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わかる

海面上昇で陸地が海に沈み、人類が人工地盤の上で生活する世界。旧時代の遺物が遺る海底遺跡へとダイブして探索を行う"アトラダイバー"の物語。新人のナギサは実技の成績はいいけどその他はまるでポンコツ、実際の遺跡へのダイブでもドジばかり。でも優秀な先輩のハルカとバディを組むことになり、持ち前の明るさと切り替えの早さで"アトラダイバー"として成長しながら未知の世界へと足を踏み入れていく―。

という物語なんだけど、物語が進むにつれて徐々に作品の様相が変わっていく。元々海底遺跡へのダイブは危険が伴うという描写が描かれているけど、ナギサが学校で学んできたものとは明らかに違う"危険"が物語の端々で映るようになり、そして1巻の最後でそれは正体不明のままナギサの目にもはっきりと見える形で顕現する。
公式のあらすじにも「ナギサの未知との出会いが始まる」とあるが、果たしてナギサの出会う"未知"とは何なのか。1話からは想像できないような物語が今後も広がっていきそう。

がっこうぐらし!がっこうぐらし!」を例に挙げると極端かもしれないけど、この作品も実際に手にとってもらった人に最高の形でストーリーのサプライズサプライズ感を楽しんでほしい意図があって表紙や帯・あらすじをデザインしてると思う。だけど、逆にそのために本来のターゲットに届いてないとすれば勿体なさすぎる作品。ぜい、騙されたと思って1巻を読んでみてほしい。

1巻まで読了

1、2巻共に買いました!
当方浜松なのですがネットの本屋は売り切れ、大きい本屋はどこも売り切れで、小さな本屋でやっと見つけました。
私の母親が双極性障害Ⅰ型でもう何年も家族が振り回されてきました。ヨワイ先生みたいな人に診て貰えたらなと、玄さんが羨ましく思いました。
月子先生の産休が開けたら4月から連載再開なんですね。
だとすると3巻はまだ先なのでしょうか。
2巻が出たばかりなのにもう次が楽しみです。

少年誌らしい、アクションあり、コメディありで、いきなり赤ちゃんができたり(?)とドタバタなスタートをきった新連載
らんま1/2 〔新装版〕らんま1/2を彷彿とさせる、身体能力に長けた少年少女少年少女の運命的な出会い。
バトルシーンがかっこよすぎる…

古武術「花形流」の本元である須崎家と縁を切るために、長男の愛一郎へ決闘を申し込みに来た、分家・柊家の千絵。
ふたりが剣を交えた瞬間、なんと剣は消えそのかわりに「赤ちゃん」が生まれた!!????

てのひら創世記てのひら創世記というタイトルから、きっと想像できない新たな世界を描いてくれるんだろうと期待。設定とか世界観とかちょっと懐かしい感じがするのは狙いなのかな…

少年誌らしい、...

例えば友人と話していて、とりとめのない話をしてしまうと、「オチがない」と叱られる。何故、彼は怒るのか。それは、辻褄のあった、納得出来る結末に安心したいからだろう。

では、彼に怪談をするとしたら?

怖い体験談に「オチ」をつけようと語り続けるうち、ふと口をつぐむ時が、恐らく来る。見えなくなった者達、常識の埒外にいる者達を、語り続ける事は出来ないからだ。

「え、結局なんなの……?」
「よく分からないんだ……」

というやり取りに至り、はじめて相手は、ヤバい事を聞いていると気付き、ゾッとする。

「現代の」民話集と言える『はなしっぱなしはなしっぱなし』。幻想的な物語は、根源的な理解の及ばなさに終始する。不可思議で恐ろしい出来事が、異形の存在が、微細で遠大な世界観が、語られるままに描かれ、「はなしっぱなし」のまま、オチなく放り出される。

脈絡などない。語り手は豊かで生々しい体験だけを語ると、そこから先は踏み込めない、と急に口を閉ざす。

そうして語られる現代の幻想譚には、ペンのストロークを緻密に重ねる絵の美しさと相まって、まるで見世物小屋のような恐ろしさと、妖しい魅力、そして妙な懐かしさがある。嵌る人は本当に癖になってしまう、珠玉の不思議世界。

理解するのではなく、画面をそのまま味わいたい。

どこかの小学生低学年位の子どもが描いたらしいあのマンガ『ドッグマンドッグマン』 数ページ読んでみるとすぐにめっちゃ露骨な誤字直しが現れて読者の腹筋を壊すこのマンガ『ドッグマン』
しかしこの『ドッグマン』、よく読んでみると漫画としての核をよく得ている
頭の良い犬の頭と屈強な人の体を縫い付けるというのを初めとした荒唐無稽さこそあるが話の筋は確かだしそれぞれの話も
"悪を利用してまで権力を得ようとする人間との戦い"
"文字を世の中から無くして人類の頭を悪くする"
"最初は友達を作りたかったホットドッグが半ばバカにされたために世界征服を目指すようになってしまう"
と、読み物としても中々に面白い。全員バカになってしまった人類の描写とホットドッグの末路、どれも中々に考えさせられる物があった。間違いなく漫画の面白さの所以を捉えているのだ。小学生低学年程でここまで描けるのは素晴らしい。
これから彼が成長した上で何を描くのか凄く楽しみになる一作であった。

このあとナイトメアからマルシル助けた犬が「雑巾」なの狂おしいほどすこ
camera

このあとナイトメアからマルシル助けた犬が「雑巾」なの狂おしいほどすこ

このあとナイト...
@名無し

チル「なんか薄汚い犬だな」
イヅツミ「知能がなさそう」

う〜ん、これは雑巾

やっぱライオスの犬のモノマネでしょww まさか回収されるとは思わなかったからすごい好き (▼ダンジョン飯 3巻 第17話 木苺) https://i.imgur.com/z1ukHpA.jpg (▼ダンジョン飯 6巻 第40話 シェイプシフター 2) https://i.imgur.com/mEIg8EC.jpg

やっぱライオスの犬のモノマネでしょww まさか回収されるとは思わなかったからすごい好き (▼ダンジョン飯 3巻 第17話 木苺) https://i.imgur.com/z1ukHpA.jpg (▼ダンジョン飯 6巻 第40話 シェイプシフター 2) https://i.imgur.com/mEIg8EC.jpg

@名無し

このあとナイトメアからマルシル助けた犬が「雑巾」なの狂おしいほどすこ

このあとナイト...

初恋ゾンビ初恋ゾンビ』の作者である峰浪りょう峰浪りょう先生が、IKKIで発表した読切『東京、雨、したたかに東京、雨、したたかに』は、自分が「あの時」をどう生きていたか、そして今をどう生きているか少し考えたくなる作品だ。

「あの時」とは震災の記憶が薄れ始めた頃。
あの日、どこか世界は変わった。日常日常が日常では無くなった。
少なくとも、そう思った「はず」だった。

けれど、東京に日常は訪れた。
「それっぽい」日常が帰ってきてしまった。

汚れた世界を隠しながら。汚した世界を隠しながら。

主人公の少女は、そう感じる世界で生きていた。
事実がどうであれ、彼女が「そう感じていた」ことが全てで、彼女にとって、世界はとても生き辛いものになってしまっていたのだ。

  

少女が生きていくためには

  
そんな世界で少女が生きていくためにしたことを、本作は描いている。

彼女は自分を汚した。男に汚されることで。

それは端からすると、自暴自棄に見えてしまうかもしれない。
誰もが納得するような
けれど、その行為を否定しきれない自分が確かに存在する。

私達はどこか、世界を汚れたものだと思いつつも、素知らぬふりをしながら生きている。自分はキレイだと思って。キレイなままで生きたいと思って。

少女は違った。
世界にはずっと雨が降り続いていた。地面はもう泥だらけ。
彼女が綺麗に歩ける場所なんて、もうどこにも残っていなくて。
立ち止まるしかなかったのかもしれない。

だから彼女は、泥の中で生きる覚悟をするために、自らを汚しにいったのだ。
彼女のそれは、あくまで自分が「生きるため」の行為なのだ。

もちろん、それが正解か分からない。彼女自身も、そんなことは分かっているのだろう。
ただ彼女は、自分の中の「嘘っぽい日常」を壊したかったのだ。そうすることで初めて、自分が生きる世界が見えてくると思ったのではないだろうか。
  

私達はどう生きるか

  
彼女の選択は、世の中にとって分かりやすい「正解」とは異なるだろう。
しかし、私はそれを選べる強さを少女に感じてしまった。
相手を圧倒するような強さではなく、世の中の色々なことを自分なりに受け止めていくような「したたかさ」。
泥にまみれながらも、生きていくために、自分に必要なことを選択できる強さだ。

行為が終わった後、男性に向けた笑みがまさにそうだった。
彼女はそうして、汚れた体で、汚した体で、したたかに生きていくのだろう。

汚れた手で、彼女は目をこする。
彼女の視界はもう、開けていた。

……という凄い読切なので、読める方はぜひ。
全体的に落ち着いたテイストでありながら、読み終わった後にひどく心に刺さってくるような作品だ。
彼女は後年、自分がしたことを「バカだった」「若かった」と振り返るかもしれない。でもそれは「その時の彼女」が感じることで、「今の彼女」には必要な行為だったのではないか……と思わされてしまった。

雨が降るたびに、思い出して、自分のこれまでの生き方やこれからの生き方を考えたくなってしまう気がする。
水しぶきや泥のかかった靴で、私達は歩いていくのだから。

『初恋ゾンビ』...

日常日常に倦む子供達は、ふとそこに潜む闇……影、死角、秘密の空間……を見つける。自分だけの楽しい「夜の時間」は、本当は危うくて、触れてはいけないと知る。


大庭賢哉大庭賢哉先生の二冊目の単行本は「ユリイカ」の青土社から。『トモネントモネン』より線が整理された、親しみやすい絵。ハードカバーも漫画には珍しく、名久井直子氏の装丁で「大人の児童書」の雰囲気を醸す。

子供達は世界に疑問を持ち、見えない世界を空想し、その世界に迷い込む。現実への帰還を巡り、時にシビアな冒険と決断を経て、子供達は、現実世界を生きる勇気と希望を手にする。

子供も大人も、ちょっぴり怖い空想世界にドキドキした後に、前向きな気持ちになれる作品集だ。

●今日、犬が届く
届いたプードルはやたらでかい。対して動物園の白熊が妙に可愛い。明らかにおかしいのに、名付けられ、定義された彼らに何も疑問を持たない人々の中に……。

郵便配達と夜の国郵便配達と夜の国
現実に倦んだ少女は郵便配達夫と旅に。見知らぬ場所に行けると思ったのに……。

●森
弟が産まれてから、家族に構ってもらえない女の子は、家出して変な森に迷い込む。そこで会った少年は……誰?

●逃げたオオカミ
怖がりの弟に「狼と七匹の子ヤギ」の狼の最期を端折って話したら、弟は狼の行方が怖くなった。曲がり角の向こうには……?

●お引っ越し
幼稚園の先生は、僕らが帰った後、幼稚園を独り占め?確かめようと隠れていたら……。

●隣のミミ子
裏山にフクロウがいるかも!翌日現れた転入生に、夜の森に誘われて……。

●まねっこさがし
ガサツなヨリ子が隣町で目撃された。どうやら自分の偽物がいるらしい。捕まえるため、ちょっとおしとやかに変装。しかし……。

●きつねしばい
幼稚園の劇でキツネ役になりきったサチコ。役のままで道を歩いていると、動物の言葉が分かるように!そのまま動物のテリトリーテリトリーへ。

●6:45
地下坑道を抜け、日のもとへ。昼から夜、そして昼へと歩き続ける少女と犬の、見開きイラスト集。

●ひきだしのなか
自分の机が欲しい少女は、海岸で古びた机を見つける。少しずつ自分の秘密を作っていく。

(画像は30ページより引用)

日常に倦む子供...

ずっと思い出せない漫画があります。知っていたら情報教えてください。

・25年くらい前、もしくはそれ以上前
・単行本は一巻だけ、もしくは上下巻か二巻まで
・絵は昭和のテイスト。少年向けだったと思います。そんなに
お色気要素はなかったような。少年マガジン、週刊少年ジャンプジャンプ、サンデーらへんのコミックではなかった気がします。結構しっかりした線。うろ覚えですが、スレイヤーズスレイヤーズみたいな感じをもっと男っぽくというか、線強くしたみたいな感じ。世界観もそんな感じ。日本でも外国でもない異世界、ドラクエみたいな。
・ドタバタコメディみたいな感じで、女の子が主人公だった気がする。
・喋る亀が出てきたような気がします。
・博士みたいなのが出てきてたような気がする。こいつが実験かなんかでみんなを巻き込んで物語が展開していたような。

覚えているのは、耳かきみたいな形をした巨大な木の棒みたいなのを取りに行き、それにホウキみたいにのっていたような気がします。
あと、血湧き肉躍るってフレーズが出てくるんですけど、それに漫画の中の天然キャラかなんかが意味理解していなくて、「ちわき、、、肉がおどる、、、!??」みたいな感じで自分の中で想像して、プールプールで使うみたいな浮き輪から血がピューピュー飛び出てるやつと、焼肉みたいな肉たちが陽気に踊ってるのを想像して、別のキャラクターがその想像に「ちがーう!」みたいな感じで突っ込んでた気がします。

こんな曖昧ですが知ってる方いましたら教えてください

子供の頃、秘密基地(笑)で読んだエロ漫画雑誌に掲載されていたタイトルや漫画家さんの詳細を求めています。
僅かな記憶を頼りに、暇をみて探すうちに気が付けば20余年、いいかげん自力では不可能と判断…
何卒、みなさんのお知恵をお貸しくださいませ。

トレジャーHUNTER×HUNTER カラー版ハンターを生業とする女の子(モノクロなので推測ですが金髪or明るい色のロングヘア)が遺跡っぽい場所の罠を掻い潜り、
見事に財宝をゲットした直後、ごろつき3人くらいに輪される…という内容だったと思います。
タイトルには確か「トラップ」という単語が…
~バスターだったか~ハンターだったか、そんな感じの語呂が記憶の断片に…
発行は1995年より前、本の状態も極端に悪くも古くもなかったので
1990年前後~1995年と思われます。

以上、ざっくり且つ少ない手がかりで大変申し訳ありません。
「○○先生の古い頃の作品にそんなんあったような…」みたいなのでも結構ですので、
どんなに小さな情報でもお寄せ頂ければ幸いです。

皆さんのお力添えを、改めてよろしくお願い申し上げますorz

  村田ひろゆきの「工業哀歌バレーボーイズ」ですかね   https://manba.co.jp/boards/10300/books/50

  村田ひろゆきの「工業哀歌バレーボーイズ」ですかね   https://manba.co.jp/boards/10300/books/50

@虎子

これです!ずっと探していたのですっきりしましたありがとうございます(;Д;)(;Д;)

マンバのみなさん、あけましておめでとうございます!今年もモリモリ漫画を読んでいきましょう📚 私の今年の目標は「積読をなくす」です。買ったらすぐ読んで、読み終わらないうちは新しい作品は買わないようにできたらいいな…(弱気)

マンバのみなさん、あけましておめでとうございます!今年もモリモリ漫画を読んでいきましょう📚 私の今年の目標は「積読をなくす」です。買ったらすぐ読んで、読み終わらないうちは新しい作品は買わないようにできたらいいな…(弱気)

@ぺそ

あけましておめでとうございます。
いやいや、私の今年の目標は「積読を恐れない」です(笑)。
2019年の年末休みは「積読」にしていたものを纏めて読みきって大満足。
「フ・・やはり、これは面白そうだと思った俺は間違っていなかった」
と、この年末は自己満足に浸りました。
いや、ホントに面白そうだと思ったならスグ読み終えるだろ、ってのが正論だし、
買ってすぐ読めば、次のオモシロ作品にすぐに出会えただろうし、
積読にしていた漫画のなかに地雷があったら
この年末は激しく自己嫌悪に陥っていたリスクもあったわけですが。

ちなみに積読にしていたのは「昭和元禄落語心中昭和元禄落語心中」です。

これもタイムリープなんだろうか。読み終わってから気づく事がいくつかあり、そういう事なのかなーと感心した。

主人公の苗字は後半までほぼ関係ないので忘れてるけど(というか出てこないかも?) 民俗学的に外せないとある岩手県の物語だったりとかにルーツルーツが直結していたり。

叶多でカナタと読むのは「多くを叶える」ということだろうね。

何にせよバーッと4.5巻まで読み終わって、面白かったという感想でした。
ちょっと惜しいんだよなぁ…というのが引っかかるけど。

大人になって『ブラックサッドブラックサッド』というバンドデシネを読みました。ハードボイルドな黒猫の探偵ブラックサッドが主人公。骨太でビターな物語…実に素晴らしい作品です。

しかし。しかしだ。
我々はハードボイルドな猫を…それも黒猫を…他にも知っているんじゃないか…?

そう、それがサイボーグクロちゃんサイボーグクロちゃんです!

クロちゃんはちょっぴりひねくれ者の黒猫で、ついでに不死身で最強のサイボーグです。

かつての仲間グレーやマタタビとの絆、電気スタンドのガールフレンドガールフレンドナナちゃんへの愛、異世界サバイバルサバイバル編での誇りを賭けた死闘(※このマンガには異世界編があります)、辛い境遇に置かれたゴローとチエ子ら子どもたちへの想い…。
語り尽くせるものではありませんが、クロちゃんはいつも大切な誰かへのアツい気持ちを胸に秘めて戦っています。

不平不満を言いながらも、誰かが困っていたら必ず手を差し伸べてニヒルな笑みを浮かべて助けるのです。猫なのに。カッコイイ。
だから周りにはいつも賑やかな仲間が集っています。本人がどれだけ孤高を気取っていても…。

思えばこのハードボイルドな黒猫の生き様にずっと憧れている気がします。
クロちゃんはいつまでも僕のヒーロー。ヒーローです。

昨今、eスポーツなるものが盛んになり「プロゲーマー」という職業の地位もある程度認知を得てきたのでは?と感じます。

本作は、そんなプロゲーマーの、日本人元祖ともいえる梅原大吾梅原大吾(通称ウメハラ)の物語。
私自身ゲームが大好きだったこともあり、もう20年以上前に彼がストゼロⅢの世界大会で優勝(しかも圧倒的強さで)したころから、カリスマとして君臨しております。
なので、当時に近しい時代のことを描いているこの作品は、ファンとしては垂涎ものでした。

しかし、そうではない人ーつまり、ウメハラのことはよく知らない、ゲームはやらない人にとっても楽しめると断言できる、2つのポイントがあります。

まず、ウメハラという人間に魅力があることです。

どの業界においてもそうなのですが、先駆者としてメイキングロードした人物というのは、
知識やスキルが卓越しているだけでなく、なにかしらの美学ともいえる強烈な哲学を持っていると思うのです。

つまり、ウメハラの凄さというのは「ただゲームがうまい」ことにとどまらないところなのです。

プロとして誰よりも強ければいいわけじゃない。
勝つために何でもしていいわけではない。
より多くの観衆を沸かせ、業界を拡大させていくことに責任と使命感をもち、その上でさらなる高みを目指すという姿勢に魅了されるのです。
その思考法や意志力はビジネス書にもなるくらい、業界を超えて影響を与えております。

この自分を厳しく律し、道を極める姿は、ただのプロではない。
求道者だと感じております。

次に本作が楽しめるポイントは、ゲームを通した人間模様がしっかり描かれていることです。

ゲームって一人でやるものという印象があるかと思いますが、舞台はゲームセンターなので色んな人がいます。
学生から普段何やっているかわからない人まで。ホントに多種多様なのですが、そこではゲームが強ければ、バックグラウンド関係なく受け入れてくれる謎の寛容さがあります。
特に実話を元にした作品だからか、フィクションにはない人物の深みがあって、これが良い味出しているのです。

そういう人たちと時にライバルだったり、時に仲間として切磋琢磨しあって、強くなることに貪欲な姿勢は刺激をうけます。
生活削って何かに打ち込んでいる姿は、対象が何であれ純粋に胸アツくなるものです。

画力も高く、ゲーム描写の疾走感と臨場感たっぷりに描かれた演出にも惹きつけられ、これまでの人物描写と相まって、勝利した瞬間にはある種のカタルシスを覚えます。

また、現代のように昔は、eスポーツ(ないしはユーチューバー)などで周囲に知られるような活躍の場がなかったわけですから、
昔はこういう人がいて、自分はこういう人たちに鍛えられたのだ、ということを伝えたいウメハラの強い意志を感じます。
今のeスポーツ業界の発展があるのは、こういう人たちのおかげなのだ、というのを伝えたいのだと。

そこにもプロゲーマーの域を超えた「ウメハラ」の神髄がある気がしてなりません。

本作だけでなく、youtubeとかの動画サイトで「梅原大吾」と検索すれば、奇跡ともいえるゲームのうまさとか、講演会などで彼の思考の一端が聞けるものとか、いくらでも出てくるのであわせて見て欲しいです。