名無し
1年以上前
今週のネタバレ 火炎ビンが二郎に直撃、炎上しだし、喜んで身を乗り出すAチームの姿を早乙女達も確認する 二郎は顔含む頭部に火がついた状態で行き止まりまで追い詰めた沼口にのしかかろうとする 沼口は蹴飛ばそうとするが、二郎をどかせることはできず、牙をむき出した二郎に今にも喰い殺されそうな状態 早乙女が沼口を救出するために石を掴み、二郎の背中を殴りつける 二郎は早乙女を激しく振り払い、岩場に叩きつけられる早乙女 倒れ込んだ早乙女はそばに鋭く尖った岩があることに気づく 標的を早乙女にいったん二郎は切り替えかけたようだったが、清水が少し高いところから (残弾2!!使いたくはなかったがー) と銃を二郎に向けて発砲する 銃弾はたしかに二郎に当たりはしたようで鳴き声を上げる二郎だが、大きなダメージを与えるには至らず、清水のいるところまで駆け上がり、清水の手から銃を弾き飛ばしてしまう 遠くに転がっていく銃 次に千葉がナイフで二郎の脇腹を強く刺す 痛みに呻く二郎は千葉を掴んで地に叩きつける しばらく立てなくなる千葉 早乙女は足の痛みに耐えながら岩場を登り二郎を追いかける 宮田も後を追う 銃を探している清水 早乙女は二郎の火のついた体にしがみつき、腕を火傷しながら、抱え込むような体勢をとる 宮田は(まさか…)と予感を感じる 早乙女は再び「流れ星」を再現しようとしていた 「死ねぇ〜〜」 一声叫び、二郎を持ち上げる早乙女 「やめろぉ〜」 絶叫する宮田 早乙女は二郎を道連れに、さっき見つけた鋭く尖った岩めがけて飛び降りる しかし、二郎は空中で体を回転させ、笑っているような表情を見せた 二郎の抵抗で二人は岩に突き刺さることはなく、鋭利な岩のそばに落下した 二郎は力を込めて立ち上がり、先程の戦闘でダメージは負い続け、頭も燃えている状態なのにいまだに致命傷には至っていない不死身ぶりを見せつける (な…なんで死なないんだ… …まさに『怪物』) 戦慄する早乙女やAチーム その時、二郎の背後の崖から宮田がピッケルを手に飛び降り、奇襲をかけようとしていた 驚く早乙女 (渾身の力をふりしぼれ 限界を超えた力を出せ  あの時…地の底で目のない猿に囲まれた時 俺はとっさにサッチーに助けを求めてしまった 助けようと決めた男に助けられた このままじゃ佐藤さんに合わせる顔がない 終わらせるー) 二郎にピッケルを振り上げながら思う宮田 (乾坤一擲けんこんいってきー) とすべての力を込めて二郎に向かっていく宮田で 次号(1月8日発売号)へ続く 今年はどんどん長くなっていくネタバレを読んで頂き、ありがとうございました 来年も良ければ、よろしくお願い致します
名無し
1年以上前
今週のネタバレ 小猿たちは全てが炎に焼かれたわけではなく逃げ延びたものもいる 腕に火がついて苦しむマコトの元へ駆け下りながら考える早乙女 (Aチームが投げ込んできたなっ火炎ビン…この鍾乳洞のどこかに潜んで俺達や猿の動向をじっと見ているんだ) 着地の時、岩砕山での後遺症の激しい足の痛みを感じるが、マコトに駆け寄り自分の上着でマコトについた炎を払い、消し止める 「しっかり!!もう大丈夫だ!!」必死の形相で抱き起こす早乙女の顔をまだ怖がるマコトは早乙女の腕から逃れようとし、ピッケルを携え早乙女を助けに来た宮田の方にしがみつく (…嫌われているのか…?なぜ…)とちょっとショックな早乙女 生き延びた多くの小猿たちは早乙女達を囲むように鳴き声を上げている 早乙女は立ち上がりながら思う (この足の痛みが思い出させる 岩砕山の7日間…そしてーこの猿) 燃える火炎ビンの炎を背に不敵に笑っているような大魔猿の二郎がそこには立っていた 二郎は岩砕山の大魔猿よりも大きいらしい 宮田は震える足で、二郎と戦うのには圧倒的に準備が足りていない、こんな武器では絶対に勝てないことを思う 早乙女は「宮田 その子を連れて逃げろっ俺が時間を稼ぐっさぁ来い猿!!」 そう言って腕を広げる そこへシマが山刀を振り上げ二郎に飛びかかってくる (森で死んだみんなの無念 俺の怒り) シマにとって特に思い入れの深いダイブツ、マリ、チョウさんの顔が浮かぶ 「思い知れぇぇーっ」 しかし、山刀は二郎の肩付近に当たったが、二郎にダメージはなく、山刀の方が折れてしまう 二郎は蓑の下に頑丈な鎖かたびらを身に着けていたのだ 折れた山刀を見つめて震えながらショックを受けるシマ 早乙女は宮田に早く逃げるよう促す しかし宮田は意を決したように「ダメだっ!!」と言い切る 息を呑んだような早乙女とシマ 宮田は、猿には襲われないマコトに隠れているように言い、「3人でやろうっ勝てるかどうかじゃない…っやらなきゃならないんだ!!」ピッケルを構え二郎の方を向く宮田 それでも宮田を案じているらしく、返事ができない早乙女 そこへもう1人加勢が現れた 「沼口さん!!」 驚く早乙女と宮田 「…さすがにこの状況はただ見ている訳にはいかない」汗をかきながらもナイフを構えている沼口 (4人で殺す!!)と集った早乙女、宮田、シマ、沼口が二郎に対峙するところで次週へ続く
名無し
1年以上前
今週のネタバレ ここが猿のエサ場だと理解した一同は一刻も早く移動しようとするが、シマは皆に、もう少しだけ待ってほしい、りょうちゃんねるメンバーの遺留品を探させてほしい、皆さんだけ先に避難してくれても構わないから、と必死に懇願する 一同は焦りはあるものの、早乙女が代表して ここを『宝の山』と表現し直し、ギリギリまで探すことに同意し、他のメンバーも賛成する しかし遺留品は見つからないまま時間がすぎ、日の光が弱くなってきた頃、宮田が遠慮がちにシマを促し、シマも肯く マコトは「おうちかえる」と母親の遺体と暮らしてきた岩穴の方を指し示し、一同はその中に移動する 母親の遺体にはさっきの遺留品の山で拾った大きめの布を「お布団」として被せた 虚ろな目で母親の遺体のそばに座り込んでいるマコトのこの2年間の苦しみを思い、一同は沈黙する 宮田は「若い二人組と猿」という犯人たちを「岩砕山で会ったあいつらじゃないか」と推測し、 葉山も、あの穴からエサが与えられているなら、この上の土地の所有者が猿の飼育者に違いないと推定する 赤崎は「話を聞いてみたいなぁ きっとその人は猿の全てを知っているんだ」とワクワクを感じているよう シマは「ケジメはつけるッスよ…絶対に!!」と歯を食いしばり、早乙女も肯く マコトが入れられた洞窟の出口は下の方にあり、ずっと真っ暗で明かりが無く、それでマコトは今まで行けなかったそう 一同の手元にあるのはオイル缶で、中身はAチームに抜き取られているが、缶を開いて布で拭き取れば少しは残っているから使えるだろうことに希望を見出す しかし、シマの探しものが見つからなかったことはシマと共に悔やむ ふとマコトが何かを感じ取り、「きたっ」と穴の外を伺う ギィギィと鳴き声がし、50匹はいるであろう小猿(眼球あり)の群れと大魔猿の二郎が姿を表す マコト曰く「おさるここにはこない ママのおうちだいじょうぶ」とのことでこの岩穴は安全らしい ピイイイイという笛のような合図音が穴の上から聞こえてエサやりの時間が始まった エサの内容はクズ野菜や果物など、動物園のエサやりと同じだった 一同はマコトがいつの間にか岩穴を抜け出し、猿の群れに近づいていってることに気づく 葉山が助けに行こうとするが、マコトは猿に襲われることなく、猿に無視されながら一緒に野菜をかじっており、「敵ともエサとも思われていない」が本当だったことに安堵する 突然、群れの中の大魔猿が何かの気配を察知したと思うと、上から火炎ビンが2本、猿の群れに向かって投下された 大魔猿は動じず、火炎ビンも当たらなかったが、小猿は燃え広がった炎に巻き込まれ、苦しむ 一同は突然のことに驚くが、その炎はマコトも巻き込み、袖に火がついてしまう 早乙女がマコトを救うため岩穴を飛び出し、駆け下りるところで次週へ続く
名無し
1年以上前
今週のネタバレ 突然姿を現した子供に驚く一同 少年は「あ…あ…」と言葉にならない声を発しながら 震えている 早乙女が思わず大きな声で呼びかけると、少年は怯えて逃げ去ってしまう 早乙女は「サッチーお前顔が怖いんだよ」と宮田に窘められる 走っていく少年を葉山を先頭に追いかける 少年は素早く岩穴に身を隠してしまう 葉山が中を覗き込むと、身を縮こまらせている少年と 少年の死後かなりの年月が経過している母親らしき遺体が横たわっていた 「あ…あ…」とやはり意味のある言葉は発さずに、早乙女達に怯える少年 葉山が前に身を乗り出し近づくと 「あ゛〜っ」と叫びながら拒絶の姿勢を示す少年だったが、葉山の「大丈夫 怖くない…怖くないよ」と涙ながらの優しい言葉と抱擁を受けると、怯えが消えたのか、 警戒を解き、安堵の表情で涙を流す 岩穴から出てきてくれた少年の周りに集まって座り、少年の話を聞く一同 少年の名前はマコトで、「いつから洞窟にいるのか」「どうしてここにいるのか」という質問に、とてもたどたどしいカタコトの言葉と手振りで答えてくれようとしていた マコトは少しずつ言葉を思い出しながら話をしてくれ、遺体のそばにあった母親の日記と合わせて詳細がわかってきた 2年前、9歳だったマコトは母親と森にハイキングに来たが、そこで二人組の若者と大きな猿に捕まり、穴に放り込まれたという(穴の中を覗き込んで笑うトオルと田畑らしきシルエット) その穴は「ずっとあっち」とマコトは場所はわかっているよう マコトと母親はこのホールに辿り着いた後猿に襲われ、母親は岩から落ちて骨折し、洞窟に入ってから4週間ほどで亡くなっている 日記には母親のマコトへの心配の言葉がひたすら綴られており、赤崎は「ダメ…もう…読めない」と体を震わせ涙を流す マコトが2年近く猿の洞窟で一人で暮らしてこれたことは、実際に5歳から10歳までをジャングルで狼に育てられた人間の例があることから、ありえないことではないという しかし、マコトは猿に育てられたというわけではなく 「…サルこわい おサルはキライ…」と言っている 食事は、先週確認した、空が覗ける岩の裂け目から落ちてくる、牛の肉など、猿の食べ残しを食べていたよう 葉山は、マコトは育てられていたというより、排除はされなかった、敵ともエサとも思われず、群れの食べ残しを食べても怒られないだけの関係だったのでは、と過去の例から分析する そこでシマがふと猿のエサは上の穴から落ちてくるのか確認するように問いかける マコトは「うん ここにおちてくるよ」と答え 一同は自分達の今いる場所を認識し、戦慄する 宮田「…マズい…ここは猿の『エサ場』だ!!」 で次回、12月4日発売号へ続く (来週は休載) コミックス4巻は12月19日発売です
名無し
1年以上前
今週のネタバレ 早乙女と宮田のいた場所は崩落したが、二人はなんとか無事だった 体のところどころから出血はあるものの、重傷は負うことなく、岩の隙間から這い出る 猿達の死骸は確認できない 早乙女達は岩の下敷きになったのだと考える 「猿が埋まって俺達は助かった…か 残りの運全部使い切ったかもな…」苦笑いする宮田 しかし、早乙女は宮田に手を貸しながら言う 「…いや 俺は前向きに考えるよ 洞窟が『生きろ』と言ってるのさ」 「…ならいいな…」笑い返して早乙女の手を握って脱出する宮田 上では赤崎が下柳の血に濡れた山刀を握りしめ、荒い息を吐きながらまだ倒れたまま意識が戻らないシマを見下ろしていた (…こいつは猿の敵 ならば今のうちにー) シマもこの場で手にかけようとする赤崎 しかし、早乙女と宮田が戻ってくる音で山刀をシマのそばに置き、下柳の遺体のそばに行き、沈痛な表情を作ってみせる (下柳の死に顔は、最期に目を閉じられたのか、あるいは赤崎が閉じさせたのか、比較的穏やかな顔だった) 赤崎「彼は…もう…」 宮田「そんな…こ…この猿は死んでるのか?どうやって…?」 「さぁ…私達は気を失っていて 目を覚ました時にはこの状態で…」 下柳のそばの息絶えたダブルマッスルを見て 「さ…刺し違えたのか…こんな…ボロボロになって…」 下柳の遺体の前に両膝をつき、涙を流す早乙女 「…ありがとう…下柳さん…」 その時シマと葉山が意識を取り戻す シマは周囲の様子を見て何事かと驚き、葉山は頭が痛いと言う 次にシマは猿との戦いで負った宮田の全身のケガを指摘し、心配する 宮田は少し考えた後で、思い切ったように早乙女に提案する 「…サッチー この人から服をもらおう」 息を呑む早乙女 「俺もお前も包帯を作って傷を押さえつけないと」 早乙女は暫く沈黙し苦渋の表情を浮かべていたが やがて「そうだな…」と下柳の遺体の前で項垂れる 「他にもブーツとか使える物は頂くぞ」 という宮田の言葉に戸惑う葉山 しかし、宮田は下柳の身につけていた物を貰い受けながら手を休めずに言う 「岩砕山じゃ死んだ人の物を使うのが嫌で…後々ひどく後悔する事になったんです 学びましたよ 生きるためには何でもしなきゃ…って」 下柳の遺体の両手を胸の前で組ませて立ち上がる二人 「必ず戻ってきます その時までお別れだ ありがとう  下柳さん」 下柳の手に触れ、礼の言葉を言い残す早乙女 宮田が先頭を申し出て「風のある場所」を目指す しかし、下柳の死に釈然としないものが残るシマ 自分の山刀と、下柳の遺体の傷を確かめているが、葉山に促され立ち上がる 先頭を進む宮田は何かの変化を感じる 「こ…これは…『風』だ!」で希望が射して次週へ続く
名無し
1年以上前
今週のネタバレ 目を閉じたまま暗闇の中で戦いに臨む下柳 カカカ音をさせながら下柳を探すダブルマッスル 下柳には、この闇の中で戦える勝算があった 下柳の居場所を見つけたダブルマッスル 下柳にタックルを仕掛けてくる (こんな感じか?) 目を閉じたままダブルマッスルの背に肘打ちをくらわせ 体から引き剥がす 飛びのいてまたタックルを仕掛けてくるダブルマッスル 同時に右脇腹も噛んでくる それでも目を開けない下柳 (猿の頭はここ 左手 背中…見えた!!) 下柳はこれまで目隠しをつけての格闘技のトレーニングも積んできていた (猿よ お前には分からんだろうがな エコロケーションなど使えなくても牙などなくても圧倒的筋力差があっても戦える技が人間にはあるんだよ これが『人の技』) (寝技だ!!) (入った!!肩固め!!) ダブルマッスルを渾身の力を込めて締め上げる下柳 ダブルマッスルは声を上げて苦しみ、さっき噛み付いた下柳の脇腹を爪で抉る (離さん!!どれだけ肉をむしり爪を突き立てようが死んでも離さんぞ!!) 更に力を込めてダブルマッスルの首を絞めあげる 凄まじい断末魔を上げてとうとう息絶えたダブルマッスル LEDネックレスの灯りをつけ、ダブルマッスルの死亡を確認する下柳 荒い息を吐く (もう…手に力が入らない…体中にかなりの裂傷…あばらも何本か折れてるか?…だが大丈夫死にはしない 『恐怖』もない) ゆっくりと立ち上がり、ダブルマッスルの死骸を見下ろす (俺の勝ちだ) 目を閉じ、涙を浮かべながら、亡き吉川に語りかける (今度は逃げなかったよ吉川…) その時背中からドッと衝撃を感じる下柳 振り返ると必死の形相の赤崎に、シマの山刀で 背中を刺し貫かれていた 「な…なんで…」 全身を震わせながら問いかける 「あなたは強過ぎる 猿の被害を最小限にするためにはこうしないと…」 顔を俯かせ山刀を震わせながら答える赤崎 「そ…そんな…」 信じられない様子の下柳 山刀に更に力を込めて下柳の背を抉る赤崎 もう言葉を発することができない下柳 「地獄に堕ちろー」 息を吐きながら呟く赤崎 少し間を開け、言葉を続ける 「…私」 ダブルマッスルの死骸の横にうつ伏せに倒れた下柳で 次週へ続く (サブタイトルも『暗闇の猿』から『暗闇の鬼』に…)
名無し
1年以上前
今週のネタバレ ナイフが折れてしまった下柳は、シマの山刀を借りる ことを思いつくが、探しているヒマはない (しかし…素手では…いや 俺がやらなきゃみんな死ぬ…やるしかない…っ振り払え恐怖を!!) 改めて覚悟を決める下柳 無数の小猿達に囲まれ続けている早乙女と宮田 宮田は遂に心が折れ、諦めかけ、早乙女に何度も謝るが 早乙女に「諦めるなぁっ 俺達があの山で生き残ったのはこんな所で死ぬためじゃない!!」と叱咤激励される しかし絶望的な状況で立ち直れない宮田は 「いっそ大地震でも来ればいいのに…あんな猿共に喰われるよりは…」と涙を流しながら吐露する その言葉に何かをひらめいた早乙女 宮田の腕を引いて起こして言う 「来い!!こっちだ宮田 見せてやるぞ…っ『流れ星』を!!」 その頃下柳とダブルマッスルの戦いは続いていた 下柳の投げた大石をかわしたダブルマッスルは下柳の腿に噛み付くが、下柳はダブルマッスルを逆さに抱え上げ、岩壁に叩きつける その拍子に早乙女が岩の上に置いていったLEDネックレスが転げ落ち、まだ地面で光ってはいるものの辺りが一気に暗くなる ダブルマッスルは照明が落ちて暗くなった途端に カッカッカッという音をさせて辺りを探るような動きをし始める その様子に何か勝機を見出したかのような下柳 「おい…猿…勝負だ」 下柳はLEDネックレスを拾い上げ、灯りを完全に消してしまう 上の灯りが消えたことに驚く宮田だが、早乙女が腕時計の灯りである場所を示す 「ここは壁がもろくなってるんだ」  「蹴っ飛ばせぇ!!」 そう言うと何度も岩壁を強く蹴飛ばして見せる 「そ…そんな事したら…崩れて…」 「そうだっ俺達が起こすんだよ大地震をっ!!後の事は…洞窟に任せる!!」 そうするうちにゴ…ゴゴゴと崩落が始まりかけているような音がして、猿達が怯えているような様子をみせる それで宮田も立ち直り、早乙女と一緒に激しく岩壁を蹴りつけだす 本格的に崩落が始まり、大岩がいくつも上から大きな音をたてて降ってくる 頭を守るように比較的安全そうな岩の隙間に身をかがめる早乙女と宮田 下柳も暗闇の中で洞窟の異変を感じるが (…いや 今は猿が…こいつに集中しろ 見せてやるぞ猿…人間の技ー総合格闘技で勝負だ!!) 目を閉じ、ダブルマッスルを前に身構える下柳 下柳とダブルマッスルの暗闇での戦いが始まるところで 次週へ続く