ポコニャン
ポコニャン
1年以上前
色んな要素が詰め込まれていてまあまあおもしろい。ツッコミポイントも多々あるるし、共感ポイントちゃんともある。愛されたい願望は別に何歳だろうとあっていいと思うけど、この主人公はその気持ちによって起こす行動の方向が非常に読んでいて不安。多分だけど、こういうマッチングアプリの使い方をしていたら心が疲弊して人と関わるのが嫌になってしまうと思う。そんなことにはならない強靭なメンタルの持ち主(それこそ割り切った関係も楽しく継続できるくらい)ならいいけど、この漫画の主人公はあくまで「誰かの特別になりたい、愛されたい」と思っている以上、やっぱり間違ってしまっているな…と感じます。主人公、見た目は悪くないんだけど、今まで人にどう見られるかを意識して生きてこなかったんだな、というのがわかる描写があり、そこが面白いし身につまされる部分でもありました。 そもそも、低収入だけど実家ぐらしでとくに不自由なく暮らしていた人が、同じようにずっと独身でいると思っていた親友の結婚によって気持ちがぐらつき、焦った結果、こうなってしまったというのがなんとも痛々しい。終いには、親友の妊娠報告に対し「おめでとう」の一言も言わないうえにいたたまれず逃げてしまう。これは重症ですよ。 主人公はただ親友の裏切りが悔しいだけなのか(裏切ったわけじゃないけど)、もしくは幸せそうにしてるのが羨ましいのか、本当に将来を一緒に歩むパートナーが欲しいと気づいたのか、本心はなんなんだろう。そこが自分の中でわからないままただ「誰かに愛されている自分」がほしいだけならこの先とんでもないことになりそうな気がする。まあ漫画としてはそのほうが面白いですけど。
Nano
Nano
1年以上前
引きこもりの中学生桜田ジュンは、怪しげな通販サイトで様々なものを買っては期限ぎりぎりにクーリングオフをするというちょっと暗い趣味を持ちつつ日々を過ごしていた。 ある日、大きな鞄が届く。 こんなもの頼んだ覚えはないと思いつつ開けてみると、そこには美しい少女人形が入っていた。 薇を回してみると、なんとその人形はまるで生きているかのように喋り動き出すのだった。 彼女は真紅と名乗り、そしてジュンに問う。 「死にたくなければ、誓いなさい。薔薇の指輪にかけて」 20周年&愛蔵版発売おめでとうございます!!! ずっと昔から大好きな作品です。人生のバイブルです。 まず画がずっと美しい。書き込みすごい。 小学生時代めちゃくちゃ模写したのを覚えています。大変だった。 そして個性豊かなキャラクター。 7体のドールズと人間たち。みんな魅力的。 特に蒼星石が本当にマジで大好きです。愛してます。 彼女の事を語り出すとキリがないので割愛させていただきます。 それとローゼンメイデンには数々の名言があると思います。 帯にも書かれている真紅の「闘うことって生きるってことでしょう?」はすごく印象深いし、とてもいい言葉だと思います。 アニメもすごくいいです。声優さんが合いすぎてる。 旧アニメも新アニメも何週もしました。 私の人生で最も影響を受けた作品といっても過言ではないくらい、今までずっと触れてきた作品です。 今回20周年ということで刊行された愛蔵版、これさえ読めば漫画ローゼンメイデンのこと丸わかりです。 今まで触れてこられなかった方も、この機会にぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか!