あいざっく
あいざっく
1年以上前
現代のニッチな層が抱える闇や悩みにスポットライトを当てる大きなきっかけになったと思います。 私も登場人物に共通する部分が多々あるので、 (整形や歌舞伎町など諸々。。。) 共感というよりは、定期的に心が抉られました。 例えば、萌ちゃんが楓にされていた言動は明らかに営業なので (分かる人には分かる!) 友達と心を痛めながら鑑賞しておりました笑 読む人によって色んな感情で読める、面白い作品だと思います。 「夜王」など歌舞伎町などをテーマにした作品は今までにもよくありましたが、 ゆあてゃなどのキャラクターが可愛くて印象に残りやすい、 パパ活やレンタル彼女など現代で注目され始めているテーマも取り上げている、 SNSが売上を左右するようになり、SNSで有名なホストがで一般人の目にもつくようになってきたタイミングでホス狂を取り扱ったなどのポイントが 明日カノがヒットした大きな理由なのかなと思います。 個人的には、今までのどの話よりも最新シリーズがリアルで共感もできるのかなと思いますが、 皆が求めているのはゆあてゃや萌ちゃんが出てくる辺りの、馴染みのない世界だけどリアルに感じるようなものなのかなとも思います。
たか
たか
1年以上前
みんな1度は考える「世界がゾンビに襲われたらどうするか」を地で行く、超ハッピーな終末世界・ポストアポカリプス作品。 少女終末旅行、ヨコハマ買い出し紀行のような「心地よい破滅」と違い、ポジティブで享楽的なのが魅力。 (今のところ終末世界特有の切なさは感じられない) 元ラガーマンで溌剌とした輝(アキラ)は、3年のブラック企業努めで精機を失いゾンビ化(比喩)していき、家はゴミに溢れ、街頭のポストに謝り、ホームに入ってくる電車を見つめて死を思う。 しかし、ある朝起きると世界はゾンビと化した人間(本物)で溢れ崩壊していて―――というオープニング。 このあとの、 ***もう会社に行かなくていい!! いままでやれなかったこと、全部やっちゃう!! 部屋も掃除して昼間っからビール飲んじゃうよ!? 昼ビール最高〜〜!!*** という、『負の抑圧が開放されるカタルシス』が最の高!🍺 サンデーうぇぶりで連載を追っていて1巻が出たので購入したけど、やっぱゾン100面白い〜! 香坂さんご夫婦の存在は、本来のゾンビワールドに怯える正しい反応で、アキラの社畜からの開放による異常なハイテンション&ポジティブと対照的なのがいい! そしてこんな非常時にもかかわらず。階の上下でのご近所付き合いをするのがほのぼのしてて好き(こんな非常時なのに意外と図太く注文つける奥さん、ナイスキャラ!) 1巻の続き。ケンチョと合流したあとの展開がポストアポカリプスものの理想形をしているので、ぜひ連載もチェックしてほしい…!! (画像は1話より。アキラが人生を取り戻した瞬間の、暗いゾンビと輝(アキラ)の輝く笑顔の対比が最高)
みんな1度は考える「世界がゾンビに襲われたらどうするか」を地で行く、超ハッピーな終末世界・ポス...
たか
たか
1年以上前
お、おもしろい〜!!😭本当に←の絵文字の顔になっている…面白い…。 海外に滞在している方が描くエッセイ漫画ももちろん面白いのですが、こういう他国の生活事情を当事者が「内側」から描いた作品って、エッセイであれフィクションであれ新鮮で面白いし貴重だしメチャメチャ好きです。 グラフィック・ノベルもいいのですが、MANGAの形式で読めるとやはり嬉しさが段違いです。 (フー・スウィ・チン先生や、ペッペ先生の作品に登場する母国のシーン大好きです。) 開幕『カードキャプターさくら』でニッチャリしてしまいました。 また中国には道端に英語を学習する人たちが集まって英会話をする「英語角(english corner)」があるのは知っていましたが、子供のお見合い相手を見つける「相親角」というのもあるのだと勉強になりました。 オタクかつBL読者として生きている都合上、中国人アーティストのTwitter・Pixivアカウントもフォローしていますし、規制事情が厳しいことも知っていたのですが、こうして改めて作品として描かれるとその大変さがより身に沁みます…。 史セツキ先生の作品は初めて読んだのですが、これから過去作全部読みます。 モー・ツーで連載が始まるとのことで本当に嬉しい…楽しみにしてます!!
お、おもしろい〜!!😭本当に←の絵文字の顔になっている…面白い…。

海外に滞在している方...
一日一手塚
1年以上前
なかなかショッキングなタイトル。イッチこと市郎くんは夜の街で心霊現象や謎の少女に出くわして以降、身の回りで不可解なことが起こるようになり、相談相手の記者も謎の死を遂げ…。という導入は本格ホラーな趣ですが、中盤以降はかなりトリッキーです。 頻発する心霊現象の正体は死後世界に生きる幽霊たちのしわざで、死後世界ではなんと戦争が起こっており、兵力確保のために現世から大量の死人を集める工作活動が行われていることがわかります。 イッチが出会った謎の少女も実は幽霊のくるみちゃんで、死後世界からその身を狙われていたところを助けたことで、イッチ自身も命を落とし幽霊としてふたりで死後世界の問題に関わっていくことになります。 ホラー、オカルト、サスペンスとさまざまな様相を見せる本作の中で、死後世界と現世両方の事情に翻弄されながら紡がれるふたりの愛が物語を貫く芯になっていくのが見事です。 終盤、死後世界から難民として現世に「亡命」してきた大量の幽霊を日本は持て余すことになります。幽霊が社会問題になってしまうというのも皮肉ですね。 そのような状況で幽霊たちは人の居ないアマゾンへ移住する者と現世に転生する者とに分かれ、イッチとくるみちゃんも「生まれ変わってもきみを見つける」と誓い転生を果たします。エモすぎる約束だ…。 そんな流れから個人的に一番の驚きだったのがラストシーン。見ず知らずの男の子と女の子が視線を交わすのです。一台の電車が駅のホームに入ってくるところで。 ここで2016年に公開された新海誠監督の大ヒットアニメ映画『君の名は。』のことを思い出してほしくてですね…。鑑賞済みの方はピンときていただいたかもですが、『君の名は。』でも駅のホームで男の子と女の子が出会うわけなんです。 うまく説明できないですけど『君の名は。』と『日本発狂』、両作チェックすることで1974年と2016年の隔たりが一瞬で埋まる…のではないかなと思います。手塚作品はいつまでも色褪せないみたいな言い方はよくされますが、その意味を言葉でなく心で理解できました。 小ネタとしては赤塚・藤子・石森というどこかで見たこと聞いたことある人たちが編集部員として出てきますよ。