まるまる
まるまる
1年以上前
・名前 「 まるまると申します。 」 ・好きな食べ物 「 素麺など細くて長いものが異常に好きです。 」 ・得意な(よく読む)ジャンルは? 「 軸に根強くあるのが少女漫画なので恋愛ものとかが多いですが、最近は拘り無く読むことにしてます。 」 ・敬愛している漫画家は? 「 池野恋先生をはじめとしたりぼんのレジェンド作家さん(主に90年代)。 」 ・紙派、電子派? 「 いまのところほぼ紙ですが、電子も少々。 」 ・紙と電子の買い分けにこだわりがあれば一言! 「 日付が変わった瞬間に読みたいやつは電子で買って、その後紙でも買います。 」 ・最近読んで良かった漫画は? 「 「薔薇はシュラバで生まれる―70年代少女漫画アシスタント奮闘記―」面白いと噂だったので読んだら、やっぱり面白かったです!あとは「ゆびさきと恋々」や池野恋先生の新連載など」 ・みんなに一言!  「 そんなにたくさんクチコミを書く方ではありませんが、しょっちゅうマンバを覗きに来させてもらってます。皆さんのクチコミを読んでは、この世には面白い漫画がたくさんあるんだなあと感動しています。今後もよろしくお願いいたします!」
せのおです( ˘ω˘ )
せのおです( ˘ω˘ )
1年以上前
少女漫画を支えていた1つの作品が、もう「見事」としか言いようがないほど素晴らしい最終回を迎えることができました。 『風光る』は、月刊flowersが創刊号からずっと連載されており、2020年7月号をもって23年間の連載に幕を閉じました。 本作は1997年~別冊少女コミックで連載が開始されましたが、2002年に別冊少女コミックがリニューアルされた際、プチフラワーと別冊少女コミックの一部連載作品を併合した形で創刊された月刊flowersに移籍されました。 flowersの元になった別冊少女コミックは、萩尾望都の『ポーの一族』『11人いる!』、吉田秋生の『BANANAFISH』、田村由美の『BASARA』など数々の名作を生んだ場であり、今もflowersでご活躍されている漫画家さんがご活躍していました。 flowersのもう一つの前身であるプチフラワーでは、24年組では竹宮惠子の『風と木の詩』、木原敏江、大島弓子や山岸凉子の短編、ポスト24年組と言われる佐藤史生、ささやななえ、そして彼女らの次の世代にあたる岡野玲子、吉野朔美、西炯子などなど、常に新しい少女漫画の価値観を生んでくれた多彩な作家陣でした。 つまり、月刊flowersは、既成価値観を壊し戦い抜いてきた作家陣の意志が残された、小学館の唯一の少女漫画雑誌なのです。 前置きが長くなりましたが、『風光る』がここまで見事な最終回を迎えられたのは、今現在のflowersに、前述した数々の巨匠たちの影響が残っている故だと思います。 また、『風光る』も、停滞している少女漫画の既成価値観に対し、23年間ずっと戦ってきました。 その功績の一つが、それまで難しいと言われていた、少女漫画で史実に沿った歴史ものを、最後の最後まで描き切ったことだと私は思います。 そしてその結果の、この最終回…!! flowersがなければ、この最終回は描けなかったのでは…?ともまで思います。 この完結を読むことができて、作品にとって雑誌というのはとても重要なんだな…と思うことができました。 (作品自体の感想は、以前書いた口コミを読んでいただけたらなと思います…!)
たか
たか
1年以上前
いや面白れ〜〜〜!!!!言いたいことはそれだけです…もうホントおもしろい…!!マンバの新連載トピックで知り、フィギュアスケートが題材だということでワクワクしながら読んだのですが、軽く期待を超える面白さでした。 (▼1話の扉絵。ブレードに司の目が写ってるのがいい…) https://twitter.com/medalist_AFT/status/1264572407127306240?s=20 世界トップレベルのフィギュアスケーターを多く排出しているだけあって、漫画界にも枚挙に暇がないほどたくさんのフィギュアスケート漫画があるんですよね。 少年・青年・少女・女性、全ての雑誌区分で「男女シングル・ペア・アイスダンス」の全種目が描かれてるのは本当にすごいことだと思います。 そんな多種多様なフィギュアスケート漫画があるなかでも、この『メダリスト』は抜きん出てる…!! まず、「フィギュアスケート界」の概要をこれ以上なくわかりやすくかいつまんで説明していて見事…!! ・スケーターは大学卒業を目処に競技から引退する ・全日本選手権は「甲子園」のような憧れの大会だけど、最近レベル上がりすぎててやばい ・スケート靴は、片足にインとアウトの2つ刃が付いている ・プロ(ショーで滑るスケーター)になれるのは一握り ・5歳頃からスケートを始めるのが普通 というように、スケヲタには当たり前すぎるフィギュアスケート界の「設定」を丁寧に描いていたのがすごく良かったです。 (地味に一番感動したのが、スケーティングの解説。選手じゃない人間にはただ滑ってるようにしか見えませんが、その「ただ滑ることにも技術が費やされている」。それに言及してくださったことが、スケート好きとして嬉しかったです) そしてなにより、メイン2人の来歴が他になくておもしろい…!! 主人公・司(26)は学生時代に独学でスケートを学び、20歳をすぎてから初めて指導者の下で教えを受け全日本選手権出場。スケートリンクのスタッフとして働くかたわら、ショースケーターにも応募している。 この司みたいに、「形を変えてフィギュアスケートにしがみついている」という、リアルな実力の「スケーター」を描いたスケート漫画は初めて読みました。 いままで自分が出会ったフィギュアスケート作品の主人公は、全員高いレベルにいる有望な「選手」。 これってよく考えればサッカー漫画で言えば、プロを目指す高校生とか、プレミアやブンデスリーガに挑戦するJリーガーが主人公ってことなんですよね。 そういう一握りの一流の物語ばかりしか読んだことがなかったので、司のリアルな設定にはワクワクしっぱなしです。 そしていのり(10)もまた、テキストを読み込みながら独学でスケートを学んでいる小学生の女の子。 この10歳という、一流を目指すにはギリギリの年齢もいいんですよね。本格的にフィギュアを習い始めたのは12歳(!!)というジョニー・ウィアーを思い出して熱いです。 はぁ…面白い。 いや〜もうホント面白かったので、久しぶりに電子版のアンケート入れてきました。 https://twitter.com/medalist_AFT/status/1265135657426358273?s=20 なお雑誌の柱コメントによると、作者のつるまいかだ先生もフィギュアスケートをされているそう(納得) ゴチャゴチャ書きましたが、フィギュアスケート界を高解像度で描いた読み応えバッチリのスポーツ漫画なので、とにかく1話を読んでほしいです。
sogor25
sogor25
1年以上前
小犬丸さんは、ちょっと不器用でちょっと臆病な女性。なので就職先でも仕事が上手くできず、人間関係も上手に立ち回ることができず、でも不満を誰にも打ち明けることができない。そんな彼女と同じアパートに住む男性・木下さんが偶然アパートの屋上で出会うところから物語が始まる。 社会に上手く迎合できない主人公の女性とそんな彼女を助ける男性という構図は、どことなく「アスペル・カノジョ」を彷彿とさせる作品。違いを挙げるとするなら、小犬丸さんは特別奇怪な行動をするわけではなく、あくまでちょっと人より不器用で、自己肯定感が低くて、引っ込み思案な女性だということ。それが極端にデフォルメされて描かれているように見えるけど、誰しもがどこかしらに彼女への共感を覚える部分があるはず。公式のあらすじには"「コミュ障」なのか「アスペ」なのか…"とあるけど、私には彼女そういう病名ではなく、等身大の1人の女性のように見える。 そして彼女に対する木下さんの振る舞いはというと、場面場面で臨機応変に立ち回っているけど、基本的には"全肯定"で一貫している。これが小犬丸さんの自立へと向かう物語なのであればもっと違った方向性があるかもしれないし、そういう意味でこの作品は全ての人に好まれるような作品ではないのかもしれない。それでも、この小犬丸さんのこと、延いてはこの作品の存在を認めてもらえるような世界であればいいなと思う。 1巻まで読了