toyoneko
toyoneko
1年以上前
吼えろペン9巻 第33話/マンガ家の腕には誇りが! 富士鷹ジュビロと炎尾燃のサイン会 「何でも描いてあげるよォォー」 「歩きながら!会場をねり歩きながら描けばいい!!」 …以前、熊本で藤田和日郎先生の原画展+サイン会があったんですが、台風が来てしまい、藤田先生が現地入り出来ないというハプニングがありました 残念…と思ったのですが、藤田先生はなんと後日、サイン会当選者宛に、個別にサイン色紙(リクエストOK)を描いて別途郵送という神対応をしたのです! 藤田先生は本当に漫画どおりの人だ…と感じ入ったのを覚えてます 第34話/勢いだけで乗りきった! 漫画専門学校の講師をする回 「目が死んでるんですよ!」 「要は」「なったもん勝ちだ!!」 島本先生の思想が色濃く反映されている回だと思います 第35話/ある若者の雄叫び 雄叫飛号が初登場(実はこの話では名前は明かされない) 原稿を失くす話 「怒っても……」「しょうがねえだろう……!」 第36話/危険なヤツ!ショック!! 優秀な新人編集があらわれる話 「いいか!!漫画家は社会人ではないが、編集者は社会人だ!!」 「ただ面白いだけよ!!」 描き下ろし「あとがきまんが」
吼えろペン9巻

第33話/マンガ家の腕には誇りが!
富士鷹ジュビロと炎尾燃のサイン会
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まみこ
まみこ
1年以上前
逆?異世界転生物語なのは、他のレビューで御存知の通り。 威勢は良い、腕っぷしは強い、女を抱かせるとすぐ堕とす、寿司の握りの腕前は超一流、と言う与兵衛が、ぼんやりしたおっさん耕一に憑依して大活躍の、人情活劇!なんですけど。 でも、もう一つの側面として、今の(所謂)「グルメ漫画」の基本である、「伝統の味ってなんだろう?本当に旨いものなのか?」と言う問いが根底にあって、段々そのテーマが重要になってきます。 寿司屋與兵衛の寿司は、元禄時代の魚のバリーションも少なく、冷凍技術もなく、マグロだって猫またぎと言われる下魚だった時代の、イノベーションであり、それがスタンダードになっていく時代の産物でした。 では、それが今の時代に美味しいと思えるのか?が浮き彫りになってくるのです。 持ち帰り寿司バトルは、そのクライマックスで、與兵衛ではなく、耕一がお客さんに食べて欲しいがために、江戸前のプライドをかなぐり捨てて、シャリもネタも変えるのは、本当に素晴らしいです。 …すみません、わたくし生まれが西日本の人なので、江戸前のシャリが好きじゃないんです(???) だから、ラストの大阪寿司と江戸前寿司のバトルが未完で終わってしまった、これは本当に喪失だと思います。