サンタクロースが与えるもの
「クリスマス・プレゼントを届けに来たんだ。俺は君の思い描く『理想の恋人』だからーー。」森平喜義(キヨシ)はクリスマスを恋人と過ごせたことがない。甘いロマンチックな聖夜を一緒に過ごすことを夢見ているのに、今年もイヴ直前に恋人にフラれてしまった。ところが、傷心するキヨシの前に、謎のサンタが現れる。「ロマンチックなクリスマスを共にする、理想の恋人が欲しいんだろう?」突然のことに驚きつつも、彼の端正な容姿や、自分の願いを受け止めてくれる深い優しさに心惹かれたキヨシは、サンタとイヴの夜を共にする。ところが、サンタには『とある秘密』があって――? クリスマスの出会いから始まった、ちょっと不思議でハートフルなラブストーリー!
ゆめみるヴァンパイア【単行本版】【電子限定おまけ付き】
【電子版限定おまけ付き】おまけが収録されているのは電子版だけ!【※この作品は話売り「ゆめみるヴァンパイア」の第1巻~6巻を収録した単行本版です。重複購入にご注意ください。】淫魔(インキュバス)とヒトとの間に生まれた菱田マモルは、まっとうな人間として生きていきたいと思うあまり、人間から精気を搾取することを拒み、死にかけていた。そんな彼の前に現れたのは、比類なき美しさをたたえたヴァンパイアのラドゥ。みずからの肉体をマモルに与え、精気を得る方法を教えたラドゥは、命を救ったことと引き換えに、マモルに自分の「使い魔」になるよう条件を出す。その役割は、マモルの想像をはるかに超えた、びっくりするもので……?永遠に生きるラドゥと、限られた寿命を持つマモル。ラドゥの屋敷で心穏やかな日々を過ごすうちに、やがてマモルは、自分とラドゥにいずれ必ず訪れる、「時間による絶対不可避の別れ」に気づいてしまう。そして、ラドゥが人知れずその胸に抱え、恐れ続けている「ある想い」を知ったマモルは――?真面目で純真な淫魔×絶世の美と永遠の命を持つヴァンパイアの、不滅の愛の物語。その美貌に加え、芸術や漫画をこよなく愛する、ちょっとオタクな一面も持つ吸血鬼・ラドゥの愛らしい魅力も必見!巻末には、コミックスでしか読めない描き下ろしも収録しています!
鬼の餌じゃありません【単行本版】【電子限定おまけ付き】
【電子版限定おまけ付き】おまけが収録されているのは電子版だけ!【※この作品は話売り「鬼の餌じゃありません」の第1巻~6巻を収録した単行本版です。重複購入にご注意ください。】「助けてやってもいいぜ? その代わり、お前の“精”を喰わせろ」売れない小説家の鞍羽蘇芳(くらは・すおう)は、ピンチを助けてくれた謎の老人から、「しばらく不在にする間、この家の留守を守ってくれないか」と頼まれる。人里離れた古い日本家屋のその家ならば、きっといい新作が書けるに違いない! 大喜びで快諾する蘇芳に、老人は「奥の蔵には入るな」とだけ言い残して姿を消した。ある雷雨の夜、その蔵から物音が聞こえることに気づいた蘇芳は、確認のため蔵に入り、なんとそこで「鬼」と出会う。仁(じん)と名乗るその鬼は、かつて憎き陰陽師によって蔵に封印され、ずっと外に出る機会をうかがっていたのだという。一緒に封印を解かれた餓鬼に襲われる蘇芳たち。戦う力を取り戻すため、仁は蘇芳に「力を寄越せ」と持ちかける。それは、「人間の精」を喰わせろというもので――…!?時を超えて現代に目覚めた鬼×人間の小説家による、種族を超えた運命の出会いを描くファンタジー・ラブ・ストーリー! 二人の後日譚を描いた描き下ろし漫画も収録!!
ゆめみるヴァンパイア
「今からするのは「愛する人とのセックス」ではないが、利己的な暴力でもない――君が生きるのに不可欠なものなんだ――」美しい吸血鬼は、清純な淫魔の上に跨り、その硬い肉棒を一気に己の腹の奥に納めて――。 菱田マモルはただ真っ当な”人間”として生きていたいだけだった。事実、彼はごく普通の大学生だった……彼が人ならざるモノ――淫魔と人間の合の子であることを除いては。淫魔のフェロモンが制御できずに垂れ流し状態のマモルは、そのフェロモンによって惑わされたトラックにアパートを破壊された上に、今まで精気を摂取したことがないために体調不良でフラフラだった。そんな彼を助けたのは、同じく人ならざるモノ――吸血鬼のラドゥだった。「わたしは君に死なれては困るんだ」ラドゥはそう告げると、淫魔として精気を摂取する方法を知らないマモルにセックスを教え、精気を与える。そして、その引き換えに彼を”使い魔”にする。その使い魔としての役割とは……日本の誇る新たな芸術――”漫画”の祭典、コ●ケに行って漫画を買うこと――!? 真っ当に生きたい初心な淫魔×芸術をこよなく愛する魅惑の吸血鬼の絢爛耽美で不器用な関係性の行方は――
鬼の餌じゃありません
「このまま死ぬか俺に力を渡すかどちらかだ……選べ」首を絞められ息ができない蘇芳に彼はそう囁き、貪るように口づけて――。売れない小説家の鞍羽蘇芳(くらは すおう)はとあるきっかけから、古い家の留守を守ることになる。そこは人里離れた日本家屋。家の奥には「絶対に入らんように」と言われた蔵がある――。ある雷雨の日、その蔵から物音が聞こえることに気づいた蘇芳は、確認のために蔵を開けてしまう。そこで彼が見たのは、格子の中に封印された人間ではない――鬼の姿だった。「お前、顔はむかつくが精は美味い」封印を解くための力――精を欲しがり、蘇芳を喰おうとする鬼と一緒に暮らすことになり……!?
毬谷くんと死神さん
【「なきむし悪魔のマリアくん」シリーズ第2弾!】ここは悪魔や死神も存在する人間の世界の、日本の中のとある街。ある日、「死神さん」は悩んでいた。せんだってフラれてしまった可愛い悪魔・マリアと同じ顔を持つ美しい人間・毬谷(まりや)のことが、気になって仕方がないからだ。なんとかしてお近づきになりたい。あわよくばアレもしたい…! なのに、毬谷は全然つれないそぶり。それどころか「殺し屋はお断り」と取り付くしまもない始末。寿命を迎える人間をあの世に連れていくことがオシゴトの彼にとって、「殺し屋」の言葉はショックなもの。これまで死神界で優秀な業績をおさめ続けてきた死神さんだったが、毬谷の抱く「死神=殺し屋」のイメージを払拭するため、とある決断をする――。大人気『なきむし悪魔のマリアくん』シリーズ、待望のスピンオフ!
カリスマPのパンツの中事情
「本当は男に抱かれたくてたまらないんだろ? 念入りにほぐして…ホラ、分かるか?」そんな、嘘だろ? ハズカシイところを男にイジラレて、こんなに気持ちよくなってしまうなんて――! 映画界の若手カリスマプロデューサーの春日誠一は、高校時代に出会った天才映画監督少年・堂本創史をずっと探し続けていた。大人になり、プロデューサーとして数々の実績を積み重ねてきた今こそ、あの堂本と一緒に映画を作りたい。だが堂本は、「とある事情」のために映画を撮ることをやめてしまっていたのだった。どうしても堂本と映画を作りたい春日は、「あんたが1回ヤらせてくれるなら、映画を撮る件、考えてやってもいいぜ」という堂本の言葉を思わず買い、勢いで啖呵をきってしまう。「俺の体なんぞいくらでもくれてやる! だからお前は映画を撮れ!!」しまった。つい勢いでこんなこと…。俺はこの男に抱かれてしまうのか!? だがしかし、映画のためなら俺は……ッ!!
シークレット ランジェリー
「マサの匂い…汗と男のアレが混じった――…」小さな広告会社の社長を務める浅生田 秀(あさきだ しゅう)は、とある夜、喘ぎ声が漏れ聞こえるトイレの個室から出てくる取引先の社員・宮田の姿を目撃してしまう。気まずい思いをしながらも、宮田のセックス相手が出てこないことを心配して個室の扉を開けると、そこには……高校時代からの親友でデザイナーの政生(まさき)が!? しかも、彼は何故か“とんでもない”格好をしていて――!?狭い空間で密着する肌の感触と、政生から漂う濃い性の匂い。見たことのない親友の姿に、何故か秀の下半身は反応してしまい…「まさか俺、興奮してるのか――親友相手に!?」
やめられない×止まらない
人気急上昇中のモデル・瀬名は、学年トップのおっぼちゃま・薫ちゃんとラブラブ。でも、モデルなのになぜか超内気な瀬名は、薫ちゃんが自分を本当に好きなのか不安でしょうがない。そんな瀬名にしびれを切らした薫は、愛を証明するため瀬名をホテルに連れ込み強硬手段に!!? 思春期男子の恋とHの物語。
クララはいつも傷だらけ~デジタル増補版
クララこと倉持は、ドSで乱暴ものだけど女子には超人気。そんなクララを、ゲイのマサカリが飲み会でお持ち帰り。「一回ヤッたぐらいで彼女ヅラすんなよ、このオカマ」と相変わらずドSにふるまうクララっだが、実はマサカリにはまっていた。でも、マサカリはつまみ食いのつもり…?表題作「クララはいつも傷だらけ」ほか6編に単行本未収録作を追加したデジタル増補版。
正道くんは全然わかっちゃあせん
「ヤバいな…純太、かわいい…」純太と正道は、入社してまだ2か月ほどの新人営業マン。高知出身の純太は、仕事では土佐弁(なまり)を封印するような心配性で、一方の正道は、明るくて人懐っこく楽観主義。そんな正道は純太から好意を感じとり、密かに満足していた。いつ付き合ってもおかしくない距離感…なのに、正道は純太を甘やかすばかり。しかしある夜、泣き顔の純太に、正道は吸い寄せられるようにキスをしてしまい…!? 純太限定世話焼き男子×純朴方言男子のニコイチ同期リーマンラブ!
あの時からスキだったんだと思う【単行本版】【R18版】
※※こちらは『あの時からスキだったんだと思う【単行本版】【電子限定おまけ付き】上』と同内容のR18版です。重複購入にご注意ください。※※【電子限定おまけ付き】おまけが収録されているのは電子版だけ!【※この作品は話売り「あの時からスキだったんだと思う」の第1巻~3巻を収録した単行本版上巻です。重複購入にご注意ください。】「オレ、襲われた日のこと丸ごと全部忘れたかったんだと思う。でも瑛志のことだけは絶対忘れたくなかったのかなって。」菅谷真央は、新鋭の俳優で主演ドラマも好調。その勢いで、巷で話題の孤高の天才アーティスト・甲斐田瑛志と一緒に音楽制作をすることに。大ファンだった菅谷は大喜びするが、甲斐田からの条件は一日二人きりで過ごしてみてイメージが湧かなかったら、話はナシというものだった。メディア嫌いの甲斐田と会った菅谷だが、過去のトラウマとなった人物に抱いたのと同じ「怖さ」を思い出す。菅谷は不安を感じながらも、素の菅谷を知りたいという甲斐田に対し、恋人ごっこをしませんか?と提案するが…!?巻末には、コミックスでしか読めない描き下ろしも収録!
センチメンタル・ロデオ - Second Take -
「カメラにすべてをさらけ出しても凛と生きる君は、俺にとって光だった。救われていたのは俺のほうだったんだ。だから、今度は俺が君を救う」人気絶頂のゲイAV俳優「煌(コウ)」こと一煌(いつき)と、彼の専属カメラマンの長瀬は、仕事上のパートナーという関係を越えて恋人同士になった。しかし、ゲイビ界で一番を獲るという煌の願いを叶えるため、二人は一時の別れを決意する。あと数時間で「恋人」から「仕事仲間」に戻る夜、夜明けを惜しんで二人は深く愛し合う。そして、長瀬は一煌に「誓いの印」を渡し――…。「好きだよ、一煌。二人がまた抱き合える時まで、この『誓い』が一煌の支えになってくれますように」『センチメンタル・ロデオ』待望の続編! 一煌と長瀬の、その後の二人を描く物語。
ダブル・エッジ
「一緒に行くかい。『地獄』とやらへ――。」かつて伝説のプロ雀士として名を轟かせていた村椿(むらつばき)は、とある出来事を機に雀士を引退し、今は郊外でひっそりと麻雀荘を経営している。ヤクザも出入りするその雀荘で、村椿はときに慰み者にされたりしながら空虚な日々を送っていたが、ある夜、偶然殺人現場を目撃したうえ、負傷していた殺し屋を助けたことで、村椿の人生が一変する。「殺し屋のアンタを助ければ、地獄に行けると思ったんだ。おれには『罰』が必要だから――。」村椿がプロ雀士を引退することになった理由――大切な人の命と引き換えに、究極の幸運を得てしまったこと。誰かが罰を与えてくれるまで、自分は生きることも死ぬこともできずにいること。真実の想いを吐露する村椿に、殺し屋は……? 謎に包まれた殺し屋×生きる望みを失った元プロ雀士。闇に生きる二人が、互いの存在と生きる意味を求め合い惹かれ合う様を描いた、ノワール・ラブストーリー。
白い肌、重なる爪痕
「淫乱。もっと見てやるよ」――大学2年の笑也(えみや)は、中3の夏から卒業までの記憶が欠けている。そんなある日、推しの動画配信者・『鬼畜双子』の綴(つづる)――通称《ツヅ様》がSNSでコンタクトを取ってきて、会うことに! なんとその《ツヅ様》は、笑也の記憶の空白期間に“隣に住む顔見知りだった”と判明する。「俺達のことを思い出したいか」――記憶を取り戻す“荒療治”の始まりは、綴とラブホで一緒に入浴することから!? 笑也の身体は確かにうずいていて、「自分は綴と恋人だったのか」と尋ねる。しかし綴には「お前は誰とでもヤる奴だった」と言い捨てられてしまう。どうやら笑也の過去には、もう一人の男の影がちらついているようで……? それなのに、綴は独占欲を丸出しにして笑也を決して離さない。笑也の欠けた記憶と性癖を、いじり舐めるように暴いていく、歪んだ純愛ストーリー。
この恋に台本があったなら
「なあ、役になってセックスしようぜ」。――新人俳優の小西夕星(こにし・ゆうせい)は、子役時代から活躍している俳優、宮下朝陽(みやした・あさひ)の恋人役として、BL映画『ユア・カラーズ』の主演に抜擢された。監督にダメ出しされ、窮地に立たされた二人は、1週間泊まり込みで芝居の稽古をすることに。そんななか、朝陽は夕星に「本番まで俺の恋人になれ」と提案をする。驚きを隠せない夕星だったが、“少しでも可能性があるなら”とその提案を受け入れ、朝陽との甘いキスに溺れていく……。ベテラン×新人俳優が繰り広げる、刹那の恋。
Cherry★Nightで逢いましょう
「俺の声に反応しちゃってるの? 俺が…欲しい?」社会派評論系ラジオ番組を持つ清野未明(せいの・ほのか)は、現代社会の問題を真摯に取り扱う人気パーソナリティ。クールで硬派なDJとして辣腕を振るう未明だが、実は19年にわたり、アダルトネタ満載の深夜の人気モンスター番組『チェリーチェリー★ナイト』のカリスマDJ・エレクト会田(あいだ)の大ファンでもあった。なぜなら会田は、孤独だった少年時代の未明にとって、たったひとりの「神様」だったから。<お前はひとりじゃない。いつでも番組(ここ)に来ていいんだぜ>ラジオから聴こえる会田の声は、いつも自分ひとりだけに語りかけてくれているように思えた。自分はひとりじゃない。この思いをひとりでも多くの人に届けたい。だからこの<ラジオの世界>に入ろうと決めた――…!やがて未明は自分のラジオ番組を持つことになり、偶然にも『チェリー★ナイト』の前枠に。前後番組同士のクロス会話で、ついに神様・会田と初対面を果たした未明だったが、会田は未明が思い描いていた人物とはまったくの別モノで…!?深夜のラジオ番組を舞台に繰り広げられる、カリスマDJたちのラブ・クロストーク物語!
王子の首輪
王子と獣人。種族も身分も異なる二人の出会いは娼館。王子は、発情した獣(ケモノ)たちの欲望を注がれる男娼となっていた――。タオラン国の第一王子ルシュカ・ハリアムが、外交先で姿を消した。家臣たちは国家機密を漏らさぬよう必死に捜すが、見つからない。王子は、人買いの手にわたり、「獣人国」の娼館へと売られていた。一方、獣人が支配し、人間(ヒト)が奴隷として扱われる獣人国では、ガルアドスという名の獣人が、その娼館を訪れていた。偶然ルシュカを買ったガルアドスは、その体からあふれる強烈な芳香に驚き、欲情を激しく刺激される。催淫剤でとろけるルシュカを思うままに抱き、欲望を遂げたガルアドスだったが、ルシュカの「たすけて…」という言葉に心を動かされ……?