学園きっての問題児・やけっぱちが突然、「俺は妊娠した!」と言い出した。やけっぱちの鼻から飛び出したなにやらふわふわとしたエクトプラズムが、彼の「むすめ」だというのだ。美少女の姿をしたダッチワイフにエクトプラズムは乗り移った! マリアと名付けられた少女は、やけっぱちそっくりのお転婆だが、ものすごく美人。やけっぱちの学校に転校したとたん、学内のアイドルになる!
地球上でもっとも多くの個体数を誇る「昆虫」。彼らがもし、人間を滅ぼしにかかったら…? 傍若無人に自然を破壊し続ける人間への警鐘ともいうべき、昆虫パニックSF登場! アメリカの砂漠を行く三人の人影。ただのコヨーテがおおきな怪物のように見える三人は、「ミクロイド」という、虫の大きさに縮小された人間の子孫だった。彼らは「ギドロン」という知能を持つ人型の虫の奴隷だった。
強国「グロマン国」と、被支配国「ククリット国」。ククリット国の貴族、タチ家の娘エミヤは、グロマン国のピラールに舞踏会の席でダンスを申し込まれたが、一目見て嫌いになった。エミヤは普段はすこしお転婆な、普通の十六歳の女の子。学校へ行って友達と遊び、趣味はスウォードプレイ。タロという彼氏もいる。ところがピラールに出会った日から、その日常が少しずつ崩れ始めた…!タロはククリット人コロニーに連れて行かれ、エミヤは彼を取り戻すためにコロニーに乗り込み、そこの用心棒・タンバラ・ガイと出会う。
海辺の別荘に突然現れた男は、全身の皮膚が透き通り、血管が無残にむき出しになった怪人だった! アラバスターと名乗る男の正体は、黒人であったがために恋人に裏切られ、人生を壊された元オリンピック選手。アラバスターは自らを裏切った女への復讐を果たしたのち、この世のすべての「美しい」ものに復讐を企てる!
東西テレビの13号スタジオを使うときには、必ずダメタレント・根沖トロ子をつかわなければならない…!? じつは13号スタジオには、「ブッキラ」という妖怪が住み着いているのだ! カワイイ子供の妖怪・ブッキラが巻き起こすホラーコメディ第1弾!
ナスビ女王
夢見がちな少女、ナスビちゃんが心に描く空想の世界でも、とりわけ実現の難しいのが、どこかの国の王女様になること。ところがある日、その夢が実現してしまったから大変!!少女漫画の様式を確立した記念碑的作品!
ゴブリン公爵
中国の権力者・江青の甥の珍鬼は、予知夢により遺跡からバラバラになっている燈台鬼を発見した。燈台鬼についていた甲骨文により、それはイン時代の巨大ロボットと判明した。珍鬼は燈台鬼を利用し、世界制服を企むが…。
プライム・ローズ
ククリット王国とグロマン王国は和平のため、お互いの生まれてまもない王子と王女とを交換した。グロマン王国の王女、プライム・ローズは、エミヤという名前になり、ククリット人の家庭で大切に育てられていたが……!?
ジャングルタロ
水爆実験にまきこまれて南海の孤島に漂着した太郎少年を待っていたのは、地底深く眠る一大ウラニウム鉱脈だった!!日本人少年ジャングルタロと、仲間の動物たちが大活躍する手塚版ロビンソン・クルーソーの世界!
冒険狂時代
密書をワシントンへ届けるべく、海をわたった少年剣士嵐タコの助は、宝の地図をめぐるあらそいにまきこまれてしまった!宝をもとめ、タコの助は世界じゅうをかけめぐる!大きな夢がひろがる奇想天外大冒険物語!!
オズマ隊長
世界の平和を守るため“世界子ども連盟”が結成された。その日本本部パトロール隊長がオズマだ!アッペ警部をパートナーに、オズマ隊長が大あばれ、平和を乱す悪人どもをやっつける!新シリーズ、第1弾登場!
スリル博士
来日したヒンズー国の殿下暗殺のため、爆弾がしかけられた!さがしまわるスリル博士。だが、爆発の時は、刻一刻とせまる!スリラー好きの医師一家が、つぎつぎとまきこまれる難事件の謎をとく、痛快科学冒険漫画!!
古代中国の遺跡から発掘された巨像。この像こそが超能力によって操れる巨大ロボ「燈台鬼」です。巨大ロボものも描いてたんだ…という素朴な驚きから読んでみました。 燈台鬼を手に入れようとする邪悪な少年、珍鬼の目線で物語が始まる構成が新鮮で、展開が予想できないドキドキ感が序盤にはあります。 主人公、貫一が登場してからはゴブリン公爵と名を変えた珍鬼と燈台鬼を奪い合うのがメインテーマ。タイトル、『燈台鬼』じゃなくて敵の名前なんだっていうのもなんだか面白いですね。 燈台鬼に念を飛ばし動力源となるのはヒロインの愛愛ですが、肩に乗って指示を出し実際に「操縦」するのは貫一です。この辺りの役割が分かれているのもロボものの妙味を抑えてあって楽しい。 破壊の化身として作られた燈台鬼が正義の心に目覚めたり、敵に機体を乗っ取られたり、ライバルヒロインが登場したりと今に連なるロボットアニメのスタンダードが大体描かれているのが圧巻で、総理が燈台鬼の対応に手をこまねく様子なんかほぼ『シン・ゴジラ』ですよ。展開もギミックも全く古臭くないです。(もしかしたらロボアニメが変わってなさすぎるのかもしれないけど…) 後半の見所は何と言ってもゴブリンが開発した対燈台鬼用の人工ロボイドとの戦いです。海洋油田プラントでバトルが繰り広げられるのと、ライバル機らしく黒色なのがポイント高い。 クライマックスが少々駆け足かつビターなのは好みが分かれそうですが、これでもかと言わんばかりのロボットものの魅力がたっぷり詰まっています。 ロボアニメ好きな人に感想聞いてみたい作品です!