野愛1年以上前息が詰まる作品だった。 閉ざされた田舎の、閉ざされた教室の、閉塞感が切実でこちらまで息が苦しくなる。 女教師の性的虐待を受ける男子小学生・丸籐の気持ちが語られないまま物語が進んでいく。とにもかくにも圧迫感と閉塞感が凄い。 何より凄いのがタイトルにもあるひこうき雲が描かれる場面。 ひこうき雲ってそういうことなの、それは、幸せのひこうき雲なの?幸せとは?と大混乱。 ラストシーンもとんでもない。救いがあるのかないのか読んでほしいし読んだ人が判断してほしい。幸せのひこうき雲息が詰まる作品だった…4わかる
さいろく1年以上前見た目どう見ても普通の中高生の兄弟、実は赤鬼と青鬼の兄弟である。 鬼はほとんど赤鬼で、青鬼は低確率でしか生まれないのだそうだ。 赤鬼は人間からは嫌悪感を抱きやすいオーラを纏って見えるのだそうで、それを表現してるコマがあるのだが視界が全てゴキ○リで埋まっていて気持ち悪さを超越したヤバさが表されていた。ヤバい。 一方青鬼にはそれがないようでむしろ好感を持たれやすい。赤鬼くんは兄弟に嫉妬する日々だ。 もちろん彼らは鬼なので人間のように高いところから身を投げてみてもタンコブができるだけであった。 試してみる赤鬼くんの心境や如何に。 そんな二人のちょっと変わった日常…なのだが、設定はなんとなく「トーキョーエイリアンブラザーズ」を思い出させる。 いずれにせよ、現代社会にコッソリ潜む若い異世界人たちの葛藤を描く作品といった感じであるがどっちも好きである。鬼死ね赤鬼と青鬼の兄弟が人間社会に潜む5わかる
名無し1年以上前いまでこそ独特の画風が認知されている福本先生ですが、 かつては自他共に認める「絵をなんとかしろよ」という 立場だったとか。 その福本先生が原作を担当、絵はかわぐちかいじ先生が担当。 これで面白くないわけがないという思いと、 豪華すぎてもったいない組み合わせという思いの 両方を感じました。 かわぐちかいじ先生もストーリー作りの実力は 最高なのですから。 けれどいい意味で 独特な状況を考案し設定する福本先生の創話力と 静かなシーンにも巨大な熱量を感じさせる絵を描く かわぐちかいじ先生の画力が 見事に噛み合って相乗効果を生んでいます。 名作詞作曲者と名歌手の組み合わせの神曲、 それも、けしてクラシック音楽みたいな名曲ではなく、 歌謡曲みたいな、わかりやすくて面白くて 誰もが聞いた瞬間に楽しいと思う名曲。 作詩・阿久悠、歌・山口百恵の曲みたいな。 そんな曲を思わせる、そんな漫画でした。 告白~コンフェッション~サバイバルな頭脳戦4わかる
野愛1年以上前大食いisスポーツ。 作品の中でも大食いをスポーツにするのだ!という描写があるが、まさにスポーツだしめちゃくちゃスポ根漫画。 食材を冒瀆する巨大な敵を倒すべく、美味しくたくさん食べて倒す姿に感動…はしないけど、スポーツ漫画的カタルシスはじゅうぶんに得られる。 とにかく、食材を美味しく食べることを大事にしている主人公・満太郎に好感が持てる! …ホットドッグのパンを水に浸して食べて世界をとったフードファイターが実際にいたけども、あの食べ方は満太郎的には無しなんですかね。 喰いしん坊!大食いisスポーツ。…3わかる
名無し1年以上前必ずしも正当派の料理漫画ではないと思う。 少々ジャンク料理っぽいという感じがあった。 セオリーや、かける時間や原価などのコストを 無視している感じの話もありました。 けれども焦がし葱ラーメンとか、 作ろうと思えば出来ないことはない、 これなら自分も試しに作ってみようかな、と思わせる、 みたいな料理が多かった印象があります。 それで作って食べて不味かったらどうしようもないですけれど、 作りたくなって作ってみたら楽しくて、 味わってみたら美味しかったという料理はありました。 あくまでも私的な感想ですが。 なんだろ、一周まわって現実的な漫画というか? ミスター味っ子再現可能な料理が満載2わかる
Pom 1年以上前鈴木望先生の青に、ふれる。 最近2巻が発売されましたが太田母斑とゆう生まれつき青いアザがある女の子のお話。 初めて知ったことはもちろんのこと、色々と考えさせられる。自由広場みんなが気になっているおすすめの新連載を教えて!2わかる
karin1年以上前このテーマを漫画でこんなにも読みやすく伝えられるってすごいことだと思う。 どの業界でもそうだろうけれど、 昔ながらの業界の普通から抜け出して、 今の時代に合わせた仕事の進め方、やり方にしていくとき、必ず新旧の摩擦が起こる。 1巻のラストは衝撃です。マンガに、編集って必要ですか?深い!1わかる
さいろく1年以上前人類vs.鶏!と思いきやそんなちっぽけなスケールではない(文字通り)天才マンガ家楳図かずお先生の超名作。 本作を知る人と知らない人とでは大きく人として異なる、14歳を読んだ者と読んでいない者だ。 人類の存亡をかけたサバイバルと息をつく暇もない怒涛の展開は圧巻(よく聞くフレーズ)で、不気味な生物チキン・ジョージの魅力もさながら、作中で滲み出る「アメリカ」という自由の国への羨望のようなものが時代を物語る本作を大人になったのに未読なのであればそれは羨ましい。読み返すだけでもこんなに凄いんだから。14歳動物代表、チキン・ジョージ3わかる