30年会社勤めをしている野村伸一は、上司に評価されずいまだに係長。はっきりと「会社には要らない人間だ」とまで罵られ悶々としている矢先、妻の不倫、そして娘二人の非行の事実を知ってしまう。呆然とする野村は、ふいに“働きアリの法則”を思い出す。働きアリの集団は、20%のよく働くアリと、60%の普通のアリと、そして20%の怠け者のアリで構成されているという。普通のアリだけのグループにを作っても、その中でまた同じように自覚的な働くアリと怠け者のアリが出現し、比率は延々変わらないのだとか。“自覚するアリ”になろうと、会社に辞表を出し、妻に別れを告げた彼の前に、自らを「神様」と名乗る美女が現れ…!? 男の絶望と再起を描く表題作「人生再星の詩」と、父の死後、かつての父の恋人と共に“父の隠し預金”を探すことになる男の物語「星の絆」の2編を収録! どちらも、「あの頃思い描いた未来」とは違う今を生きる男の物語です。人生の道の途中、立ち止まり、自分の足跡を振り返る… そんな時にそっと背中を押してくれる“恋”が描かれています。
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西郷隆盛の遺志を継ぐ頭山満の勇躍を見よ。上下巻に分けて配信。漫画家・小林よしのり氏の大人気シリーズ『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版。今日、我が国の指導者たちからは「アジアの成長を取り込む」という文句がしきりに発せられる一方で、日本はアジアの中でどうあるべきか、どういう形でリーダーシップを発揮していくのか、その思想や戦略が具体的に語られることはほとんどありません。明治から昭和まで日本における政治・思想に多大な影響を及ぼした政治結社「玄洋社」の中心的人物である頭山満は「アジア主義」を掲げ、いたずらに西洋列強を模倣することに警鐘を鳴らしていました。当時、日本は江戸幕府が列強と結んだ不平等条約に苦しんでいました。ところが、大隈重信ら藩閥政府が不平等条約の改正に動きましたが、実態はむしろ「改悪」でした。明治維新の元勲・西郷隆盛の思想は藩閥政府には受け継がれず、欧化政策を推し進めていました。国会もまだ開設されていないそんな時代に、藩閥政府の政策に異を唱え、欧米の帝国主義から日本とアジアを守ろうと頭山満とその仲間たちは奔走しました。彼らの軌跡を振り返り、敗戦によって分断され、忘れ去られた日本人の思想史に光をあてます。フィックス型EPUB109MB(校正データ時の数値)。【ご注意】※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。