sogor25
1年以上前
舞台は修練を重ねた限られた者のみが使える力であった魔術が技術の発展により誰でも使えるようになった世界。
しかし、魔術を使うための魔術装置を生産する際に「汚れ」と呼ばれる廃棄物が生じ、「汚れ」に取り憑かれた獣たちが魔獣となり人々の生活を脅かすようになっていました。
この作品はそんな世界で魔獣から「汚れ」を取り除き安全な獣に戻す、“掃除屋”と呼ばれる仕事をする姉のリグティアと弟のセオドアという姉弟を描く作品です。
天才魔術師であるリグティアと魔術は使えないけど心優しいセオドアの2人が様々な魔獣を掃除して元に戻す様子が描かれる中で、魔術装置の発達によってリグティアが魔術師としての存在意義を問われてしまう様子や、魔術装置の便利さと引き換えに生み出され続ける魔獣の存在など、端々に深い世界設定が垣間見えるファンタジー作品です!
1巻まで読了