ゴージャス★アイリン

世界のアラキ先生の初期短編集!!デビュー作も!!

ゴージャス★アイリン 荒木飛呂彦
酒チャビン
酒チャビン

世界の荒木飛呂彦先生ですが、当然その先生にも若手の頃はあられました。その当時の作品です。 アウトロー・マンというデビュー2作目の作品は、集英社の引っ越しの際に原稿が紛失したようで、掲載当時の誌面(ジャンプ?)からデジタル複製されたもので、ちょっと画質が悪いです。バージョンによって収録されていたりされてなかったりするようなのですが、こちらの電子書籍版には、キッチリ収録されておりました。 あと書き下ろしなのか、冒頭に今の画風で書かれた美女が載っています。ぱっと見、徐倫ぽくも見えるのですが、突然の出演すぎるので、誰なんでしょうね??謎です。 内容は、基本的にはJOJOに至るまでのある種修行時代の作品ですので、やはり世界のアラキ先生といえども粗さは否めないのですが、初期の西部劇やSF色が強い作風から、徐々に頭脳戦や特殊能力戦といったJOJOの作風に近づいていってるのが伺えるので、ファンにとっては貴重な資料だと思います。 個人的には魔少年ビーティーが好きなので、それの連載開始前のパイロット版が載っていて満足です。というか、もはやこれは魔少年ビーティーの単行本に収録した方がいいと思います。

氷の城壁【タテヨミ】

氷が少しずつ溶かされていく

氷の城壁【タテヨミ】 阿賀沢紅茶
Nano
Nano

「正反対な君と僕」の阿賀沢紅茶先生の別作品とのことで、前々からタイトルは目にしてたけど読んでみたらめちゃくちゃいい…まだ序盤の序盤までしか読めてないけどこゆん…!!みき…!!ヨータ…!!みなとぉ…!!ってなってしまう(伝わって欲しい) マンガMeeで読んでいて、少女漫画かな?と思って読み始めたので、冒頭部分で「氷のように人に冷たく接してしまう主人公、だけど本当は…」みたいな甘々な恋愛漫画かと思ったんだけど想像をはるかに超える良さがあった…恋愛だけでなく友情がもうさ…あ~~~!!高校生、青春、いいね…はぁ…。 作中で「高校生ってまだ学校ていう狭い世界でしか生きていない」みたいな話をするんだけどまさにそうなんだよね…本人たちには分からないんだけど本当にそう思う。学校が全てだから学校で嫌なことあるとすごくつらい。学校って楽しいけどそれだけでは絶対ないし、家庭的な事情も一人ではどうにかできなかったり、みんなそれぞれ息苦しさを感じてるんだよなと読んでて共感したし胸がぎゅっとなった。 すごくゆっくり読み進めているけど、こゆん達4人が成長する様を最後まで見届けたいと思います。

たいようのマキバオーW

文太ことヒノデマキバオーの物語、完結!

たいようのマキバオーW つの丸
酒チャビン
酒チャビン

初代から続いてきたマキバオー一族の物語ですが、こちらの作品で文太ことヒノデマキバオーの物語は一旦完結です!!! 前作「たいようのマキバオー」のラストでいよいよG1馬となった文太が、今度は国内最強からの世界最強を目指します!!! 初期に相手にもされてなかった強力なライバルたちも、すっかり衰え、立場も逆転し、引退していくなか、文太はさらなる高みを目指します!! 全般を通して上質なスポ根マンガなのですが、つの丸先生特有のギャグエッセンスも効いていて、心地よいです。 最終巻のめちゃ緊迫している引退レースの本馬場入場のシーンに、渾身のギャグがぶちこまれてるのがすごくギャップがあり、面白かったです。引退レースの結果もすごく良かったと思います。 読み終わった後は、上質のサウナと水風呂からあがったような心地よい疲れとやりきった感があり、毎回読破後はしばらく呆けてしまいます。 一点、★をマイナスするほどではないのですが、たれ蔵が結構有能なトレーナーになっていてちょっと違和感というか、寂しいです・・・ 「んあ〜〜?〇〇なのねん。」的な部分に愛くるしさを感じていた身としては、親戚の子供がちょっと見ないうちに身長170を超え、声変わりしていたときの気持ちになります。成長といえば成長で、それ自体良いことなのかもしれませんが、何か複雑です。