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あうしぃ@カワイイマンガ
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2020/04/22
並行世界からの侵略防衛百合 #1巻応援
並行世界からの侵略者「壊獣」を、緩衝地帯の「壁の中」で殱滅する「防壁師」。共に防壁師を目指していた親友を壊獣によって喪った新更命乃は、親友の為に壊獣と闘うと決める。 闘い続けるうちに明らかになる事実、隠された秘密。バディを組む隊長が口にする「地獄」とは……? ♡♡♡♡♡ 『γ―ガンマ―』で悩めるヒーロー達×怪獣・怪人の闘いと姉妹百合を描いた荻野純先生。今作では並行世界からの侵略との闘いに相棒百合を掛け合わせて、最初から重い世界観を描いている。 人間と似た体型の巨大な「壊獣」、人工的で無機質な地形の「壁の中」、人知れず戦う防壁師……そこはかとなく暗く、冷徹な世界観に、悲観的な先行きを想起せざるを得ない。 世界や敵に関する重要な事は、毎話少しずつ明かされる。プロの防壁師になった命乃にも、少しずつしか事実は明かされない。そしてふと辿り着いてしまった真相が、命乃を混乱させる。 思いがけない事実に苦悩する命乃に、寄り添う隊長も何かを胸に秘めている。力を合わせて闘う、重い物を背負った二人の関係は、切ない程に尊い。 この先の世界と二人の関係に待ち受けるのは、悲劇か、それとも幸福か……命乃と共に秘された世界の全てを見るまで、気持ちが落ち着かなそうだ。 (個人的には、やはりタイトルの「セメルパルス(semelparous)という言葉が気になるところ。一回結実性、つまり多年草植物が生涯に一度だけ花を咲かせ、枯れてしまうこと。竹やリュウゼツランが有名。この言葉は世界観に関わるのか、防壁師の能力に関わるのか、それとも女性同士の関係性に関わることなのか……。他にも色々なワードから作品世界の空想・予想を楽しめる作品だと思います。絶対考察ブログとか書きたくなるやつです!)
あうしぃ@カワイイマンガ
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2020/04/20
ガチオタに布教される同居生活、からの… #1巻応援
海外赴任する親についていくのが嫌で、実家を他人に貸して大家業をすることにした19歳の今野ゆめ。同居人のお姉さん達はいずれも重度の「ガチオタ」だった! 大家業に悪戦苦闘しつつ、お姉さん達に触発される無気力なゆめに、何か変化は訪れるか?発見の日々、始まる! ▼▼▼▼▼ 「マンバ」に集まる皆さんは、漫画オタクだったり、他にも何らかの濃い趣味をお持ちかと思う。 そういう人であれば、自分の趣味を誰かと共有したい……つまりは「布教」したいと思う一方で、あまり趣味を他人に押し付けて、相手に引かれるのが怖い、という引き裂かれた思いに悩んだ経験がおありではないだろうか? 主人公・ゆめとルームシェアする社会人の2人の女性は、それぞれ何らかのジャンルの「ガチオタ」である。そして、大家のゆめに対して最初は、その事を告げてはいなかった。 しかし、少しずつそれぞれの「推し」がバレていくと、オタクの彼女達はオタク語りが止まらなくなり、その勢いで布教活動を始めてしまう。強く推したいけど、反応が怖くて腰が引ける2人の布教の様子は、きっと多くの人が共感するだろう。 私はとても共感した! 主人公・ゆめは無気力で面倒臭がり。好きなものもなく漫然と生きてきたが、2人との同居で、まずアクティブな2人に惹かれ、関心を持つ。 今まで面倒臭いと切り捨ててきた、目の前の人への関心・共感。それを取り戻すために、興味を持とうという気になったゆめは、努力するうちに、ガチオタ2人が思いもよらなかった方向へ、足を踏み出す。 意外だけれどもしっくりくる、ゆめの「発見」に、読んでいて思わず「そうきたか!」と膝を打ってしまった。 自分で見つけたものほど、強く思い入れてしまうもの。巻末、ゆめが「自分で」見つける瞬間を見てしまうと、もう次巻の展開が楽しみで仕方ない!
あうしぃ@カワイイマンガ
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2020/04/19
ヘタレ×天然の百合感情はすれ違う?
人気アイドル・橘樹里亜(16)は同じ事務所の新人・浅川蘭(16)に一目惚れ。悶々と妄想するだけで何も出来ない樹里亜と、樹里亜への想いが徐々に募っていくのに全く気づかない蘭の、仲良しなのにすれ違うヘンテコ恋物語……この物語に、終わりは来るのか? ♡♡♡♡♡ 蘭に恋した樹里亜は日々、蘭の妄想に勤しみ、息を荒くして悶える変態。しかし蘭はそんな樹里亜の下心に全く気付かず、仕事上ではカッコいい先輩に憧れ、尊敬の眼差しを向ける、見事な天然。真っ直ぐに樹里亜を想う蘭に、ヘタレの樹里亜は気持ちを伝える事すらままならない。 基本噛み合わない、突っ込みどころ満載の二人のやりとり。そこに加えて、百合百戦錬磨のヘアメイク×アイドルのカップルや、レズバンドZLAY(いい語呂だ……)が絡んで、百合濃度を高めるが、彼女らは奔放で、突っ込みどころを増やすばかり。百合ボケのカオス状態……。 そのボケを全て拾うのは、樹里亜のマネージャー・冴木。鬼の様に厳しく樹里亜に突っ込んでいくが、樹里亜は止まらないし、蘭は自覚なく育っていくし、突っ込む対象は増えていくし……。 舌打ちし、毒付き、体を張りやがて疲れ、諦めていく冴木……何気にこの人が、一番面白い。 想い合っているのに噛み合わない樹里亜と蘭のやり取りに、「お付き合い前夜」の甘いドキドキを思い出しながら、行く先にある感動的なドラマに期待して読んでいただきたい!絶対泣くから! そしていちいち名言が多い百合ビジュアルバンドZLAY×樹里亜&蘭のコラボレーションは熱い!ライブの空気感まで想像しながら読みたい。
あうしぃ@カワイイマンガ
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2020/04/17
天地の星、黒鉄の星。
はやて×ブレード、読みました? どうでした?最高でしょ? もちろん続編読みますよねー? というわけで『はやて×ブレード2』です。ツーではありません、「ニャーン」と読んでください。 ★★★★★ 中高一貫女子校・天地学園で、剣技に優れた「剣技特待生(剣待生)」達が、「刃友」(しんゆう)とバディを組んで「星奪り」というランキングを競うお話。 前シリーズでは、熱いドラマと暑苦しいおバカなギャグで、様々な「刃友」達の関係性を描き、感動と笑いで悶死させられた訳ですが、終盤に新たな勢力が編入してきた事で、物語は新たなフェーズに入り、それは「2」に引き継がれます。 「2」の大きな柱として、新勢力「黒組」と旧勢力の、学園統治を巡る全面戦争……会長を完全に引き摺り下ろそうとする黒組に対し、旧勢力が「やっぱ天地会長がラスボスでないと、つまらん!」という結束で立ち向かう争いになっていきます。 しかし一筋縄で行かないのが、我らのラスボス・天地会長。 会長の意向は全ての剣待生を翻弄し、自分を脅かす者達が「自分を見ていない」事に腹を立てると、とんでもない舞台を設定。全ての剣待生が自分を目指し向かってくるように仕向けます。 この物語は全ての剣待生の為に在りながら、最終的には「天地会長」が光り輝く独壇場となっていくのです。 その存在感、圧倒的。 しかし、天地会長の大きな物語から、はみ出す物語がありました。前シリーズで解決しなかった、主人公・黒鉄はやてと、双子の姉・ナギの因縁です。 二人は自らの存在証明を賭けて、ようやく刀を交えます。分かり合えない心、分かってしまう互いの感覚、よく覚えている相手の動き……双子ならではのバトルと感情交換は、どこまでも熱く、尊い。 いつもバカみたいにはしゃいでた黒鉄はやての、全てを曝け出した全身全霊の闘いを、最後まで見届ける物語……その感動も、圧倒的!
あうしぃ@カワイイマンガ
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2020/04/15
バカ・大袈裟・暑苦しい剣撃乙女の相棒物語
中高一貫女子校の天地学園には、剣の腕が評価される「剣技特待生」制度がある。双子の姉の因縁と、古巣の存続を背負って剣技特待生となった中1の黒鉄はやては、過去のトラウマに苦しむ中3の無道綾那と「刃友(しんゆう)」となり、共に上を目指す。 様々な目的とこんがらがった思いを抱えた剣撃乙女達の、熱い青春友情コメディ……笑って泣いて、バカになれ! ★★★★★ 互いの背中を預けて闘う二人、という最高に燃えるシチュエーションの為にあるような、天地学園の「刃友」という相棒システムは、様々な女子二人の関係性を描き出す。 友情、取引、相互補完、主従……スタートはそれぞれだが、そこから信頼関係を構築し、本当の相棒になっていくドラマは熱い。 剣闘漫画としては、速さ・勢い・軽いいなし・重い斬撃etc……強烈なギャグとバトルがテンポ良く交互に展開していく。そして美しい戦闘姿勢の描写が印象的だ。 頂点の天地会長×宮本組から駆け出しのバディまで、性格にリンクした様々な戦闘スタイルも面白く、単純にバトル漫画としても、ワクワクする。 対戦に細かいルールはあるが、面倒な説明は最小限に、様々な例外やイベント、面白ければ何でもありな(天地会長の)姿勢で盛り上げ、見ていて飽きない。 その上で、闘いの中に交わされる感情が、昂り熱を帯びてゆき、私達を揺さぶる。剣を通して、ぶつかり合い理解り合う二人の魂の交感……体を張った激しい漫才の中に織り込まれる感動で、笑い泣きが止まらない! 主人公・黒鉄はやてのハイテンション百合ボケと、あらゆる女子に百合エロを妄想する久我順の存在はあれど、それ以外の人はエロや恋愛とは無縁。それなのに刃友同士の関係性は、ひとつひとつが愛おしい。 百合好きでない人にも、熱い相棒バトルコメディとして絶対楽しめる作品。その一方で、「百合とは女性同士のあらゆる感情の描写である」ということがよく分かる作品でもある。 (それ故、この作品を百合ではなく、敢えて「ロマンシス(女性同士の強固な友情)」と紹介するのもありだと思う) 先ずは3巻〜4巻冒頭、静馬×久我組vs黒鉄×無道組のバトルと、静馬×久我組の「主従」「無二の親友」の関係を越えた重いドラマに泣こう。その先にある沢山のドラマを、読まずにはいられなくなる、はず!
あうしぃ@カワイイマンガ
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2020/04/12
強がり戦闘少女meets正直少年 #1巻応援
転入生の深田一花は、巨大魚の脅威と闘うヒロインだった!彼女は転入早々「私に近づくな!」と宣言する。しかし、隣の席の海月夏蔵は見てしまった。勇敢に巨大魚に立ち向かう一方で、闘いを恐れて泣いている一花の姿を……。 「彼女を守る!」と側にいようとする夏蔵と、彼にツンツンしながらも助けられる一花の、ドタバタバトル&ラブコメディ、面白カワイく進行中! ★★★★★ 「国家公安 対巨大海洋生物治安総局所属、サメガール!」と名乗りを上げて闘う一花は、一瞬、カッコいいのだが、それまでがどうも締まらない。 敵の巨大魚は、様々な魚種の性質が意外と面倒臭く、何処か抜けている一花は簡単に翻弄されてしまう。 それをサポートする夏蔵だが、特別な能力もない彼は、攻略法を見つけるまでに二人で翻弄されながら、いつもエッチなハプニングを起こしてしまう。 日常でもバトルでも、何とも締まらない二人が起こす笑いと、思春期的ドキドキ感が、可愛らしくて面白い! しかし要所で機転と漢気を見せる夏蔵と、それに応えて決める一花のコンビは、何となくいい感じ。そして馬鹿正直に、真っ直ぐに一花に接する夏蔵に、一花は困り、照れ、怒りながらも、彼を信頼し始め……。 このツンデレ、最高やで! 例えば『事情を知らない転校生がグイグイくる。』の川村拓先生や、山本崇一朗先生、または「ツイ4」に見られる様なラブコメを好まれる方には、「こういう先生方がバトル物を描かれたら、こんなかなぁ」という感じで是非読んでみていただきたい。 世界観的には、あらゐけいいち先生や、『不思議なゆうなぎ』の大庭直仁先生が好きな方にもおすすめ! サメのぬいぐるみを装着して繰り出す「サメパンチ」の決め絵が、凝ってて可愛くてすごくいい!
あうしぃ@カワイイマンガ
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2020/04/03
サンリオ的カワイイ姉妹を見守る会
表紙と冒頭カラーの、パステルカラーよりももっと淡い色調のふわふわした感触に、暫しボーッとしてしまう。余りに目が慣れていなくて……でもカワイイ! 本編に入っても、丸い目の女の子達、お菓子、花模様にドットのトーン、そして主人公の父母のあしらい……この可愛さ、サンリオ的。 ♡♡♡♡♡ 主人公は有名子供タレントを妹に持つ女子高生。妹が可愛くて可愛くてたまらない彼女は、妹のために色々頑張るが、料理以外はいまいち不器用。 そんな彼女を妹は頼りなくは思うが、それで全然構わないとも思っているし、しっかりした妹はむしろ姉をリードしていく。 ポヤンとした姉を励まし、操縦し、慰め、それでも結局甘えてくっつく時の、損得抜きの信頼感が微笑ましい。 そしてそんな信頼に応えるべく、妹の無茶振りに奮闘する姉の懸命さ。 うーんこの二人、いつまでも眺めていたい……。 直接的な恋愛表現はほぼ無いが、姉妹の日々の触れ合いの中ではちょっとドキッとする場面もある。それでもいやらしさは無く、ただただ深く想い合う姉妹のやり取りが可愛らしく描かれていて、優しい気持ちになる。 その微笑ましさは周囲に伝わってゆく。妹のマネージャーは「キモい」と言われながらも姉妹を愛で、姉の親友は妹のファンだが、騒ぎ立てずに二人を大切に見守る。 マネージャーや姉の親友の言動に「わかる」と同意しながら、一緒になってファンシーでカワイイ仲良し姉妹を見守っていたい!
あうしぃ@カワイイマンガ
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2020/04/01
世話焼き妹はイケメン姉に敵わない
容姿端麗、みんなに好かれる「カッコいい」高校生のちかみ。彼女の裏の姿は、妹の小学生・るみかしか知らない。 その裏の姿とは…… ●家ではめっちゃダラシナイ ●野菜大嫌い そして…… ●女児アニメのコスプレイヤー そんな「痛い」姉・ちかみを何とかカッコよく保とうと、何かと世話を焼く妹・るみか。ちかみはるみかに叱られながらも、口八丁手八丁でるみかを籠絡。しっかりしてるようでいてコロッと騙される、るみかが可愛い。 カッコいいお姉ちゃんを周囲に自慢したくて奮闘し、姉の交友関係にヤキモキするるみかを、奔放に振舞いながらも要所で安心させてやるちかみ。家庭の都合で二人暮らしの、互いを強く想う心がコメディの要所要所に描かれ、はっきりとした恋愛描写はあまりないのに、しっかり姉妹百合している。 妹に親友にと、ちかみは周囲に恋情と嫉妬心を起こさせる。それだけちかみが良い奴なわけだが、そんなモテモテ姉を、るみかは信頼して愛し続けることが出来るのか? 強い想いはあれど、そんなに深刻にならずに笑いながらもグッとくる、愛らしい姉妹百合コメディだ。 絵とカバーデザインの可愛さだけでも、手元に置いておきたい作品!
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
2020/03/29
それぞれの恋、ゆっくり同時進行中。
短いページに二人の女子の、様々な百合感情のやりとりを切り取る、はちこ先生。この『百合もよう ~咲宮4姉妹の恋~』では、また面白いやり方で様々な百合恋愛模様を描いている。 姉妹物だが、姉妹百合ではない。というか、四姉妹が一緒にいる場面は数少ない。しかし冒頭、女の子同士の恋愛についての姉妹の会話の様子だけで「ああ、この子たちは確かに姉妹だわ……」とはっきり分からせるのがもう、凄い。 本編は長女・次女・三女・四女の恋愛模様を4ページずつ、順番に描いていく。 同じ血を分けた姉妹だが、性格も恋愛模様も四者四様。 ●高校教師の長女は、教え子の高1女子と恋愛中。卒業まで秘密にしたいが……。 ●新人OLの次女は女性課長に片思い中。なかなか踏み込めないが、段々仲良くなってきて……。 ●高校生の三女は大好きな幼馴染に告白される。言われて次第に意識し始める恋。 ●こちらも高校生の四女は「王子様」女子の先輩と交際中。先輩の本当の顔を知っているのは私だけ……。 様々な形の恋模様が、同時進行で少しずつ進んでいく。毎話毎にときめく瞬間やちょっとエッチなやり取りにドキッとさせられる。 四者とも感触の違う、それでいて同じように甘い百合のトキメキを交互に突きつけられると、一人の物語を連続して紡ぐのとはまた違った中毒性があるという、凄い百合発明。 重さは要らない、ただ百合のイチャイチャが見たいんだ!という方……そんな貴方を中毒にする作品だ。
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
2020/03/27
心も体も触れたい二人の百合SS
1ページに百合感情を端的に表現されると、そのページに目を奪われ先に進めなくなる、という感じ、『百合ドリル』を読まれた方にはお分かり頂けるだろうか? 『百合ドリル』は複数の作家さんが寄稿されていたが、『百合百景』とその続刊『百合ごよみ 百合百景2』は、はちこ先生がお一人で、1ページ(時々2〜4ページ)の百合ショートショート(SS)を描き綴っている。 少ないコマで、あるいは一枚絵で、二人の百合的関係性を、割と明るく大らかに、そしてしばしばエッチに描き出す。 非常にスキンシップが多く、読んでいてドギマギしてしまうが、触れたいのに間合いを測りかねたり、触れていても想いは微妙に追いつかなかったり、想い合っているのに互いに気付かなかったり……二人の感情の距離感が色々で面白いし、端的に表現されるせいか心にストレートに響く。 2巻とも女子高生のお話が多いが、女子二人のあらゆる百合関係性を描き出し、更に進んでいくとOLや年の差百合、そして『百合ごよみ』には時節要素も加わり、百合関係性の博覧会の様相。飽きることがない。 私はこの2冊を読むのに、概ね5日はかかった。そのくらい濃厚なこの作品。あなたは何日かけて読む?
あうしぃ@カワイイマンガ
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2020/03/25
十歳差妹の「成長」に姉たじろぐ。 #1巻応援
二人の百合シチュエーションを、あっけらかんと、そしてちょっとエッチに描くはちこ先生の新作は、10歳差姉妹の関係性コメディ。 Twitterで時折見られたこの姉妹のお話が、遂に、ついに書籍化となった事を、まずは言祝ぎたい。待ってました! 形としては、16歳の姉と6歳の妹のやり取りと、それから10年後、26歳の姉と16歳の妹のやり取りが比較されながら描かれる。 姉は年の離れた妹を溺愛。いわゆる「目に入れても痛くない」というやつだ。そして妹も、姉が大好き。 しかし、この「大好き」という言葉が曲者だ。 姉はいつまでもこの言葉を「親愛の情」と受け取るが、成長してしまった妹の感情は……? そして単なるスキンシップからキスに至るまで、6歳と16歳でこんなに意味が変わるのか、ということに、こうして比較して描かれるとはっきり気付かされ、軽く驚く。 ほのぼの仲良し姉妹を見た後に繰り広げられる、妹の成長を掴み切れていない姉にグイグイ迫る妹、ドキドキしつつも妹の真意を図りかね、たじろぐ姉……というやり取りが、クセになる。いつまでも眺めていたい、至上の姉妹百合!