神話大戦
古代インドの長編叙事詩『ラーマーヤナ』を大胆にアレンジし、日本人にも馴染みやすいSFの世界観で展開した『神話大戦 ラーマーヤナ編』がいよいよ登場!! ラーマ王子と美しい妃シータ、勇者ハマヌーンの物語が、永井豪の芳醇なイマジネーションをもとにいま鮮やかに蘇る。突如、ランカ島(現スリランカ)の人々を魔神ラーヴァナが襲う。神にも悪魔にも殺されることがないラーヴァナに邪悪な波動を感じたインドラ神は、インドラの必殺の武器ヴァジラを手に立ち向かうのだが……。「アジアの人々のほとんどが『ラーマーヤナ』の物語を知っているのに、アジアの一員である日本人がほとんど知らないのはかなしい。マンガで描こうと思った」(『神話大戦』解説 永井豪より)
スーパーロボット烈伝
太陽系をかすめて通過するはずだった流星群が、まるで意思を持ったかのようにコースを変え、その進路を地球に取った。宇宙の破壊神・バロンと名乗る未知の物体は地球人に対し宣戦布告する。光子力研究所でその様子をモニターしていた兜甲児は、バロンの遣わした破壊獣・ナバロQ7に対しマジンガーZで応戦するのだが……。マジンガーZ、グレートマジンガー、鋼鉄ジーグ、ゲッターロボ、グレンダイザーが、強大な宇宙の破壊神と共闘するロボットアクション活劇。作品の枠を超えて集ったヒーローたちの戦いを刮目せよ。
戦国忍法秘録五右衛門
天正九年(1581年)9月6日、天正伊賀の乱。織田信長の次男・信雄を総大将とした織田軍6万の大軍勢が伊賀を襲った。壬生野城を落とし、佐野具嶺(さなごみね)へと進軍、国中に火を放ち女・子供を容赦せず殲滅させた。9月10日、戦果の見物に訪れた信長を屍と化して待っていた五右衛門が単独で襲う。首を奪(と)ったかに見えたが……。「自分と名字が同じ『石川五右衛門』を描きたい」と「五右衛門 忍者説」に着想を得、情熱を傾けて執筆されていた石川賢の遺作を電子書籍化!!
帝都 女記者伝 写・らく
明治時代を舞台に当時の新聞記者をモチーフにした意欲作。雑誌掲載時のカラーを完全再現!! 朝日奈楽(あさひな・らく)は女だてらに荒畑観山が主幹を務める新聞社で記者を務めている。夫が刺殺された事件を「毒婦お久美亭主を殺す」の見出しで、センセーショナルなイラストとともに紙面に掲載したところ、お久美のことを知る男が社を訪れ「デタラメを書くな──!」と記事を破り捨ててしまう──「毒婦 お久美亭主殺しの真実」他7編を収録。
伊賀淫花忍法帳
上野の国・山神藩では、古来より女性の力が強く藩政は女性があたっていた。現在の藩主である山神善之助には男の世継ぎがなく、所領である銅山から大量の黄金が出たことから、山神藩の所領と黄金を狙う幕府と山神家の壮絶な戦いが始まる。江戸屋敷にて山神家に送り込んだ隠密がくノ一の術によりおそろしい果て方をしたのを見届けた服部半蔵は、くノ一に対抗する忍として美女丸と魔羅の小天狗の派遣を踏み切る。ここに山神家の誇るくノ一・紅弁天、淫風蘭丸、千ずり魔矢、ドテ万らと、美女丸たちの苛烈な戦いの火蓋が切られた。表題作「伊賀淫花忍法帳」のほか「忍法清水港」「時元忍法帳」の3作品を収録。アクションや時代劇、シリアスなストーリーマンガの他、痛快なギャグマンガを多数手がけた石川賢作品のなかにあって、ひときわ異彩を放つギャグコメディ。
アステカイザー
プロレスラー、ビッグバンベイダーや獣神サンダーライガーの生みの親である永井豪が、石川賢とタッグを組んで手掛けた本格プロレスマンガ。ブラックミストと名乗る謎の集団が、日本のプロレス界に挑戦状を叩きつけた!! ロープで首を絞めるなど、すべて反則技で戦うこの集団はプロレスラーを次々に倒していく。首領であるサタンデーモンは「弱者には死あるのみ」と、生きるか死ぬかの“死闘”を標榜していた。そして世界のスポーツを取り仕切ろうとするのだが……。サタンデーモンの横暴ぶりに、宝玉・アステカの星を抱くアステカイザーが立ち上がる。「小学三年生」(小学館刊)1976年7月号~1977年3月号掲載分を収録。
バトルホーク
祖父から託された3本のトマホーク── それは楯一族の霊が封印された3種の神器。バトルホークよ、いまこそ立ち上がれ!! 日本の全武道支配を目的にした謎の集団・紅鬼党。柔術、空手、剣道、キックボクシングなど世界各国の武術を取り入れ、頭目である紅鬼大人(こうきたいじん)は幻術や魔術のほか科学的な武器まで作り上げたという。ついに魔の手は日本武道の最後の砦であった講心館にも及ぶ。日本最古の武道・楯の流れを汲む楯哲舟は、日本のなまぬるい武道に嫌気がさし、楯一族の里である無煙谷にこもっていた。紅鬼大人率いる紅鬼党は、楯一族に対し宣戦布告を行う。はたして、楯一族は紅鬼党から日本武道の命脈を守ることができるのだろうか?
キューティーハニー 天女伝説
天使の心を持ち、悪と戦う正義のアンドロイド・キューティーハニーが、七変化はそのままに、お色気要素をパワーアップさせて21世紀に降臨!! 早見青児の娘・早見青子が社長を務める、早見探偵社に警視庁殺人課刑事・轟兵太が訪ねてきた。130kgのバーベルを投げつけられて人が死んだ事件を調査してほしい、というのだ。早見は、轟から拳銃許可証を受け取り、助手の羽生久士と共に捜査に乗り出す。「天女降臨し、“獣”討つ!」のほか2編を収録。
永井豪のヴィンテージ漫画館
2017年、画業50周年を迎えた永井豪。生み出してきた作品数は180作品を超えます(雑誌連載、雑誌読み切り、描き下ろし単行本を含む)。そんな50年の歩みを振り返ったのが本書です。デビュー間もないころの『目明しポリ吉』『夕日の剣マン』などの初期作品から『ハレンチ学園』『あばしり一家』『デビルマン』『マジンガーZ』『バイオレンスジャック』『キューティーハニー』などの代表作、自身が大好きだという格闘技への思い入れ、現在「ビッグコミック」(小学館刊)で連載中の最新作『デビルマンサーガ』へのコメントまで、作者本人による作品紹介、本邦初公開となる描き下ろしイラスト、画業50周年記念インタビュー、作品年表を収録した、まさにファン必携の1冊です。
サラーキア
地球温暖化に端を発したオゾンホールの増大によって、地表に強い紫外線が降り注ぎ人類は地上に住むことができなくなってしまった。北極と南極を覆っていた氷が全て溶け、地上の大半を水没させてしまう。地上に住めなくなった人類は生活圏を海中に求め、かつての地上の環境を作り人間のままの暮らしを行う者と魚類のDNAを取り込んだ新しい人類・水棲半魚人の2つに分かれる。水棲半魚人たちは、広大な海そのものが生活スペースとなるため増え続け、かつ巨大化していった。やがて、海底都市生活者をも襲うようになり、海中の2つの人類はお互いを理解し合うことなく殺し合う。西暦2071年、海底都マリ・ラメールでは、水棲半魚人に対抗するべく海底都市生活者が大型潜航艇・サラーキアの開発に成功する。潜航艇という名を冠してはいるものの、それは巨大ロボット兵器に近かった。ラメール少年隊の水城潮と結木マリンは、実戦訓練を兼ねた初の戦闘に臨むのだが……。永井豪が「新しいロボットもの」として構想した『サラーキア-我が白銀のマーメイド-』がいよいよ電子書籍として登場!!