mampuku1年以上前『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン』をフォローをしましたキャラ良し、絵良し、ストーリー良し、どちゃくそカッコいい女主人公現る傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 磯見仁月mampuku『薬屋のひとりごと』流行ってますね。「デキる女が仕事で活躍する痛快ストーリー」がお好きでしたら、声を大にしておすすめしたいのがこの漫画です。この投稿時点でまだ8話ですが、めちゃくちゃ面白いです。 男社会の近世ヨーロッパで、ヘンな目で見られながらも男顔負けの仕事っぷりをする痛快女主人公、と言うと『アルテ』みたいな話だなと最初思ったのですが、読んでみると想像以上に深くて熱いストーリーとかっこいいヒロインに圧倒されました。 この手の漫画ってマウントの取り合い虚勢の張り合い、言い負かしたのなんのって展開になりがちなのがイマイチ好かんのですが、こういう言い方もなんですが『ローズ・ベルタン』は「ちゃんと面白い」のがいいですねw 絵にも力があるので、彼女が仕立てたドレスでクライアントが大変身するシーンの大ゴマはどれも息を呑む美しさで迫力があります。Web漫画の申し子みたいな漫画ストーカー行為がバレて人生終了男 芥瀬良せら 門馬司mampukuよく考えたら中身ペラッペラなのに続きが気になって仕方がなくフリックする手が止まらない。 展開はとにかく行きあたりばったりで、着地点が見えないまま、冴えない主人公が謎の美女に振り回され続ける。襲われたり逮捕されたり色香に惑わされたり、この手の媒体の読者は長期にわたる伏線を憶えていられないという判断なのか短期的に「続きが気になる」仕掛けが矢継ぎ早。 また、サブタイトルによるネタバレも厭わない「見られてナンボ」なスタイルは視聴率主義の時代の昔のアニメを思い出されますね。『城之内、死す』芸能界を閉鎖的な「ムラ」に見立てた「アイドル30人殺し」イジメカエシ。-復讐の31(カランドリエ)- 村下玖臓mampuku 『悪食王』のときから「この作者ひょっとしてやべぇ奴なのでは…?」と思ってましたが、思った以上にやべぇ奴でした。 31人のアイドルが殺し合う、正確には1人の主人公が他全員を殺して回るんですが、表紙とは裏腹にイキイキと、キラキラ笑顔でぶっ殺しまくるぶっ壊れっぷりがなかなかにサイコでいい感じです。WEB漫画が「より過激に」「より刺激的に」を目指すなら「これくらいはやれよ」というお手本になりそう。 何が面白いって、デスゲームやバトロワ系漫画の多くは、大量の人死にが出ても社会的に騒ぎになったり警察などの公権力に介入されることによってゲームに水を差されないように、異空間や閉鎖空間に閉じ込めてから殺し合いをさせますが、「この業界は隠蔽体質なので」の一言で済ませる強引すぎるスタイル。天才かよ!それでも私はジャケ買いをやめないSOCIAL SURVIVAL RABBITS ソーシャル・サバイバル・ラビッツ リコP シンジョウタクヤmampuku今どきそんな……ってレベルでどテンプレなデスゲームですね。にしては絵がめちゃくちゃ良いので売れる可能性は多少感じる漫画です。 どテンプレとは言ったものの、下品(褒め言葉)な方向にエスカレートが著しい気はします。主人公がプレイヤーになってリアルに女の子をガチャで引いたり(?)、ツカミと言わんばかりにいきなり美少女が雑に惨死したり(ちなみに主人公の過失で死んだにも関わらず誰も特にそこには触れず流される)、重たいのが続いたと思えば最新のマガポケの無料分では一転シリアスギャグに走っていたり……常に読者のリアクションを見ながら刺激を与え続けることに徹底していますね、良くも悪くもというか。デスゲーム漫画の、一部の傑作を除くほぼ全てに感じることですが、展開が雑w 絵が良いとは言っても「堕イドル」ほど突き抜けて圧倒的に良いわけではない上に、作家のコンディションで意外と崩れたりするものでもあるのでそこに依存せず面白い作品づくり目指して欲しいですけどね。これからは「ギャグ顔」じゃなくて「顔芸」の時代ようかい居酒屋 のんべれケ。 noncomampuku顔芸とリアクションが可愛い美少女ドタバタコメディです。マガジンポケットで3話まで無料で読めます。 https://pocket.shonenmagazine.com/article/entry/yokaiizakaya_20190908 表紙からもある程度わかるように、絵の可愛さと洗練度がトップクラスです。可愛さの質や可愛さの圧といった画力の安定度では「五等分の花嫁」や「この美術部には問題がある!」に比肩しうると感じます。 SHIROBAKOのみゃーもり、このすばのアクア様といった顔芸が可愛いヒロインが好きな人にもおすすめです。同じリアクションでもモンスガやネギまなどで広く見られるような「ギャグ顔」ではなく、あくまでキャラデザインを活かした「変顔」こそこれからの萌えのスタンダードなのではないかなと思います。お色気との相性もいいしねニッチでクリティカルで、ちょっと惜しいピンクロイヤル あまのあめのmampuku 魔法少女あつめてデスゲームとかサバイバルみたいな作品ってここ10年多いですが、それの戦隊モノ版みたいなやつです。 幼い頃に戦隊の紅一点にいろんな意味で恋してしまい、悶々としたなにかに目覚めちゃった人、いると思うんですが、あの頃のあのときめきを思い出させてくれる漫画って意外となくて、書店で偶然「なんじゃこりゃ」と出会ったのがこれでした。版元もレーベルもドマイナーすぎる…作家さんも知る人ぞ知るって感じ。こういうのが奇跡的に転がってるのが神保町の書泉グランデなんだよな。恐ろしい場所だ。 絵はべらぼうに上手く、なんでこんな辺境でわけのわからない作品を描いてるのか解らないほど素敵な絵を描くので、大事にされてほしいし大事にしたい……(Cien的な意味で暴力的にカワイイうちの師匠はしっぽがない 幸村誠 TNSK 小田すずか 櫓刃鉄火mampuku 上方落語×ファンタジー×けもカワ!! 設定盛りすぎでは!?と心配になるも、可愛さとユルさが全てを包み込むことで、「よつばと!」「ふらいんぐうぃっち」のように無限に読み続けたくなる中毒性を帯びています。 一話完結形式で、落語のようにオチがついてて毎回安心して読めます。 上方落語、漫画や創作で触れるのはたぶん初めてなので新鮮でした。じっさい本物を聞いてみると東京とは違うのでしょうか奇跡の超クオリティでコミカライズされる、近世ファンタジーFairy gone フェアリー ゴーン 不二涼介 FiveFairyScholarsmampuku「進撃の巨人 LOST GIRLS」「ワールドエンドクルセイダーズ」の作者が、P.A.WORKSによるオリジナルアニメをコミカライズ。これほどの高クオリティなアニメ作品のコミカライズは、なかなかお目にかかれないです。 ジャンル的にはスタンド系の能力バトル。元がアニメなので、キャラデザ、ストーリー、世界観など、作品の基礎の部分がしっかりしているので、そこに不二先生の画力が加わって鬼に金棒って感じ。 最近はファンタジーの舞台といえば中世欧州(トールキン)かドラクエが主流ですけど、ぶっちゃけ、近世ヨーロッパ風が一番最高じゃないですか??? 「鋼の錬金術師」「進撃の巨人」「天空の城ラピュタ」「幼女戦記」「プリンセス・プリンシパル」「終末のイゼッタ」などなどなど 蒸気機関があって、銃撃戦があって、レトロな車や列車が走ってて、それら凌ぐ魔法の力で雑兵を蹴散らしたり強敵と決戦したり。中世なんかより100万倍ロマンがあると思います。これこそ読みたかった、由緒正しきセカイ系たった一人の君と七十億の死神 ツカサ 松永孝之mampukuそれ以外に説明の必要がないくらいセカイ系です。 「最終兵器彼女」や「イリヤの空、UFOの夏」などのかつての代表的なセカイ系作品と違い、主人公の少年は蚊帳の外で無力感に打ちひしがれるのではなく、自ら力を手にして戦います。少年漫画だからというのもあるでしょうが、個人的には「交響詩篇エウレカセブン」「ラーゼフォン」「ギルティクラウン」といったアニメ作品を連想する雰囲気を感じました。 逆にキャラ設定はどことなくラノベっぽさを覚えましたが、調べたら原作は『銃皇無尽のファフニール』の人とのことなので納得。作画の人はまだあまり実績がないようです。荒削り感はあるものの魅力的なキャラクターを描くので今後も応援していきたい作家さんです。 (2巻読了、3巻で完結だそうなので、この後買って読んで追記するかも)もの凄くリアルな共学の空気感日々是平坦 迂闊mampukuこれはかなり新感覚のラブコメ……!さすが「楽園」、意欲的だ。 コミックスの前後半でテイストが変わります。 前半は、真面目系委員長キャラのメガネ男女がピュアすぎる交際をします。可愛いやら初々しいやら恥ずかしいやら、もうさっさと爆発するか結婚するかしてくれって感じです。 後半は同じクラスで描かれる群像劇風で、男子高校生の日常ならぬ共学高校生の日常って感じ。そう簡単にラブには発展しない、十代男女のバカバカしい日常が展開されながらも、ピュアラブがすぐ隣り合わせにある生活。なんというか斬新です。コントラストがすごい。「祝いの席」「夜の世界」「女子会」の主役シャンパーニュ 長友健篩 城アラキmampuku漫画Timesに載ってそうな絵柄で、漫画Timesに載ってそうなウンチク話ですね。スパークリングワインだけに絞られたテーマはなかなかにニッチ。 同じグランドジャンプで連載のウンチク漫画「王様の仕立て屋」や、ワインを題材とした金字塔「神の雫」などと比べるのは流石に酷かもしれませんが、ややストーリーの粗が目立ちます。ただ、女の子に夢見がちなおじさんが書いた漫画って感じで女の子が可愛いです。ジェンダー観にうるさい人は嫌な顔をするかもしれませんが、私はこういうのこそフィクションの醍醐味だと思うので支持します « First ‹ Prev … 16 17 18 19 20 21 22 23 24 … Next › Last » もっとみる
mampuku1年以上前『傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン』をフォローをしましたキャラ良し、絵良し、ストーリー良し、どちゃくそカッコいい女主人公現る傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 磯見仁月mampuku『薬屋のひとりごと』流行ってますね。「デキる女が仕事で活躍する痛快ストーリー」がお好きでしたら、声を大にしておすすめしたいのがこの漫画です。この投稿時点でまだ8話ですが、めちゃくちゃ面白いです。 男社会の近世ヨーロッパで、ヘンな目で見られながらも男顔負けの仕事っぷりをする痛快女主人公、と言うと『アルテ』みたいな話だなと最初思ったのですが、読んでみると想像以上に深くて熱いストーリーとかっこいいヒロインに圧倒されました。 この手の漫画ってマウントの取り合い虚勢の張り合い、言い負かしたのなんのって展開になりがちなのがイマイチ好かんのですが、こういう言い方もなんですが『ローズ・ベルタン』は「ちゃんと面白い」のがいいですねw 絵にも力があるので、彼女が仕立てたドレスでクライアントが大変身するシーンの大ゴマはどれも息を呑む美しさで迫力があります。Web漫画の申し子みたいな漫画ストーカー行為がバレて人生終了男 芥瀬良せら 門馬司mampukuよく考えたら中身ペラッペラなのに続きが気になって仕方がなくフリックする手が止まらない。 展開はとにかく行きあたりばったりで、着地点が見えないまま、冴えない主人公が謎の美女に振り回され続ける。襲われたり逮捕されたり色香に惑わされたり、この手の媒体の読者は長期にわたる伏線を憶えていられないという判断なのか短期的に「続きが気になる」仕掛けが矢継ぎ早。 また、サブタイトルによるネタバレも厭わない「見られてナンボ」なスタイルは視聴率主義の時代の昔のアニメを思い出されますね。『城之内、死す』芸能界を閉鎖的な「ムラ」に見立てた「アイドル30人殺し」イジメカエシ。-復讐の31(カランドリエ)- 村下玖臓mampuku 『悪食王』のときから「この作者ひょっとしてやべぇ奴なのでは…?」と思ってましたが、思った以上にやべぇ奴でした。 31人のアイドルが殺し合う、正確には1人の主人公が他全員を殺して回るんですが、表紙とは裏腹にイキイキと、キラキラ笑顔でぶっ殺しまくるぶっ壊れっぷりがなかなかにサイコでいい感じです。WEB漫画が「より過激に」「より刺激的に」を目指すなら「これくらいはやれよ」というお手本になりそう。 何が面白いって、デスゲームやバトロワ系漫画の多くは、大量の人死にが出ても社会的に騒ぎになったり警察などの公権力に介入されることによってゲームに水を差されないように、異空間や閉鎖空間に閉じ込めてから殺し合いをさせますが、「この業界は隠蔽体質なので」の一言で済ませる強引すぎるスタイル。天才かよ!それでも私はジャケ買いをやめないSOCIAL SURVIVAL RABBITS ソーシャル・サバイバル・ラビッツ リコP シンジョウタクヤmampuku今どきそんな……ってレベルでどテンプレなデスゲームですね。にしては絵がめちゃくちゃ良いので売れる可能性は多少感じる漫画です。 どテンプレとは言ったものの、下品(褒め言葉)な方向にエスカレートが著しい気はします。主人公がプレイヤーになってリアルに女の子をガチャで引いたり(?)、ツカミと言わんばかりにいきなり美少女が雑に惨死したり(ちなみに主人公の過失で死んだにも関わらず誰も特にそこには触れず流される)、重たいのが続いたと思えば最新のマガポケの無料分では一転シリアスギャグに走っていたり……常に読者のリアクションを見ながら刺激を与え続けることに徹底していますね、良くも悪くもというか。デスゲーム漫画の、一部の傑作を除くほぼ全てに感じることですが、展開が雑w 絵が良いとは言っても「堕イドル」ほど突き抜けて圧倒的に良いわけではない上に、作家のコンディションで意外と崩れたりするものでもあるのでそこに依存せず面白い作品づくり目指して欲しいですけどね。これからは「ギャグ顔」じゃなくて「顔芸」の時代ようかい居酒屋 のんべれケ。 noncomampuku顔芸とリアクションが可愛い美少女ドタバタコメディです。マガジンポケットで3話まで無料で読めます。 https://pocket.shonenmagazine.com/article/entry/yokaiizakaya_20190908 表紙からもある程度わかるように、絵の可愛さと洗練度がトップクラスです。可愛さの質や可愛さの圧といった画力の安定度では「五等分の花嫁」や「この美術部には問題がある!」に比肩しうると感じます。 SHIROBAKOのみゃーもり、このすばのアクア様といった顔芸が可愛いヒロインが好きな人にもおすすめです。同じリアクションでもモンスガやネギまなどで広く見られるような「ギャグ顔」ではなく、あくまでキャラデザインを活かした「変顔」こそこれからの萌えのスタンダードなのではないかなと思います。お色気との相性もいいしねニッチでクリティカルで、ちょっと惜しいピンクロイヤル あまのあめのmampuku 魔法少女あつめてデスゲームとかサバイバルみたいな作品ってここ10年多いですが、それの戦隊モノ版みたいなやつです。 幼い頃に戦隊の紅一点にいろんな意味で恋してしまい、悶々としたなにかに目覚めちゃった人、いると思うんですが、あの頃のあのときめきを思い出させてくれる漫画って意外となくて、書店で偶然「なんじゃこりゃ」と出会ったのがこれでした。版元もレーベルもドマイナーすぎる…作家さんも知る人ぞ知るって感じ。こういうのが奇跡的に転がってるのが神保町の書泉グランデなんだよな。恐ろしい場所だ。 絵はべらぼうに上手く、なんでこんな辺境でわけのわからない作品を描いてるのか解らないほど素敵な絵を描くので、大事にされてほしいし大事にしたい……(Cien的な意味で暴力的にカワイイうちの師匠はしっぽがない 幸村誠 TNSK 小田すずか 櫓刃鉄火mampuku 上方落語×ファンタジー×けもカワ!! 設定盛りすぎでは!?と心配になるも、可愛さとユルさが全てを包み込むことで、「よつばと!」「ふらいんぐうぃっち」のように無限に読み続けたくなる中毒性を帯びています。 一話完結形式で、落語のようにオチがついてて毎回安心して読めます。 上方落語、漫画や創作で触れるのはたぶん初めてなので新鮮でした。じっさい本物を聞いてみると東京とは違うのでしょうか奇跡の超クオリティでコミカライズされる、近世ファンタジーFairy gone フェアリー ゴーン 不二涼介 FiveFairyScholarsmampuku「進撃の巨人 LOST GIRLS」「ワールドエンドクルセイダーズ」の作者が、P.A.WORKSによるオリジナルアニメをコミカライズ。これほどの高クオリティなアニメ作品のコミカライズは、なかなかお目にかかれないです。 ジャンル的にはスタンド系の能力バトル。元がアニメなので、キャラデザ、ストーリー、世界観など、作品の基礎の部分がしっかりしているので、そこに不二先生の画力が加わって鬼に金棒って感じ。 最近はファンタジーの舞台といえば中世欧州(トールキン)かドラクエが主流ですけど、ぶっちゃけ、近世ヨーロッパ風が一番最高じゃないですか??? 「鋼の錬金術師」「進撃の巨人」「天空の城ラピュタ」「幼女戦記」「プリンセス・プリンシパル」「終末のイゼッタ」などなどなど 蒸気機関があって、銃撃戦があって、レトロな車や列車が走ってて、それら凌ぐ魔法の力で雑兵を蹴散らしたり強敵と決戦したり。中世なんかより100万倍ロマンがあると思います。これこそ読みたかった、由緒正しきセカイ系たった一人の君と七十億の死神 ツカサ 松永孝之mampukuそれ以外に説明の必要がないくらいセカイ系です。 「最終兵器彼女」や「イリヤの空、UFOの夏」などのかつての代表的なセカイ系作品と違い、主人公の少年は蚊帳の外で無力感に打ちひしがれるのではなく、自ら力を手にして戦います。少年漫画だからというのもあるでしょうが、個人的には「交響詩篇エウレカセブン」「ラーゼフォン」「ギルティクラウン」といったアニメ作品を連想する雰囲気を感じました。 逆にキャラ設定はどことなくラノベっぽさを覚えましたが、調べたら原作は『銃皇無尽のファフニール』の人とのことなので納得。作画の人はまだあまり実績がないようです。荒削り感はあるものの魅力的なキャラクターを描くので今後も応援していきたい作家さんです。 (2巻読了、3巻で完結だそうなので、この後買って読んで追記するかも)もの凄くリアルな共学の空気感日々是平坦 迂闊mampukuこれはかなり新感覚のラブコメ……!さすが「楽園」、意欲的だ。 コミックスの前後半でテイストが変わります。 前半は、真面目系委員長キャラのメガネ男女がピュアすぎる交際をします。可愛いやら初々しいやら恥ずかしいやら、もうさっさと爆発するか結婚するかしてくれって感じです。 後半は同じクラスで描かれる群像劇風で、男子高校生の日常ならぬ共学高校生の日常って感じ。そう簡単にラブには発展しない、十代男女のバカバカしい日常が展開されながらも、ピュアラブがすぐ隣り合わせにある生活。なんというか斬新です。コントラストがすごい。「祝いの席」「夜の世界」「女子会」の主役シャンパーニュ 長友健篩 城アラキmampuku漫画Timesに載ってそうな絵柄で、漫画Timesに載ってそうなウンチク話ですね。スパークリングワインだけに絞られたテーマはなかなかにニッチ。 同じグランドジャンプで連載のウンチク漫画「王様の仕立て屋」や、ワインを題材とした金字塔「神の雫」などと比べるのは流石に酷かもしれませんが、ややストーリーの粗が目立ちます。ただ、女の子に夢見がちなおじさんが書いた漫画って感じで女の子が可愛いです。ジェンダー観にうるさい人は嫌な顔をするかもしれませんが、私はこういうのこそフィクションの醍醐味だと思うので支持します
『薬屋のひとりごと』流行ってますね。「デキる女が仕事で活躍する痛快ストーリー」がお好きでしたら、声を大にしておすすめしたいのがこの漫画です。この投稿時点でまだ8話ですが、めちゃくちゃ面白いです。 男社会の近世ヨーロッパで、ヘンな目で見られながらも男顔負けの仕事っぷりをする痛快女主人公、と言うと『アルテ』みたいな話だなと最初思ったのですが、読んでみると想像以上に深くて熱いストーリーとかっこいいヒロインに圧倒されました。 この手の漫画ってマウントの取り合い虚勢の張り合い、言い負かしたのなんのって展開になりがちなのがイマイチ好かんのですが、こういう言い方もなんですが『ローズ・ベルタン』は「ちゃんと面白い」のがいいですねw 絵にも力があるので、彼女が仕立てたドレスでクライアントが大変身するシーンの大ゴマはどれも息を呑む美しさで迫力があります。