方が違いすぎてあまり仲の良くない姉が頭を下げるなんて……ただ事ではないと了承した鈴音。その日、二人の食事の場に同行するとさんざん酒を勧めらる。言われるままに飲んだ鈴音は、かなり酔ってしまった。綾音からスイートルームで休むように言われたが、当の綾音は帰ってしまう。一人でのんびりしようかと思っていたら、なぜか惣一郎がいるではないか。これは一体どういうこと!?――園内かな大好物のラブHなクヤビク物語!
本能でお前を求めている。俺の傍にいろ。仮初めの恋人は狡猾な執愛の王太子!? 爵位を継いだ弟の後見人を探し、王太子マリウスに接触したフローレンティナ。しかし、取引条件として、彼の仮初めの恋人になることに。濃厚な口づけから始まり、次第にマリウスの接触は甘さと淫靡さを増していく。駆け引きめいた言葉とは裏腹に愛おしげな愛撫で悦楽を与え、マリウスはフローレンティナを王太子の婚約者として公にしてしまい!?
お前を逃がすつもりはない 意地悪な王子の腕は甘美な執愛の檻――。王の庶子であったために市井で暮らしていた王子・ヴァレリアンを見つけ出した幼き日を誇りに思っていたリディアーヌ。しかし、彼からはそのことを恨んでいると告げられた。ヴァレリアンの腕に囚われ、夜毎与えられる甘やかなのに苛烈な快感に心身共に侵食されていく。何とかヴァレリアンの心に寄り添いたいと、リディアーヌは一大決心をして……。