道路でわけのわからない虫が多数動き回る街で、レポーターは吐き気を催しつつ、道端でうんこをする少女にインタビューをする。「知識人のレポート」今日中に一軒はペンキを塗らないと我社は倒産だ。しかし、岡本塗装の奴らはセールスが上手く、家と家の隙間の家までもう塗ってある。倒産したら妻と子供をどうやって食わしていけばいいんだ!「ペニスに死す」他、蛭子能収の芸術的短編集!
宇宙を行商中のセールスマンからもらったソニック・リング。せりかはそれをつけてスーパーガールに変身した!商売に協力するのを条件にソニック・リングをもらったせりかは次から次へ事件を解決!だけどその衣装のパワーゲージは消えて合図することがわかって…!!
はるかな昔、神々は「シャーマン一族」と「剛魔神族」に別れて争っていた。シャーマン一族に現れた伝説の戦士は彼らを勝利に導き、剛魔神族は地の果ての山「封魔山」を出ぬ事を約束し、神々の百年戦争は終わった――十年の平和な時が流れたが、剛魔神の若き王子・シャクマは現シャーマン王である伝説の戦士と対決したいと考えていた。ある時、封魔山に空から一人の少女・アネスが落ちて来る。アネスの失った記憶には大きな秘密が…!?シャクマはアネスと共にシャーマンの首都・イシュタルへと旅立った!!
恐竜に食われてみたかった男!路上で泳ぐ男!頭の上ににぼしをのせる男!まじめ薬をかけられた男!転プクした船を応援する男!エビスヨシカズの傑作脱力系4コマ作品集!あなたはこの境界線ギリギリの世界へついて来れるか!?
会社に入って三日、勤務中というのに皆堂々と寝ている…社長に告げ口しようとしたところ、社長は競馬をやっている。そこへ黒いギャンブラー君が現れる。「黙れ!諸藤!社長が競馬やんなかったらボーナスが出ないんだ!!バカやロー!」…この会社に入ったらダラけるか、競馬をやるしかないのだと言う…競馬、競艇、カジノに麻雀。蛭子的ギャンブル哲学と日常!?
私はいつもニコニコしている時が多い相づちを打つのも得意だ頭をかいたりして自分を弱く見せる事もできるたとえ腹の中は煮えくり返っていてもだ…蛭子能収の自分自身研究発表マンガ他、「スポーツマン太郎」「電車の実体」など4コママンガ中心の超短編傑作漫画集!
扮装の名人にして超セクシーなモコ探偵が難事件の解決に挑むシリーズ第一巻が登場!ある時相談に来た一流企業の男性。彼はとあるバーで知り合った女性といい仲になったが、朝目覚めてみると隣でその女性が死んでいた!あわてた彼はとっさに部屋の中の指紋を消し、逃げ出してしまう。新犯人を見つけるべくモコ探偵の元へ駆け込んだのだが…
貴様ーっなんだその目は!!誰が弁当を食えと言ったか!!私をバカにするのか!!私は人生経験40年だぞ!!貴様らみたいなくそガキになめられてたまるか!!「地獄に堕ちた教師ども」他、人間の欲望と悪夢とが交差する蛭子能収の傑作短編!
ククク…くそーっカレーライスが何だ!!あんな物は子供の食う物じゃないかガキじゃあるまいし匙なんか使って飯が食えるかってんだよ!!くそーっ今に見てろラーメンの怒りを見せてやる!「悲しみのラーメン」他収録の傑作短編集!蛭子能収の不条理ワールドをお楽しみ下さい!
「お隣りさん」というのは、性格が良い金持のおじさんと性格が悪い貧乏のおじさんがいて、貧乏のおじさんが毎回、違った方法で金持のおじさんを殺す、これを軸に展開していけば、面白いかなーと考えたんです。でも、そう毎回毎回違ったアイデアの殺し方なんて浮かんで来ないし、毎回同じ顔のおじさんを描くのも飽きてくるしで段々と、〆切日が近づいてくると、ああーまたか、またこれを描かなければならないのか、とつくづく困り果ててくるようになったんです。(著者)
ゲイジュツ魂
離せ!!俺は決めたんだ!!お前達を捨てるってな!!俺が求めるのはマイホームじゃない前衛芸術だ!!アバンギャルドだ!…もはやこれはマンガではない。マンガに似せた芸術である。しかも、ひとかけらの知識もない芸術だ!!蛭子能収の芸術論大爆発の傑作短編集!
私立探偵の松尾には仕事が無い。ヒマで元々、という気持ちでやっていたが、ある日、猫を探して欲しいとの依頼がきた。待ち合わせの場所に行ってみると犬が現れる。私は犬から仕事をもらったことは無いんだ!怒りをあらわにする松尾であった。ある時は漫画家、ある時はタレント、そしてある時はギャンブラー…その正体は私立探偵エビスヨシカズ!
ものすごくわかりやすく性格が悪い。暗い。暗すぎる。 同級生にこんな漫画描いてる奴がいても絶対に友達はできない。 でも読みやすいのはなぜかというと、 ただ暗いだけじゃなく、あっけらかんとしてるからだと思う。 創作の根元がどんなに暗くても、そこに社会性やメッセージ性なんてものはない。社会に物申す気などない。なぜなら他人に興味がないから。 あくまでギャグであり、馬鹿やってるだけなのだ。 そこが蛭子漫画の魅力だと思う。 社会に絶望して孤独を悲しむのではなく、 社会に絶望したが故に全員馬鹿にしてやる、みたいな。 卑屈なのに上から目線。何重にもひねくれた人間。それが蛭子さん。 バス旅観てるじいちゃんばあちゃんは蛭子さんの胸の中の(しかも割と浅いところにある)ドロッドロの本性を知っているのだろうか。 バス旅で蛭子さんのファンを集めて漫画を読ませて何人残るかふるいにかける特番やってくれ。