興味本位で読んでみたら、進撃の巨人よりもケッコウ
仕事帰りに一杯ひっかけて帰りの電車でレビューを確認ふさわしいに違いない作品。4巻も出たしね。 マンガ、カイジのスピンオフで、ハンチョウなる中ボスがカイジに会う前の話。 過酷な仕事の合間の休日をどうすべきかの哲学にあふれて、出てくるメッセージはなかなか含蓄がある。 「大人であるべき場面で子供じみた行動をし、子供であるべき場面で妙に大人ぶる」とか。 そうだ、これは、働きづめの僕らに向けられている。 社畜な毎日を送る自分としては気づかされるシーンも多いが、しかし、一方で、こいつ偉そうなこと言ってるけど、多額の借金で地下に沈んでるんだよな?という前提に立ち返れば、人生の教訓をえつつも、マンガにツッコミを入れて、溜飲を下げて、明日の社畜な一日も乗り切れる気がするよ。
いろんな世代の人がニヤニヤしてしまう幅広い小ネタの連続、グルメだけではなくレジャーや観光などもカバー、そして時折訪れるなぞの感動。 大人(という立場とか概念とか)をおちょくるのが上手いなあ。カイジをチンチロ編までちらりとでも読んだことがあれば十二分に楽しめる、取っつきやすい内容だと思う。
ウシジマくん、殺し屋1などのアウトロー系要素とよつばと!みたいな日常系のほのぼのが信じられないくらいにうまく融合され、さらにそこにギャグ要素まで詰め込んでいるのに全く違和感なく面白い! 話のテンポも早く今一番ヤンマガで面白い漫画だと思います。
思わずふっと笑ってしまう… 主人公がマジ強いけどその強さを隠す この設定最高です
①際どいサービスカットのない話数が存在せず、②あの手この手でラッキースケベを引き起こし、③掲載誌で1・2を争う画力を惜しみなく発揮し、④そのくせ全年齢対象のため肝心な部位は描かれず、⑤ストーリーは辛うじてラブコメの体裁を保つ程度のものである。 とりあえずこれら5つの条件…とりわけ①③⑤にあてはまるマンガを仮に「一般誌のニアエロ漫画」と呼びます。最近増えつつあってしかもどれも売れてますね。「終末のハーレム」「無邪気の楽園」あたりを筆頭に、「パラレルパラダイス」や「監獄学園」「デスラバ」もこれに近い分類かもしれません。ただこの世代における「一般誌のニアエロ」ブームを作ったのはやはり「ToLoveる-ダークネス-」の大ヒットなんじゃないかなって気がしてます。そして、ToLoveるの持つ上述の5つの要素を余すことなく持っているのが「なんでここに先生が!?」なのです。 「一般誌のニアエロ」人気の要件としては 【A】物語の要素としての性交渉が極力持ち込まれず、 【B】一般紙で許されるギリギリを攻めることで 【C】成年向けでは得られない特別感・背徳感を得る。 これABどちらも重要です。もし性交渉もしくは行為があったと匂わせる場面を描写してしまうとそこにシリアスな意味が生まれてしまい、条件⑤を満たすのが難しくなります。大袈裟にたとえるなら「チェーホフの銃」みたいなものです。主人公とヒロインの関係になるべく波風を立てないためにも【A】は守られなければなりません。(「パラレルパラダイス」に関しては物語において性交渉は重要なカギであるにもかかわらず、性交渉しないと話が進まないこともあり、セックス投げ売り&大暴落しているので【A】を満たしていなくても現状問題はないように思われます) また、【B】を踏み越えた先(成年向けの領域)にあるものは (a.)結合部や陰部の描写と (b.)行為が明確な描写を伴って官能的に描かれること この2つが主かなと勝手に思っているのですが、ハードル(a.)は一般紙で踏み越えられることはまずなさそうです。ハードル(b.)は少女漫画やBL漫画、一部の青年漫画(主要登場人物の男女が愛情で結ばれる、悪意ある暴力行為が行われる、など、ストーリーの構成要素として描かれる)、あとは例外的ですが週刊少年マガジンの袋とじのようなオマケ漫画……で見られますが、いずれを見ていても思うのは「行為の描写」そのものを楽しむなら多少値は張っても18禁の本を読んだ方がずっと実用的だなってことですね。【C】を得るには【B】をとことん攻めたほうが効果的なはずなのに、行き過ぎて(b.)にまで踏み込んでしまうとじゃあ成年向けでいいじゃん、という矛盾を起こしてしまう。消費者はワガママですね。 結局すべてをバランスよく満たした「ToLoveる」、そして「なんでここに先生が!?」が一番優れているという結論に……。 ちなみに個人的には「終末のハーレム」「デスラバ」が読み応えあって好きなんですが、ストーリー色が強いのでそういうの要らないって人は多いかもしれないですね。
すんげぇ殺し屋が休業するよ‼︎ って話。 一般人の気持ちなんか1ミリも分からない佐藤(すんげぇ殺し屋)が一般人に合わせる様はマジで爆笑。 他にも魅力的なキャラクター達が数多く登場します。ぜひ読んでその面白さを体感してみてくださいっ! YouTubeにも動画あげてます↓ https://youtu.be/qpxUtTFeVaI
こういうジャンルの漫画はあまり読まないのですが、興味本位で読んでみたらめちゃくちゃキモくて怖かったです。 キモくて怖いのが好きな人にはおすすめします。
少年の心全開のハンチョウに人生哲学を学べるかも!
カイジのスピンオフ作品で地下チンチロ編のハンチョウを主人公にしたグルメ漫画です。 ハンチョウの店選びは完全にツボです。ちょうど食いたくなるような店選びをしてくるので、作者のセンスを感じてしまいます。時折みせるハンチョウのクズさかげん!発売したての新刊3巻はハンチョウのあふれるクズが最高でした。この圧倒的面白さがいつまでも続くことを願っています。
伝説の殺し屋「ファブル」がボスの指令で一般人として普通の生活を送ることになるが、案の定、普通の生活が送れるはずもなく、トラブルに巻き込まれていくという話。 あらすじだけだと、ドタバタ系かな?絵柄だけだとシリアス系かな?と先入観を持つ方がいらっしゃるかもしれない。 それ、全部当たってました。 私もそんな先入観を持っていました。 周りにすすめられるまま読んで見ると 見事にシリアスにドタバタして笑えて痺れさせてくれました。 プロとして一般人になりきる佐藤のことがどんどん好きになっていきます。 序盤で喧嘩にワザと負けるシーンがそれを象徴しています。(画像参照) ハマっていくうちに、南先生特有のセリフの後に「ーーーーーーー」が入るのも違和感がなくなっていくし、なんなら使いたくなってきます。 おすすめです!!!
講談社漫画賞の一般部門を受賞した! いやー嬉しい。もっと読まれて欲しい。。。 http://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/20170509mangashoHP.pdf
興味本位で読んでみたら、進撃の巨人よりもケッコウ