ライブマシーン
六本木のナイトクラブで演奏する凄腕のジャズ・ピアニスト、有山礼二。その裏の顔は、コードネーム「ライブマシーン(殺人機械)」と呼ばれる殺し屋だった――。アフリカの戦場で鍛え抜かれた傭兵としての技術と経験、そして殺人者としての資質を『Q』と名乗る華僑の男に見抜かれた礼二は殺し屋としてスカウトされ、Qに依頼されるままに政財界の大物たちを葬り去っていく。だが、Qからは知らされていなかったが、礼二が殺した男たちは、『弓弧会』と呼ばれる秘密組織のメンバーばかりだった。自分たちが何者かに狙われていると気付いた『弓弧会』は過激派テロリストたちを雇い、敵対者の捜索と殲滅を命じるが…。ハードボイルド・アクションの傑作!
下町の太陽
「人様を照らすような太陽のような人間になれ!」。先祖伝来の土地・田畑を担保にして学費を作り自分を医大へと進ませてくれた母の言葉を胸に医師となった青年・水野太陽。2年間の研修医期間を終え荒川沿いの下町にある『河原病院』に勤めることになるが、そこでいきなり余命一か月の末期がん患者・東野の主治医に任命される。『医者になったものが最初に現場で学ばなければならないことは“医者なんて無力だ”…ということを学ぶことです』。院長の言葉に最初はそんな無茶な…と思ったものの、太陽は東野と必死に向き合い…。軽薄でスケベながら涙もろく情に厚い熱血青年医師の成長を描いた、人情派医療コミック!
魔獣戦士
聖戦士軍による獣人の殲滅戦が続く地球。獣人最強の戦士『片眼のキバ』は、聖戦士の大軍に囲まれてたった独りで戦い抜き、敵を全滅させたが、自らも重傷を負って死に瀕していた。その彼を救ったのは、美しい人間の女性・天使。しかしキバは記憶を失い、仲間の異形種芸団と行動を共にする。しかし聖戦士に襲われた異形種芸団は全滅。無力になっていたキバは捕らえられた。そしてキバは、聖戦士の首領・リリスに両腕と両足を切断され、弄ばれた挙句に皮を剥がされ野に晒される。リリスは、天使のもう一つの人格だった。獣人最後の砦『聖塔アスカ』には、最終兵器・闇の聖獣が差し向けられる。復活したキバは、獣人の未来をつなげられるのか?
WIND SOLDIER
二十四世紀の地球。世界を統括していた人工頭脳に人類が反逆して『変動期』となり、地上には小さな基地に残る生者と、地を埋め尽くす死者(ゾンビ)の戦いが続いていた。新人類のリリー、ケン、キラーは、それぞれの使命と運命を背負って、多くの生と死を体験していく…。宇宙の意志とは?地球とは?神もまた、時の旅人に過ぎないのか?独自のイマジネーションに満ちた、松久由宇ワールド。
スター・ロード
人類が終末を迎える半世紀前。一人の少年のファンタジーからこの物語は始まる。木登り好きな少年が分け入った山で発見したのは、かつて見たことも聞いた事もない大木だった。天に届くかと思えるその大木の頂上に、煌々と輝いている一番星を見たとき、少年は決心をする。あの星を、この手に掴まえてやろう!そして少年は大木を登り始めた。だが眼下に見える深淵、決して届かぬかもしれない星の輝きに、彼は悩む…。終末を迎えた地球人類の、追い求める希望と夢は?未完に終わったSF叙情詩の傑作。「スター・ロード」(1木に登る少年)(2ケセラセラのバラード)(3エミちゃんのレクイエム)(4生者も死者も)(5地球最後の日)他に「最後の少年」「白い虹」「逆10時の鎮魂歌」「制限時間」を収録。
こちらダイヤル100交番
番長、助手、ウラさんの驚異の三人組・デッカメンは、ピストル強盗追跡、全国どろぼう会議潜入捜査など、大活躍!? しかし、ひょんなことから番長と助手の二人は日本から姿を消し、ロンドン、パリで二代目シャーロックホームズとして私立探偵になるが…。1974年~1976年まで小学館の「小学5年生」で連載された痛快ギャグマンガです。
将軍のボディーガード
小池一夫原作、叶精作作画による注目のオカルト&ファンタジー・ラブコメ。剣術の腕が認められ、将軍を警護する“お小十人組”のひとりに採用された大久保永遠(とわ)。しかし恋人の過子は彼が危険な仕事に就くことに反対する……。剣術の極意をボクシング、サッカー、野球などのスポーツになぞらえて解説するという斬新なスタイルが画期的な作品。1980年1月から1985年8月まで「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載。また、1986年には東映からOVAの劇場公開版も制作された。