nyae
nyae
1年以上前
そんなにたくさんいるの?と思う人がほとんどなんじゃないでしょうか。 私はこの漫画を読んでそれを知った時、発達障害と呼ぶことに違和感を覚えました。確かに、漫画に描かれてる作者含めた様々な人の「やらかし」を読んでいると、特殊だな、大変そうだな、と感じることが多いです。しかし同時に、そもそも健常(と呼ばれる側)が置いてるハードルも高すぎるんじゃないか、それを超えられない人をまとめて障害と呼ぶのは乱暴なんじゃないかとも感じました。 とはいえ、今まで生きてきたなかで自分の中に埋め込まれてきた 「普通はこうすべき」「こうするのが常識」「これができないなんでおかしい」という思い込みを取り払うのが難しいのも事実(そこは頑張れよという話だが)。 読んでると、ASの人でも関わる人や環境によっては健常同様に生きていける場合もあることがわかります。運と縁とタイミングってやつだな、と思いますけど、健常も同じですよね。 しかし作者もその他の方も、よく今まで無事に生きてこれたなというエピソードが満載です。親しい人にAS等の特徴があったら、今まで生きてきてくれてありがとうと伝えましょう。 あとがきに、「健常」と「障害」は区別であって差別ではないって書いてあったことにもハッとしました。漢字表記を気にして変えたりとか、気遣いのやり方のズレなんだなと。
そんなにたくさんいるの?と思う人がほとんどなんじゃないでしょうか。
私はこの漫画を読んでそれ...
sogor25
sogor25
1年以上前
舞台は土曜日の午前中にも学校があった1990年代のとある中学校。 クラス委員長の2年生・高野真穂にはある秘密がありました。 それは、土曜日の授業が終わったあとのお昼に調理室にこっそり忍び込んで、そこでお昼ごはんを作って食べているということ。 しかしある日、いつものように調理室で1人お昼ごはんを食べているのを同じクラスの野球部の男子・宮森航太に見つかってしまいます。 それをきっかけに、毎週土曜に調理室にやってくるようになった航太と、彼と一緒にお昼を食べることになる真穂の様子を描いた作品です。 密かな楽しみであったお昼の時間を邪魔されたくない真穂と、ただ部活前においしいお昼が食べたい航太。 2人は最初はいがみ合っていましたが、真穂のマジメな性格と航太の無邪気さが予想外に噛み合い、次第にまるで夫婦のようなやりとりをし始める、そんな様子が微笑ましい作品です。 また、作中で描かれているのは一見すると現代と同じような中学校の風景なんですが、よく見てみると1990年代らしい描写がいろんな所にあって、読む人によってはどこか懐かしい、ノスタルジックな雰囲気を感じるかもしれない作品です。 1巻まで読了